英単語のアナトミー


Last update July 6, 2014




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戦略 2. 単語を自分の「人材」とみなす

英単語を擬人化するということではありませんが、未知の単語は初対面の相手に例えることができます。なぜ単語が人間なのか?その例えには無理があるのではないかと思われるかもしれませんが、人間も生き物であると同様に、言葉も生き物です。時代とともに変化しますし、他の単語との組み合わせによって(人間なら付き合う相手によって)、良くも悪くもその印象やイメージが変わることもあります。

そして、その単語を使いこなすということは、表現するという自分の仕事において「人材」を使いこなすことに通じます。つまり、表現者は、大事に注意深く言葉を組み合わせ、言葉に意図する意味を伝えてもらうよう努力しなければなりません。だからこそ、未知の英単語を調べるときも、初対面の人材に出会うくらいの心構えがあってもいいと思うのです。

使いこなそうと思えば、まず相手のことを知らなければなりません。そんなとき、私たちはどうするかというと、相手の自己紹介を聞く、第三者にあらかじめ相手のことを聞くなど、相手の基本的情報を得ようとしますね。それが辞書では、意味の説明に相当するわけです。その基本的情報を聞きながら(読みながら)、「この人はどういう人か(どういう言葉か)」ということを自分なりに見極めようとするのではないでしょうか。

そして、それが仕事の関係であれば(その単語を実際に使おうとするならば)、どういう場合に、どういう内容でその人材(言葉)が使えるか、他のどんな人材と組み合わせればより効果的であるか――といったことを考えながら相手のことを知ろうとするはずです。少なくとも、人材を大切にしている人(言語表現を大切にする人)ならそうするはずです。そして、大切にしているからこそ、いざというときに、快く協力してもらえるし、良い結果を出せると思うのです。

ここで大切なことは、相手(単語)のことを知るとはどういうことかということです。それは、与えられた紹介文(説明文)をすべて、そのまま頭にたたき込むということではありません。これまで会った人たちの家族構成から友人関係、学歴、職歴、スキルなどをすべて覚えているという人はいないはずです。そんなことをすれば頭がパンクしますね。単語も同じです。辞書の説明をすべて丸暗記するなどということは、はっきり言ってナンセンスです。丸暗記できたとしても、説明文を字面的に覚えただけでは使いこなすことはできません。

そのサイトがそこにある限り、いつでもそこに戻って確認すればいいわけで、すべて覚えてしまう必要はないのです。では、どうすることが「知る」ことなのかと言うと、そうです、人間関係と同じなのです。「あの人こんな人だったな」、「確かこんなスキルや経験があると言っていたな」という程度の知識を感覚的にイメージとして覚えておけばいいのです。ハードな詳細として記憶するのでなく、ソフトな感覚的イメージとして脳裏に置いておくわけです。

また、人材には「履歴書」というものがありますが、単語にも「語源」というものがあります。英単語の語源は、たいていがラテン語やゲルマン語で、そこからフランス語を経由したり、古英語に借入されたという歴史があります。語源となった語の本来の意味を知ることも、単語のイメージ形成の参考になるでしょう。

初対面の人間の本質を見抜くこともそうですが、単語を感覚的なイメージとしてつかむことは、決して簡単ではないかもしれません。しかし、訓練することで少しずつ慣れてくるはずです。また、同じ単語であっても、感じ方や受け止め方は人によって少しずつ異なるでしょうし、個人の経験によっても変化してくると思われます。これも、同じ人間や同じ言葉であっても、人によって受け止め方が違い、その受け止め方もいろんな要素によって変化することを考えれば、しごく当然のことと言えるでしょう。

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