「王道」ではなく「我が道」を行く
おなじみ "There is no royal road to learning" 「学問に王道なし」ということわざがありますが、何かを習得するというのは、まさに "Rome was not built in a day" 「ローマは一日にして成らず」の喩(たとえ)どおりに、一朝一夕に完成するものではありません。ある日のこと、それまで全く話せなかった外国語が急に話せるようになりました、ということは絶対にありませんし、「これ一冊で英語がぺらぺらに!」とか「この方法であなたも明日からアメリカ人」といったおいしい話が本当にあるはずがありません。しかし、日々英語の上達をめざしていると、ついこういう話を信じたくなるのも人情。
そのうち、時代が進んで、脳の言語中枢あたりにナノサイズの英語メモリーチップを入れるだけで、その瞬間から英語が自動的に話せるようになります、なんていうのは確かに魅力的です。科学の進歩というもので、地球上の言語のカベがなくなるわけです。地球だけではありません。火星語チップを入れれば、火星語、木星語チップは木星語… とまさに、相手が誰であろうと、言葉のカベは存在しません。こうなって初めて、「王道がある」と言えるでしょう。しかし、残念ながらこれは、今生きている私たちにとっては関係のないSFフィクションレベルの話です。いや、自分は絶対その時代まで待つんだという人は、「冷凍人間」の可能性などを考えてみるのもいいかもしれません。
しかし、もっと地に足の着いた down-to-earth な方法をめざしている方は、もっと現実的なところに目を向けたほうがいいでしょう。たとえば、あの人がこの方法をやっているから私も、といった右に倣え的な勉強法をしている人がいるとすれば、その方法自体を一度見直してみるのもいいかもしれません。また、とにかく英語に触れることが大切だからといって、理解できるかどうかは二の次にして、難しい内容のことをやっていても効果がありません。これはしごく当たり前のことです。逆に、もっと背伸びした内容にチャレンジすべきところを、いつまでもカンタンな内容をやっているというのもよくありません。自分のレベルに合った自分なりの勉強法というものがあるはずです。勉強すべきところは、言い換えれば自分の苦手な部分であり、その部分を強化してこそ意味があるわけです。
自分のレベルを知る
英会話学校などに通うと、その学校独自のランキングがあって自分のレベルというのを判断してくれるようです。筆者は英会話学校に通った経験がないのでわかりませんが、聞くところによると複雑で細かいレベル分けがあるということです。たぶん、テストや面接なんかで決めるのだと思われますが、人によっては、本番に強い人、逆に弱い人もいるわけです。本番になるとあがってしまって実力が出せないんですという人や、自分を実力以上に見せるハッタリやブラッフィングが得意ですという人もいる。もちろん、自分では実力を過大(過小)評価する場合もあり、客観的な判断が必要な場合もあるでしょう。しかし、普段、いろんなカタチで英語に接している人で、上達を意識している人であれば、自己評価で自分のレベルや苦手な箇所というのはある程度わかるのではないかと思います。
以下にある程度のレベルの目安を上げてみました。(画像をクリックすれば大きな画像が別ウィンドウで表示されます。)
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