句読点
Posted September 16, 2003

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句読点のいろいろ

クエスチョンマークは「わからない」とき、ビックリマークは「ビックリ」したとき、コンマは「休憩」、ピリオドは「おしまい」。そう言えばアポ…なんとか、なんてのもあったっけ。確か I'm  とか she's とかの「汚れ」みたいなヤツ。あとコロンとかセミコロンとかも聞いたことがあるけど、どう違うのかな?どうせ、マル、チョボの類だから、あんまりこだわらなくてもいいんじゃない?それより、肝心の英語をどうして上達させるかなんですよねー。

などとお考えの方も多いかもしれません。しかし、実際、句読点をおろそかにして英語の上達はないと言っても過言ではありません。例えばコンマひとつの有る無しによって、ニュアンスが違ってくる場合もあるわけです。優れたコミュニケーションの真髄はニュアンスを感じ取ること。これは、日本語であろうと、英語であろうと、ボディーランゲージであろうと変わりません。
次の例を見てみましょう。

(1)She had bread, coffee, and ham and eggs for breakfast.
(2)She had bread, coffee, ham, and eggs for breakfast.


彼女が朝食に何を食べたかということを言っていますが、問題になっているのは、赤い文字の部分です。ハムの後にコンマが有るか、無いかという違いです。その赤文字部分の違いを絵で表してみると、以下のようになります。

(1)She had bread, coffee, and for breakfast.
(2)She had bread, coffee, for breakfast.

ハムの後にコンマが無ければいわゆる「ハムエッグ」となり、ひとつのものとして扱われます。逆にコンマがあると、ハムとエッグ別々のものとして扱われます。(1)は、ハムエッグを食べたことになりますが、(2)では、朝食に生ハムをつまみながら、生タマゴを飲んだということにしてもいいわけです。もちろん、ハムとタマゴ、どんな食べ方をしても、胃に入ってしまえば同じですが、コミュニケーションとしては問題がありますね。

句読点の役割

当然のことながら、句読点が存在するのは書き(読み)言葉のなかだけですが、かっては、声に出して読むときの「息つぎ」の役割を持っていたそうです。つまり文章の意味的な記号ではなく、朗読用の記号だったわけで、中にはコンマは「一息」、セミコロンは「二息」、コロンは「三息」などという規則を作った人もいたとか。そんな句読点が文章的な意味を表現する記号へと変遷していったのは、17世紀頃でした。しかし、18世紀になると、今度はコンマの使いすぎなどの現象も見られたようです。

特に、ライティングの世界では、一見些細なことに思える句読点が、実は大きな意味を持つこともあるのです。句読点の使い方が正しくなかったためにとんだ誤解を生むなんてこともあるかもしれません。小さいけどしっかりと「メッセージ」を持っている句読点。今回は、そんな句読点のいろいろに焦点を当ててみましょう。

まず、どんな句読点があるのか、簡単にまとめてみました。句読点の名前をクリックすると詳しい説明にジャンプします。

句読点 名前 役割
. period
ピリオド
文章の最後に来て、文章が終ったことを表す。
? question mark
疑問符
疑問を表し、疑問文が終ったことを意味。
! exclamation mark
感嘆符
文章に強い感情表現を付加する。
, comma
コンマ
文中において、文章の流れをいったん止めたり、文章を分割したりする役割。
: colon
コロン
数式の「イコール」と同様の役割で、その後に詳しい説明などが来る場合に使用。
; semicolon
セミコロン
コンマより、文章の流れをいったん止める度合が強い場合に使用。
dash
ダッシュ
文章の流れをいったん止めて、別の要素を挿入する場合。
- hyphone
ハイフォン
2つ以上の単語をつないでひとつにする役割。
( ) parentheses
丸括弧
補足説明などを付け加えるときに使用。
[ ] brackets
四角括弧
引用文において、注意書き的な要素を入れる場合に使用。
" " quotation marks
引用符
会話や引用文であることを示す。
' apostrophe
アポストロフィ
単語の一部の文字が省略されていることを表す。
/ slash
スラッシュ
前後の要素を選択できるという意味。
... ellipses
三点リーダ
文章の一部が省略されていることを示す。
U underline
下線
一部分を強調する場合に使用。
I italic
斜体
一部分を強調する場合に使用。