File No. 910   ▲Page top
gab
[ɡæb]

おしゃべり(する)、むだ口(をきく)

  • He likes drinking beer and gabbing with his colleagues.
  • She always gabs away about her grandchildren.

「できました!おしゃべりをエネルギーに変換して走る"にぎやカー"(架空)です」「ほう、ではさっそく。え~と、これからの日本経済のゆくえは… あれ?動かないぞ」「そんな内容のある話はダメです。では、関西系の熟年女性4人に乗ってもらいましょう」 女性:「ベラベラ&%#!!$ そやねん!ペラペラ&%#!!$」「す、すごい速度だ!250キロも出ているぞ」「で、走行を止めるときはおしゃべりをやめます。すいませ~ん、おしゃべりをやめてください」「ベラベラ$$$$」「あの、すいませ~ん」「ベラベラ####」「あの…」てなわけで、内容のないとりとめのない話を絶え間なくするという意味。語源は古ノルド語の gabba 「馬鹿げた様子でしゃべる」。

 同義語  babble, blabber, chatter, chitchat, clack, jabber, palaver, prate, prattle, rattle (on), run on


 File No. 909   ▲Page top
hinterland
[hɪntə(r)lænd]

(海岸・河岸などの)後背地、内陸地方、奥地

  • Because they live in hinterlands, they do not have access to real-time information.
  • Many of seasonal products sold in the market are from the hinterland.

携帯を使おうと思っても「圏外」になり、インターネットも遅い、渋滞でもないのにバスも来ない(本数が少ない)。結局、何もせずにぼーっとして過ごすしかないが、時間の過ぎるのがこれまた遅い。というわけで、海岸沿いから離れた内陸部や、都市部からはるか遠くにある奥地のことを言います。忙しい生活に疲れたときや、頭の痛い問題が発生したときなどにふっと行きたくなるような場所で、人々はよく、「あ~、どっか誰もいない遠くへ行ってしまいたい」とつぶやいたりします。語源はドイツ語の hinter (英語では hinder 「後ろの」)+ land 

 同義語  back country, backwoods, boondocks


 File No. 908   ▲Page top
chaplain
æplɪn]

牧師、従軍牧師、刑務所の教戒師

  • The hospital chaplain can also act as a liaison to local clergy.
  • During the war, he served as a chaplain in the Union army.

clergyman と言うと集合的に「聖職者」を意味しますが、そのなかでも軍隊や病院、あるいは刑務所などの組織に専属する牧師さんのこと。また、礼拝堂を管理する牧師さんという意味でも使われます。アメリカなどでは病院や学校などに礼拝堂があり、誰もが利用できるようになっているようですが、日本では結婚式場になるホテルなどにあり、即席クリスチャンになったカップルなどが愛を誓ったりします。語源は中世ラテン語の cappella 「聖域」で、文字通りの意味は小さな cappa 「被るケープ」。これは、ポルトガル語経由で日本にも入ってきた「合羽(かっぱ)」の語源。


 File No. 907   ▲Page top
cloister
[klɔɪstə(r)]

修道院、静かな離れた場所、隠遁(いんとん)生活、閉じ込める

  • We often find him cloistered in the library.
  • He can cloister himself in a laboratory and forget the world outside.

「チーフ、今どこにいるんですか?」 「ほとぼりがさめるまで、山にこもっていることにした」 「じゃあ、ボクも今から姿を消します」 「うむ、禅寺なんかがいいかもしれないな」というわけで、修道院などの浮世から離れた、誰もいない静かなところを言います。また、そういった場所での隠遁生活という意味もあります。その他、図書館や研究室などに閉じこもり、研究や開発に没頭するとか、会議室にこもって考えをまとめるなど、たまには、こもれる場所も必要です。語源は、ラテン語の claudere 「閉じる」。


 File No. 906   ▲Page top
thespian
espɪən]

演劇の、劇的な、俳優

  • She is a thespian and very talented.
  • Their almost thespian style presentations were very successful.

彼は締め切り日に間に合わなくなると、「担当者が倒れました」とか「パソコンが壊れました」などと架空の言い訳をして急場を乗り切っているなど、「ウソ」の部分は別にして、演技のうまい人のことを言います。また、「演劇的」、「ドラマチックな」といった形容詞としても使われます。語源は、紀元前6世紀ごろのギリシアの悲劇詩人テスピスの名前。テスピスは、初めて「役者」というものを取り入れ、それまでは先導者と合唱団によって構成されていた演劇を大きく変えたという功績があります。ちなみに当時、役者のことは hypocrite (現在では「偽善者」の意味)と呼ばれていたようです。




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