単なる「点」や「マル」のたぐいだと思っていたら、結構深い句読点。コンマのあるなしでニュアンスも違う。そう、句読点にもちゃんとメッセージがあるのです。わかっているようでわからない英語の句読点を解明。 |
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Slash / スラッシュ |
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スラッシュの役割
stroke、virgule、その他、斜めであることから slant, diagonal、あるいは、コンピュータ関連の表記であるバックスラッシュ(\ back slash) に対比させて forward slash など、いろんな呼び方がありますが、スラッシュとは、複数の言葉を並べてその間に置く斜めの棒のような符号のことです。中世のヨーロッパでは、もともと、スラッシュ1個(/)でコンマ、2個(//)でダッシュのような使い方をされていたようです。このスラッシュが現在のハイフンに発展したとも言われ、ハイフンやダッシュ(エヌ・ダッシュ)のように「2つのものの関連性」を表すという役割があります。たとえば、A/B でスラッシュで挟まれた A と B はどちらでも該当するという意味になります。なかでも、最も多い用法は、読者の立場や状況によってどちらを選んでもよいという意味でよく使われます。また、詩などを引用した場合にどこで区切るか、改行の箇所を示す目的でも使われます。 スラッシュの前後のスペースですが、どうも几帳面な人は前後にスペースを入れたくなるもの。しかし、必ずしもスペースを入れておくのが正しいとは限りません。詩などの改行を示す場合は、その前後にスペースが必要ですが、2つのものの関連性を表したり、選択肢を示している用法では、スラッシュの前後にスペースは入れません。 スラッシュのルール 以下、スラッシュを使うルールについて見てみましょう。 では、詳しく見ていくことにしましょう。 1. 該当する複数の要素を示す場合。 戻るいくつかある選択肢や該当する要素をスラッシュでつないで、文章中では一語のように表現しようとする方法です。とくに最近では、ゼンダー(gender: 男女区別)の問題で、人称代名詞を男性形で代用するのは不適切だという意見があります。よって、「彼」だけではなく、「彼/彼女」というふうに表現することで、「男性または女性」あるいは、「男性も女性も」という意味を表す場合によく使われます。ただし、なかには、あいまいさが残るため、きちんと he or she といった表現をすべきだという意見もあります。スラッシュの前後のスペースは不要です。
2. 詩などの改行箇所を示す場合。 戻る詩などを引用する場合、「ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる」というのでは区切りがわかりません。そんなときに、「ほととぎす / 鳴きつる方をながむれば / ただ有明の / 月ぞ残れる」と「区切り」を示すときに使います。また、この用例の場合は、スラッシュの前後にスペースが必要です。
3. 省略や略語を表す場合。 戻るさすがに今では「白黒テレビ」はありませんが、この「白黒」(black and white)を略して b/w と表記されることがあります。その他、技術用語の I/O (Input and Output) など、単語やフレーズを省略する場合に使われることがあります。この場合のスラッシュ前後のスペースも不要です。
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