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Last update May 25, 2015



Last update May 25, 2015



                                   


Orig: 英語本来のことわざではなく、日本語のことわざを説明するためのオリジナル表現です。

日本語 English
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たげいはむげい
多芸は無芸
 Jack of all trades is a master of none.

ことわざなどによく登場する Jack ですが、日本語で言えば「太郎」といった感じで一般的な人間を表します。その他 Jack is as good as his master. 「召使いは主人に劣らず(人は皆平等)」、Every Jack has his Jill. 「似た者同士」などがあります。
たつとり、あとをにごさず
立つ鳥、跡を濁さず
 It is an ill bird that fouls its own nest.
 Orig Leave with grace but no mess behind.

英語の表現は「自分の巣」を汚さない(自分のまわりや仲間を大切にせよ)という戒めですが、日本語は、ある場所を去って次の場所に移るような場合に使われます。
たでくうむしもすきずき
蓼食う虫も好き好き
 There is no accounting for tastes.
 Everyone (man) to his taste.
 Tastes differ.
 Some prefer nettles.
 Beauty is in the eye of the beholder.

「蓼」は香辛料などに使われる植物で、英語でいうと water pepper. 最後の表現は谷崎潤一郎の小説『蓼喰ふ虫』(たでくうむし)の英訳ですが、ここの nettle は「イラクサ」といって葉にトゲがある植物のことです。容姿について言うならば、最後の例のように「美しさは見る人によって違う」という表現も可能です。
たなからぼたもち
棚から牡丹餅
 a windfall
 manna from heaven

a windfall は、風にふかれて木から落ちてきた果物などを指します。godsend 「天の賜物、神様の使い」という単語もありますが、用法的にもややニュアンスが異なります。manna は旧約聖書に登場する、神がイスラエル人に与えた食べ物のこと。また否定形として、Larks do not fall ready-roasted into your mouth. 「鳥が焼き鳥になって降ってくるわけじゃない」という表現もあります。
たよりのないのはよいたより
便りのないのはよい便り
 No news is good news.

この格言のルーツは、英国のジェームズ1世が No news is better than evil news 「悪い知らせなら無いほうがいい」といったのが始まりだとか。



ちりもつもればやまとなる
塵も積もれば山となる
 Every little makes a mickle.
 Many a pickle makes a mickle.
 Little and often make a heap in time.
 Many drops make a shower.

小さいことを軽んじてはいけないというたとえですが、pickle と mickle (muckle) はスコットランドの言葉で、それぞれ「少量」「多量」を意味します。
てつはあついうちにうて
鉄は熱いうちに打て
 Strike while the iron is hot.
 Make hay while the sun shines.
 Hoist your sail when the wind is fair.

「物事には時期がある、それを逃すな」というたとえで、鉄の温度が冷めてしまってからでは加工できない、あるいは陽ざしがなければ干し草は作れないことから。最後の例は「風向きのよいときに帆を揚げよ」の意味。
ときはかねなり
時は金なり
 Time is money.

アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリン (Benjamin Franklin) の言葉がルーツ。「ムダに過ごしている時間」というものは、すなわち「稼がない時間」であるか「お金を使っている時間」のどちらかだということです。
どくをくらわばさらまで
毒を食らわば皿まで
 One may as well be hanged for a sheep as for a lamb.
 Over shoes, over boots.
 The sky is the limit.

英語では「絞首刑、どうせ盗むなら親羊」といった意味。二番目の表現は、「靴まで浸かればブーツまで」という意味で、いっそのこと高さの高いブーツまで浸かるということです。最後の例は文字通り「限界は(無限の)空にあり」。
どくをもってどくをせいす
毒を以て毒を制す
 Fight fire with fire.
 Set a thief to catch a thief.
 Kill poison with poison.

「あるものを制するための同じものを使う」という意味。最後の例は格言までにはなっていませんが、そのままでわかりやすい例です。
となりのはなはあかい(となりのしばふはあおい)
隣の花は赤い(隣の芝生は青い)
 The grass is always greener on the other side of the fence.

「隣のものは何でも良く見える」ということで、日本語でも「隣の芝生は青い」と言いますが、これはもともと英語版を訳したもの。
とびがたかをうむ
鳶が鷹を生む
 a kite breeding a hawk

残念ながらこれに近い英語のことわざはないため、そのまま英語に訳したものがこれです。
とらぬたぬきのかわざんよう
捕らぬ狸の皮算用
 Don't count your chickens before they hatch.

「タヌキ」は a racoon dog ですが、日本のように「親しみやすさ」や「滑稽なイメージ」はありません。「狸オヤジ」は a sly (or cunning) old man、「狸寝入り」は play possum となります。
とらのいをかるきつね
虎の威を藉る狐
 an ass (a donkey) in a lion's skin
 Clothes may disguise a fool, but his words will give him away.
 a bird in borrowed feathers

イソップ童話の The Ass in a Lion's Skin がルーツで、その下はその教訓を文章で表現したもの。最後の表現も古代ギリシアの逸話を取り入れたイソップ童話の題名 The Bird in Borrowed Feathers が由来で、バリエーションとして adorn oneself with borrowed plumes とも言います。





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