英語は日本でマスターできる
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Last update January 1, 2015

話題がないとしゃべれない



何のための英語?

ーイックのための勉強してます、級合格をめざして頑張ってます!(別に名前を伏せる必要もないんですが)結構なことです、頑張ってください。勉強すること、努力することは、決してカッコ悪いことではありません。

クールな表現やアメリカンスラングをたくさん覚えて、バイリンガル(アメリンガル?)になろう!かっては、「駅前留学、お茶の間留学、講師はみんな外国人」がブームになりましたが、今では「聞き流すだけで英語が話せる」、「有名人の○○さんもおススメ」といった教材が流行中で、英語学習にもトレンドがあるようです。もちろん、素晴らしいことです。ありとあらゆる勉強の手段がある今日この頃、活用しない手はありません。

しかし、高度な資格が取れたとしても、数多くの英単語を覚えて辞書も顔負けの「英単語の達人」になれたとしても、はたまた、アメリカ人もびっくりの発音とスラング使いのテクニックを身につけたとしても、使わなきゃ意味がないということ。そんなこと、当たり前じゃないか、そのために勉強してるんじゃないか!その通りです。しかし、よーく考えてみましょう。その高度な英語力を使って、いったい自分は何をコミュニケートしますか、伝えますか?

何を話せばいいのか?

「ハーイ!」と元気に挨拶を交わしたのはいいが、その後何を話すかが問題。いい天気だねー、そうですねー。春ですねー、暖かいですねー。じゃねー。これでは会話は成立しません。

かといって、昨日見た(日本の)トレンディードラマ。「余命わずかの主人公が」なんて言っても、相手が見ていなければ話題にはなりにくいもの。第一、日本語のドラマを見ているくらいなら、相手の外国人の日本語も相当なもので、わざわざ英語で話す必要もありません。確実に、相手の日本語のほうがこちらの英語より上だったりします。せいぜい日本語でドラマについて会話してください、ということになります。それでも、自分はあのドラマには深い感銘を受けている、絶対に語ってやるんだ、という方はチャレンジするのも勉強になるかもしれません。何しろ強い思い入れがありますから、励みになるはず。

ということで、当然のことですが、「話題」といっても、好きなお笑い系のタレントが出てくるバライエティ番組(もちろん日本語)や内輪だけにしか受けない内容のものなどは、英語で会話をするうえではあまり適切な話題にはなりませんね。じゃあ、どんな話題がいいかというと、やはり国際的なものになってきます。国際的な情勢に詳しい人は、単語なども調べたうえでチャレンジするのもいいでしょう。相手と同じ意見の場合、意気投合することができますが、こちらもしゃべるネタをたくさん持っておかないと、「賛成、賛成」でこの話題は終ってしまう可能性もあります。

むしろ、ハナシとしては、反対意見同士のほうが、面白かったりしますが、外国人のこういう話題に対する関心度は日本人の比ではありませんので、かなりの激論が展開する恐れがあります。それも、英語での会話になりますから、向こうのほうが強いに決まっています。一方的にまくしたてられて、こちらの取り付くシマもないような状態になります。しかも、英語圏の人たちは「論理的思考」を身につけているため、なんでも「ロジック」で来ます。こちらが「でも、こういう人たちもいるんだ」とか言おうものなら、「OK、じゃあそういう人たちが何人いるのか、具体的な人数やパーセンテージを言え」なんてことになります。また、何かにつけ、why? why? というのもお得意のパターンです。

こちらも、相手の言うことに対して、why? は欠かせません。何でも I see, I see などと言っていると、意見がないのかと思われかねません。もちろん、心底、その通りだと思っているのならいいのですが、相手に合わせるという儀礼的な「同意」はやめておいたほうがよいでしょう。軽いあいづちのつもりで、 I understand などと言うと同意したことになる場合もあります。また、具体的な証拠となるような情報やデータも持っていなければ互角に勝負できません。(もちろん、英語力もさることながら)そういった裏づけなしに、しつこく、「それでも私はこう思う」などとやっていると、最悪な場合には、「コイツはハナシのわからんヤツだ」ということで気まずいエンディングを迎える可能性もあります。

やはり、相手のことをあまり知らない場合は、いきなり、こういったデリケートな問題にチャレンジするよりも、まず害のない、「文化的な」話題などを話したほうがいいかもしれません。欧米でのパーティのエティケットとしても、政治や宗教などの話題は避けるというのがルールです。大抵の日本人はあまり真剣に考えることのない話題ですが、外国人にとって、こういったテーマは自分の主義みたいなところに関わっているからです。ついでに言うと、「自分は無神論者だ」などということも、あまりさかんに言わないほうがいいでしょう。最近は海外でもそういう人が増えてきているようですが、きちんとした立派な人物はちゃんとした「信仰」を持っているものだという考え方が深いベースとしてあるようです。筆者の知り合いから聞いた話ですが、「信仰を持っていないなんて、そんな動物じゃないんだから」という西洋人もいるようで、そこまで言わなくてもという気はしますが、信仰が無いということは、人間として信用できないという考え方をする人もいるのです。



知的な話題をストック!

じゃあ、とりあえず気軽に話せそうなのは「文化」だけか、ということで、「京都の舞妓さんは…」などと言うのも突然で、いつも、舞妓さんの話ばかりというわけにはいきません。当然、「文化」に限る必要もありません。ジョークなども大歓迎です。ただし、「知的」であることが条件で、あまりお下劣な下ネタなどは感心しません。「知的な」と言っても、なにやら学術的なむずかしい話題をしろというのではありません。そういう話を英語でできるというのも確かに立派なことですが、相手がその方面のエキスパートとかでない限り、Speak in English (英語でしゃべってくれ。専門用語はわからんという意味)と言われてしまいます。

さりげなく、軽いノリで、楽しくて、知性があるという身近な話題が良いわけです。もちろん、そのときの状況や相手の状態に合わせた話題を選んでいくわけです。食事をしながら「豆腐」の話題もいいでしょう。豆腐について日本人ならではの「うんちく」を披露するとか、関東と関西のうどんの違いとか、お好み焼きやたこ焼きについて、など身近な話題はたくさんあるはずです。ただ、外国人でも知っているような浅い知識では面白くありません。それなりに「語るだけのもの」があって、それを相手が興味を持つように語れるかということが問題で、それには、いろんな方面の「雑学」やそれに関連する単語力、表現力が必要になってきます。英会話を学ぶということは、イコール「話し上手」「話題豊富」になることだと言っても過言ではないでしょう。

日本語の会話でもそうですが、いわゆる「専門オバカ」になってしまうと、専門以外のことがわかりません。話題の乏しい人間になってしまうのです。いくら英語が好きで、英語を上達したいと必死に勉強していても、知らず知らずのうちに「英語バカ」になってしまって、気がついたら、せっかく覚えた英語を使ってしゃべる「話題」がなかった!というのでは、ちょっと淋しいものがあります。

これは、筆者自身のかっての経験を振り返って言っている部分もありますが、同じように英語を勉強している日本人同士なら話題になる「英語」も、それ自身では何の話題にもならない、しょせんは手段なんだということです。しかし、ある「話題」を話すときに無くてはならない英単語や気の効いた英語の表現は、話題を何倍にも面白くしてくれるカギになるわけですから、いろんな話題のインプットと英語の勉強とまさにクルマの両輪で頑張りたいものです。



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