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 File No. 452  
fortitude
[f:rttjù:d]

しんぼう強さ、不屈の精神

A person with fortitude recognizes fear, but does not allow fear to prevent them from doing what is good or evil.
Timidity and aggressiveness are two forms of lack of fortitude.

弱い犬ほど吠えると言いますが、すぐに怒る、感情的になってぎゃーぎゃー文句を言う人は強そうに見えますが、実は弱いもの。まるで自分の若い頃を思い出すような「教訓」ですが、精神的な強さがないから、外見的に強くみせようとする心理が働きます。ということで、ただ強さ strength というよりは、忍耐強い、不屈の精神といった場合の「強さ」を指します。どんな困難や危険などに出くわしても、勇気を持って対処できる、精神的な強さというわけです。ぜひ、自分にもひとつ、欲しいもんです。語源はラテン語の fortis 「勇敢な」。



 File No. 451  
frail
[freil]

体質が弱い、虚弱な

I grow frail and weak and pain keeps me from my sleep.
Family care to frail elders represents a normative behavior that most people strive to fulfill.
All humans are frail.

ショッピングカートを押しながら、とぼとぼ歩く腰の曲がったおばあさん。その後ろを歩きながら「蹴り」を入れるふりをして喜んでいる若者がいたりする。いけませんね。とかく若者のうちは、自分も年を取るということが信じられないもの。誰でも若いときはある、しかし誰でも確実に年を取る。昔からの真理です。ということで、病気や高齢化などで、体力や体質が弱い状態を言います。誘惑に負けやすい「意志の弱さ」という意味もありますが、「人間というものは弱いもの」といった絶対的な存在との対比を示唆する脈絡で使われることが多いようです。



 File No. 450  
mug
[mΛ]

マグカップ、顔、襲う

In fact it was a mug shot taken in the basement of the Hall of Justice last year.
The people weren't mugging for a photo because they were completely unaware of the camera.

たかが「マグカップ」なんて思ってはいけません。その他にもいろんな意味があります。ハイ、チーズ!などと「ポーズして」みたが、上がってきた写真は「まぬけ顔」。でも、通りかかった交番に張ってある「指名手配の写真」 (a mug shot) よりはマシか、と考えながらぼーっと歩いていると、いきなり金を出せ!なんて言われて強盗に「襲われ」そうになった。そこへタイミング良くお巡りさん登場。あー、よかった。ところで、試験の日も間近。帰って「ガリガリ勉強」 (mug up) しなくっちゃ。「」内の意味すべてに使われます。ただし「まぬけ顔」と「ガリ勉」はイギリス用法。



 File No. 449  
stock
[stk/stk]

お決まりの、ありふれた、手持ちの

Their stock excuse is usually that they did not find anyone at home or no one answered. This is obviously the company's stock answer and is not acceptable.

赤とブルーは在庫がありません、というときのストックではなく、「お決まりの」という意味の形容詞です。「給料上げてください。」「キミは売上が少ないからねえ。」「私の部署のお客さんは予算が無くて仕事が少ないんですよ。」「そこをなんとかするのが営業の仕事だ。」「そんなの限界がありますよ。じゃ部署を変えてください。」(…以下略)お決まりだとわかっていながら、それでも繰返すお決まりのやりとり。はじめから決まったシナリオだから安心して展開できるのかも。「わかった、来月からキミの給料を2倍にアップする」なんて言われたらかえって怖い。



 File No. 448  
adulation
[dléin/-dju-]

追従、はでな称賛

Some critics warn that excessive adulation for the leader could help pave the way for dictatorship.
She gets adulation from many boys in the class.

スターや人気スポーツ選手に対するような、相手をアイドル化してしまうような称賛、追従のことを言います。そういう追従する人たちを傍目に見て、よくあそこまで成りきれるなー、と感心したりするものですが、追従している本人自身は、それはそれで気分が良いものだろうと推察されます。しかし、これが「○○専務って可愛いっ!」 「ヨーダに似てるう〜っ!」などともてはやされ、毎日のようにファンレターやプレゼントの差し入れが… なんてことになってくると、やはり違和感が出てくるものです。語源はラテン語の  adulari 「こびる」。



 File No. 447  
bastion
[bstn/-tin]

とりで、稜堡(りょうほ)

The city has been traditionally a bastion of support for immigrants. The nation is not normally a bastion of freedom and democracy. He is a bastion of world peace and a leader of high honor and moral standards.

戦争で重要な地点に置く「要塞・とりで」ですが、比ゆ的に、ある思想や概念を強く支持したり、守ったり、あるいは拠点のような役割を果たしている「存在」を表します。国や組織、人間などに使われます。苦しくても、悲しくても、どんなことがあっても希望を失わない彼は、「希望の bastion 」というふうに使われます。語源は古イタリア語の bastione 「大きな要塞」。フランス語を経由して英語に入ってきたようです。前述のような「希望の bastion 」がたくさん増えてくれれば、世の中もっと明るくなるはず。あなたも、この際、いかが?なってみませんか、希望のバスチョンさん。



 File No. 446  
exhort
[iz:rt]

熱心に勧める、勧告する

Finally, they exhort him to think of justice first.
My mother used to exhort me to take to some work to earn my living for myself.

正しいこと、善良なことなどを行うように勧告するという意味で使われ、精神世界や道徳的な内容によく使われます。その人にとって正しいと思われること、例えば、もういい年なんだから、フリーターをやめて定職につきなさいとか、自己中心的な考え方を改めて、みんなと仲良くやっていきなさい、といった、親や指導する立場の人などによく言われる内容です。もっとも、言われるほうも、正しいかどうかの見極めは大切。「世界平和のためには銀行強盗しかないんだ!」などと言われても聞けません。語源はラテン語の exhortari 「徹底的に促す」。



 File No. 445  
catapult
[ktplt]

カタパルト、勢いよく打ち出す

A jet fighter plane is launched from a catapult on an aircraft carrier.
His obsession with bringing down the organization has catapulted him to the top of their most wanted list.
The song catapulted him to the top of the charts.

軍艦や戦闘機に詳しい人なら「なるほど」とうなづくカタパルト、飛行機などを滑走なしで発信させる装置のこと。もとは、古代の武器で、そこから石や矢を投げた装置。動詞として使うと、人間や物を投げ出す、いきなりある時点やランクなどに押し出す、といった意味があります。それまで全く無名だった人が、あるきっかけで、一変して有名になるというふうに使われます。語源は、ギリシア語の kata (=against) 「〜に対して」 + pallen 「投げる」から。カタパルトの元祖について知りたい方は、こちらのサイトへ。
 http://www.m-w.com/mw/art/catapult.htm 



 File No. 444  
bouquet
[boukéi/bukéi]

花束、香り

These fine crystal glasses were designed to enhance the bouquet of wine.
The liquor has a bouquet of oak, chocolate and spice.
They have a bouquet of services that enhance the customer satisfaction.

今日はバラのブーケですという「花束」だけでなく、「香り」という意味。といっても、洗剤にあるような「すずらんの香り」や「ブーケの香り」というよりむしろ、ワインやウィスキー、日本酒といった酒類の独特の香りを意味します。ワイン通などになると、香りがこうだとかいうよりも、ブーケがどうだとかいう話になってきます。感性の世界を表現するのはむずかしいものです。その他、「花束」の意味をとって、いろんなものを束ねたコレクションといった意味でも使われます。語源は、古フランス語の bosc 「森」から。



 File No. 443  
plank
[plæk]

厚板

The carpenter moves on the plank.
This is a plank dog sled used in the far North of Canada.
Asian software pirates must walk the plank.

板にもいろいろ。雪の上を滑る板、地面を滑る板、本棚の板、懐かしいところでは、かまぼこの板。そんななかにあって、これは厚い板のこと、つまり、厚さが 5cm から 10cm くらいあって、幅も最低 20cm くらいあるというのが条件。 a board よりかなり厚くなります。また、最近話題の海賊映画。海賊と言えば、目隠しをされて板の上を歩かされるというのがありますが、ずばり、 walk the plank と言います。



 File No. 442  
vat
[væt]

酒造・染色用の樽、桶

Some winemakers use oak chips tossed into a vat of wine and allowed to soak.
The most common way to dye woven material is vat dyeing, where the fabric is simply immersed in a vat of dye.

処理や製造工程用に使われる液体を入れる大きな容れ物。おもに、酒蔵での酒造り、地方特産の○○染めなど、伝統技術や工芸に欠かせない樽や桶のことを指します。語源は、樽・桶を意味する中世英語の fat から。何やら哲学の世界では、"a brain in a vat" つまり「容れ物に入った脳」ということで、もし、眠っている間に自分の脳を取り除かれて、液体漬けにされ、遠隔操作されているが、自分では気づかないという状況を前提とした場合どうなのか、といった命題(?)があるようです。そう言えば、最近、なんかアタマが冴えていて、自分のアタマじゃないような…。



 File No. 441  
jaunt
[d:nt]

気晴らし旅行(をする)

If you are planning an adventurous family jaunt, this is the place to play!
We took a jaunt to the coast one day and had a lot of fun.

「旅行」と言ってもいろいろ。早朝から混んだ新幹線に乗って現地で打ち合わせ、終ればすぐとんぼ返りという、今流行の「日帰り出張」。かっては豪華で、海外にも出かけたが、今は廃止か、あっても近場という「社員旅行」。マクラ投げが懐かしい思い出という「修学旅行」。リッチな学生の定番となった「卒業旅行」。でも、やっぱり行きたいのは、短くてもいい、近くでもいい、リラックスできる「気晴らし旅行」。ということで、仕事などの目的ではなく、純粋に気晴らし、リフレッシュ、楽しむために行く短い旅行のことを言います。有意義な夏休みを過ごしましょう。



 File No. 440  
reek
[ri:k]

悪臭(がする)、〜気味である

The reek of garbage, cigarette smoke, oil, and the streetwalkers' perfumes was oppressing.
The present system of taxation reeks with injustice.

残業帰りの最終電車は、ほろ酔い加減が充満。ということで、アルコール飲料の強い臭いなどを言います。その他、真夏の路地は生ゴミの香り、会社のクルマはタバコの臭い、満員電車のニンニクの息づかい、など、あまり心地良いものではない臭いに対して使います。動詞として「臭う」という使い方も。また、密室でのお偉方の会議、なんだか「不正」の臭いというふうに、比ゆ的にも使われます。長い梅雨もやっと終って夏真っ盛り、クサイのはかないませんね。



 File No. 439  
tantalize
[tntlàiz]

じらす

He tantalized the audience by singing only the beginnings of his new song.
A dog was chained and another animal is placed in a cage in front to tantalize the dog, making him run harder.

ネコに鰹節(かつおぶし)をちらつかせて、与えると見せかけて与えない、与えないように見えるけど与えるかもしれない… といったところで、「続きは CM の後。さて、このネコちゃんは果たして、鰹節を食べられるのでしょうか!?」、といったテレビ番組などでよくあるパターン。見たくもない CM を我慢して見て、結果を楽しみにするほどの内容なのか、など考えてしまいます。語源は、ギリシア神話の Tantalos 「タンタロス」という人物。悪いことをした罰として、地獄に落とされて、水を飲もうとしたら水が引いてしまって飲めないという罰を与えられたということから。



 File No. 438  
conjecture
[kndéktr]

推測する、推測、憶測

People conjecture that if every teacher were provided a laptop computer, the quality of education would improve.
In mathematics, a conjecture is a mathematical statement which has been proposed as a true statement.
The experts conjectured that the sniper was a young, American-bred loner.

「あそこの家の夫婦は仲が悪いみたい」 「隣のユミちゃんに最近、彼ができたみたい」といった憶測の花咲くご近所づきあい。でも、こういった日常レベルの事柄を扱う「推測」よりはむしろ、ある野球チームが優勝すれば経済効果が上がるとか、温暖化により地球は海の底になるとか、犯人は若い男に違いないといった、社会レベル、研究分野、犯罪推理などにおける推測・憶測を言うことが多いようです。憶測というからには、証拠が完全に揃っていることは少なく、もともとは、「前兆」を占うという意味があったとかで、必ずしも正しいとは限らないのが特徴。語源はラテン語の conjectus 、文字通りの意味は、「いっしょに投げる」。



 File No. 437  
werewolf
[wérwùlf]

オオカミになった人間、オオカミ男

Someone standing right next to you might just turn out to be a werewolf.
A "werewolf" and the classic Chupacabra bear many similarities.

ご存知、満月の夜になると変身するあの人たちです。実在するかどうかは知りませんが、伝説や物語によく出てくるキャラクターです。また、見かけは優しそうなのに、あるとき、いきなり変身してオオカミになるような人も指します。あまり人を疑うのは感心しませんが、信用しすぎるのも危険。語源は、一見すると、 were are の過去形でもあるため、「狼だった人?」と思ってみたりしますが、もともとの形は werwulf (古ドイツ語にも werwolf という単語があります)。 were  wer の変形で、意味は man 「人間」。



 File No. 436  
cohort
[kóuh:rt]

群、分類、軍隊、一団

A new cohort of American young people and their parents will be interviewed by the team.
The Roman military cohort would have been stationed in the area.
The criminal and his cohort try to steal cash from a Chinese gang.

「若手を入れなあかんのや!」「はっ、親分。そやけど、どうも、ワシらの稼業も景気悪いと思われてまして…」「あほう!学校卒業する年の若いもん対象に、統計でもとってみたんかい!」古代ローマ軍隊の歩兵隊という意味から、仲間、グループ、統計における年齢に基づいて分類された群といった意味があります。とくに最近では、親分が率いる子分軍団とか、取り巻き連中といった、あまり良くない意味を表す用法も増えてきているようです。英和辞書のなかにも、「子分」といった意味を紹介しているものと、そうでないものがあります。こういった用法を認めないという意見もあります。



 File No. 435  
swat
[swt/swt]

ピシャッと打つ(こと)

Parents should discipline their children even if it means to give a swat or two on the rear in public.
My dog had a good reason to run after the cat it had just swatted him in the nose!

事件を解決するのに大活躍したのはスワット隊です、というときの SWAT  Special Weapons and Tactics の略。で、今日の swat はこれではなく、うちのお母さんはハエが飛んでいるのを見ると団扇(うちわ)を片手にどこまでも追いかけ、ピシャリ、百発百中です、というときの「ピシャッと叩く(たたく)」という意味。最近は子供を叩かない親が増えているようですが、昔は、親はもちろん、学校の先生もピシャッとかゴツンとか、まさに、たたき放題(?)。真剣に子供と向き合っているから、自信を持って叩けるのかもしれません。語源は英語の squat 「うずくまる」から変化。



 File No. 434  
lunge
[lΛnd]

突き、突進(する)

The car lunged off the road, missing the truck by inches.
As the villan lunged at him he removed his sword from the sheath.

夜道を歩いていると、背後からいきなりナイフを持った男が突進してきたとか、止まっていたクルマがいきなり、発進、こちらに向かってきた、あるいは動物園のライオンとにらめっこ、視線を逸らしたとたんに突進してきた、といった、モノや人間、動物などが突然、前に突き進んでくることを言います。フェンシングや剣道などの「突き」も同様。歩くときは、四方八方を注意しながら歩きましょう。駐車しているクルマを見かけたら、中に人が乗っているかどうか確認しましょう。また、サファリパークなどで動物と視線を合わせるのはやめましょう。やれやれ、物騒な世の中です。



 File No. 433  
blare
[bler]

うるさく鳴らす(鳴る)、大声で宣言する、耳障りな音

The driver of the car blared a cassette of a female pop singer over and over again.
The headline blared: "There's no better place to learn."

いきなり、ピポパ、ピポパ、ピロ〜と、面白半分に「オバカ」なクラクションを鳴らしたり、ステレオのボリュームを最大に上げて通るクルマ。夜でも昼でも感心しませんね。また、新聞の見出しなどが、大々的な表現をすることを言います。ただ、「見出し」というものは、普通、大々的に表現するもの。そこらへん、派手なのがスポーツ新聞。「タマちゃん、ついに芸能界入りか!?」というふうに、状況を一歩、好奇心をあおる方向へと進めて表現、最後に「か!?」をつけるのがポイント。内容が正しくなくても「ええ、だから最後に"〜か"と言ってますし、疑問符(?)もつけてるでしょ」ということになるらしい。



 File No. 432  
modicum
[mdikm/md-]

少量の、ささやかな

It allowed him to face his fate with a modicum of dignity.
To succeed in the business, you will need talent, and perhaps more than a modicum of good luck.
The job paid me enough to buy a modicum of food and some clothes.

a modicum of ... で「ささやかな○○」というふうに、たいてい、どんなものに対しても使えます。ささやかな給料でつつましく暮らすささやかな幸せ。少量でも無いよりはマシ。物質的に「ささやか」な状況になったとき、二つの選択肢があります。「けっ!こんだけしか無いのかよ!」とふて腐れてみるのもひとつ。「少ないほど、ありがたみがわかるなあ」と精神的な豊かをめざすのもひとつ。また、「あの人たちはいいわよねー」と他人と比較したくなってくる。でも、結局、人は人、自分は自分。自分のほうが精神的に豊かなら怖いもんなしかも。語源はラテン語の modicus 「適度な」から。



 File No. 431  
congenial
[kndí:nil]

気の合う、性に合った

He delights in the society of congenial friends, and is never happier than when he has found someone to smoke.
We are a congenial group who love good books and welcome newcomers.

仕事関係の人間関係など、どちらかが相手に対して、「広い心で受け止めてあげよう」とする努力によって成り立っている場合があります。そして、たいてい「私が受け止めてあげているんだ」と思っていたりするものです。そういった人為的な努力や献身の必要もなく、ありのままで成立するのが、気心知れた友達同士の集まり。楽しくてついつい時間の経つのも忘れます。性格、趣味や考え方などが自分と似ているわけです。語源はラテン語の com(n)-  「いっしょに」と genialis  「生まれ」が合成された言葉。しかし、気の合う同士だけでは新しい成長はありません。あえて、正反対のタイプと付き合って「発見」があるものです。




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