句読点(1)―ピリオド

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 Period 
完全な終わり
a full stop とも呼ばれ、文字通り完全な「終り」になるわけですが、これで文が終ったというきちんとした「けじめ」がつくわけですね。同じ文章の終りと言っても「〜ですか?」とか「〜なのだ!」とかいった疑問文、感嘆文の終りにはそれぞれクエスチョンマーク(疑問符)、エクスクラメーションマーク(感嘆符)がつきます。ここらへんは中学校でも習うことですね。あえて説明する必要はないでしょう。ただ、疑問文と言っても、間接的な疑問文はクエスチョンマークではなく、ピリオドで終らせます。

【例】What does this mean? (通常の疑問文)
      She wonders what this means. (間接的な疑問文)
スペース(空白)
ところで、ピリオドを使用したときのスペースの処理ですが、まさか、ピリオドの前にスペースを持ってくる人は日本人ではいないと思います。ところが、英語圏ではたまにいるんでしょうね、ルールを説明したマニュアルなどに、ピリオドの前に空白を使ってはいけない、と書かれたものもあります。

ともあれ、ここで問題にしているのは、ピリオドで文章が終った後、1スペース空けるのか、2スペース空けるのかということです。もともとタイプライターを使っていた頃は、コンマの後は1スペース、ピリオドの後は2スペースと教えられた経験があります。今でもきちんとした書き方のルールなどでは2スペース空けること、と書かれています。しかし、最近はパソコンで文章を書く人がほとんどですね。パソコンのソフトが勝手に単語スペースを調整してくれるので、律儀に2スペース空けてしまうとなんだか歯が抜けたようになってしまって淋しいものです。1スペースでも良いと書かれたマニュアルもあります。本来は、2スペースなんだということを頭において、使用するフォントによっても違うようですので、実際見た目で判断するのがよいでしょう。

略語とピリオド
その他、略語やイニシャルの後にも使われます。つまり、ご存知 Mr. や Mrs. をはじめ、午前、午後を現わす a.m.  p.m. 、国で言うなら U.S.A. などたくさんありますね。じゃあ、 FBI や CIA などはどうなんだ?ということになりますと、これらには、ピリオドはつきません。 AIDS もつきません。えー?どーなってんのん?ややこしい、困るやん!ごもっともです。

略語は Abbreviation と言いますが、そのなかでも Acronyms と呼ばれているものがあります。これは、つまり、いくつかの単語を続けて生成された言葉があるとします。たとえば、みなさん学校の社会の時間に必ず習った「北大西洋条約機構」というのがありますよね。覚えていらっしゃいますか?外務省によると、1949年、北大西洋条約に基づき、米国、カナダの北米2ヶ国及び欧州10ヶ国を原加盟国として発足した安全保障同盟機構。現在の加盟国は19ヶ国、ということですけど、これを英語で言うとThe North Atlantic Treaty Organization となります。そうです、この  NATO というのが Acronyms で、言葉の各単語の頭文字をとって形成された略語で、それをひとつの単語のように「ナトー」と発音しているような略語です。こういうものにはピリオドはつかない場合が多いようです。

同じように AIDS も Acquired Immune Deficiency Syndrome Acronyms で、「エイズ」と発音しますから、これもピリオドがつかないわけです。ん?ちょっと待て、じゃあ、なんで FBI や CIA は「フェビ」とか「シア」とか発音するわけでもないのに、ピリオドがつかないのか?おかしい… はい、鋭いご指摘ですね。

結論から申し上げますと、「例外のないルールは無い」ということで、なんだかお茶を濁しているようで自分でもイヤなんですが、そういうことです。やはり、最終的にはひとつひとつ辞書を引いて確認するしかないようです。とはいえ、こういったひとつの「傾向」があるんだ、ということは覚えておいても良いのでは、と思います。

ちなみに、簡単ですが、ピリオドのつく略語とそうでないもののリストを作成してみました。→ 略語リスト 

最後に、ピリオドを... という具合に3回続けることで、文章の省略部分を意味するという使い方があります。 Ellipsis と呼ばれ、ピリオドとは区別している文法書もあります。詳しくは句読点(3)―三点リーダのページを参照ください。

さて、ここでまた、クエスチョンですが、ピリオドを使う略語や、省略の... が文章の最後に来たときはどうするのか?ピリオドがもうひとつ要るのか?ということですね。律儀な性格の人なら(だいたい英語を勉強している人は、わたしも含めて律儀な人が多いものです)、最初は略語用ピリオド、最後は文末のピリオドで、やっぱり2つ要るでしょう!と思ってしまいがちです。

ところが、略語のピリオドの場合は、不要です。つまり、略語の最後のピリオドと文末のピリオドは共有して、合計1つでいいのです。では、省略の... が来る場合はどうなのか、というと、「必要」です。なんで?略語は要らないのに、省略は要るの?こだわりの部分は確かに必要ですが、この場合はこのまま覚えましょう。省略の場合は、共有ではなくて、ピリオドを1つ足して、合計4回のピリオドを続けるというわけです。

以下、ピリオドの用法をまとめてみました。

I learn English by myself.
Learn English by yourself.
文章の終りのピリオド
Let me introduce Mr. and Mrs. Jones. 略語のピリオド、文章の終りのピリオド
Feb. 5, 2002 略語のピリオド(日付)
Kaisha Co., Ltd. 略語のピリオド(株式会社)
I'm visiting U.S.A. 国家の略語
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省略を表すピリオド