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 File No. 473  
tuck
[tΛk]

まくり(たくし)上げる、折り込む

The cottage is tucked in the woods next to the beach.
He tucked in his shirt and tucked up his sleeves to get the job done.
Nobody seemed to notice as they tucked into the hot dogs.

力を入れて引っ張り込むような動作や様子を表します。シャツをズボンの中に押し込み (tuck in the shirt) 、腕まくりをして (tuck up the sleeves) 、テーブルの上の料理をガツガツ平らげる (tuck into the food) というふうに使われます。また、家などが、まるで引きずり込まれたように、こじんまりと森の中に納まっているといった状態を表現します。語源は、中世英語の tuken で「激しく引っ張る」。たまに見かけますが、シャツの一部がだらっとはみ出ている人、まずそうにダラダラ食事をする人、段ボールなどを机の下に置いているが、納まりきれずにはみ出ているような状態。やはりきちんと tuck している状態は気持が良いもの。



 File No. 472  
guile
[ail]

狡猾さ、ずる賢さ

The person with guile in his mouth is a liar.
Anyone who has met him knows that he is without guile and is as good as his words.

人を信用させておいて騙す、陰で手を回して人を陥れたり、上手に使い分ける二枚舌の術など、陰険な狡猾さにかけては一流の才能と技術を持っている人たちがいるようです。たいてい、そういう人たちは、大きなお金があるところに集まってくるようです。しかし、その中でも、小金を狙う人たちもいたりして、大金には縁が無いからと安心してもいられないようです。 with (without) guile といった表現で使われます。道徳的・宗教的な脈絡で使われる場合が多いようです。



 File No. 471  
straddle
[strdl]

またがる、どっちつかずの態度をとる、両足を広げて立つ(座る)

A cowboy is straddling a horse.
The mountain sits straddling the border between these two countries.
Children of immigrants straddle two different cultures.

2つの異なった対象に足をかけ、均衡を保っている状態を表します。馬やラクダなどの動物にまたがったり、椅子にまたがって座ったり、2人の人間の背中にまたがって立ったり(曲芸ですね)、いろんなシーンが考えられます。うまくバランスをとっていればいいのですが、どちらにするか決めかねて、どっちつかずの状態になっている場合にも使います。アメリカで育った子供が、わたしはアメリカ人なのか、日本人なのかわからなくなり、いっそのこと第3の選択を(?)ということなのか、「わたしはオランダ人」と言い出したので、日本に連れて帰りましたという話もあるとか。語源は stride 「大またに歩く」からの変形。



 File No. 470  
froth
[frθ]

泡、空論、泡立たせる

The pubs have been criticised for the amount of froth which is being served to beer drinkers.

バブルがはじけて早や10年。泡は泡でも、ビールやエスプレッソのように、液体の表面などに形成される泡を指します。また、ビックリしたりして泡を吹いて倒れる、というときの泡もこれで、 bubble を吹くとは言わないようです。また、考えや話の内容などがあまりにもお粗末で、価値のないことを言います。語源は、古ノルド語の frotha から。しかし、泡のないビールやエスプレッソなんて、それこそ価値がありません。第一美味しくないですね。たかが「泡」などと軽く見てはいけないものです。



 File No. 469  
dangle
[dl]

ぶらりと垂れる、ぶらぶらさせる、つきまとう

A dangling modifier is usually a phrase or a dependent clause whose subject and verb are implied rather than expressed.
Dangling legs add pressure to the thighs which could cut off blood flow to the legs.
She has a green jewel dangling around her neck.

観光客が首からカメラをぶらぶらさせていたり、子どもなどが、落ち着かず足をぶらぶらさせているといった状態を言います。また、どこへ行くにも「わたしも行く」といって付いてくる、一人では何もできないような状態をいうときにも使われます。文法で、 a dangling participle (modifier) といえば「懸垂分詞」。本文と主語が一致しない修飾語のことを指します。語源は、スカンジナビア語源の言葉から。



 File No. 468  
stark
[strk]

まったく(の)、露骨な(に)、飾り気のない(く)

He was wandering around stark naked.
He said that worrying too much is stark nonsense.
The stark interior of this house reflects a view of English Gothic churches.

メイクをしていない顔を「すっぴん」、シャワーを浴びるときの姿は「すっぱだか」の「すっ」に当たるニュアンス。飾り気もなく、何も施されていない「素」のままの状態を言います。また、100%純正のウソなどを「まっ赤なウソ」、悪い人のハラの中は「まっ黒」といった「まっ」に当たる意味もあり、物事が完全にある状態になっている様子を言います。語源は古英語の stearc 「強い」。「まっ○○」の意味が出てきたのは14世紀ごろ、「すっ○○」のほうは、19世紀になってから。いまでは、もともとの「強い」という意味ではほどんど使われません。



 File No. 467  
klutz
[klΛts]

不器用な、へたくそな

My mother is a klutz, so perhaps I'm a klutz, too.
A klutz is a person who moves awkwardly due to some balance difficulties.

何気なく道を歩いていたら、ある家の庭から犬が「ワン!」。あまりの突然の出来事に、驚いて転んでしまった。夜中に電気をつけない部屋を歩いていたら、床に置いてあったテレビのリモコンにつまづいて、生ツメを剥がしてしまった。なぜ、こんなにも、何気ないことで、こんな不幸な目に遭うのか、といった不器用な人のことを意味する、アメリカのスラング。語源は、中世ドイツ語の kloz 「固まり、こぶ」から。しかし、何でも完璧にこなす人より、人間的にはかわいいのが不器用な人。道で通り合わせたら、必ず自転車を降りてしまうおばちゃんたちも可愛いのかも?(あの、睨むような視線さえなければ…)



 File No. 466  
flirt
[flr:t]

戯れる、軽く考える、くどく

When we arrived at the airport, the outside temperature flirted with zero.
He flirts with women indiscriminately in the bar.
He also flirts with the idea of becoming an "owner of a big company."

ほんの軽いノリで、何かをやったり、考えたりするという意味で、それが異性に対しての「くどき」であったり、その気も無いのに「会社を辞める」宣言をしたりします。飲みに行くと、必ず、近くにいる女性に話しかけ、気を引こうとする人や、深く考えずに、その時の気分などで「発明家になろう!」といったような考えをもてあそぶことを言います。その行動の裏に、もれなくついてくる「気分次第」や「表面的な興味」といったものが特徴。本気にしないことが大切です。また、気温や湿度などが100度近い (flirt with 100 degrees) といった「〜に近い」という意味もあります。



 File No. 465  
cognate
[kneit/k-]

同性質の、同語族の、同じ起源をもつ

Examples of cognates are English to "pay" and French "payer".
Compare these words and find if they are borrowed or cognate words?

おじいさんが同じだとか、ひいおばあさんが同じだとか、同じ生まれの起源を持っていることを言います。ただし、言語に対して使われる場合が多いようです。例えば、数字の 1 という意味の、英語の one 、フランス語の un 、スペイン語の uno 。これらはすべて、ラテン語の unus から来た cognates というわけです。語源でもよく出てくるラテン語ですが、文字通り、ヨーロッパ言語の母。仏、西、伊、ポルトガル語をはじめ、いろんな言語を生み出しました。 cognate の語源は、ラテン語の cognatus で、 co- + gnatus 「ともに生まれる」。



 File No. 464  
cream
[kri:m]

最良の部分、おもしろい部分

The cream of the joke was that he really believed it!
This book is not only the cream of the crop, but it is the cream of the cream.
John and Tom are the cream of the crop.

ワインのおつまみはクリームチーズです、というときの「クリーム」の他に、「最良の部分」という意味があります。たいていは、 the cream of the crop とか、 the cream of the cream といったイディオムで使われ、モノにも人にも使えます。前者は、特定のカテゴリ・グループのなかで「最も良い」という意味で、後者は、その「最も良いなかでも最良」。ミルクから加工するときに、一番上に浮いてくる部分がクリームで、さらに良い部分がその上に層をなすということらしいです。語源はギリシア語の khrsma 「軟膏」がラテン語を経由して入ってきました。



 File No. 463  
veer
[vir]

急に向きを変える、話題が変わる(変える)

Finally in the late afternoon the wind veered round to the north.
The conversation grew heated when it veered towards recent history.
The car veered off the right side of the road.

前を走っていた車が道を逸れて田んぼに突っ込んだとか、風向きが変わって追い風になったなど、車や風、人などが急に方向転換することを言います。また、会社の待遇について抗議しにきたのに、いつの間にやら相手のペース、気がついたら全く違う方向に話が変わっていたなど、話の筋や本題が変わることを言います。 veer off  off をつけることで、道路や本題から逸れるという意味になります。語源はラテン語の vibrare 「揺れる、動かす」から。



 File No. 462  
groom
[ru:m]

身づくろいする、毛づくろいする、調整・準備する

Proper grooming is an important part of pet care.
A person who is well-groomed makes positive first impressions.
This trail is the only one in the area that is groomed for skating.

人間なら「めかしこむ」、動物なら「毛づくろい」、ペットの毛並みは飼い主の責任。ということで、動物や人間の身なりを整えることを言います。また、一人息子を将来社長にしたいからというので、それにふさわしい教育や訓練をさせているといった、何かの目的に対応して、準備や訓練をするという意味もあります。名詞では、男の召使という意味もあります。じゃあ、花婿の意味の bridegroom は「花嫁の召使」かというとちょっと違います。こちらの groom は「人間・男」を意味する古英語の guma から。 brideguma  bridegome になり、 groom という言葉の影響を受けて bridegroom となったようです。



 File No. 461  
bristle
[brísl]

短い剛毛、毛を逆立てる、毛状のものがたくさんある

The leaf underside is bristled with black hairs.
Tail is bristled and arched: Your cat is exhibiting an offensive gesture.
Scrub with a bristle brush and rinse with clear water.

ブラシのような短くて固い毛、あるいはそれに似たものを指します。また、 bristle with... で「〜で満ちている」という意味があり、小さな島に釣り人がたくさん立って釣りをしている、植物の葉にはトゲがたくさんついているといった様子を形容します。その他、ネコをからかって遊んでいたら、いきなり「毛を逆立てて」向かってきて、背中じゅう引っ掻かれましたというふうに、動物などが怒って毛を逆立てることを言います。「腹が立つと髪の毛も立ってくるんです」ということですが、むやみやたらと相手をからかったり、怒らせたりするのはやめましょう。



 File No. 460  
loaf
[louf]

ぶらぶらする、のらくらして過ごす

He was lazy and was always loafing away his time doing nothing productive.
Last Saturday I loafed around in my pajamas until around noon.

久しぶりの家で過ごす休日。朝も10時ごろ起きて、掃除、洗濯、やることはいろいろあるはずなのに、どうもエンジンがかからない。メールをチェックしたのはいいが、ついついトランプ模様のゲームなんかやってしまって、気がついたら午後の2時。特に何をするでもなく、ぶらぶらと時間を過ごしてしまうことを言います。 loaf around, loaf away など副詞と組み合わせて使います。最初に loafer 「のらりくらりする人」という単語があり、そこから動詞が生まれたようです。今年の夏は、8月も終わりになって真っ盛りの暑さ、クーラーの効いたところでぶらぶらするのがいちばんラク。



 File No. 459  
precarious
[prikéris]

不安定な、危険な

The growth of flexible work arrangements that have been labeled as precarious employment pose a serious challenge to society.
The precarious safety of these buildings has been highlighted recently.

「チーフ、今月は給料上がりますよね?かなりの売り上げですから。」 「いや、わからん。すべては社長の気分次第だ。」といった、特定の人物の意思などによって状況が変動するような「不安定さ」を言います。特定の人物だけでなく、置かれている状況に左右される状態という意味でも使われます。最近増えてきている派遣、臨時スタッフの採用も雇用不安につながり、生きていくには才能と知恵が求められるようになってきました。誰でもひとつやふたつ、優れている部分があるもの。それを何とか生きていくために活かせないか、前向きに考えてみたいものです。もちろん、悪いことはいけません。



 File No. 458  
poised
[pizd]

端正な、釣り合いを保っている、〜する構えでいる

She is a young but already poised and elegant woman, dressed in an off-the-shoulder white gown.
The snake turns around, poised to attack him.

東洋と西洋文化が「均斉をなしている」その国を治めるのは、美しく、優雅で「端正な」女王。拮抗する2つの勢力に翻弄されながら、外交面では、「どっちつかずの状態を保っている」。城の外では、女たちが、水の入った甕(かめ)などを頭に乗せたまま「上手に釣り合いを取って」歩いている。大きな木の下で、猫が獲物に今にも飛びかかりそうに「構えている」。「 」内の意味に使えます。どちらにも偏らず、あるいはどちらにも決めかねて、または、何か行動に出ようと狙っているといった、宙に浮いているような状態のこと。また、 poised and elegant というとほめ言葉で、優美で精神面でも落ち着いているといった意味。

→もっと例文


 File No. 457  
menial
[mí:nil]

つまらない、雑用的な

She was given very little to do apart from some menial office tasks.
Thus nursing became a menial office and an inferior means of livelihood.

掃除にお茶汲み、コピーとり。こういった仕事が「つまらない」かどうかという議論は別にして、本来なら召使がやるような、レベルの低い(仕事)といった意味があります。つまらん仕事というなら、お茶も飲むな、食事もするな、ということになります。米国の法律家であった William J. Brennan, Jr. という人が、 "There are no menial jobs, only menial attitudes." という名言を残しています。次元が低いと考える人の考え方こそ、次元が低いわけですね。とはいえ、女子社員にこういった仕事以外はさせないといった、古い考え方の会社の味方をしているわけでもありません。語源は、ラテン語の mansio 「住む」。



 File No. 456  
wobble
[wbl/wbl]

よろよろ・よたよた・ぐらぐらする、震える

The designer found that the image wobbles when animated.
His voice wobbled uncontrollably when he stood in front of the audience.
The right rear wheel wobbled loose but remained attached to the car.

「チーフ、声が震えてますけど…」 「かなり緊張しているようだな。」 「チーフ、クルマのドアがぐらぐらするんですけど…」 「かなりガタが来ているようだな。」 「チーフ、歯がぐらぐらするんですけど…」 「かなり虫歯が進んでいるようだな。」 モノがぐらぐらしたり、緊張や怒りなどで声が震えたり、赤ん坊などの歩き方がよたよたしている様子を表します。語源はドイツ語の wabbeln から。



 File No. 455  
sullen
[sln]

不機嫌な、すねた、陰鬱な

With a sullen expression he walks back inside the bar and faces the crowd.
The first flakes of snow drifting lazily down from a sullen sky.

会社の先輩が教えてくれた「怒られない遅刻の仕方」。不機嫌そうな表情でオフィスに入っていくと、上司も注意しにくくて放っておいてくれるとか。「ちぇっ!」などどいう舌打ちがあれば、もっと効果的らしい。しかし、下手すると「遅刻したうえに、不機嫌な顔して!」と怒られる可能性も。やはり、腰を低く(上体45度くらい曲げた体勢)で、「すいません、すいません」と申し訳なさそうに入ってくるのがいいようです。何か言われたら、「はい、すいません」と言って、即、仕事に取りかかる態度を。「公私ともに、忙しすぎて叱られる暇もないんです」というニュアンスを態度で表すのがポイント。また、陰鬱な空模様など、空に対しても使えます。



 File No. 454  
consort
[kns:rt]

つき合う、調和する、配偶者

His son now consorts with the bad boys.
He consorts with drug traffickers.

「まあ、ちょっと一杯付き合えよ」というときの「つき合う」ではなく、悪魔や犯罪者といった悪い輩や、ちょっと普通ではないような付き合いを指します。また、王や女王の「配偶者」という意味でよく使われます。やはり、国を治めたり、象徴したりする人ですから、普通に husband  wife では物足りないのかもしれません。語源はラテン語の consortem 「パートナー、隣人」。 con は「〜とともに」、 sor は「分け前、割り当て」という意味。フランス語に入った際に「同僚、パートナー、妻」といった意味が出てきたようです。



 File No. 453  
infectious
[inféks]

うつる、感染する

Her infectious smile and optimistic attitude brighten up everyon's mood.
Their laughter was infectious and made me smile.

「伝染(うつ)るんです」というのは、何も病気だけではありません。誰かがあくびをすると、まわりの人にもうつるとか、なんだか知らないけど相棒が急に笑い出して、こっちまで可笑しくなってきた、というふうにあくびや笑いも伝染するようです。また、こっちまで微笑んでしまうような屈託の無いスマイル。 infectious smile というと、明るい、人なつっこい性格の人に対するほめ言葉としてよく使います。「伝染」と言っても悪いことだけではないわけです。やる気や情熱、微笑みや明るさ、こういったものがどんどん伝染していくと、世の中ももっと楽しくなることでしょう。




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