英語の発音ってむずかしそう。辞書に書かれている訳のわからない記号もさっぱり… 学校でもとくに教えてくれるわけでもないし…。そんなあなたも、この機会にちょっとだけ頑張って、英語の発音をマスターしてみましょう。
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| Last update November 15, 2008 |
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スコットランド英語の発音 傾向と特徴 ここでは、あくまでも一般的に考えられている傾向について述べています。実際に、該当する地域や国に住んで体験されたものと異なるという場合もあるかもしれません。 |
スコットランドは、大ブリテン島(the island of Great Britain)の北三分の一を占める本土と北アイルズおよびヘブリーディス諸島を含む790の島々から成る国家で、「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)の一部を構成しています。同じ連合王国に属しながら、スコットランドの英語はイングランド英語(このサイトでは「イギリス英語」と呼んでいます)に比べて、発音面での顕著な違いが見られます。まず、スコットランド英語は、イギリス英語やオーストラリア英語とは異なり、「r」のスペルを発音する rhotic アクセントを用いています。また、使用する母音の数が他の英語に比べて少ない、子音の「w」に二種類の発音があることなども主な特徴です。 以下、具体的なスコットランド英語の発音の特徴を見てみましょう。 ●rhotic の /r/の発音 前述のように、スコットランド英語は「r」のスペルを発音しますが、その/r/の音は、イギリス英語などと同じ接近音で発音されるのが普通ですが、なかにははじき音(発音表記は/ɾ/)で発音する人もいるようです。 ●母音について スコットランド英語では、イギリス英語ほど厳密に母音を使い分けていません。以下はその対比表です。
他の地域の英語では使用されている /ʊ/ の発音がなく、/ʉ/に近い音で発音されるため、「fool」と「full」、「pool」と「pull」がそれぞれ同じ発音になってしまう。
イギリス英語では区別されている/ɒ/ (cot) と /ɔ/ (caught) の音がスコットランド英語では、どちらも /ɔ/ の音で発音されている。
イギリス英語では区別されている/æ/ (bath) と /ɑ/ (balm) の音がスコットランド英語では、どちらも /a/ の音で発音されている。
スコットランド英語では、イギリス英語のように長母音と短母音の区別はありませんが、/i/、/u/、/a/が鼻音や有声音で破裂音の前に来る場合は長めに発音されるといった傾向があります。●二重母音について スコットランド英語の二重母音には、イギリス英語と比べて以下のような違いが見られます。
また、「r」のスペルを発音するため、後に「r」が続く場合、二重母音に以下のような変化が見られます。
●herd、bird、curd の発音 他の地域の英語では /ə(ɚ)/ と同じように発音される母音が区別される。スコットランド英語においては、これら三つの単語は「ヘRド」、「ビRド」、「カRド」といった音に聞こえます。 例)herd、bird、curd
●「wh」(which)と「w」(witch)の発音 アメリカ英語でもかっては区別されていたようですが、スコットランド英語ではこれら二つの単語の発音を区別します。which の「wh」の音は、/w/と/h/の音を同時に出すようにして発音しますが、専門的な IPA 記号では/w/を上下反転させた/ʍ/という記号を使います。
●その他 その他にも、それぞれの単語によって、/ð/が/θ/になったり、/ŋ/が/n/として発音されたりする例もあります。以下、いくつかの例を紹介しておきます。
●参考サイト スコットランド英語の発音については、下記のサイトが参考になります。
http://fonetiks.org/engsou2sc.html母音の発音記号にカーソルを当てると、その発音を含んだ単語のスコットランド式発音が聞けます。
http://www.bl.uk/learning/langlit/sounds/地図中の人間のアイコンをクリックすることで、イングランド、スコットランド、アイルランドを含む「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」における各地域のスピーチが聞けます。 |