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英語上達への抱負



新年おめでとうございます。

管理人:早いもので、あっという間に一年経ってしまいましたね。でも、お正月なんですから、やっぱり、おめでたいですね。また、この一年、いろんなことがありそうで、忙しい年になりそう。お正月くらいは、愉快に過ごしたいものですね。ところで、みなさん、昨年の英語上達の果のほうはいかがでしたか?

ポポリン:そういうアンタはどうなのよ。まず人に聞くときは自分から言うもんよ。それに、アンタ、自分の顔キレイに書きすぎよ。厚かましいわね、ほんとに。それに、アタシのこの着物、ちょっとシュミ悪いわよ。もっと上品なの、着せてくれる?

オヤジ:まあまあ、ポポリンさん、いいじゃないですか。お正月なんですから、みなさん仲良くいきましょうよ。昔から言いますよ、「笑う門には福来る」ってね。やっぱりニコニコ笑ってるとね、悪いものも寄り付かなくなるんですよ。ですからね、今日はお正月ですから、ひとつ、楽しく行こうじゃありませんか?ねえ、みなさん、そうじゃありませんか?マサさん、いかがですか、どう思われますか?

マサ:あの、ボク的には、そういうのっておかしいと思うんですよ。なんか、日本人って、なんかすぐに「なーなー」で済まそうとするところってあると思うんですよ。単一民族だからって言えばそれで終わりなんですけど、納得できないモノは納得できるまで議論するというのが英語圏の人の考え方でもあるわけだし、せっかく英語やってるんだから、日本人にないそういうところも学んでいくという態度が必要なんじゃないかな、と思うんですよ。お互い言いたいことがあるのに、「まあ、これで、よしよし」とかいう感じでまるく収めようとするじゃないですか。それってどうかと思いますよ。

タコ:あのーう… ボク、よくわかんないんですけどぉ、管理人さんはただ昨年の英語上達についてどうだったかということを聞いただけなんでー、それは別にどーのこーのっていうようなことじゃないんじゃないスかぁ?いちおう、管理人さんは座談会の司会なんスから… あのー、そのー…。



昨年の反省
管理人:あらら、新年早々、かなり白熱して来ましたね。わかりました。では、ポポリンさんの意見を尊重して、まず、わたしのほうから、昨年を振り返ってみましょう。そうですね、まず、最初に、昨年は、一年の目標を立てなかったということが大きな反省点です。はっきり言って、自分がどこまで上達したかがよくわからない。感覚的に上達したような気もするけど、どうなんだろうって感じです。やはり、はっきりと具体的な目標を立てて、それに添って努力していくということがほんとに大切なんだなって思いました。目標が無ければ、どこに向かって努力したらいいのか、わからなくなります。目標が無いと自分に対してついつい甘くなってしまいます。これは、何も英語に限ったことではありません。仕事でも何でも、四半期の売り上げ目標なんてのを立てたりしますね。目標を立てるということは、つまり、目的地を決めるということ。どこに到着したいのかもわからずに、ただ漠然と走っていてもダメだということですね。

オヤジ:なるほど。おっしゃる通りだと思います。だから、会社でも目標を立てさせたりするんですね。わたしも営業をやっていた頃は大変でしたよ。達成率何パーセントとか、ね。もうアタマが痛かったです。でも、そのおかげで、わたしなんかは、目標を立てるのは当たり前という感覚が身についているんですね。

管理人:まあ、さすが「オヤジ」さんですね。ニッポンの企業を支えてきただけありますね。で、オヤジさんの昨年の目標というのは何だったんですか?

オヤジ:よくぞ、聞いてくれました!わたしは、去年は、日本人にとって特にわかりにくいとされる「冠詞」と「前置詞」について取り組もうと思っていました。一般のライティングでもそうですが、技術的なライティングになると、冠詞なんかがよくわかっていないと、とんでもない誤解を招くことがあります。特にマニュアルなんかになりますとね、操作を間違ってしまうなんてことにもつながる恐れがあります。テレビのチャンネルを間違えて録画に失敗した、とかいうレベルならいいんですが、事故や命にかかわるようなこともありますからね、ほんとに注意しなければなりません。

マサ:冠詞っていうのは、ほんと、わかりにくいですよね。第一、日本語には無い品詞なんで、なんでこういうものがあるんだろうって悩んだこともあります。ボクは、昔ドイツ語なんかもかじったことあるんですが、英語の冠詞とドイツ語の冠詞なんかも違いますしね。英語の冠詞なんかは他の言語に比べるとずいぶん「あいまい」だって話もありますね。

タコ:あのーう、よくわかんないんですけど、「カンシ」って何ですか?ボク、英語が苦手なもんでー、よくわかんないんですけど。そんな難しいモノがあるんですかぁ… ボク、ますます英語に自信なくなってきました。

ポポリン:そんな、アンタ、一言で説明できたら苦労しないわよ。そうね、たとえばさあ、ここにタコが三匹いるとしなさいよ。一匹はゆでたでかいタコ、二匹目は中くらいの酢だこ、三匹目はチビの生きたタコ。でさあ、タコ売り場のおじさんが、「奥さん、奥さん、このゆでたでかいタコおいしいよ」とか言うじゃない?じゃあ、奥さんが「じゃあ、そのタコください」って言ったとすると、当然「ゆでたでかいタコ」を言ってるわけでしょ?そんなときに、じゃあその「ゆでたでかいタコ」ください、っていうのは長すぎるじゃない?だから the octopus っていうのよ。それと比べて、奥さんが「(どれでもいいから)とにかくタコください」って言うときは an octopus くださいってなるわけよ。わかった?

タコ:えーっと… わかりません。

マサ:いや、今の説明じゃわかんないと思う。タコさん、よかったら、ここのコーナー見てみたら?ボク的には、これでもいまいち、わかりづらいかな、と思うけど、ま、何もないよりはマシでしょ。
No1.冠詞について
@冠詞とはこう付き合うべし

ポポリン:ふーん、アンタやさしいのね。あー、なんかお腹空いてきちゃった。ねえねえ、なんか食べるものないの?

管理人:あ、ミカンならあるけど。よかったらどうぞ。

ポポリン:えーっ、お正月なんだから、アンタ、もっといいもん食べさせなさいよ。そだ、アタシ、タコの話したらタコ食べたくなっちゃった。

オヤジ:そんなこと言ってないで。ポポリンさんは、どうなんですか?昨年を振り返って…

ポポリン:あらやだ、アタシ?そうねえ、昨年は二条城しか行けなかったから、もっと出番増やして欲しかったわね。

マサ:そんなことじゃなくて、英語の上達についてでしょ?

ポポリン:あらやだ、そうだったわね。でもね、英語の上達って言う前にさあ、やっぱり、アタシたち、日本のこと知らなすぎるんじゃない?英語やってたら特にそういった傾向になるような気がすんのよ。何のために英語やってんのさ、ってなことを時々考えたりすんのよね。

タコ:へえーっ… ポポリンさん、以外とまじめなとこあるんスね?

ポポリン:何言ってんのよ、失礼ね。もう、アタシお腹空いてるんだから。食べちゃうわよ。足の一本くらい提供しなさいよ。八本もあるんだから、一本くらい平気でしょ?

タコ:ぐす。もう、やめてくださいよー。

ポポリン:だからさ、アタシはね、もっと日本文化とか、日本の考え方とかを勉強しなくちゃって思ったのね。で、それを英語圏の人とかに説明すんのよ。アタシはさあ、うるさいトリだけど、別に「なーなー」の文化っていうか、考え方も「あり」だと思うのね。アタシはやだけど。そういう考え方もあるわけでしょ?だったらさあ、それをもっと海外にアピールすればいいじゃない、って思うわけ。日本人はこういう考え方すんのよ、ってね。堂々と言えばいいじゃん。でさあ、「あ、それいいじゃん」とか言って海外の人もそうゆう考え方になったりして、世界中の人が「なーなー」になればそれも面白いわよ。でも、アタシはやだけどねー。

マサ:ポポリンさん、さっきからずっと聞いてて思うんだけど、キミ、質問に答えてないよ。世界の人が「なーなー」になればいいとか言って、「アタシはやだけど」なんて、言ってることが支離滅裂だと思うな。キミの昨年はどうだったかってことを聞いてるんだから、ちゃんと答えなきゃ。

ポポリン:やだ、ちょっと、アンタこだわりすぎよ。もっとフレキシブルな考え方しなさいよ。もう… 仕方ないわね。アタシの昨年を振り返って、そうね。何言おうかしら。アタシは、去年はすごく頑張ったと思うわよ。日本文化のこと調べたり、用語集も作ったり。もう、自分で自分を褒めてあげたいくらい。でさあ、アンタはどうなのよ。

マサ:ボクの去年の目標は「ネイティブチェック・ゼロをめざす」でした。で、年の瀬も迫ったある日、ついに達成しました。ボクのオリジナルの英語で添削ゼロだったんです。まあ、やっぱりうれしかったです。どうしても、前置詞とか、細かい言い回しなんかで「添削」が入ってくるので、なんとかこれを「ゼロ」にしてやろうというのが目標でしたから。

ポポリン:それってさ、ひどすぎて直しようがなかったのかもしれないわよ。アタシさあ、ネイティブチェックって、そんなためにあるんじゃないと思う。ネイティブチェックが入ることで、よりアンタの書いた英文が洗練されてくんのよ。無かったから良かったってもんでもないんじゃない?

オヤジ:いやいや、ポポリンさん。確かにネイティブのブラッシュアップが入ってより正しく、洗練された文章になるのは確かですが、ライティングをしている者にとっては、ひとつの目標でもあるわけですよ。以前は、文法的には間違っていないけど、文章として幼稚だとか、ネイティブでも小中学生の書くような文章だとかで、一から書き直されていたものが、だんだん、自分の文章の構造がそのまま残してもらえるようになって、そのうち、細かいチェックしか入らなくなるっていうのは、ほんとに楽しいもんです。やりがいがありますよ。

タコ:あのーう… ボク、よくわからないんですけど、「ねいてぃぶちぇっく」って何ですか?そんなチェックが要るんですか?やっぱり、英語って大変だなあ…

ポポリン:ネイティブチェックっていうのはさあ、言ってみりゃ、「印籠」のようなもんよ。アタシ、日本文化のこと勉強してるからよくわかるわよ。「ええい!この文章を何と心得ておる!ネイティブチェック済みであるぞ。頭が高〜い!」なんてさ。アンタ、わかった?

タコ:えーっと… わかりません。

マサ:いや、今の説明じゃわかんないと思う。つまりね、日本人でいくら英語が堪能だといっても、母国語で使っているわけじゃないから、どうしても細かいところなんかが正確でなかったりする。それをネイティブ、つまり英語を母国語にしている人の意見やチェックを受けたりするっていうことなんだ。文章が印刷されたり、正式な場に出たりする場合は、ネイティブが翻訳するか、ネイティブのチェックを受けるというのが、業界のルールになっているわけなんです。

ポポリン:それより、タコ、アンタの去年を振り返ってどうだったのよ?

タコ:えーっと… ボクは、これまでずっと英語が嫌いというか、苦手で、アルファベットを見ただけで拒否反応を起こすほどだったんですけどー、やっぱり、21世紀になって、ますます、いろんなことがグローバルレベルで動き出すようになってきて、英語が共通語になるわけだから、少しは勉強してみようかなーって思ったことが大きな決心したことです。みなさんのようには行きませんけど、カタコトくらいしゃべれるようになりたいなーって思ってます。

ポポリン:いいわねー、アンタ見てるとほのぼのしてくるわよ。



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