英語は日本でマスターできる


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 お金をかけずに英語の上達 No. 4 

一人芝居でシミュレーション

当然のことながら、言語というものはコミュニケーションの手段ですから、使うにしても「相手」が要ります。英語を話す外国人の友だちがたくさん近くにいますという人は大変恵まれていると言えますが、そういう人は稀でしょう。また、仕事などで英語で話をする相手がまわりにいるというのも、めずらしいケースかもしれません。

大半の人が英会話学校などに通い、その時間を英語のアウトプットとして活用していると思われますが、では、会話学校に通う時間もお金もない(まあ、最近はお手ごろな料金のところもあるようですが)という人はどうすればいいのかということになります。確かに話し相手がいないというのは、英語日本語にかかわらず寂しいものですが、その前に、言葉は、話し相手がいなければ決して上達するものではありません。

そこでお勧めするのが、「一人二役会話シミュレーション」法。ちょっと話は逸れますが、大事な会議などでプレゼンテーションをする場合、前もって練習したりしますね。筆者も小さな規模のものなら、事前に企画書などにざっと目をとおして、どのように説明するかという順番や言う内容などを考えてから臨みますが、大きな規模のものの場合、プレゼンテータが複数人になりますので、実際に大きな会場などを借り切ってみんなでシミュレーションをしたこともありました。

また、相手が英語圏の人であるプレゼンテーションの場合、当然、自分が説明するのですから、翻訳も自分でやります。人にまかせていたのでは、どこをポイントにするかといった内容が把握しずらくなるからです。そして、前の日には、最初からすべて通しで一言一言口に出してシミュレーションを行い、もちろん軽いジョークなども入れますので、「ここでジョーク、ここで笑う」など、実際に笑いも入れてやってみました。結果は上々でしたが、実際に声に出して、時間なども計りながらやってみるということの大切さがよくわかった経験です。

ということで、実際に外国人と英語で話すシチュエーションが来たときのために、自分でシミュレーションをしておくのです。頭の中で「こう言おう」などと考えただけでは実際役に立ちません。思考だけで終わるのではなく、実践しないと意味がありません。その状況になったつもりで、口に出して言ってみることが大切なのです。自己紹介から入って、趣味のこと、仕事のことなど、話そうとする内容を英語で考え、表現してみます。そして、相手からこんな質問が来るとか、こういった返答が来るだろうといったことを推測して、それに対しても英語で答える練習をしておきます。



そんなことをしても、実際に英語を使う機会はないし などとあきらめてはいけません。チャンスはいつ来るかわかりません。しかも、今はグローバル社会。チャンスが来たときに、助走を十分行っていれば、大きくジャンプすることができるというわけです。

この「一人会話シミュレーション」をさらにやりやすくするためには、まさに、会話をする「相手」を調達するのが効果的です。一人でシミュレーションするわけですから、人間や生き物である必要はありません。お手持ちの縫いぐるみ、人形、ロボット、何でもかまいません。そんなもの持っていないという人も、100円ショップなどで購入することができます。英語を話す相手ですから、できれば人形なら金髪とか、できるだけ洋物のほうがいいでしょう。(最近では、何か国語も話すロボットも開発されていますから、そのうち、お金のある方は、架空の相手ではなく、「ロボットを相手に英会話」も夢ではなくなるでしょう。)

こうして、会話の「相手」を調達してきたところで、ここからが本番です。

まず、その「相手」に名前をつけましょう。会話をよりリアル(?)にするために「名前」は欠かせません。名前もできれば、「衛門」とか「花子」といった日本的な名前よりも Eddie とか Betty といった西洋の名前がいいでしょう。名前もついたところで、おもむろに「相手」に英語で話しかけてみましょう。 "Hi! How are you today, Betty?"、ここで「相手」が答えます(と言っても答えるのは自分自身ですが)。 "Not bad. And you?" というふうに会話をスタートさせます。後は、天気の話から、仕事のグチなんでも話してください。ただし、英語で。ここで、大切なことは、「相手」はどんなときでも、英語しか話さない。日本語はまったくわからない「相手」だということを徹底させることです。

さて、ここで、誰しも自分自身のやっていることに対して疑問や戸惑い、自己嫌悪などの感情が沸いてくることもあるかもしれません。「いい歳して人形遊びか」といった情けない気持ちになったりする場合もあるかもしれません。また、こんな自分ひとりだけの世界に閉じこもっている自分は、古い言葉で言えば「ネクラ」じゃないかとか、今の言葉で言えば「○○オタク」かといった気持ちが起こってくるかもしれません。自分自身がおかしくなってしまいそうだという危機感を強く感じる方は、明るく外に出て英語を話すお友だちを見つけてください。そうではなく、そんな自分もおもしろいヤツかな?と楽しめる方にはぜひお勧めです。最初は、作り物っぽかった世界もなんだかリアルに近づいてきて、その「相手」が実際に人格を持った存在のように思えてきたらしめたものです。

これを日常繰り返すことで、自分自身の英語の世界を作ってしまうことができます。自分だけの英語の世界なので、自分自身の英語の域を出ることはできませんが、少なくとも「英語モード」を日常的に作ってしまうことができます。後は、自分が新しく覚えた表現などを積極的に使い、自分の英語の世界をバージョンアップしていくだけです。ちなみに、この方法は筆者も体験中ですが、その子は、筆者の家族に対しても英語でしかしゃべりませんので、筆者が通訳をすることになります。ということで、その「相手」と会話をする(想定の)場合、自然に英語モードに切り替わるというわけです。

 たとえリアルに思えてきても、架空の世界であることには違いありません。自分だけの世界に閉じこもらずに、積極的に現実世界とのやりとりをすることを忘れないようにしましょう。また、空想癖などの傾向が強い方、精神的に自信の無い方にはお勧めしません。よって、この方法によって、何らかの悪影響などが発生した場合も、当方では責任を取ることができません。



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