句読点(3)
Other Punctuations
Dash, Hyphone

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 Dash 
句読点(3)―ダッシュ  

「あ、電車が来た、ダッシュ!」などとなかなか気合の入った句読点のようですが、あまりダッシュしてばかりじゃ疲れますし、多用は避けたいものです。あくまでもアクセント的な使用を目的とします。

句読点のダッシュは、急ぐとか走るとかには関係なく、文中に「中断」を入れるという意味があります。合いの手のようなもので、せっかく流れている文章の中に割り込んで、情報を入れたりする役割をします。ダッシュの前後にご丁寧にスペース半角を入れたくなったりしますが、不要です。専用のキーが無い場合は、ハイフォン(-)を2つ重ねて代用することができます。


1 付随情報など、文章中に挿入句・節を入れる場合。

奥さん同士の長電話などでよくあるパターンですが、「○○さんちのご主人―課長だったんだけどさあ―今度部長になったんだって」というふうに、ある話題を話すときに、その途中にさらにプチ話題を盛り込むという手法です。ダッシュに囲まれた部分は、あまり重要性のない付随情報ですので、削除しても全体の意味が通じることが条件です。

The teacher's lecture--if you could call this an endless lecture--lasted three hours.
Her new dress--she bought it yesterday--costed 100 thousand yen.

2 項目などの羅列が来た後に、コメントをつける場合。

「ダサい」「高い」「遅い」―劣悪なクリエイティブの三要素です。というふうに、要素を羅列した後に一言述べる場合に使います。

Freedom, opportunity, equality--the qualities that make the country great are all disappearing.
Poor quality, expensive cost, lengthy production time--the three representative elements of a bad creative work.

3 関連する項目などを列挙する。

コロンと同じように、文章の後に要素を羅列する場合に使われますが、コロンのほうが正式だという考え方もあります。

The machine began to make a noise--a grinding, chugging, screeching squeal.



 Hyphone 
句読点(3)―ハイフォン - 

上のダッシュと間違えやすいのですが、ダッシュは、文章の間を区切るのに対して、ハイフォンは単語を区切ったり、つなげたりする役割があります。

1 1つの単語を分割する。

決まった幅のブロックに文章を流し込む方法はいろいろありますが、改行する箇所が単語に差し掛かった場合、単語をハイフォンで区切り、次の行に送ります。もちろん、どこでも好きなところで区切ればいいというのではなく、音節ごとに区切らなければなりません。辞書に区切れる箇所が明記されていますので参考にしましょう。

We can provide whatever you want, whenever and where-
ever you are.

 For more than 20 years, the company has led the devel-
opment of the products. 

2 2つ以上の単語をつないで合成語を作る。

2つ以上の単語を結合して出来た言葉はハイフォンをつけます。広く認知されている合成語もありますが、筆者が即席に作ってしまうものもありますが、いずれにしろ、ハイフォンが必要です。

 He is a well- known writer in the world. 
 They are using an out-of-date system. 
 She explained it in a maybe-you-don't-understand attitude. 

3 2つ以上の単語が後の名詞を修飾するとき。

2つ以上の名詞・形容詞の組み合わせが、後に来る名詞を修飾する場合、最初の名詞・形容詞の間にハイフォンを入れ、名詞との係り具合を明確にします。名詞の前の修飾部分が、and などで分割される場合は、その数の分だけハイフォンを入れます。見た目に違和感があるのか、英語の知識が十分でないクライアントさんなどが、「ハイフォンがうるさいから、削除」などというチェックを入れたりすることもありますが、テクニカルライティングなどの場合はとくに正確さが要求されます。ハイフォンを入れておくのが正解です。ただし、修飾部分の最初の単語が副詞や比較形容詞などの場合は必要ありません。

 The company has developed its unique role-playing technique. 
 Two-way analysis was conducted in the inspection. 
 This is the widely used textbook in Japan. (必要でない場合)
 They were producing higher quality products. (必要でない場合)
 He showed the company's long- and short-term plan. 
 Please use a 10-, 15-, or 20-mm cable. 

4 誤解を防ぐため、接頭辞の後に入れる。

reeducation (re + education)  deemphasize (de + emphasize) など、接頭辞のついた単語の場合、一見して、単語を認識しにくくなります。こういう場合に、接頭辞の後に挿入して視覚的認識度を高めるとともに、読んだりする場合の発音ミスを防ぐことにもなります。ただし、傾向として、 coworker  coordinate など co- という接頭辞にはハイフォンを入れないというのが一般的のようです。

The president should be re-elected.
The company is dealing with dis-satisfaction of the customer.

5 分数を表現する場合。

全体の5分の1など、分数を表す場合、数字の間にハイフォンを入れます。

Two-thirds of workers are on less than average pay.
One-fifth of all Americans age 12 and older report having downloaded a music or mp3 file from a file-sharing service.