File No. 1515   ▲Page top
elastic
[ɪlæstɪk]

伸縮性・弾力性のある、融通のきく、柔軟な、輪ゴム

  • Rubber is an elastic material taken from the sap of rubber trees.
  • She is an excellent dancer and has an elastic body.

ゴムなどのように、引っ張ると自由に伸びる柔軟さがあり、しかも、元の状態にきちんと戻ってくるというのがポイント。従って、このゴムは伸びるんですが、そのまま戻ってきませんというのでは伸縮自在というわけにはいきません。かといって、麺類などに弾力性があり、お箸でつかんだ瞬間は伸びるのですが、器から離れたとたんに縮んで素早く口の中に入る「早食いうどん」ですというのも食べにくい。その他、新体操やダンスなど身体が柔軟だとか、1分前には落ち込んでいたのに今はもう笑ってるよといった精神的な柔軟性、いろんな変化に即適応できるなど、融通がきくといった意味でも使います。語源はギリシア語の elastos 「柔軟な」。

 同義語  supple, plastic, pliant, rubbery, tensile


File No. 1514   ▲Page top
gloat
[ɡloʊt]

満足そうに眺める、ほくそえむ(こと)、満悦

  • He gloated over having defeated the rival.
  • Don't gloat over your winning the game.

成功したとか、うまくいったというときに大きな喜びを表現する、自己満足を感じるという意味の単語。喜ぶことは決して悪いことではありませんが、この場合は、ちょっと性格の悪い喜び方のようです。「してやったり」と自己満足で悦に入ったり、また、「他人の不幸は蜜の味」(いけませんね)などとも言われるようですが、自分は試験に合格したが、ライバルは不合格。「ええ?そうなんだ。残念だったねえ…」などと言いながらも心のなかでは「へへ、いい気味」など悪意が入ったりするのが特徴。わかっちゃいるけど、悲しいかな、人間の性(さが)、そうこうしているうちに「明日は我が身」になったりなど、人生は複雑なもの。語源は古ノルド語の glotta 「にたりと笑う」。


File No. 1513   ▲Page top
troupe
[tru:p]

劇団・サーカスなどの一座、一団

  • They are a troupe of eleven singers, dancers, musicians, and comedians.
  • Since early childhood, he has trouped with the circus throughout the country.

「今回の新商品のプロモーションだが、何かいい案はないかね?」 「劇団サーカスロボット一座ってのはどうでしょう?」 「は?」 「つまりですね、この新しい工場ラインロボットの細かな動きをアピールするために、ロボットのアクロバットラインなんてのを作って芸をさせるってのは…」 てなことで、俳優、歌手、ダンサーなどの芸人をそろえ、各地を回るような一座のことを言います。また、そういった劇団と巡業するという動詞としても使われます。その他、trouper と言えばそういった劇団などの芸人を言い、不平を言わない、信頼できる仲間という意味もあります。語源はフランス語の troupe 「仲間」。ちなみに、軍隊を意味する troop も同じ語源。

 同義語  company, group, band, cast, ensemble


File No. 1512   ▲Page top
artisan
[ɑ:(r)təzən/a:tɪzæn]

職人、熟練工

  • This is an artisan bakery that offers a large selection of artisan breads.
  • He is an artisan of the knife and has a workshop near his house.

パン屋さんなら、大手メーカのパン工場から仕入れたものを置いているというのではなく、手作りのパンが焼ける人のことを言います。従って、工場のパン製造自動ラインでボタンひとつで焼けますというのではなく、手を使って作るというのがポイント。しかも、そこに「技術」、「熟練」という裏づけが必要で、初めてパンを焼いてみたんですが、たまたま美味しく焼けましたというのも職人とは言えません。ある人が言っていますが、手を使って仕事をするのは単なる労働者で、手と頭を使うのが職人、手と頭と心で作るのが芸術家だとか。けだし名言です。語源はイタリア語の artigiano で、そのまた語源はラテン語の artire 「技術を教える」。

 同義語  craftsman, handicraftsman, technician


File No. 1511   ▲Page top
gullet
ʌlɪt]

食道、喉(のど)

  • My gullet is sore, and I can't stop coughing.
  • What really sticks in my gullet is his lies and excuses.

医学的に言うと喉頭から胃の間に位置する器官を指すようで「食道」ということになりますが、単に「喉」という意味でも使われます。専門用語では「食道」は esophagus で、これは、ギリシア語が語源。それに対して、gullet のほうはラテン語源で、「喉」を意味する gula の縮小辞。喉よりは狭いことから「小喉」というわけです。また、熟語で stick in one's gullet (throat) と言えば「イライラさせる」という比ゆになります。確かに喉に引っ掛かった魚の小骨にはイライラしますが、食べ物がしょっちゅう引っ掛かるんですという場合は、イライラしている場合ではありません。すぐに病院に行ったほうがよさそうです。

 同義語  esophagus, oesophagus, gorge



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