もはやビジネスに国境はなく、そこにはいろんな異なる業界があるだけ。英語で自分のビジネスを紹介する、会社案内やカタログを英語で翻訳してみる、業界の動向を英語で深く語る―そんなとき欠かせないのが専門用語。ここでは、製紙業関係の英語用語を集めています。

製紙業英語用語集

Paper Manufacturing Terms



Last update April 21, 2021


                   

日本語 英語 備考
 あ―お 
あーとし
アート紙
art paper 上質紙の表面に白土(クレー)などの顔料を塗り、スーパーカレンダで仕上げた紙。白色度、平滑度に優れ、カラー印刷に最適。
あーるでぃーえふねんりょう
RPF燃料
Refuse Derived Fuel (RDF) 廃棄物を固形にして燃料にしたもの。製紙工場などでも利用されている。
いろじょうしつ
色上質
colored wood-free 上質紙のパルプに染料を混ぜた色つき上質紙。
おーえーこし
OA古紙
office waste paper  
おふましんこーた
オフマシンコータ
off-machine coater 抄紙工程が終ったあとで塗工を行う塗工機。
おんましんこーた
オンマシンコータ
on-machine coater 抄紙工程の途中で塗工を行う塗工機。
 か―こ 
かがくぱるぷ
化学パルプ
chemical pulp KP法など、薬品を使って繊維を取り出す方法で製造されたパルプ。
かせいそーだ
苛性ソーダ
caustic soda 高温高圧をかけて処理をし、繊維を取り出す際に使用される物質。水酸化ナトリウムともいう。
かみおむつ
紙おむつ
disposal diaper
かれんだー
カレンダー
calender ドライヤーパートから出てきた紙の粗い表面を平滑でー様な厚さと光沢にするために使用される装置。
かんそうぶ
乾燥部
dryer part ドライヤーには、多筒式あるいはヤンキー式がある。
きかいぱるぷ
機械パルプ
mechanical pulp 叩く、つぶすなど、化学薬品を使わない方法で作られたパルプ。
きゅうしゅうし
吸収紙
absorbent paper 紙おむつや生理用品などに使用されている。
きんきひん
禁忌品
reject, a 古紙をパルプの原料にするなど、再利用するにあたって妨げとなるものをいい、古紙回収の際、混ざってはいけないとされているもの。ビニールなどがある。
くらふとし
クラフト紙
kraft paper
くらふとほう
クラフト法
kraft process 水酸化ナトリウムや硫化ナトリウムを使い、リグニンを溶かすことでパルプ化する方法。KP法ともいう。
ぐらんどぱるぷ
グランドパルプ
ground pulp (GP) 砕木パルプ。木材をすりつぶして得られるパルプ。機械パルプともいう。
けーぴー
KP
kraft pulp クラフト法により製造されたパルプ。
けなふ
ケナフ
kenaf パルプ製造の代替原料として注目されている熱帯植物。袋やロープなどに使われる。
げんし
原紙
base 加工される前の紙。
こうかい
叩解
beating 水中でパルプ繊維を機械的に叩き、磨砕すること。
こうかいき
叩解機
beater パルプや古紙を叩解する装置のことで、リファイナともいう。
こうようじゅもくざいちっぷ
広葉樹木材チップ
broad-leaved wood chips
こーた
コータ
coater 塗工機のこと。
こーとし
コート紙
coated paper 上質紙、中質紙に白土(クレー)を塗工した用紙で、コート量がアート紙より少ないため、平滑度は落ちるが廉価。
こくえき
黒液
black liquor クラフト法において、木材中のリグニンが蒸解液中に溶出したもので、液中に含まれるリグニンおよびその他の有機物は、工場内で燃料としてリサイクルされる。
こし
古紙
waste paper