File No. 70   ▲Page top
rapacious
[rəpʃəs]

貪欲な、強欲な

  • Survival of orangutans threatened by rapacious logging has become an issue.
  • The media is often rapacious in pursuing the news.

「あのホテル、よかったよね」「うん。記念に持ってきちゃった、タオルと石鹸」「わたしも歯ブラシとか、シャンプーなんかもね」「ボクなんかほれ…」「あ、シーツと毛布、ハンガーに、あ、ベッドまで… それって泥棒じゃないですか」(いけませんね)ということで、語源はラテン語の rapere 。「奪う」とか「持ち去る」といった言葉から。とにかく貪欲で、容赦無く奪っていくようなニュアンスがあります。猛禽類などが獲物を捕らえる様子、お金に目がくらんでガツガツしている様子や、マスコミなどが執拗にニュースを追いかけるさまなどを表現するのにピッタリの言葉です。

 同義語  greedy, grasping, insatiable, ravenous, predatory, voracious, avaricious, usurious


 File No. 69   ▲Page top
virulent
[vɪrjələnt/vɪrul-]

猛毒の、悪性の、悪意に満ちた

  • Virulent Nimda computer worm hits the world.
  • The book that contained these virulent words was published many years ago.

病気や菌などの毒性が高いという意味の単語で、急激に伝染し、すさまじい破壊力を持つ、ウィルスや病原菌などを形容するのに使われます。また、「お前は会社のボツリヌストキシン (Botulinum toxin) だ!」 「あなたこそ、バトラコトキシン (batrachotoxin) じゃないですか!」 「また始まりましたね、フグ山田さんとサソリ鈴木さんのケンカ」 「二人とも毒舌ですからね」 「まあ、"毒を持って毒を制す"という意味ではいいのかも」など、言葉などが差別的であったり、悪意に満ちているという意味でも使います。語源は、virus 「ウィルス」の語源であるラテン語の virus 「毒」の派生語 virulentus

 同義語  vicious, vindictive, hostile, malicious, malevolent, toxic, poisonous, malignant, pernicious, venomous


 File No. 68   ▲Page top
renounce
[rɪnns]

放棄する、否認する、関係を断つ

  • The prince renounced his right to the throne.
  • He has decided to renounce his US citizenship.

「1億円当ったぞ!」と喜んでいたら、「あ…」と突風で「当り券」が指をすべり落ちヒラヒラ、どこかへ飛んでいってしまって見つからないので、仕方なく断念したというのではなく、自分の意志で権利や主張などを「放棄する」という場合に使います。もともとの語源はラテン語の renuntiare (re + nuntiare) で、「報告する」といった言葉から来ていることもあり、密かに「断念する」とかいうよりも、何らかの「正式な宣言」などをともなって放棄するというニュアンスがあります。子供を「勘当」したり、「世捨て」人になったりという場合や、信仰を「捨てる」など宗教関連の内容にのよく使われます。

 同義語  disown, discard, abandon, forsake, forswear, abjure, disclaim, decline, relinquish, waive





 File No. 67   ▲Page top
brand
[brænd]

焼き印を押す、烙印を押す、特長づけする

  • The company specializes in corporate identity and branding.
  • The man has been wrongfully branded as a traitor.

「このPCなんですが、ディスプレイの真ん中が大きく溶けたようになってるんですけど」(架空) 「ああ、それは我が社のブランドマークの焼き印です」 「まさか、実際に焼き付けてるんですか?」 「はい、焼き印ですから」ということで、語源は古英語で「松明」を意味する単語で、「燃える」という言葉から派生。元来、「生産者」などのマークを焼き印でつけたのが始まりで、転じて商品の品質、アイデンティティなどを表すブランド(商標)として使われます。動詞として、「烙印を押す」、「決めつける」、「個性や特長を明確化する」「差別化する」といった意味があります。

 同義語  stigmatize, mark, label, mark, burn, print, stamp, engrave


 File No. 66   ▲Page top
gullible
ʌləbl]

だまされやすい

  • Fake information proves too tempting for gullible investors.
  • The Japanese are said to be the most gullible people in the world.

「ほら、このロレックス安いでしょう、お買い得ですよ」 「ほんとだ。じゃ10個ください」など、人が良すぎるのか素直なのか、人の言うことなどをまともに信じてしまうような、カンタンにだまされやすいことを言います。ちなみに、不本意ですが、日本人は世界でも群を抜いて「お人好しでだまされやすい」のだとかで、とくに海外旅行などに行く場合は注意が必要ですね。「だます」という動詞、「だまされやすい人」という名詞である gull の派生語ですが、その語源は中期英語の golen 「飲み込むふりをする」で、ラテン語の gula 「喉」も関係ありそうです。

 同義語  trusting, innocent, naive, unsuspecting, green, simple, born yesterday, wet behind the ears



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