句読点(3)
Other Punctuations
Quotation marks, Apostrophe

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 Quotation Marks 
句読点(3)―引用符 " " 

ご存知のように、誰かが言った言葉などを引用する場合に使われます。それ以外にも、書物の小見出しなど、文中にそのまま出てくると紛らわしいものなどを囲む場合にも使われます。日本語のカギ括弧とは全くイコールではありません。また、文中の単語などを囲んで特殊効果を与えようとする用法もあります。

また、引用符には二重の" "だけでなく、シングルの' 'というものもあります。これも、どちらでもいいというわけでなく、引用符の文章のなかに、さらに引用を使いたい場合にシングル引用符を使います。その他、シングル引用符は、哲学や思想的な内容で、キーコンセプトとなる専門用語などを目だ立たせるために使われることもあります。


1 話し言葉や文章を引用する場合。

誰かが実際に言った言葉などを表現するときに使います。しかし、ここでややこしいのは、コンマやピリオド、疑問符、感嘆符などを引用符の中に入れるか、外に出すかという問題が出てきます。一般的に、アメリカではとにかく、引用符の中に押し込んでしまう場合が多いようですが、イギリス英語圏では、きちんと脈絡を考えて、引用符の中の情報に関連する場合は中に置き、関係のない場合は、外に出すという考え方をしているようです。

1) Her daughter said, "I've done my homework."
2) My father yelled, "Don't do that!"
3) I can't believe he said, "That's not my fault"!
4) Did he say, "I have to leave"?


2 書物の小見出しなど。

たとえば、『猫の言葉がわかる本』という題の本のなかの、第1章「猫の言葉とは」といった小見出しを表す場合に使います。では、本全体の『猫の言葉が…』というタイトルはどうするのかというと、これは、アンダーラインを引くとか、イタリックにするという方法が取られます。

I read "What's the cat's language?" of Manual to Master the Cat's Language.

3 引用符のなかの引用符―シングル引用符。

「『どういう意味?』ってどういう意味だよ?」といった引用符のなかの引用符は、シングル引用符で表します。

"What do you mean, 'What do I mean?' " He innocently asked.

4 特定の言葉などを目立たせる。

日本語で言えば、彼の言う「美しい永遠の女性」とは彼女のことか、あるいは、(くだんの)「急ぎの仕事」の件なんだが… といった用法のことです。ただし、こういった用法をあまり奨励しないという意見もあります。また、"Not" Expensive! といった強調の意図では使えません。強調する場合は、"NOT Expensive "Not Expensive というふうに、大文字にするとかアンダーラインを使って表現します。

They don't "give", but they "sell".
That "beautiful, sweet, and intelligent" lady came to see me.



 Apostrophe 
句読点(3)―アポストロフィ ' 

I am というのは普通 I'm と書きますが、これを中学生に覚えさせるために「チョボ」だとか「ヨゴレ」だとかインパクトをつけて教える先生も大変なんですが、確かに、生徒にとっても、ただでさえ、覚えることが多いのに「アポストロフィ」という言葉を覚えるのは大変。クエスチョンマークは「はてなマーク」、エクスクラメーションマークは「ビックリマーク」などと言っておけばいいのでしょうが、アポストロフィはどうも、舌を噛みそうで…。日本人は省略が好き。リストラクチャリングは「リストラ」、プレゼンテーションは「プレゼン」など、たいてい4文字くらいで収めてしまいます。アポイントメントは「アポ」といった2文字もあります。チョボだのヨゴレだの言っていると、「どのみちたいした記号じゃないんだ」とおろそかな認識が生まれてくるもの。アポストロフィは「アポス」または「アポスト」なんて短くすれば覚えやすいかもしれません。

1 文字を省略する場合。

1つの単語、あるいは2つの単語の文字を省略して縮める時に使われます。ご存知の I'm  you're  it's  don't など身近な例が多く挙げられます。もちろん、好き勝手に略したら良いというのではありません。よく英語圏の人も間違う用例に、 it has  it's と略したりする場合があるようですが、 it's はあくまでも it is のことで、これ以外の使い方は認めないということです。その他、 government  gov't 、詩などで over  o'er と省略するといった事例も見られます。

I am --> I'm
you are --> you're
she is --> she's
it is --> it's
do not --> don't
she would --> she'd
he would have --> he would've
let us --> let's
who is --> who's
she will --> she'll
they had --> they'd
government --> gov't
continued --> cont'd
over --> o'er
ever --> e'er
because --> 'cause
2003 (year) --> '03

2 所有を表す場合。

「トムの本」など「誰々の」という場合、所有している人の名前の後に 「's」をつけます。以下、「's」をつけるときの細かいルールを挙げておきます。

1)無生物の場合は「's」は不要。
「トムの足」と「テーブルの足」では所有の 「's」をつけるかつけないかの区別があります。つまり、 Tom's legs とは言いますが、 the table's legs とは言いません。建物、家具、モノといった無生物の所有については 「's」をつけず、 the table legs となります。

2) it の所有形は its 
英語圏の人も間違えやすいものとして、 it の所有形ですが、これは it's とはならず、 its となり、「'」は不要です。

3)所有主体が単数ならば「's」。

その他、所有している主体が単数の場合は、語尾が s で終るものであっても、その後に 「's」をつけます。
4)所有主体が複数ならば場合によって違う。

複数の場合は、語尾が s で終るものに関しては、「'」のみをつけ(は重ねない)ますが、 s で終らない場合は、「's」をつけます。
5)複合語は最後の単語に「's」。

また、所有主体が複合語の場合は、最後の単語に 「's」をつけます。


the owner's car
James's hat
the children's game
three friends' letters
my brother-in-law's money 
John and Sally's house

3 小文字の文字の複数を表す場合。

スペルミスなどを指摘する場合に、「tが2つ要ります」といったときの「t」は複数扱いになるので、「s」をつける必要があります。かといって、単純に「ts」としたのでは、これもスペルの一部かと思われてしまいます。そんなときに「's」を使って「t's」とするわけです。なお、大文字の場合はsをつけるだけです。

mind your p's and q's
add g's to the word