No.3 句読点(3)―コロン、セミコロン
Other Punctuations
Colon/Semicolon

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 Colon 
句読点(3)―コロン : 
オーデコロンの香りもさわやかなコロコロコロがる(?)ぽっちゃりした、その名も「コロン」ちゃん登場。  ただの「だじゃれ」になってしまいましたが、実は、このコロン、大切な役割を持っています。間違っても「たかが点点」などと軽んじられるものではありません。「そんなの適当でいいよ。」とコロンを軽んじてしまうのは、コロンについて知らないからだと言えるでしょう。

じゃあ、なぜコロンが必要なのか?コンマではダメなのか?ピリオドのほうがスッキリするじゃないか?いろんなご意見もあるかと思います。しかし、他の句読点にも同じことが言えますが、書く側から言えば、コロンにもれっきとした「メッセージ」が含まれているわけです。つまり、ピリオドではあまりにも「ピシッ」と流れを切ってしまうし、コンマではちょっとしまりがない。人間というものは優柔不断なもの(?)で、文章切りたいな、でも切ってしまえない、切れそうで切れない、どうしようかな… というところにピッタリなのがコロンなのです。切れているようで完全には切れていない(なんか腐れ縁みたいですが)、そんな「信号」を持っているのがコロンなのです。

しかも、コロンの役割はそれだけではありません。さて、再び「コロン」ちゃん登場。「紹介します:私の妹のセミコロンでーす!」なんか話がややこしくなってきましたが、もうひとつの役割というのは、「紹介する」という役割です。なんかステキな彼(彼女)でも紹介してもらえるのかな、というのではなく、コロンの後に詳しい説明や関連事項などが続くという「信号」の役割をしているのです。つまり、より詳しい情報や関連情報への「橋渡し」をするということです。仮にコロンの代わりにピリオドを使うと、関連性が希薄になってきますね。「紹介します」と言っておきながら、ふいとどっかに行ってしまうようなわかりにくい話になってしまいますし、コンマを使うと、後の情報が前の文章と混ざってしまって、「あれ?いつの間に紹介したの?」という、これまた、わかりにくいことになってくるわけです。


1 説明や補完情報への導入をする。

直前の文章の内容を詳しく説明したり、補ったりという役割があります。補足説明なども含めて、すべてをひとつの文章で語ってしまおうとすれば、文章が長くなりすぎて複雑になるため、何らかの方法での区切りが必要。しかし、ピリオドで区切ってしまうと、後の文章との密接度が低くなる、といった場合に「コロン」を使います。

The business is pretty bad: There is only tiny offers in the market, and the budget is tiny, too.
I suffer from distractions at office: Colleagues are talking gibberish, and the radio is airing silly talks.

2 関連する項目などを列挙する。

休み明けの憂鬱とは、「眠い」、「だるい」、「やる気がおこらない」の三重苦である、というふうに項目や要素などをリストアップする場合に使われます。 that is などを代入してみると、意味が通じるような場合です。

He experiences the Monday morning gloom: sleepiness, fatigue, and laziness.
There were four things on my desk: a PC, a telephone, a calendar, and an ashtray.

3 引用文が続く場合、引用文の前の文章に。

社長は冒頭に次のように述べている、といった文章の後に、「会社はサロンである。一人だけ集中して仕事をしようと思ってはいけない」(一体どんな会社か)といったその人なりが言った言葉を引用する場合に使います。コロンの後に " "で囲まれた文章が来ます。

She often uses her favorite quotation from a Shakespeare's work: "Parting is such sweet sorrow."
The boss had this to say about employee behavior: "Share your joy, your desk, your phone and your pc with your colleagues."

4 手紙の冒頭、時間、比率、シナリオなど。

いわゆる「親愛なるミスター・ブラウン」という冒頭の挨拶で、相手の名前の後につけます。ビジネスレターの場合はコロンを使い、インフォーマルな場合はコンマを使うという考え方もあります。また、髪の毛の分け方が7:3というように「比率」を表したり、現在の時間は14:00と「時間」を表現したり、あるいは、ニワトリ:このパン誰が焼きますか?、ブタ:いやだブー、 ネコ:ニヤーン、 イヌ:いやだわん、など劇のシナリオなどを表現するときに使われます。

Dear Senator John:
CHIKEN: So, listen up people. Who is going to bake bread?
PIG (oinking): Not me!
CAT (mewing): Don't know...
DOG (barking): Bowwow! Wow...!

5 その他使用上のルール。

その他、コロンを文章といっしょに使うときの細かい決まりがあります。(ただし、上の4の場合は別)
1)コロンの後は1スペース空ける。
2)コロンの前の文章は独立節(主語と述語が揃っているもの、それ以外に入れるのは間違い)
3)前置詞と目的語の間には使わない、動詞と目的語・目的補語の間には使わない
つまり、完結した文章の後にしか使わないということです。
4)コロンの後に続く文章は大文字、小文字のどちらとも言えない。
「決まり」として明確なルールはありませんが、長い文章や重要性のある文章が続く場合は大文字を使うという意見もあります。



 Semicolon 
句読点(3)―セミコロン ; 

コンマだと締りが無くて、ピリオドだと切れすぎ、その中間がコロンだったのに、今度はセミコロン――ということで、非常にややこしくなってきました。コロンが「セミ」なので、髪の毛がセミロングというのと同様に、コロンが半分、一体どう使えばいいのだ?と言いたくなります。コロンとセミコロンをどう使い分けるかなんて、使う人によって違う「主観的な」ものだろうという推測が成り立ちます。

こうなると感覚で捉えるしかありません。絶対的な区別というより、相対的な差だとも言えるでしょう。つまり、ピリオド、コンマ、コロン、セミコロンをひとつの座標軸上に表現すれば、だいたいこんな感じというところでしょう。



強引ですが、家族に当てはめてみると、ピリオドは「他人」、コロンは「従兄弟」、セミコロンは「兄弟」、コンマは「双子」といったところでしょうか。「関連性と継続性」と「独立性と分離性」を両極に置いた場合、どういった位置関係にあるかということで、理解し、使い分けていくしかないようです。

1 2つの関連性の強い文章の間に使う。

原因と結果など、ペアで表現したほうがわかりやすいような2つの文章を対比させるときに使います。and  but といった「等位接続詞」の代わりにセミコロンを使うという考え方もできるでしょう。このとき、2つの文章はピリオドを使って別々のユニットとして独立させても文章として成り立つことが条件です。独立させて分離させるよりも、留め金のようなものでゆるくつないでおいたほうがわかりやすい、という場合に使います。

 Be careful what you say; your meaning could be misunderstood. 
 Make no excuse; offer a sincere apology. 

2 接続副詞などで始まる文章をつなぐ場合。

accordingly, also, consequently, furthermore, however, indeed, moreover, nevertheless, on the other hand, otherwise, so, still, then, therefore, thus などの接続副詞で始まる文章が後に続く場合、関連性をわかりやすくするために、つなぐ役割をします。

 He was the brightest student in the class; nevertheless, he failed in the exam. 
 She speaks in a soft voice; indeed, even when she tries to emphasize something, she sounded so quiet. 

3 コロンの後に節や句を羅列する場合に使用。

コロンとの組み合わせで(コロンの2番目のルール)、コロンの後に列挙する項目が文章の場合、あるいは比較的長いフレーズや Mr. Green, president など名前と肩書きを同時に紹介する場合など、コンマで区切る代わりにセミコロンで区切ります。

The company has many resource advantages over its competitors: advanced technologies; efficient infrastructures; a large number of excellent engineers that can develop high-quality products.
We elected the following: Mr. Suzuki, president; Mr. Yamada, vice-president; Mr. Tanaka, secretary; and Mr. Sasaki, treasurer.