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英語何でも自由発言 (2)



ポポリン:くいーっ、美味しいわね。タコ、お代りちょうだい。

タコ:ヘイ、がってん。

ポポリン:ぐびーっ。お代り。

タコ:だ、だいじょうぶっスか、ポポリンさん。

マサ:そうだよ、ポポリンさん。司会なんだからしっかりしてもらわなきゃ。

ポポリン:あらやだ。なんでアタシばっか。オヤジももっと飲みなさいよ。

タコ:あ、どうぞ。オヤジさん。

オヤジ:これはこれは、どうもどうも…。じゃあ、タコさんもおひとつ。

タコ:あ、すいません。じゃ、マサさんもどうぞ。

マサ:ありがとう。

タコ:でもって、管理人さんもどうぞ。いつもお世話になってます。

管理人:いいえ、こちらこそ。

オヤジ:ところでね、ポポリンさん、ちょっとわたしのほうから、議題を提供してもいいですかな。

ポポリン:いいわよ。どんどんやってちょうだい。

英語教育について

オヤジ:ちょっと最近、気になってるんですけどね、みなさん、日本の英語教育についてどう思われますか。わたしたちが子供の頃はねえ、英語の勉強というのは中学校になってからでしたよ。学生服に身を包み、初めての英語の勉強ということで、ワクワクしたもんです。ところが最近じゃあ、小学校から英語の授業があって、それに備えてかどうかわかりませんが、幼児の頃から英語の勉強をさせる親御さんが増えてますな。どうも、わたしもねえ、アタマが固くなったのかもしれませんが、まだ幼稚園にも行かない頃から勉強しなきゃならないというのがねえ、なんか子供が可愛そうになってきませんか。

ポポリン:でもさ、最近の子供って生意気じゃない?

オヤジ:ですからねえ、わたしは、英語教育を考える前にまず、広い意味での教育を考えないといかんと思うわけです。わたしが子供の頃はねえ、何といっても、まだまだ自然が残っていましたからね。小川でカエルを釣ったり、基地を作って遊んだり、お正月と言えば凧揚げ、コマ回し、皿回し、たらい回し… おっと、いけませんなあ。お酒が回ってきたようです。いつものダジャレが出てしまいますな。すいません、すいません。何と言うかねえ、お子さんたちはやはり、元気に駆け回って遊ぶのがいちばんだと思うんですよ。そして遊びの中からいろんな経験をして、例えばトカゲに石を投げて誤ってトカゲを殺してしまった。でも、そこで、ああ、可哀想ことをしたな、と反省しながら、命の尊さというものがわかるというもんです。わたしはね、そのときに殺してしまったトカゲのことがいまだに忘れられません。ほんとに可哀想なことをしました。ひとつの命を奪ってしまったんですからね、もう、後悔してもしきれません…。ううっ。

タコ:ううっ… 可哀想。痛かったでしょうね、そのトカゲ。ぐす。

オヤジ:タコさん、わかってもらえますか。ううっ。

ポポリン:なんか、ヘンな雰囲気になってきたわね。

管理人:だから、お酒はどうかと思ったのよね。

マサ:あの、だからどうなんですかって言うか、トカゲと英語教育とどういう関係があるんですか?いまは、英語教育の話をしてるんであって、別にトカゲの弔いをしてるわけじゃないですよね。

オヤジ:ああ、すいません。年を取るとね、どうも、涙もろくなって。

マサ:ボクはやっぱり、英語教育は早いほうが効果的だと思います。発音とかリズムとか、子供のほうが習得が早いし、勘が鋭いですからね。ボクも英語は中学校になってからでしたけど、発音なんかもかなり苦労しましたよ。それでもまだ十代の頃でしたから、まだよかったと思いますけど。今の年齢で、一から発音を習得しろって言われたらちょっとしんどいかもしれませんね。でも、いちおう、専門家の話では、9歳までがボーダーラインとか言ってますね。9歳を過ぎると英語らしい発音やリズムも身につきにくいと言われています。とにかく、幼児の頃っていうのは、どこの子供も我が子は天才かと思うほど、記憶力がよかったりしますから、この時期を利用しないという法はないと思うんです。ここでいったん発音やリズムを身につけておけば、それがベースになるみたいです。英語自体を忘れていても、将来、本格的にやってみようというときに、一度身についた発音なんかはちゃんと残っているというわけなんですよ。

管理人:そうね。それはよく聞く話ね。やっぱりリズム感とかは子供にはかなわないって言うから、この時期にやっておくのも悪くないと思います。ただ、幼児の頃に英語塾なんかに通ってせっかく英語の表現などを覚えても、そのうち忘れてしまうという例が多いみたいよ。知り合いの人の子供なんかも、今は殆ど英語使わないって言いますね。だって、高いお金払って教材買ったんでしょ、って言うんだけど、今は殆ど忘れてるっていうか、小さい頃のように喜んで英語しゃべったりしないらしいのね。ほんとに何十万ってお金を払ってるみたいだし、なんかもったいないような気もします。

マサ:そうそう。ボクが思うのは、英語教材って昔からそうですけど、高すぎるんじゃないかなってこと。昔はカセットテープでしたけど、何本もカセットテープがあって、ああいうのを勧誘とかで買わされたりとかで、ローンで払ってた友人もいましたよ。カセットには英語が録音されているだけで、特にこれといった工夫もなかったりするんですけど、何十万ってするわけですよ。じゃあ、一生懸命聞くかと言えば、それが最初の何巻か聞いて後はほったらかしっていう場合が多いですよね。しかしローンは払わなきゃならないとかで、その友人、泣いてましたよ。第一、カセット全巻を面白く聞けるかっていうのも、教材としてのアイデアがあるかってことで、それも商品価値のひとつだと思うんですけど、そんなものも全くと言っていいほどなかったりする。ありきたりのどこにでもあるような教材なわけですよ。最近のCDはどんな内容か知りませんが、まあ、中には良いものもあるみたいですけど。内容的に良いものだとしてもやっぱり高いんじゃないですか?

ポポリン:やっぱりさあ、有名な先生とかに「お勧め」のコメントなんか書いてもらったら、高く売れるんじゃない。高いっていいわよねー。それってひとつのブランドじゃん。あー、お金欲しいな〜。

マサ:いや、そんな話じゃないでしょう、ポポリンさん。

タコ:あのう…、ボク、よくわかんないんっスけど、やっぱり今からじゃ、発音練習しても遅いんっスか?せっかくやる気になってるのに、なんだかガックリです。

オヤジ:いえいえ、タコさん。決して遅くはないんですよ。40歳から英語を始めた人もいますよ。50の手習いとか60の手習いとかいろいろ言いますよ。英語のことわざにも、 "It is never too late to learn." 「学ぶのに遅すぎることはない」というのがありますしね。それに、たとえネイティブのような発音にならなくても、きちんと通じる発音になれば問題ないわけですよ。アメリカ英語やイギリス英語があるように、日本英語があってもいいと思いますよ。

マサ:それは賛成だな。もちろん、日本語式の発音で全く通じない日本英語は困るけどね。ちゃんと発音やリズムのポイントを押さえていれば、ネイティブのようにならなくても全然問題ないよ。

ポポリン:アタシは「トリ英語」、アンタなら「タコ英語」ってとこね。でもさあ、やっぱりカッコいいわよね〜。アタシもジュリー・アンドリューズみたいなキレイな英語でしゃべりたいわよ〜ん。そんでもって、キレイな声で歌ってみたいわねー、 "Feed the birds, tupence a bag..." なんてね。アンタ、この歌知ってる?メリー・ポピンズが歌うのよ、「ハトに餌をあげて」ってね。いいわね、メリー・ポピンズって。トリの味方ね。 "Listen, listen. She's calling to you... tupence, tupence..." 

オヤジ:ままま、ポポリンさん。お歌のほうはまた別の機会にしましょう。

ポポリン:そうね、アタシの美声に聞き惚れても困るわね。

オヤジ:…。

タコ:みなさん、ありがとうございます。タコ、安心しました。で、小さい子供の頃から英語をやるかどうかなんですけど、ボクとしては、実際に覚えた英語を使う機会がないのが問題だと思います。ボクも少しずつ英語の表現なんか覚えてますけど、実際、それを使うところがないんっス。使う機会がないから、せっかく小さい時から勉強していても、誰も英語しゃべってないのに、なんで勉強するんだろう?ってことになって、結局忘れてしまうんじゃないっスかね?

管理人:そうね、確かにタコちゃんの言うように、使う機会があれば、もっと勉強してやろうと思うはずね。幼児の頃から英語をやるか、やらないかは、これはもう個人の選択って言うか、小さい頃からピアノやバイオリンを習ったりするのと同じだと思います。小学校の英語の授業がどんな内容かはわからないけど、それが「国語」や「算数」と同じレベルでただの「科目」に終わってしまったら、日本人の英語のレベルを上げるという意味では全然効果がないと思うのよね。

オヤジ:まあ、ネイティブの先生を招いたりして「生の英語」に触れさせようとはしているようなんですが、科目や教室の中での活動に留まっているのでは、意味がないですな。結局、机上の理論に終わってしまうわけです。そういう意味でも、わたしは、個人的には、中学校からやるのが少し早まっただけでたいして変わりはないんじゃないかと思うんですよ。科目が増えるだけのことで、実際に使える英語が身につかない、それなら、何も早くから英語勉強しなくても、小さいお子さんたちはのびのびと遊んだほうがいい、と思うわけです。

タコ:でもさっき、9歳がボーダーラインだとか言ってましたけど。

オヤジ:ですから、それは、あくまでもネイティブのような発音を身につけるという意味でのことだと思うんです。日本人英語でも、きちんと通じる英語であれば問題ない、と思うんですね。ポイントを押さえた発音なり、リズムであれば、中学校からでも十分じゃないかと思うんですよ。

マサ:確かに、英語を実践する場がないというのは問題ですね。そこらへんをもっと考えないとダメだと思いますね。

ポポリン:アタシ、いいこと考えたっ!あのさあ、英語を話すロボット作ればいいのよ。一家に一台、英語を話すロボットがいて、英会話の相手をしてくれるってわけ。発音なんか間違えたら、その場で訂正してくれるのよ。でさあ、モード切替なんてのもあってさ、今日はイギリス英語、明日はオーストラリア英語ってなわけで、そんでもって、話すスピードも調節できるのよ。CNNスピードとか、スローモードとかさ。いいでしょ?どっかの企業がこのアイデア買ってくんないかな。今だったら安くしとくわよ〜。

管理人:おもしろいかもね。わたしも一台欲しいわね。

オヤジ:確かに。わたしも一台欲しいですな。まあ、しかし、もっと現実的なところに目を向けるとですね、わたしは、国際交流的なプログラムをもっと増やせばいいと思うんですよ。小学校対抗○○大会なんてのもありますから、そういうスタンスで、アメリカン・スクールとの「ピクニック大会」とか、国際学校との「キャンプセミナー」とかね。日本で生活している英語を話す外国人の人たちとの交流の場をどんどん増やすべきだと思いますね。それによって、国際的なマナーであるとか、外国の文化や習慣などを学び、こちらも日本文化の紹介などをして交流する。これしかないと思いますね。

ポポリン:もっとさあ、町ぐるみ、市ぐるみでそんなのあってもいいわよねえ。なんか、楽しそう。アメリカのカラスも来るかしら。

マサ:市役所のイベント紹介なんかで、ちょこっと申し訳程度に「国際交流」なんてのがあったりするけど。日本人の英語のレベルを向上させるっていうんなら、もっと大掛かりにやるべきでしょうね。子供の部、青年の部、中高年の部、熟年の部なんて、年齢別にやってもいいだろうし。とにかくアウトプットの場がないと、使える英語は上達しないのは確かですね。

管理人:英語、英語って言うけど、やはり、英語が国際語であることには間違いないわけだし、それに対して異論を唱えても空しいものがあるわよね。

オヤジ:事実、英語が世界中でいちばん話されているわけですよ。残念ながら、それは日本語じゃあないですからね。それに、例えば、日本語やタイ語などに比べて、英語のほうがシンプルで、まだまだ習得しやすいですからね。もちろん、人口で言えば、英語よりも多くの人が話しているという言語はありますよ。でも、そうなってくると、人口の多い国の奥地や片田舎の人たちも話している人の人数に入ってきます。じゃあ、そういう奥地の人たちなんかが国際的な場に出てくることがあるかというと、田舎をバカにしているわけじゃないですよ、これは。田舎はいいもんです、わたしは田舎が大好きです。あくまでも、国際的な場所で共通語となる言語という意味で、英語がいちばん使われているわけです。ですから、英語を国際語としてもっと認識しなけりゃいかんということになるわけです。

マサ:いっそのこと、日本語以外の公用語にしてしまえばいいんですよ。学校では、日本語での授業と英語での授業が交互に行われたりする。そうすると、日本人は学校を出れば誰でも、日本語と英語の二ヶ国語が話せるっていうことになります。

ポポリン:タコ、アンタ、なんか言いたいことある?

タコ:あのうー、そういうお話はすごくいいアイデアだと思うんですけど、今すぐに実現できることではないっスよね。さっきも英語の教材の話が出てましたけど、それについてはどうなんっスか?お金もかからなくて、いい教材ってあるんでしょうか。

ポポリン:アンタ、何言ってんのよ、商品価値の原則は「安かろう、悪かろう」。お金払わなかったら教材も手に入らないし、高いモノは良い、安いものは悪いって決まってるじゃない。

オヤジ:いやいや、ポポリンさん。そんなことを言ってちゃ、企業も生き残れないんですよ。昔は「安かろう、悪かろう」。でも、今は「安かろう、良かろう」が求められている時代なんですよ。ほんと、厳しい時代になったもんです。昔は、お客さんなんかも、良い商品には高いお金を払ってくれましたが、今じゃ安いお金しか払ってくれません。しかも、品質も良いものを、と来るわけですから、全く大変な時代です。

ポポリン:ええーっ、そんなのフェアじゃないわよ〜。図々しすぎるわよね!安いお金で良いものが欲しいなんて。

マサ:ボクもそういった傾向には怒りを感じますね。確かに、機械とか技術で解決できる部分はどんどん安くなるべきだと思いますが、独創性だとか職人芸的なものに関しては、それなりの価値を認めるべきですね。



英語教材について
ポポリン:じゃあさあ、英語の教材についてそれぞれ考えてることを言ってみて。まずはオヤジから。

オヤジ:わたしはですね、英語の教材にしてもそうですけど、教材っていうのはお勉強するための材料ってことですね。いやあ、アタマが固いのかもしれませんが、そういうものがカンタンにポンと手に入るっていうこと自体がおかしいというか、出来合いのものを使って「即上達」っていう考え方が甘いと思うんですよ。世の中、これだけ教材が出回っていて、どれを使ってどれだけの人が上達したかっていう統計を取ったわけじゃないんですが、驚くほど大勢の人たちが英語をマスターした、というようなことはあまりないと思うんです。ということはですね、教材じゃないんですよ、結局。その人がどれだけ努力なり、自分に合った勉強の仕方をしたか、ってことじゃないかなと思うんです。

タコ:はあ…。

オヤジ:わたしはね、ずばり、教材というものは自分で作る、もしくは組み合わせて活用するものだと思いますね。レディー・メイドのものを「取り扱い説明書」の通りに使って、ハイ上達しました、なんてことはないと思ってますよ。自分の好きな(自分に合った)使い方をして、それも他の教材と組み合わせたり、自分で作ってみたりして始めて「自分の教材」と言えるわけです。つまり、教材を自分のモノにしてしまわなければ効果がないということです。言い方を変えれば、教材に使われているようではいかんのです。教材を使いこなさないと意味がないということです。

ポポリン:ふーん。随分哲学的よね〜。タコ、わかった?

タコ:えーっと… よくわかりません。教材って言うのは、そこにあるだけで、生きているわけでもないのに、どうして教材に使われるんでしょうか。タコ、わからなくなりました。

オヤジ:わかりませんかぁ。あのですねえ、例えば、この道の名人、匠(たくみ)の職人などと呼ばれる人は、道具から自分で作るということです。

タコ:はあ…。英語って職人芸なんっスか?

マサ:ちょっと説明が抽象的かもしれないな。まあ、タコくん、英語の教材っていろいろ出てるし、インターネットなんかでも教材を使った人が意見を書いたりしてるんで、そういうものを参考にしながら、自分に合ったものはどんなものがいいのか、考えてみたらいいんじゃないかな。それと、今、自分がどういう部分を上達したいと思っているのかによって、選ぶ教材も違うだろうし、それによっては、新しく教材を買わなくても、自分の持っているものとかで間に合う場合もあるし。

管理人:道具を選べ、つまり教材を選べってことで、今自分がやろうとしていることに最適の道具を選びなさいということよ。例えば、カレー作ろうとしているときに、お魚を焼く網を使っても意味がないでしょ。その網がどんなに素晴らしい網で、お魚が一度に100匹焼けます、とか言ったって、カレー作るのには全く役に立たないでしょ。

タコ:そりゃそうっス。でも、英語は料理と違うっス。

ポポリン:アンタも、アタマが固いわね。だからさ、英語の発音覚えようとしてるときに、「英語のリーディングを鍛える○○マラソン」みたいな教材を使っても仕方ないってこと。

タコ:あのうー…、でも、ですね。自分でこういう勉強したらいいとか、自分はこういうところから勉強始めるべきだとか、そういうことがわかってる場合はいいんですけど、なかなかわからないんじゃないっスか?英語の勉強しようって思っても、どこからやったらいいのか、右も左もわからない、なんて…。

ポポリン:やっぱり、有名な先生とかに聞くのがいちばんよ〜。アタシ、有名人ってあこがれちゃう!

マサ:う〜ん、確かに。自分では判断できない場合もあるかもしれないな。自分ではこんなことがやりたいと思っていても、先生とかに相談すると、いや、キミは英語の歌のディクテーションをやりなさいとか言われて、それを素直にやったら上達したなんて話も聞いたことがあります。

タコ:じゃあ、どんな先生に聞いたらいいんっスか?先生もいろいろいると思うんですけど。

ポポリン:そりゃアンタ、いちばん有名な人に聞いたらいいのよ。

マサ:いや、そういう問題じゃない。有名人がアドバイザとして優れているかというと、これはまた、別の問題だし、第一、有名人で忙しい人がそんな質問にいちいち答えているヒマはないよ。著名な人に聞くなんて発想は、それこそ商業主義にまんまと乗せられてるってことでさ、だから、本なんかも「○○先生もご推薦」なんて帯に書いてあったりするんだよ。著名人の推薦イコール良いモノだとは限らない。当たり前のことだけどね。だって、そんな著名人だって、頼まれて仕方なく推薦してるのかもしれないし、中身をすべて吟味してほんとに感動して推薦しているとは限らないでしょう。

ポポリン:そうね。アタシだって、お金くれたらいくらでも推薦するわよ〜。

タコ:あー… タコ、わからなくなってきました。じゃあ、誰に聞いたらいいんっスか?

ポポリン:片っ端から聞きゃいいのよ。

タコ:でも、みんな違うこと言われたら、タコ、どうしたらいいか…。

オヤジ:ですからね、タコさん。問題はそこなんですよ。そりゃね、世の中、英語のお上手な方はたくさんいますから、いろいろ聞いたらいいんですけどね、でもね、そういうお話を聞いて、最後に判断するのは、タコさん自身なんですよ。わからなきゃ誰かに聞けばいい、というのもカンタンかもしれませんが、何か長いスパンで大きなことをしようと思う場合は、人に聞いて済ませるというのは、いささか安易と言わなければなりません。

タコ:はあ。

オヤジ:昔からよく言われますよ、「人間は考える葦(あし)」。わからなければ考えてみる。自分はどのように英語の上達がしたいのか、そして、まずは、どういう部分をやったらいいのか。その考える部分をサポートするために、人の意見や経験を参考にするわけですよ。

タコ:あ、なるほど。そういうことっスね。じゃあ、例えば、発音やりたかったら、耳で聞いて覚える「耳タコ発音練習」みたいなのだったらいいってわけか。

オヤジ:そうそう、そのノリですよ。まず、自分で考えて、そして、今の自分にとってこんな教材あったらいいな、という発想から行くんですよ。その「耳タコ」っていうキャッチフレーズもいいですよぉ。まず、欲しいものをキャッチフレーズで表現してみる、そして、それに似たようなモノを探す、なければ作るっていうわけです。

ポポリン:アタシはさあ、何と言っても、「あこがれの女優の発音が出せる、発音比較レコーダー」。アタシの発音をマイクとかで入れると、女優の発音と比較して、ほら、あるじゃない、分析グラフみたいなの。あれで表示してくれるっていう目で見て違いがわかるってのが欲しいな。あ、この右上の部分がもうちょっと重なってないわね、とかで、全部重なったら同じ発音ができてるってことよ〜。でもさ、こんなのないわよね。なけりゃ作れって言ったって、アンタ、お金かかりそう。やっぱり、アタシ、お金欲しい〜っ!

マサ:ボクは何を隠そう、話題になってる「英語耳」CD。ちょっと気になってるんですけどね、やっぱりあの値段は高い。もし5万円払って効果なかったら損だなと思うと買う気にならないな。5千円くらいになれば買ってもいいけど。買えない(あるいは買う気にならない)場合はどうすりゃいいのかな?やっぱり作るしかないか。コウモリの声でも録音して聞いてみるかな。

管理人:えーっと、わたしは…、あれ?今のテーマってどんな教材があればいいかっていう議題だったっけ?

ポポリン:まあ、いいから、いいから。

管理人:わたしは、今のところ、特にこんなのが欲しいという教材はありません。教材じゃないけど、欲しいなと思うツールはあります。まずは、「マルチ英語圏発音プレイヤー」みたいな辞書。英単語をクリックすると、米語、英語、オーストラリア英語、スコットランド英語などのいろんな英語圏の発音で発音してくれるプレイヤー。特に違いが出てくるのは母音なんですが、こういった部分がどう変化していくのかが非常に興味あるところです。また、大量の翻訳などがあった場合、ざっと要旨だけを取り上げて訳してくれる「ざっと翻訳」みたいなソフト。翻訳にもいろんな場合や用途があって、大量の翻訳をすぐ欲しいという場合は、たいてい資料としての用途。そんなときにざっと要点だけ訳してくれるソフトがあれば便利だなと思います。でも、現状の自動翻訳ソフトはまったく使いモノになりませんから、実現にはほど遠いですね。今とは違う新しいテクノロジーが必要なんだと思いますが、コンピュータに人間の脳とか神経のような働きを持たせて、まるで優秀な翻訳者が翻訳をするように処理させるてなことができれば実現可能ですね、たぶん。翻訳者も翻訳者モジュールを入れ替えることで、いろんな翻訳者のタッチが楽しめるなんてことができれば、そのときこそ、翻訳料金は限りなく無料に近くなるわけです。今は逆に、安すぎますけどね。

マサ:そうです。まともな翻訳にはもっと料金を払うべきです。だいたい、翻訳に対する世の中の認識が低すぎます!

ポポリン:やだ、またこだわり始めたみたいね、お酒が足りないわよ。

オヤジ:いや、翻訳の良し悪しを理解している人が少ないというのが現実でしょう。

ポポリン:じゃあ、タコ、お酒追加ね〜。

タコ:ヘイ!がってん。

ポポリン:あー、なんか、いい気分になってきたわよ〜。



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