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 File No. 1000  
crony
[króuni]

悪友、仲間、昔なじみ

His favorite pastime is to share drinks with his cronies.
He said the man was his crony.

「これ、私の悪友の○○さんだ」 「いやっ!ホンマに悪そうやわ〜。で、何年くらい入ってはったん?」 などというのではなく、いつもいっしょに遊んだり、悪いこともしたっけ… と言っても、せいぜいいっしょに授業をサボったり、答案を取りかえっこしてみたりという程度のことで道を踏み外すようなことはしないのが普通。いわゆる「悪友」と「悪い友だち」はニュアンスが違うわけで、日本語はなかなかむずかしい。ということで、長い時間をいっしょに過ごすことの多い親しい友人という意味の言葉。語源はギリシア語の chronios 「長続きする」で、chronos は「時間」の意味。


 File No. 999  
ram
[ræm]

突き固める、打ち込む、押し込む、叩き込む

The car rammed the getaway vehicle and pushed it off the road.
He tried to forcefully ram the idea into the minds of his listeners.

このヒツジは ram (去勢していない雄羊)ですというだけでなく、「力を込めて打つ・押す」といった意味もあります。倉庫にクルマが「突っ込む」とか、ガードレールを「突っ切る」といったアクションシーンでは当たり前のシーンから、杭などを「打ち込む」、その他、世の中は厳しいってことをウチの若いもんに「叩き込む」んや!といった知識や考え方などを強引に覚えさせるといった意味で使われます。力強さだけでなく、どちらかと言うとその速度も速い場合が多いようです。語源は古英語の ramm 「雄羊」。


 File No. 998  
schmaltzy
[m:ltsi]

感傷的な、(過度に)感傷的な

There is a schmaltzy pop song that plays whenever you turn on the switch.
There is a schmaltzy ending where the hero see his dead parents waving to him.

アメリカの俗語で「あまりにも感傷的」といった意味があります。名詞で schmaltz というと、過度に感傷的な作品という意味になります。どれくらいの程度が過度に感傷的なのかは一概には言えませんが、時代とともに感情面が希薄になってきているのか、単なる表現スタイルの違いなのか、昔のドラマなどを見ていると現代に比べるとかなり感情表現が濃いような気がします。語源は中世高地ドイツ語の smalz 「抽出された脂肪」で、ここからさらにイディッシュ語(東欧のユダヤ人が用いるゲルマン語)の shmalts 「鳥の脂」という単語が出来たようです。


 File No. 997  
compact
[kmpækt/km-]

契約、協定

The constitution is a compact between the government and the people.
They made a compact with each other to be honest with each other about everything.

この商品は、コンパクトなボディーに高い機能がギッシリとか、彼女は電車の中でバッグからコンパクトを取り出し化粧を始めた、というときのコンパクトではなく、契約・協定というときの堅苦しい言い方。では、堅苦しい間柄の契約ではすべてこれを使うのかと言えば、それも一概には言えません。ビジネス関係の「契約」には contract のほうが一般的ですし、政府間の協定や法律関係などでは compact が使われることが多いようです。また、悪魔との「契約」などという場合にも使われます。語源はラテン語の compactum で、compacisci 「協定を結ぶ」の過去分詞。


 File No. 996  
smear
[smir]

塗りつける、汚す、しみ、中傷

He smeared the ointment all over his face.
This is a smear against civic society.

家に帰ってみたら犬のポチが床のあちこちにケチャップやお好み焼きソースを塗りつけていたなど、さらさらした水などではなく、どちらかと言うと濃度もあり、粘着性のある物質を塗りつける、塗りつけて汚すという意味。また、塗りつけられてできたしみや汚れを言います。また、医学で粘液などを塗りつけて調べる検査という意味もあります。その他、人物やグループなどに対する「中傷」といった意味でも使われます。語源は古英語の smeoru で、古高地ドイツ語の smero 「油脂」とも同語源。


 File No. 995  
federal
[fédrl]

アメリカ合衆国政府の、国立の、連邦の

Many federal, state, and local agencies work together to monitor food safety.
This is the federal health insurance program for people over the age of 65.

ご存知 FBI  Federal Bureau of Investigation の略。ドラマなどで、頑張っている警察などが嫌がるのが途中から割り込んでくる FBI 。また、そういったストーリーのなかではたいてい何もできないのに威張っていたりするわけです。ということでこの federal 、どういう意味かと言うと、もともとは契約・協定によって、複数の政治的なユニットが集まって中央主権を作ることでお互い平等に結びついている複合国家のことを言います。特に多くの州が集まってできているアメリカ合衆国において、国全体に関連することを「州」 (state) に対比させて使います。語源はラテン語の foedus 「契約」。


 File No. 994  
preachy
[prí:ti]

説教じみた、説教好きな

The movie is interesting, but it's a little preachy.
He becomes preachy when he gets drunk.

「大きなバッグと小さなバッグがあったら、大きなほうを取るだろう?」 「は?いけないんですか?」 「オマエは欲が深すぎる!」と延々と続く先輩の説教。ついつい、いろいろ小言めいたことを言いたくなるいわゆる「説教好き」という意味。また、小さな葛篭(つづら)を持って帰った善良なおじいさんはお金持ちになりましたなど、話などが「教訓めいている」という場合にも使われます。で、今度は先手を打って小さなバッグを持って帰ったら中には小銭が入っていて、置いてきた大きなバッグには大金が入っていましたとさ。


 File No. 993  
amok
[mk/mk]

荒れ狂って

Viruses and spywares are running amok on the internet.
When the night falls, the zombies start to run amok.

「チーフ、そろそろですね。」 「うむ、ゾンビが暴れる出す時間だ」 「今日は社長のゾンビですかね?」 「うん、専務も出るかもしれない」 と言うことで、暴れ狂ったりして手のつけられないような状態を表す副詞です。run amok と熟語で使われます。最近はネットの世界ではウィルスやスパイウェアが大暴れとか、怒り狂った人々が暴れ回っているなど、いろんなモノが荒れ狂った様子を表します。語源はマレー語の amok で「狂ったように攻撃する」で、もともとは名詞や形容詞として使われ「荒れ狂うマレー人」という意味だったとか。


 File No. 992  
nodule
[ndu:l/ndju:l]

小さいこぶ、小塊、しこり

The doctor found a nodule in her right breast, and said she needed a more detailed examination.
The association between the legume plant and the nodule bacteria is symbiotic.

年1回の検診で怖いのは、X線検査やエコー検査で示されるいろんな場所の「しこり」や「塊(かたまり)」。医学で「塊」などというと良い意味ではまず使われませんが、医学などで言う「しこり、小塊」という意味で使われます。また、塊でうれしいのは「金塊」、ひとつでいいから欲しいところですが、鉱物などの「塊」という意味もあります。その他、専門的になりますが、共生しているバクテリアによるマメ科の植物の根っこにできるこぶのような膨らみを表します。語源はラテン語の nodulus で、nodus 「結び目」の縮小辞。


 File No. 991  
ravine
[rví:n]

深い狭い谷

Over the peak of this mountain, there is a ravine.
The paramedics carried her out of the ravine to a place where she could be lifted to the helicopter.

大谷、小谷、峡谷など、谷にもいろいろありますが、なかでも狭くて深い谷を言います。と言ってもグランドキャニオンのように canyon ほどは大きくない谷で、一般的な valley よりは険しいようです。また、川などの勢いの強い流れによって深く削り取られた溝として出来た谷を指すようです。語源は中世フランス語の rapine 「突進」で、そのまた語源はラテン語の rapina 


 File No. 990  
visceral
[vísrl]

内臓の、感情的な、本能的な

In a slightly overweight middle-aged man, about 15% to 20% of his fat is visceral fat.
A factory tour gives visitors a visceral understanding of the manufacturing technologies.

中年になって出てきたお腹の原因は内臓の脂肪と言うときの「内臓の」という意味の他に、本能的・感情的といった意味があります。つまり、知性とは対極にある状態を言いますが、知性が常に良しというわけではありません。物事に対しても、頭のてっぺんだけで理解した表面的なものではなく、「お腹に落ちる」とも言いますが、実際の体験などにもとづき理解・納得するような深さを表現します。理性で統制されていないため、生の感情・本能、言葉では表せない状態を形容して使います。


 File No. 989  
psych(e)
[saik]

精神分析する、動揺させる、相手の意図を読む、心構えをする

She psyched herself up listening to her favorite music.
He was always able to win, because he psyched out his opponents.

大文字で Psyche 「プシュケー」と言うとギリシア神話に出てくる霊魂を擬人化した美少女の名前で、ちょっとワクワクしますが、小文字で使うと「心理」に関するいろんな意味になります。勝負などで「ま、こっちには秘密兵器があるし」などと言って競合を心理的に動揺させるとか、敵は値引き作戦で来るんじゃないかといった相手の動きや意図を推測したり、ノリの良い音楽を聞いて「よし!」と心構えができた彼は冷たい水のなかに飛び込んだなど、精神的に準備をするといった意味があります。それぞれ out  up などの前置詞を伴って使います。また、一字違いで pshycho と言うとちょっと「精神的に変な(人)」といった意味になります。


 File No. 988  
normalcy
[n:rmlsi]

常態、正常

It is a normalcy for young couples today to cohabitate before marriage.
Paradigm shifting is when your definition of normalcy is redefined.

 normal 「正常な」の名詞形は normality  normalcy かと言われると、日本人にとっては前者が一般的で、後者については見たこともないというのが普通かもしれません。ではどちらが先かと言えば、前者のほうが数年古いという記録があります。どちらが正しい形かという問題になると、なぜかやり玉に挙げられるのは normalcy のほうで、そんな単語はけしからん、といった議論もあったようです。今でもそういった考え方をする人もいますが、とくに第二次大戦後にはどちらも同じように使われるというのが一般的な見解。ただし、これもアメリカの話で、イギリス英語では normalcy は不適切だとする傾向があるようです。


 File No. 987  
teem
[ti:m]

いっぱいである、あふれる

The planet was once teemed with water and living things.
The ocean teems with light-making animals.

夏になると浜辺は人であふれているとか、道は車でいっぱい、あの森は野生の生物や植物が繁殖しているなど、場所などが人や生物、植物、モノなどであふれている状態を表す動詞。teem with というふうに、いっぱいになっている場所などを主語にし、with の後にいっぱいにあふれているモノなどを続けて表現します。どちらかと言うと書き言葉として使われ、会話ではあまり使われません。語源は古英語の teman 「生む」で、昔は「家族、動物の一腹の子供」という意味を持っていた team (現在では「チーム」)とも関連があるようです。


 File No. 986  
boo
[bu:]

ブーイング(する)、非難・反対などの発声、やじる

He got boos at the convention when he mentioned his support for the war.
They was booing me before I even got on stage.

「私たちは世界の警察です。みなさんを助けるためにやってきました」と、開口一番、こう言うと観客席からはブーブーという声が一斉に聞こえてきた。と言ってもブタがいるわけでもないので、実際に「ブー」には聞こえませんが、応援の歓声とは明らかに違う不快な音で、とくにこんな声というのは決まっていません。スポーツ観戦、または日本の国会などでよく聞かれます。反対、軽蔑、非難などのネガティブな気持ちを表現するときの発声、あるいはそういった声を出す、やじる、という意味があります。語源は中世英語 bo 


 File No. 985  
hep
[hep]

情報などにくわしい、最新のスタイルやファッション通の

We are currently looking for a person who is hep to the internet and law.
People can get hep to the latest activities anytime they want.

「よく知っている、モノ知り」といった意味の形容詞で hep to... で「〜に詳しい」といった使われ方をする俗語。特に、最新の情報や流行についてよく通じている、洗練されているといった意味で使われます。最近では、hep の代わりに hip が使われることが多いというのが一般的な考え方のようです。もともとは1930年代のスイング・ジャズの世界で、音楽的なことを熟知しているという意味で使われていたという説がありますが、これに対する反論もあります。また、語源は西アフリカの言語だという説もありますが、定かではありません。


 File No. 984  
upholstery
[Λphóulstri]

家具の材料、家具製造販売

We are a upholstery company specialising in refurbishing of all soft furniture.
There was a dark stain on the upholstery of the back of the chair.

「あー疲れた」と帰宅してソファやベッドの上にごろんとなったときに気持ちいいあのふわふわ感。心地よさの決め手はなんといっても使われている素材で、カバーに使う布や革、また中に入れる詰め物やスプリングがポイントです。ということで家具の材料、特に、シート部分などやわらかい部分に使われている材料を集合的に言います。また、そういった家具の製造や販売という意味もあります。語源は中世英語の upholden 「持ち上げる」から発展した upholdester 


 File No. 983  
corny
[k:rni]

いやに感傷的な、陳腐な、メロドラマ的な

I know that sounds corny, but it's true.
His story was corny, but everyone liked it.

「キミはボクの月だ、太陽だ、明けの明星だ」などと真面目な表情で訴えるヒロシに対して一言、「何ダサイこと言ってんだよ!」とヨーコ。というわけで、一人でおセンチになっていませんかー、と言いたくなるような、メロドラマ的、感傷的な状態を言います。陳腐だとか田舎くさいなどと言われることもあります。しかし、洗練されているのも結構ですが、世の中、あまり擦れてくるとギスギスしすぎて余裕もゆとりもない。たまには、素直になって感傷的になるのもいいかもしれません。正式な文書などでは使いません。


 File No. 982  
plagiarize
[pléidràiz]

他人の文章などを盗用する、剽窃(ひょうせつ)する

The writer resigned after admitting he plagiarized other writing.
The student refuses to admit that his paper is plagiarized.

「うちの犬の名前はタケオです」といった部下に対して、「何だと?それはオレの名前じゃないか。盗作だ、剽窃だ!」と騒ぎ出した課長。名前が該当するかしないかは別にして、他人の文章や考え、創作などを盗んで、自分のもののように使うことで、むずかしい言葉で言えば剽窃(ひょうせつ)。しかし、問題は、どこまでが盗作でどこまでが自分の創作になるのかということ。どんな創作であっても、過去のどこかで見聞きしたこと、経験したことがベースになっているわけで、その意味では完全にオリジナルなものはないわけです。もっとも、自分のなかで消化、再構築もせずに、人の作品をそのまま使うというのは明らかに盗作以外の何ものでもありません。


 File No. 981  
wham
[hwæm]

ごつん(と打つ)、どかん(と爆発する)

He heard a wham and his car was thrown into the ditch.
A plastic ball whammed into the windows.

擬音語のひとつで、「ドーン」、「ドカーン」といった爆発のような音を表します。何か大きくて重さもあるような物体がまともにぶつかったときの大きな音で、衝撃の強さ、激しさを表現します。「ある日ぼーっと田舎道を走っていたら、すぐ近くで wham! 、すごい音がしたんだ」というふうに使われます。また、動詞として使うと「ドカーンと落ちてきた、爆発した」といった意味になります。ドカーンという音とともに落ちてきた隕石のなかから可愛い赤ん坊が出てきたので「スーパー太郎」という名前をつけて大事に育てました、というようなことが起こるのはお話のなかだけで、現実にこんな音がするとたいてい良いことではありません。



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