File No. 960   ▲Page top
high-tail
[haɪteɪl]

一目散に逃げる

  • Before he could be brought to trial, he hightailed it back to his country.
  • I'll miss my flight if I don’t hightail it out of here right now.

ヤバイ!と感じたら即逃げる、いますね、こういった要領の良い人。問題が起こったりして、みんなで悩んでいるときに決まってひとりだけいない人。かと思えば、いつも逃げ遅れてひとりだけ貧乏くじを引いているような、潔く、心の広い人もいます。とは言え、身に危険が迫っているときは一目散に逃げるという能力も鍛えておく必要がありそうです。動物などが逃げるときに尻尾を立てて走る様子からこういう意味になったとか。また、単純に猛スピードで動くという意味でも使われます。hightail it  it を伴うのが普通。


 File No. 959   ▲Page top
booty
[bu:tɪ]

戦利品、獲得

  • The treasure was the booty from the war.
  • Rome had been accustomed to bringing the booty home.

戦争で打ち負かした相手から無理やり奪って来る「戦利品」という意味があります。人類の歴史が始まって以来、数え切れないほど繰り返されてきた略奪、戦争に勝ったからといって人のものを勝手にいただいてくるというのはどうも腑に落ちません。人間のあさましさや野蛮さがよく出ている例です。語源は中世低地ドイツ語の bute 「交換」。同じスペルで語源が別の booty という下品な意味を持つ単語もありますので、積極的に使う必要はないでしょう。

 同義語  plunder, gains, prey, loot, pillage, swag


 File No. 958   ▲Page top
rote
[roʊt]

機械的なやり方

  • Some people say learning by rote doesn't make sense.
  • Don't just do it by rote, but really think about it.

知性をほとんど使わずに、お決まりの動作などを機械的に繰り返すことを言います。学校時代によくやった方法で、日本人は丸暗記が好き、というわけです(一概には言えませんが)。また、毎朝起きて、顔を洗い、パソコンの電源を入れる… といったルーチン作業の意味もあります。機械的な営み自体には何の楽しさもなく、「おお!今日もパソコンが元気だ、よかったなあ」なんてことはありませんが、逆にこういった当たり前のことができなくなると、「パソコンが立ち上がるということはスゴイことだったんだ」と気づいたりします。単独では使われず、 by rote 「機械的に」あるいは rote learning 「丸暗記」など熟語として使います。


 File No. 957   ▲Page top
zeitgeist
[tstgst]

時代精神

  • Efficiency and competition are found in the zeitgeist of the modern business world.
  • Shakespeare expresses the zeitgeist of the Elizabethan times.

良い大学に入り、大企業に入り、転勤も残業もいとわず、言われるがままに素直に働いていれば会社が一生めんどうみてくれるというのがかつての経済大国日本。これからは、自分に人にはできない何ができるのか、自分で開拓していかなければならない時代になってきました。「大変な時代だ」と思うか、「おもしろい時代になってきたぞ!」と思うかがまさに分かれ道。ということで、ある時代や世代に一貫して流れる精神、特徴といった意味があります。語源はドイツ語の Zeit 「時代」 +  Geist 「精神」。


 File No. 956   ▲Page top
loophole
[lu:phoʊl]

(城壁の)銃眼、抜け穴

  • The walls are provided with loopholes to attack the enemies.
  • Many people take advantage of a loophole in the existing tax law.

洋の東西を問わずお城の壁にある窓のような穴で、攻めて来る敵を迎え撃つという目的があります。武器の種類、大きさ、目的に合わせていろんなサイズがあり、形も異なるのだとか。敵を攻撃するだけでなく、新鮮な空気を入れたり、光を取り入れたりするための「穴」という意味でも使われます。また、頭の良い人たちが、すいすいと抜けておいしい成果を得たりする法律の「抜け穴」。もちろん、不正は良くありませんが、物事はあまりがんじがらめにするより、ちょっとだけ「逃げ道」があるのがいちばん良いのかもしれません。

 同義語  let-out, escape, excuse, evasion, pretence, pretext, subterfuge




 A Word a Day in the Past  これ以前の過去の単語



 英単語リスト 

 ページリスト 
 ページリスト

 これまでの今日の英単語 
Page191 |  Page190 |  Page189 |  Page188 |  Page187 |  Page186 |  Page185 |  Page184 |  Page183 |  Page182 | 


▲Page top