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 File No. 218  
sport
[sp:rt]

楽しいこと、いいやつ、突然変異

When you win and thank the other team for a good game, you're a good sport.
This yellow rose is a sport of the orange rose shown next to it.

野球やサッカーといった「スポーツ」の意味だけではありません。キャメロン・ディアスさんがあるインタビューで、共演者「レオさん」のことを "He is a good sport." と言っていました。「人間的にいい人」という意味ですが、もともとスポーツマンシップがあるという意味ですので、付き合いやすさだけでなく、「勝ってもおごらず、負けても潔い」という精神的なレベルの高さも含みます。日本語でよく使われるところの、「彼はいい人なんだけど、ちょっと…」といった「批判」や「お断り」をするときに、(相殺の意味を含めて)申し訳程度につける「前置き」とはちょっと違うかも。その他、植物の「突然変異」といった意味もあります。



 File No. 217  
churn
[tr:n]

かき回す、激しく動く、回転・入れ替わり

They churn out movies at a much more furious pace than you see in Hollywood.
We don't churn employees, we've never had a layoff.
Our new butter churn lets you churn cream into butter easily in about fifteen minutes.

ミルクをかき混ぜてバターを作る(またはその器)が本来の意味らしいですが、顧客の入れ替わりが激しい、社員が「入っては辞める」の状態で定着しないとか、より安い料金を求めて次から次へと店を変えるといった「節操のない様子」にも使われます。また、アクション映画がウケルと言えば、次から次へと似たような(?)映画を製作する churn out というふうにも使われます。激変の時代、スピード時代とはいえ、ミルクをかき混ぜながら地道にバターを作るといった「牧歌的な時代」に戻りたい気がしてきます。

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 File No. 216  
offset
[(:)fsét]

相殺する、埋め合わせる

You may not receive another notice before your payment is offset.
Printing company to plant 600 trees to offset carbon dioxide emissions for 99 years.
This does not permit you to offset payment of tax.

「うちの子供が迷惑かけたようですな。まあ、これ。」とか言って札束をポンと渡す。「いや、そんなつもりじゃ…」と言いながら、ありがたくいただいておく(?)かどうかは人それぞれの気持ちの問題。損失や怒りなどを「相殺する」「埋め合わせする」という言葉です。名詞として使われると、断層などの移動、植物などの横から出た枝、球根の脇に新しく出来た球根といった何かを支えたり、全体的なバランスを取るような役割をするものを指します。また、印刷の手法として「オフセット印刷」という意味もあります。

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 File No. 215  
rife
[raif]

蔓延している、横行している

People don't know the industry is rife with fraud.
The areas have been rife with troubles throughout the years.
The sub-Saharan nations where the AIDS epidemic is rife, cannot afford an adequate public health program to combat this disease.

語源は古ノルド語の rIfr を源とする古英語の ryfe で、意味は「豊富な」。資源が豊富とか人材豊富というように、歓迎すべきものが豊富なのは大変好ましいことですが、一方で、「疫病」が大はやり、「欺瞞」や「陰謀」が渦巻く大都会というふうに、どちらかというとあまり歓迎したくないものがはびこっている場合に使われます。



 File No. 214  
wince
[wins]

ひるむ、たじろぐ、しかめっ面をする

She winced when she saw that the bone was showing.
The members must endure long sessions of training without a wince.

ドンチャン騒ぎの忘年会。酔った勢いで、「気分最高!泳ごうぜ。」といって川に飛び込んだのはいいが、その冷たさに思わずひるんだ、というふうに、自分の意思や考えとは裏腹に、思わずたじろいだりすることを言います(わざとたじろいだり、ひるんだりする人もいないのですが)。また、しかめっ面をするという意味もありますが、これも、ふざけたり、ウケ狙いで顔をしかめるのではなく、「ええーっ!これも払わなあかんの?」といった嫌悪や苦痛などネガティブな感覚のリアクションによって自然に生じるものを言います。ひるみ、たじろぎといった名詞としても使えます。



 File No. 213  
attribute
 Verb [tríbju:t]
 Noun [tribju:t]

〜のせいにする、〜のおかげだと思う、属性、特質、象徴

He attributed his success to her mother.
People always attribute illness to a bacteria, virus or some other microbe.
A key attribute of iron is its ability to take up and release oxygen atoms and electrons.

昨日の言葉と2字違いで大違いの単語です。物事がうまく行ったときは、「いやあ先生のおかげです!」。失敗したときは「先生の教え方が悪かったんです…」 と人間勝手なものですが、これも、どちらにも使える便利な言葉です。また、「この作品は有名な○○師の手によるものだ」といった場合にも使います。名詞になると、「属性」や「特性」といった意味になり、わかりにくい言葉ですが、ファイルの属性は「読み取り専用」になっているとか、この文章は「イタリック体」の属性になっているというふうに使われます。名詞と動詞の場合のアクセントが違うのでご注意。

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 File No. 212  
tribute
[tríbju:t]

みつぎ物、賛辞・敬意

He expressed a tribute to his mother for the moral, intellectual and physical education he received from her.
The exhibition is an unforgettable exhibit that pays tribute to the men and women who served in the armed forces.
The ceremonial capital of Persepolis (Parsa) was used only once a year, when emissaries from all of Persia's subject nations were summoned to offer tribute to King Darius.

ひと昔前に流行った「貢くん」現象。恐れ多くも、自らを「女王」になぞらえた女性たちがボーイフレンドに贈り物をさせるという、ちょっと感心できないことですが、王や権力者にその庇護の見返りとして行う「貢物」という意味があります。また、尊敬する人・存在などに贈る「賛辞」「敬意を表する言葉」という意味でよく使われます。また、犠牲者や何かに命をかけて貢献した人などが亡くなったときに捧げる「追悼の言葉」という意味もあります。



 File No. 211  
incumbent
[inkmbnt]

義務がある、現職の

They will perform those good works that are incumbent on all Christians.
The incumbent president may win a second term in office in the first round of the presidential elections.

「子供は親の言うことを聞くのが義務でしょ!」「だってそんな法律どこにもないもん。」たびたび親に逆らった子供時代ですが、具体的な事例として、法律やルールで定められていない場合であっても、規範に照らし合わせて「当たり前」のことであるとか、道徳的、人道的な見地から「当然の義務」だと考えられる場合によく使われるようです。子供を愛し、育てるのが親としての義務、公正な裁きのために尽力するのが陪審員としての義務、というふうに使われます。その他、議員などの「現職」、「横たわった」という意味もあります。語源はラテン語の incumbns「横たわる」という言葉。



 File No. 210  
clerical
[klérikl]

聖職者の、事務の

The company specialises in providing clerical support to businesses and individuals.
Information Technology has a big impact on clerical workers.
Some churches have a policy of refusing to employ any clerical staff member who is presently a member of that church.

「聖職者」と「事務員」、この2つの単語は同一の形容詞を共有していますが、原型の名詞は別で、前者は clergy 、後者は clerk  clerical workers というと一般的には「事務系労働者」を指します。また、 clerical errors ですが、「え、牧師さん、また悪いことしたのかな?」というのではなく、「筆記ミス、タイプミス」という意味になります。こういった誤解をされないためにも、聖職者たるやふさわしい態度や行いが大切ですね。もちろん、一般人は何やってもいい、というのではありません。



 File No. 209  
beset
[bisét]

つきまとう、悩ます

Economic growth still beset by obstacles.
A series of misfortunes beset the kingdom.

語源は古英語の besettan で「設置する」。クリスマスシーズンともなると街路樹がキラキラ点滅したり、広場には巨大なツリーが現れ、花屋にはポインセチアが並び、100円ショップも負けていません。ベルやリボン、サンタや靴下といったクリスマス飾りが所狭しと並びます。まあ、飾りだけだったらおめでたいのですが、問題や課題、困難や障害といった、うれしくないものがつきまとう場合を表現するほうが多いようです。 be beset と受身形にすると、そういったものに悩まされるという意味になります。



 File No. 208  
retrench
[ritrént]

削減する、節約する

The law allows you to retrench when you have a good commercial reason for reducing staff complement.
People have watched colleagues depart, projects get dumped and companies retrench.

緊縮ムードの今の時代にあまり聞きたくない言葉ですが、retrench staff など「人員削減する」という意味でよく使われます。雇われびととしてはほんとにイヤな言葉ですが、良識ある経営者の方にとっても、まさにツライ決断かもしれません。目的語を伴わずretrench だけで「節約する」という意味になります。語源はフランス語のretrencher (再びcut する)。また、英語のtrench は「堀、塹壕を掘る」ということから、retrench で「新しく塹壕を掘る」というのがもともとの意味で、転じて、「削減」の意味で使われるようになったという説があります。



 File No. 207  
migrate
[máireit]

移住する、移行する

Finally I decided to migrate to Windows XP.
Many birds migrate over Lithuania through the East Atlantic migration flyway.

「ありがてえお言葉ですが、あっしはしょせん旅がらす。」なんて、migrate するのは渡り鳥や蝶といった生き物や住所不定の人間だけだったのが、最近では、パソコン環境でもよく使われます。え?パソコンも migrate するのかって、それはちょっと困りますね。 家に帰ったらパソコンがいない。あーそうか、今日から隣のさやかちゃんの家か… なんてことではなく、人間がパソコン環境を乗り換えるということです。意地を張って Windows 98 を使っていたけど、思い切って XP に変えてみるか、といった OS やアプリケーションなどを別のものに移行するという意味で使われます。



 File No. 206  
legion
[lí:dn]

数多い、軍隊

The American Legion established a national baseball scholarship.
The player obviously has a legion of fans.
Good ideas are legion and only a few ideas become innovations.

語源はラテン語のlegere(集まる)という言葉。集まるのも一人二人ならたいしたことはありませんが、やはり、人数のパワーはすごいものです。可愛い子供たち、若者、中年・高年のおじさん、おばさん、どの世代にも共通していえることですが、5人以上集まってワイワイイ言い始めると、もういけません。「若者の集団はウルサイのよ」とか、「おはばん軍団はたまらんでー」などそれぞれ言い分はあるのですが、同じことです。ということで、集まるということから、「軍団」とか「軍人会」という意味。もっと一般的な用法としては、問題が「無数にある」など「数多い」という意味でよく使われます。



 File No. 205  
snazzy
[snzi]

しゃれた、かっこいい

What you need to know to make a snazzy business presentation is shown in this book.
We want you to feel snazzy and absolutely remarkable about yourself regardless of the occasion or celebration.

ずばり、かっこいいという意味のスラング。デザインがかっこいい、ロゴマークがかっこいい、インテリアがかっこいい、音楽がかっこいい。とにかく「かっこいい」ことを言います。これ以上説明のしようがないようです。「かっこいい」ということはどういうことかという「哲学的な」思索をしても始まりません。とにかく「かっこいい」という意味なのです。強いて言えば、ファッショナブル、際立って魅力的… といったところでしょうか。語源は不明。


 File No. 204  
plunder
[plndr]

略奪(する)

They protested that multinational corporations plunder resources, devastate ecosystems and exploit disempowered workers.
The group protected and rescued the country's most treasured commodity from the systematic plunder during the war.

語源はドイツ語の plundern (家財道具)。違法に人のものを取ってはいけないというのが世の中の常識ですが、戦争といった非常時にはそういう当たり前のことが当たり前でなくなってきます。力ずくで村や町を略奪し、一切合財ぶんどってしまう。非常にけしからんことです。あのお宝が欲しいとか、あの美術品売ったら儲かるで、などと常々よからぬ思いを持ってしまうのが人間。そういった欲望の深層心理が、非常事態になると、剥き出しになってしまうのかもしれません。


 File No. 203  
contrarian
[kntrérin]

人と反対の言動をする人

Sometimes contrarian investment strategy works.
A contrarian is more likely to be attracted to a point of view that has not yet been thought of.

みんなが仕事している就業時間にはうだうだと遊んで、みんなが帰宅する時間になってやおら仕事をし始める。ただの協調性のない人間だと言われればそれまでですが、良く言えば「独創的な」考えの人。証券市場において、まわりが「買い」気配になっているときに一人「売る」、経費削減とか言って節約ムードのときに、今こそチャンスだ!とか言ってビッグな「投資」をする。うまく行けば「先見の明」があるやり手ですが、失敗したら「だから言わんこっちゃない」となる。ユニークでいるって、ほんとにむずかしいですね。contrary(反対の)という言葉から派生。


 File No. 202  
shelve
[elv]

棚に置く、棚上げする

Every time a newer issue is received, the previous issue is shelved in the main alphabetical sequence of back issues.
The company has shelved or postponed plans to build large scale construction.

ご存知 shelf 「棚」という言葉の動詞形ですが、本などを棚の上において整理するという素直な意味もあります。ところが「棚」というのは、便利なようで、きちんと見えるように整理されていないと後でわからなくなります。あれ?どこに置いたのかな?そんなものあったかな?など、同じ本をもう一冊買ってくるなんてことにもなってしまいます。一方で、ある人たちにとっては便利なときもあり、ああ、そういえばそんな案件が… いやあ忘れていたよなど、問題の「棚上げ」ということにも使われます。大事な案件だと思い、棚の上に整理したつもりが、うっかり… いや、巧妙ですな。


 File No. 201  
harrowing
[hroui]

痛ましい、悲惨な

The photographs and movie film taken at the time paint a harrowing picture of the war.
Harrowing the garden on a small hobby farm uses antique tractors and implements.

深刻な物資の不足で、病院でも満足な治療すらできない。盲腸の手術も「麻酔なし」といった、聞いただけでも心が痛むような悲惨な状態を言います。また、harrow という動詞で掘り起こした土地をならすという場合にも使います。土地をならすための農機具も a harrow です。都会に暮らしている現代人にはあまり馴染みのないものですが、ディスクやスパイクのついた器具で、かっては、農家にはなくてはならない道具だったようです。どんな器具だろう?と興味のある方も少ないでしょうが、あるサイトにイラストが載っていますのでご参考まで。http://members.tripod.com/rainbeau/Harrowing1.html


 File No. 200  
whiz
[hwiz]

ビュン、ビュン(音を出す)、若い達人

I could hear the whining of bullets as they whizzed by.
Whizz the tomatoes in a food processor for 2 minutes.
Whizzing is a form of coin polishing with a high-speed polisher.

クルマが「ビュンビュン」走る高速道路、向かい風「ヒューヒュー」、ミキサーでトマトを「ウォンウォン」つぶす、コインのツヤを出すために特殊な研磨機を高速に回して磨くなど、風を切るようなスピード感のある音なら何でもOK。そういった音を出すこと、また、音自体も指します。また、熟練家や達人という意味もあり、whiz kid と言えば、若いのにすごい人や若くして出世している人などを言いますが、なんでも昔のクイズ番組ななにかで Quiz Kid という言葉があり、それのパロディーとか。


 File No. 199  
scour
[skáur]

磨く、緊急捜査・捜索する

Be sure to use brushes to scour the floor.
The detective scoured the scene of the crime for clues.

「警部、ゴミ箱からこんなものが…」「おお!歯型のついた食いかけのあんパン。」「犯人はアンパンマンですかね?」なんてことで、警察などが犯行現場を忙しく捜査しているような状況を言います。また、ゴシゴシと磨いて、汚れやさびなどを洗い落とすという意味もあります。ただし、この2つは全く別の単語で、語源も違います。前者はスカンジナビア語源で「急いで行動する」といった意味の単語、後者はおなじみのラテン語源で「磨く」(excrre)という言葉。犯行現場の捜査もテキパキと迅速に行わないといけないということですね。


 File No. 198  
overhaul
[òuvrh:l]

徹底吟味(する)、分解処理

Machine shop methods include trouble shooting and overhaul machine maintenance.
The company has improved results after a re-engineering of its manufacturing operations and a complete overhaul of its cost structure.

○○円のうちこれが「翻訳料金」、これが「入力」、これが「プルーフ(校正)」。残りの2千円は何ですか?え?それ、どんな作業?なぜそんなにかかるの?以前は「一式いくら」で通った料金も今や「分解吟味」が当たり前。込み込みでやっていた雑務作業も入れるところがない。「実はこんな作業がありまして…」 「え?それくらいサービスでやってよ!」と、まさに「とほほ…」のビジネス社会。価格構造にメスを入れたり、風通しの悪い組織を徹底的に見直したり、機械やクルマなどを分解して、点検・修理などをすることを言います。



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