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wallow
[wɑloʊ/wɔl-]

泥んこのなかで転げ回る、(ある状態に)おぼれる

  • Five old male buffalos were wallowing in one of the dams.
  • He is still wallowing in self-pity.

ブタやサイなど、動物が泥んこのなかで転げ回るという意味。名詞として使うと、泥んこなどの転げ回る場所。また、オリンピックで金メダルを取って狂喜している、美食三昧とか贅沢三昧、趣味に浸っているなど、自分にとって心地よいことにおぼれている状態を言います。もっとも、悲しみにおぼれているといった、楽しいとは言えない状態に浸っている場合にも使いますが、それはそれで、「悲劇の主人公」を演じる「甘美さ」のようなものがあるのかもしれません。転げまわる動物がどういった心持ちであるかは不明。語源は中世英語の walwen 

 同義語  revel, indulge, relish, savour, glory, luxuriate


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prig
[prɪɡ]

堅苦しい・口やかましい人、心が狭く正義感の強い人

  • He is a prig, smug and self-righteous fellow.
  • A prig is a fellow who is always making you a present of his opinions. -- George Eliot.

規則を守るのは良いことだし、常識を押さえるのもいいし、正義感の強いのもいいのですが、それを自分だけでなく、相手にも押し付けようとするような人を言います。まあ、人にはいろいろ事情もあるし… ということが理解できない、従って、きちんとできない人をみると許せないという心の狭さが特徴。反面、じゃあ自分はどうなのか?となると、案外抜けていたりするもので、自分はOK、他人はNGのような本人には気づかないパターンがある場合も多いようです。ともあれ、まわりの人にとっては肩のこる人で、そういう人間にならないよう気をつけたいものです。

 同義語  goody-goody, puritan, prude, pedant


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buoy
[bu:i]

救命ブイ、浮かす、元気づける、支持する

  • He was an optimist, and his hope buoyed him up.
  • Its economy is buoyed by years of sufficient oil and gas revenues.

「チーフ、救助船、来ませんねえ」「ああ。しかし、こうして浮いていれば誰か見つけれくれるだろう」「そうですかね?」「心配するな。今日の運勢占いによると、信ずる者は救われるということだ」「そうか!なんか希望が出てきましたよ」 ということで、「救命ブイ」。動詞で使うと、浮いた状態にしておくという意味になります。また、期待を持たせたりして元気づけることを言います。人間だけでなく、○○ブームで経済も活気づくといった場合にも使われます。語源は中世英語の boye 

 同義語  float, guide, signal, marker





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tony
[tni]

しゃれた、洗練された、上流階級(気取り)の

  • He was often seen in a tony restaurant reading a magazine.
  • She reserved a room in a tony hotel.

今度の彼の名前は「トニー」です、というときの Anthony の愛称 Tony ではなく、「しゃれた、上流階級」のといった意味を持つアメリカ、カナダで使われるスラングです。エレガントで洗練された様子を表し、レストラン、パブ、学校、街などによく使います。誰でもいらっしゃいとか、スエットスーツで気軽に入れるという「庶民的な」ものではなく、その良さを理解するにはそれなりのテイストが必要なようです。言ってみれば、近寄りがたい雰囲気があり、その辺が「上流階級的」というわけです。語源は high-toned というときの tone が変化。

 同義語  stylish, distinctive, classy


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frippery
[frɪpəri]

けばけばしい装飾、つまらないもの、安っぽい

  • The women in the party adorned themselves in frippery.
  • They dismissed the idea as a frippery.

大阪人はケバイのが好きだとか、いやいや、派手好きというなら名古屋人には勝てませんなど、実際のところは別にして、見た目の派手さ、見栄を張っているような外見を表現します。また、最も大事なのは内容であって、見た目や色使いはどうでもいい、といった「重要性が低い、取るに足らない」という意味もあります。もちろん、服装や装飾の趣味は主観的な問題であって、関西人が派手だとか、関東人は渋好みとか言われますが、どうのこうのと真面目に議論すること自体が frippery なのかもしれません。語源は古フランス語の freperie 「古い衣装」。

 同義語  frills, finery, ostentation, pretentiousness, gaudiness, bauble, adornment, gewgaw, knick-knack



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