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 File No. 1310  
tidbit
[tídbìt]

(美味いもの)一口、耳寄り情報、おもしろ情報

They exchange a tidbit of gossip saying, "Remember, it's a secret."
At this restaurant, you can taste a tidbit of everything.

試食コーナーは、一口ずついろんなモノが食べられるのが楽しいわけですが、これが、「一口と言わず全部食べてください」と丸ごとハムなどを渡されても困ります。お得な耳より情報などと言って、分厚いファイル一冊分とか、「面白い話があるのよ」などと言われて一日中、○○さんの噂話を聞かされたというのも疲れます。やはり、美味しいものはちょこっと、お得な情報もほんの少しだけというのがいいようで、少しだからこそありがた味があるというもの。ということで、美味しい食べ物や情報が一口サイズというときに使います。語源は「好きな、優しい」という方言の tit に「少量」の意味の bit を足したものという説があります。


 File No. 1309  
tart
[t:rt]

酸っぱい、辛らつな、きつい

It tastes tart and sour, and then it dissolves into sweetness.
Those who make tart remarks about someone's success are just jealous.

「わ、美味しそうなブドウ、いただきまーす」とうれしそうに食べるロバを見て、「そんな酸っぱいブドウ、よう食べはりますな。おタクの味覚が知れまへんわ」とイヤミを言うキツネ。どっかで聞いたような話ですが、果物などが酸っぱいという意味の形容詞。また、このキツネの発言のようなきつい、辛らつな言葉という場合にも使われます。「酸っぱい」という意味でまず思いつくのは sour という単語ですが、sour のほうは食べ物が腐ったり、発酵したときの「酸っぱさ」という意味もあり、tart のほうは果物に特有のツンとした酸っぱさが特徴です。語源は古英語の teart 「鋭い」。


 File No. 1308  
tangerine
[tndrí:n]

タンジールミカン

A tangerine is a mandarin orange, but not all mandarin oranges are tangerines.
The tangerine has a darker reddish orange skin and the mandarin is lighter orange in color.

コタツに入って食べるものと言えば「みかん」が昔からの定番。西洋産の皮の硬いものはナイフなどが必要ですが、その点、カンタンに皮が剥けて手軽に食べれるのがアジアのミカン。その種類もいくつかあるようです。「すべてのタンジールミカンはマンダリンミカンだが、すべてのマンダリンミカンはタンジールミカンではない」などと言われますが、マンダリンという種類のなかにタンジールという種類が含まれているようです。なぜ、タンジールという名前なのかというと、最初に出荷されたのがモロッコのタンジールという町だったからだとか。ちなみに、satsuma 「サツマ」という種類もあり、名前からしてもこれがいわゆる日本のミカンのようです。


 File No. 1307  
redolent
[rédlnt]

芳香のある、のにおいが強い、雰囲気をしのばせる

When you get off the train, there was the air redolent of garlic.
The movie is redolent of a thriller and a fairy tale.

ここは、大阪一番の焼肉の町、駅のホームからも美味しそうな匂いがしますとか、100メートル離れていてもわかるあの香水のアロマ、商店街を歩いていたらたまらないワッフルの甘い匂いなど、空気などがある匂いや香りによって満たされている様子を表す形容詞。名詞の後に redolent of + 「匂いのするもの」をつけて使います。その他、「ロマンスの香りがする」とか「犯罪のにおい」など、じゃあ具体的にどんな臭い?と言われても説明できませんが、なんとなく漂わせている「雰囲気」、「気配」といった意味でも使われます。語源はラテン語のredolens で、redolere 「香りを放つ」の現在分詞。


 File No. 1306  
privy
[prívi]

内々に知っている・関与している、秘密の、屋外のトイレ

Past the gate, you will find the cabin, where there is a privy toilet.
The president was privy to the attack plan on the day.

最近社内には、なんだか秘密めいた雰囲気が漂っている。社長は「ちょっと出かけてくる」と言っては屋外のトイレに行ってなかなか出てこない。秘密の事柄を内々に知っているのか、中堅どころの社員たちは「じゃ、今夜も例の場所で…」とか言いながら秘密の場所で待ち合わせのようだ。ということで、秘密の情報や企てなどを内々に知っていたり、関与しているという形容詞や、誰にも邪魔されない密会の場所とか、一人きりになって落ち着いたり、じっくり考え事をする秘密の場所、または、主な建物から別になった屋外のトイレ、船やボートなどのトイレ、公衆トイレといた名詞として使われます。語源はラテン語の privatus 「プライベートの」。


 File No. 1305  
decorum
[dik:rm]

品位、整った様子、礼儀作法

He says young people these days lack decorum.
They practice decorum in their actions and speech.

礼儀とか品位というものはなかなかむずかしいもので、一見、きちんとした服装をして、見た目にも礼儀正しいそうな人であっても、口を開けば聞くに堪えない言葉づかいや行いとか、ご近所に何かいただいた場合はちゃんとお返しをしていますという人がタバコのポイ捨て、服装にも気を使わないというのでは decorum があるとは言えないようです。ということで、行いや身なりなどが良い性質を持っており、趣味が良いという意味があります。語源はラテン語 decorus 「適切な」の中性形。


 File No. 1304  
contraption
[kntrpn]

怪しげな仕掛け、奇妙な機械

A definition of a contraption is a device that is rather ingenious than practical.
He has created a contraption which enables you to sleep without closing your eyes.

実用的かどうかは別にして、お茶を運んでくれるからくり人形だとか、いっしょに泣いてくれる泣き虫人形、英会話の相手をしてくれる英会話人形など、実際にあるもの、ないものがありますが、人形以外にも、水を換えなくても何度も使えるお風呂、遠く離れたA地点からB地点へと瞬時に移動できる転送マシーン、暴走族が走っているといきなり網が出てくる捕獲道路、うるさい音や声がすると音を吸収してくれる消音空気バリア装置など、考えればキリがありませんが、こういった怪しげな仕掛けや機械のことを言います。語源は contrivance 「考案品」、trap 「わな」、 invention 「発明」を混合させたものだという説があります。


 File No. 1303  
supersede
[sùprsí:d]

取って代わる

Computer technology has superseded the use of pen and paper in writing.
These guidelines are made to supersede the old ones.

「劣っている」ということで、古いものなどをそれより「優れたもの」が取って代わるという意味。逆に新しく優れたものを古いものが取って代わるというのも聞いたことがありません。伝統ある我が社では古いのれんを守るため、あえて新しい技術を古いものに置き換えることにしました。パソコン、メール、電話はすべて廃止。暖房は火鉢になります。社長はじめ男性はすべて着物に袴、ちょんまげ。女子社員も着物に髷(まげ)。宅急便もありませんので飛脚を走らせます… ま、かなり無理がありますね。語源はラテン語の supersedere 「〜より優れている」。


 File No. 1302  
shin
[in]

向こう脛(ずね)、よじ登る、するすると下りる

He was suffering from pain on the shins.
The little boy shinned up the tree like a monkey.

膝から下で足首よりも上の足の前面の部分、つまり、向こう脛のことを言います。いわゆる「弁慶の泣きどころ」と呼ばれる部分で、ぶつけたりするとかなり痛いもの。その他、動詞として使えば、「向こう脛を蹴る」とか「ぶつける」という痛そうな意味や、足を使って素早く動く、また木や柱などを抱きかかえるような状態で、腕や手、足などを交互に動かしながら、するすると登ったり (shin up) 、下りたり (shin down) するという意味があります。語源は古英語の scinu 


 File No. 1301  
theatre, theater
[θítr]

劇場、現場、手術室

She was sent to the operating theatre for a caesarian.
The city once became a theater of land combat and many residents were killed.

ある英語放送メディアでは、イスラエルの首相アリエル・シャロンさんが病院に運ばれたというニュースでもちきり。レポータなどの報道を聞いていて気になるのが何度も出てくる operating theatre という言葉。 theater (イギリスのスペルは theatre )イコール「劇場」だけで覚えていると、え?シャロンさんの手術が「見世物」に…?なんていうことになりそうですが、イギリス英語では operating theatre は「手術室」の意味(米語では operating room )。また、「事件は現場でおきている」というときの、戦争や出来事などが実際に起こっている「現場」という意味でも使われます。語源はギリシア語の theasthai 「見る」。


 File No. 1300  
compelling
[kmpéli]

感動せずにはおられない、説得力のある、効しがたい

The instinct for fun is a compelling force toward creative activities.
I found this story very compelling .

おやつが欲しければお母さんの言うことを聞きなさいとか、この仕事をやらなければ給料カットだとか、権力的なものにあおられて逆らえないというよりはむしろ、自分の内面的なものに対する刺激によってそうせざるにはおられないといった状態を表します。あまりにも面白くて夜も寝ずに読まずにはおられない本とか、はまってしまったゲーム、映画などに対して「これは compelling な○○だ」というふうに使います。また、「なるほど」とうならせる言い分や理由、証拠など、説得力があるという意味でも使われます。語源はラテン語の compellere com-  「いっしょに」+  pellere 「駆り立てる」)。


 File No. 1299  
gambol
[mbl]

はしゃいで跳ね回る(こと)

She felt happy seeing her children gamboling in the garden.
The birds were singing and the lambs were gamboling in the fields.

人間や動物の子供がはしゃいで飛び跳ねるという意味。もっとも、大人になるとこういうわけにはいきません。「あ、社長はどこかね?」 「あの、今、ちょっとギャンブリング中で…」 「なに?けしからん、会社をほったらかして賭け事に夢中になるとは!」 などというわけで、スペルは違いますが、発音は賭け事の「ギャンブル」と同じ。「ウチの子供、見ませんでした?」 「さっきギャンブリングしてるのを見かけたけど」 というので、跳ね回ってるのかと思いきや、空き地で「さあ、はったはった、丁か半か」などというのも怖い。語源は中世フランス語の gambade 「馬が跳ねること」で、そのまた語源をたどればラテン語の gamba 「馬などの脚」。


 File No. 1298  
prostrate
[prstreit/prs-/prstréit]

ひれ伏した、屈服した、弱り果てた、倒す、打ちのめす

People prostrated themselves before the altar praying to the deity for protection.
After a series of hardships, he was prostrated with despair.

「この印籠が目に入らぬか〜」 とか「世の顔を見忘れたか〜」 などと言われて初めて気づいたように「ははーっ」というときのあの状態で、顔や手足など身体ができるだけ地面に近い状態で投げ出されている様子を表します。また、病気や苦難、困難などで完全に参っているという意味でも使います。動詞では「打ちのめす」という意味があり、「ひれ伏す」というときは prostrate oneself 。しかし、ちょっと不思議なのが、「え?その模様が何か?」とか「どなたさんでしたっけ」という人もなく、一斉にひれ伏すのは、やはり集団心理か。語源はラテン語の prostratus  prosternere 「広が(げ)る、投げ出す」の過去分詞。

お詫びと訂正
最初の例文におけるbefore the altarのaltarのスペルが間違っておりました。(誤)alterではなく、(正)altar。お詫びとともに訂正させていただきます。また、ご指摘いただきました「もりまつ」さま、ありがとうございました。


 File No. 1297  
festivity
[festívti]

お祭り気分、お祭りの行事

The town is full of festivity on New Year's Day.
Wedding festivities are expected to last two months in the area.

新年おめでとうございます!とは言え、新年の日も国や文化によって異なるようです。これはひとえに使っている暦が違うからですが、どこの文化ももともとは新しい年の初めは春の日だったのではないでしょうか。自然が芽を拭き、農耕でも種をまくのが春で、ことの始まりはすべて春。古代ローマでも最初は三月の終りごろが正月で、太陽の動きときちんと一致していたのですが、いろんな皇帝たちが自分の月を間に入れたりして暦をいじくりまわすので正月の日がどんどんずれていったのだとか。いけませんね、やはり、正月は春にして欲しいですね(?)。形容詞は festive 。語源はラテン語の festivus 「お祭り気分の」。


 File No. 1296  
eve
[i:v]

前夜、前日

Auld Lang Syne is sung at midnight on New Year's Eve.
Eating buckwheat noodles is a New Year's Eve custom in Japan.

クリスマスイブも終わってもう今日は (New Year's Eve) ですが、語源は中世英語の even で、もともとは evening 「夜」の意味。ちなみに、大晦日の日に歌われる Auld Lang Syne 「蛍の光」はスコットランドの Robert Burns という人が作詞したもので英語に直訳すると Old Long Since (一般的な英訳は Times Gone by )。世界各地に広まり、日本でも店の閉店時間や卒業式でお馴染みですが、「蛍の光とか窓の雪」(で勉学に励んだ)といった歌詞は原文にはなく、「飲もうや、キミも飲めよ。昔はひな菊を摘んだり、川でボートを漕いだりして、朝から晩ごはんの時間までよく遊んだね」といったノリの歌です。


 File No. 1295  
mortuary
[m:rtjuèri]

死体仮置き場、埋葬の、死の

The hearse was moved from the mortuary, followed by a mourning coach.
A morgue or mortuary is a building or room used for the storage of human remains.

病院などで死体を仮に安置しておく場所、あるいは、葬儀屋などで埋葬までに死体を保管しておく場所のことを言います。同様の意味の単語に morgue というものがありますが、どちらかと言うと、morgue はアメリカでよく使われ、この mortuary のほうはイギリスのほうがよく使われるようです。また、死の、埋葬のという形容詞としても使います。語源はラテン語の mortuus 「死んだ」。ちなみに、morgue のほうは、もともとフランスのパリにあった身元が判明するまで死体を安置していた建物の名前を指していたとか。


 File No. 1294  
cauldron
[k:ldrn]

大釜、大鍋

She put unknown plants in the cauldron and boiled them.
He has become a cauldron of anger and irritation.

シチューなどの暖かい料理を作るときに使う大きな鍋のことで、底は三本脚、側面に取っ手がついていて鉄製、銅製などできたちょっとレトロな趣があります。料理以外にも、ストーリーのなかで、魔法使いなどがトカゲの尻尾とか、薬草などを入れて煮るときに使う鍋としても使われます。その他、比ゆ的に、激しい感情や状態などを表すときに is (become) a cauldron of anger などというふうに使います。つまり、日本語でも「はらわたが煮えくり返る」などと言いますが、英語では「煮えたぎっている鍋」というわけです。語源はラテン語の calere 「温かくなる」から派生した caldaria 


 File No. 1293  
tripod
[tráipàd/-pd]

三脚、三脚テーブル

Place the camera on the tripod and use the timer to take clear images.
There is a tripod table in the kitchen.

「あ、絶好のシャッターチャンス!」ということでおもむろに三脚を立て、さあ撮影だというときには、すでにその被写体の鳥ははるか上空に… ということで、設置に時間や手間がかかるのが難ですが、プロのように写真を撮るなら必需品の三脚。その他、テーブル、台、スタンド、椅子、何でもいいのですが、脚が三本あるものに対して使われます。確かに、脚が二本よりは安定しているようですが、四本よりは不安定。かと言って五本以上になるともつれそうで… 語源はギリシア語の tripod- 「三本脚の」で、tri は数字の 3 を表し、pod は脚を表します。


 File No. 1292  
magnify
[mnifài]

拡大する、誇張する

The screen image can be magnified in full zoom mode.
She always magnifies her pain expecting to get sympathy from people around her.

ある日、母親に電話すると、「あら、今度はフランス?それともアメリカ?」などといきなり聞いてくる。「は?」と何のことかこっちにはさっぱりわからない。第一、海外出張なんてここ10年とんとない。いよいよボケが始まったのかと一瞬ギクリとしたが、すぐに、ははあ、他の人たちがいっしょなのだと気づいた。見栄っ張りの人というのは、どうも、ゆがんだ独自の拡大レンズを持っているようで、ちょっとしたことを派手に大きく語りたくなるようで困ったものです。その他、物理的に小さな文字を拡大するという意味でも使います。語源はラテン語の magnificare 「大げさに褒める」。


 File No. 1291  
exact
[izkt]

取り立てる、強要する

The ruler exacted the gold from the people of the land.
He exacts loyalty from his people but gives them few rights.

人々が平和に生活しているところへいきなりやって来て、「今日からキミたちのことは守ってやるから代わりに金銀財宝などを持ってくるように」とか、現代社会においても、「ヤマダくんは引越しのときには真っ先に駆けつけてくれたよ。で、キミは?」など… いけませんね。1万円「きっかり」というときの「正確な」という意味の動詞として、お金などを取り立てる、服従などを強要するという意味があります。どちらかというとこの動詞の意味のほうが古いようです。語源はラテン語の exactus exigere 「強要する」の過去分詞)。


 File No. 1290  
mistletoe
[mísltòu]

ヤドリギ

Hanging mistletoe on the door is one of the Christmas traditions.
In ancient times, mistletoe was considered a holy plant.

「Y子さんはどこに行ったのかね?」 「さっきからヤドリギの飾りの下で立ってるんですけど」 「うむ。最近、結婚ラッシュが続いているからなあ」 ということで、クリスマスの飾りとして欠かせないのがこれ。ヤドリギの下にいる異性にはキスをしてもいいという言い伝えはイギリスがルーツで、なんでもビクトリア時代に若者が良い相手を見つけられるようにという親心がその背景にはあったようです。もともとこの木は、ケルト人が信仰していたドゥルイド教において、このシーズンになると、小枝を各家のドアのところに飾り、天災などからの加護を願ったと言われます。語源は古英語の misteltan  (mistl 「ヤドリギ」+  tan 「小枝」)。


 File No. 1289  
javelin
[dvlin]

槍(やり)、槍投げ競技

The athlete was running with the javelin in the right hand.
The army fired the javelin against the invaders.

"Fire the javelin!" という命令とともにエイリアンを一斉攻撃… というのは、トム・クルーズ主演の映画「宇宙戦争」 (War of the Worlds) の1シーンですが、英語圏の人たちの間でも、この javelin の部分は何といっているのかという声があるようです(DVD の英語字幕で確認できます)。その前に出てくる Gustav もそうですが、軍事的な専門用語で、一般の人には馴染みがないのもうなづけます。ともあれ、悪いエイリアンが勝手に地球を侵略して来て、勝手に微生物にやられて自滅するという単純なストーリーですが、さすが、スチーブン・スピルバーグ監督、おもしろく見せてくれます。語源はケルト語源の javelot 「槍」。


 File No. 1288  
bid
[bid]

競売で値をつける、付け値、入札(する)、努力

Applicants must submit an upfront payment to be eligible to bid a the auction.
The company has made a bid for the construction of the new building.

「はい、1万円出ました、他ありませんか?」 「1万5千円」 「はい、他には…」 などと競っているうちにとうとう100万円で落札することになったとか、「A社は1億円の見積を出すらしい」 「B社は8千万円で、C社はなんと5千万」 などと競っているうちについに1千万円で請け負うことに… など、やはり、人間、競争がからむとよくないようです。オークションで買うにしろ、入札で売るにしろ、自分から値段をつける、また、そのつけた値段のことを言います。また、make a bid for で「入札する」という意味や、大統領のポストなど、何かを得ようと熱心に努力するという場合に使われます。語源は中世英語の bidden 「乞う、要求する」。


 File No. 1287  
temper
[témp:r]

節制する、過度に抑える、鍛える

He tempered the chocolate and spread it thin.
Her joy was tempered with the need for something to be done quickly.

彼は職人気質だというときの temper という名詞の他に「ほどほどの程度にする」という動詞としても使われます。濃すぎるスープなどをお湯で薄めてほどよい味にするとか、鉄鋼などをこのままではもろいので鍛えて強くする、嘆き悲しんでいた彼女だったが、友人のなぐさめで悲しみが和らいだ、あるいは、喜び浮かれすぎていた彼だったが宿題を思い出し、過度にうれしい気持ちが抑えられたなど、極端な状態を抑制・節制し、ちょうどよい状態にすることを言います。語源はラテン語の temperare 「適度にする」。


 File No. 1286  
forfeit
[f:rfit]

罰金、没収物、罰として失う・没収される

The team was given a forfeit win.
He lied and he forfeited his right to the office.

シンガポールで唾を吐いて罰金を取られたとか、酔っ払い運転で捕まって20万円取られたといった「罰金」というだけでなく、それよりも広い意味で使われます。たとえば、教育上良くない雑誌は禁止されているのに学校に持っていって先生に取り上げられてしまったとか、スポーツなどで試合時間に間に合わなかったので試合をするチャンスを失い、相手方が「勝ち」となった (a forfeit win) など、犯罪や、ルール違反、または怠慢などによってその結果、金銭や権利などを失うという意味があり、動詞としても使われます。語源は中世フランス語の forfaire 「罪を犯す」(fors 「外部」 +  faire 「行う」)で、ラテン語の foris  +  facere から。


 File No. 1285  
projectile
[prdéktl/-tail]

発射物、発射できる、推進する

This weapon utilizes the power of compressed air to launch a projectile.
The catapult shoots various projectiles including metal spikes, balistic bolts, and bombs, etc.

「隊長、もう弾がありません」 「石ころを発射しろ」 「もう石ころもありません」 「じゃ、泥まんじゅうを作れ」 ということで、大砲や銃などの武器によって発射する弾などの発射物を言います。ちなみに、発射物には、他の装置の力を借りて発射された後に惰性で動くものと、ロケットのように自力で推進していくものとの2種類があります。これを人間に当てはめると、他力で押し上げてもらって後はそのまま維持していく生き方と自力で切り開いていく生き方ということになりますが、そりゃ前者のほうがラクでしょう。しかし、充実感や達成感という意味では後者のほうが面白いというわけです。


 File No. 1284  
lingerie
[lnrì:]

婦人用肌着、ランジェリー

The company offers lingerie, dresses and sleepware.
Lingerie is a term, derived from the French language, for women's undergarments.

子供の頃、田舎のおばさんたちが、「あんまり暑いんでシミズとズロースだけになって…」などと言うのを聞いてダサイ言葉だなと感じたものですが、前者はフランス語の chemise で後者は英語の drawers 、昔はハイカラな言葉だったに違いありません。今ならカッコイイ言い方のランジェリーもフランス語の linge 「リネン」という言葉が語源。また、体育の時間に女子生徒がはいていたブルマーというのがありましたが、これももとはスカートの下に身に着ける下着だったらしく、「女性にとってもっと動きやすい服装を」ということで起こった19世紀アメリカでの服装改革運動の一環として、Amelia Bloomer という女性が考案したものだとか。


 File No. 1283  
incidence
[ínsidns]

病気・犯罪の発生・発生率、投射角

The table shows that the incidence of breast cancer in the US.
The angle of incidence is the angle of a ray of light falling on the surface.

「弊社では仕事がら胃潰瘍の発生率が高いですな。」 「日本人はピロリ菌の感染率が高いと言いますからねえ」 「ちなみにお宅の会社は?」 「ウチは婦人科の病気が多いですわ」 「ほう。それはまたどういう理由で?」 「単純な計算ですわ。社員の80パーセントが女性ですから」 ということで、病気や犯罪などの発生率という意味があります。それ以外にも、光線が投射される角度とか、何かが起こったり、影響を与えたりする範囲という意味で使われます。


 File No. 1282  
convalesce
[kànvlés/kn-]

健康・体力を回復する

He has convalesced from tuberculosis.
At that time he had completely convalesced from serious battle wounds.

「チーフ、遅くなってすいません」 「うむ。どうしたんだ」 「実は今朝、盲腸を切ってもらって、この通り、回復しました」 など病気やケガなどから回復することを言いますが、一瞬のうちに回復するというのではなく、徐々にゆっくりと良くなることを言います。いろんな事情でウソも方便(?)、ちょっと体調を崩したという設定をする場合に注意が必要なのが「回復のプロセス」をどう見せるか。「あれ?風邪で寝てたわりには今日は元気だね」 「いや、病は気からと申しまして…」など苦しい言い訳になったりします。語源はラテン語の convalescere 、接頭辞 com-  +  valescere 「強くなる」。


 File No. 1281  
barium
[bérim]

バリウム

A barium meal is a procedure in which barium sulfate is ingested by a patient.
A barium enema is given in order to perform an examination of the large intestines.

アルカリ土類に属する金属元素で化学記号 Ba 、銀白色の柔らかい金属。硫酸バリウムと言えば、人間ドックではお馴染みの「飲み物」(?)でこのサイトでもけっこうバリウムネタが多いようです(?)。ともあれ、前の夜10時以降から飲まず食わずの状態で初めて口にするのがこれで、英語では barium meal と言います。昔は「いちご味」などもありましたが、最近はもっぱら「ヨーグルト味」のようです。ちなみに barium enema というと口からではなく逆に直腸からバリウムを注入して大腸のレントゲンを撮るのだとか。語源はラテン語の barys 「重い」で、これは他のアルカリ土類よりも重いことから。


 File No. 1280  
damp
[dæmp]

湿っぽい、湿気、失望、湿らす、抑制する

We use a dehumidifier because our house is damp.
His conduct threw a damp over those who were there.

プロレスラーの名前はダンプ○○さんというのではなく、湿っている、湿らす、気合などをくじく、失望といった意味で、名詞、形容詞、動詞として使われます。その状態も水滴がポタポタというのではなく、湿っている程度を表し、気分的にもさわやかシャワーといった爽快さよりもじめじめしたイヤな湿気を指します。また、cast (throw) a damp over... などで、彼女のあの行動でその場の雰囲気が台無しだというふうに、雰囲気などを損なう、ダメにするという意味で使います。語源はゲルマン語の damph 「蒸気」。もともとは「毒性の蒸気、ガス」という意味で使われていたようです。ちなみにダンプカーのダンプは dump で、捨てるという意味。


 File No. 1279  
loner
[lóunr]

孤独を好む人、人付き合いを嫌う人

He is a loner and he knows thinks that this has negative affect on his evaluation.
The youngest girl is a loner who finds solace in her imaginary friend.

ウチの子はみんなといっしょに遊ばずに、ひとりで家の中で囲碁講座や競馬中継に夢中になっているとか、彼は何度飲みに誘っても来たためしがないなど、孤独が好き、人付き合いは嫌いという人のことを言います。俗に言うオタクと呼ばれる人たちもどちらかと言うとこのタイプ。悪い趣味などに走る場合は別にして、一見冴えない風貌で、時折、「あん?」とか「うん?」などという短い間投詞を発するだけで言葉も無く、黙々とパソコンのキーボードなどを操る。しかも、まわりの人には問題が解決したのかどうかもわからないうちに「じゃ」とか言って静かに去って行ったりする姿は妙に頼もしかったりします。


 File No. 1278  
quip
[kwip]

辛らつな言葉、皮肉・気のきいたこと(を言う)

The speech was sparkled with quips.
He quipped that his house was equipped with a cooler in winter and heater in summer.

「最近、皆、遅刻が多すぎる。たるんどるぞ!」と檄(げき)を飛ばす社長に対して、「残業続きで家の門限にも遅刻してますから」と切り返すなど、皮肉や辛らつな言葉を言う、またそういった言葉を指します。とは言え、必ずしも辛らつな言葉である必要もなく、「冷暖房完備と言っても、冬は冷房、夏は暖房ですわ」などちょっと気の利いたことを言う場合にも使います。それも、前の晩から明日はこれを言おうと考えていたというよりは、その場の雰囲気でとっさに出てくることがポイント。語源はラテン語の quippe 「(皮肉をこめて言う場合の)まったく、その通り」。


 File No. 1277  
gregarious
[riéris]

群居する、群れをなして生活する、社交的な

The African wild dog is a gregarious animal.
He is gregarious and makes friends easily.

動物や生物などが集団で群れをなして生活している様子を表す形容詞。と言っても、たとえば、あのジャングルではキリンとライオンが同じの群れで生活しているということはなく、あくまでも同じ種類の動物や生物がいっしょに生活するというニュアンスがあります。まあ、人間もそうですが、趣味や考え方が同じ者同士が群れをなして行動する場合がほとんどで、会社などでも重役クラスと平社員が混ざり合って意気投合した仲間を作っているというのも聞いたことがありません。また、彼はいつも大勢の仲間といっしょにいる、といった「社交的」という意味でも使われます。語源はラテン語の gregarius 「群れ」。


 File No. 1276  
overcast
[òuvrkst/-k:st]

雲で覆(おお)われた、どんよりした

The sky is overcast and it's dark outside.
The sun is overcast by clouds today.

「社長はどこに行ったのかね?」 「はあ、ちょっと雲隠れするとかでさきほど西の空のほうへ…」 「上空1000メートルくらいのところで雲に覆われて、漂っているのがそうかね」 なんてことではなく、「どんよりと曇っている」という意味の形容詞。雲で覆う対象としては、空や太陽といった高い場所にあるものが普通です。また、an overcast day で「曇りの日」という意味になります。ところで、「あ、今日はあの人とは顔を合わせたくないな」というときにあったら便利なのが「雲隠れコート」、ビルの外壁や床、植え込みなど、カメレオンのように周囲の背景にさっと溶け込み、あなたを外敵(?)から守ります…。


 File No. 1275  
infirm
[infr:m]

虚弱な、老衰した、意志薄弱な、判断力の無い

My mother is an infirm woman, of seventy five years of age.
It is difficult to start new things when you become old and infirm.

年を取って体力や判断力が衰えてくる場合によく使われます。ちなみに20歳も年下の男性に請われて結婚した友人に彼のプロポーズの言葉を聞くと、「介護してあげたいから」ということで、なんという素晴らしい若者かと感心してしまいます。いっそのこと、こんなことを言うとひんしゅくを買いそうですが、加速する高齢化社会。人生二度結婚をベースに、男性も女性も20歳くらい年の離れた相手と結婚し、年上の相手を看取った後で年下の20歳離れた相手と結婚し、今度は看取ってもらう、そしてその相手は… というふうに回っていけばみんながハッピー(?)。語源はラテン語の infirmus で、in-  「否定の接頭辞」 +  firmus 「堅固な」。


 File No. 1274  
preconception
[prì:knsépn]

先入観、偏見

You have a preconception of what a thief is supposed to look like.
We base our actions on a preconception rather than a perception of what is actually happening.

やってみる前から「いえ、そんなの、できません」とか、彼は大阪人だからたこ焼きが好きなはずだ、「ぜひウチに遊びに来てください」とか言うけど彼女は京都人だから「近くに来ても寄らないでね」と言っているに違いないなど、実際に聞いてみたり、経験する前から「こうではないか」と思っているような考え(先入観)を言います。動詞は conceive 。似たような単語に prejudice というのがあり、和英辞書などで「偏見」と引けば真っ先に出てくる単語ですが、こちらのほうは pre 「前に」 judge 「判断する」という意味で、「考え」というよりは、判断して決めてしまうところがあります。しかも、どちらかと言うと歪曲や悪意を含む場合が多いようです。


 File No. 1273  
obituary
[bítuèri/-tri]

死亡記事、死亡欄

Most funeral directors will help you to place an obituary notice in your local newspaper.
There is an obituary of a great scientist in the newspaper.

新聞などに掲載される、有名人などが死亡したということを伝える記事のことで、通常、故人の簡単な経歴がつきます。会社の総務関係などになると、毎日この欄をチェックするのも仕事のうちだとか。取引先のお偉いさんはもちろんのこと、その遺族などの場合、すぐにそれなりの手配が必要。しかも、人は死ぬのに(普通は)時を選ばないため、休日でもチェックを欠かさず、礼服などもいつでもスタンバイの状態にしておくらしい。語源はラテン語の obitus 「死」。有名人である、ないにかかわらず、死も人生の一部、生まれてきた以上死なない人はいません。納得のいく行き方をして納得のいく死に方をしたいものです。


 File No. 1272  
quitter
[kwítr]

根気のない人、怠け者、やめる人

Night people: "Anybody who goes to bed the same day they got up is a quitter." (World of Quotes)
Don't be a quitter. Continued effort allows you to achieve results sooner or later.

めずらしく夜中に勉強するという息子のために、夜食を作って部屋に行ってみたら、そこには教科書の上に顔を伏せて眠りこけている姿が。やれやれ、この根気の無さは一体誰に似たのか?と嘆いてみるが、かっては自分もそうだったことに気づいたり… ということで、物事をすぐに諦めてやめてしまう、長続きしない人という意味で、動詞の quit 「やめる」から。もちろん、あなたもタバコの quitter になろう!といった使い方もあり、この場合は、喫煙者から見ると「アイツはタバコを吸い始めて1年にしかならないのにもう禁煙してるらしい。根性のないヤツだ」というのかもしれませんが、一般にはあまり良くないと思われることをやめた賢い人ということになるようです。


 File No. 1271  
tribulation
[trìbjuléin]

苦難、試練

The church and its followers experienced tribulations.
She was reading a tribulation chapter of the Bible.

苦難、試練という意味の宗教関係の専門用語。この単語が出てきた場合、宗教的な観点から話をしているということがわかります。つまり、彼女の十字架のペンダントを見て、彼は尋ねた。「キミはカトリック?」 「ええ」 「実はボクもなんだ」 「じゃあ、今直面しているこのことは私たちにとっては試練っていうわけね」といった感じになります。語源はラテン語の tribulare 「押さえつける」、穀物を脱穀するときに使った道具 tribulum からで、その語幹の terere は「擦る(こする)」という意味。


 File No. 1270  
inordinate
[in:rdnt]

過度の、法外な

Pride is an inordinate desire for one's own excellence.
He has an inordinate fear of having cancer.

朝からお腹が痛いと大騒ぎしていたお父さん、家族や親戚を集めて、自分にもしものことがあった場合のことをいろいろと説明した後、救急車で病院に運ばれた。病院では「あー、便秘ですな」と医者。「これでもう3回目なんです」と家族。ということで、過度の恐怖を抱くとか、心配をするとか、物事に対して、その程度が「普通」のレベルを超えているという意味。語源はラテン語の inordinatus 「秩序のない」で、in-  (否定を表す接頭辞) +  ordinatus ordinare 「整える」の過去分詞)。


 File No. 1269  
clemency
[klémnsi]

寛大さ、罪人などに対する寛大な処置

He asked for clemency on the grounds that the criminal had cooperated with authorities.
The governor decided to consider clemency for the killer.

寛大なる処置を訴えて来たにもかかわらず、先日の12月2日、麻薬を密輸していて逮捕されたオーストラリア人の若い男性がシンガポールの刑法により絞首刑に処されました。国際的にもかなり波紋を呼んでいるニュースですが、シンガポールは麻薬に対する刑罰は特に厳しいことで有名。しかも、この男性、双子の兄の作った借金を返すお金を作るためにやったのだとか。確かに法は曲げてはいけない、しかし、そこに温情というものはないのか… まさにむずかしい問題です。


 File No. 1268  
leeway
[lí:wèi]

風圧(差)、余裕・余地

The post office will hold the mail for 30 days so there is a leeway as to when you must claim it.
If you're catching a flight, then give yourself enough leeway to get to the airport on time.

「えーっ、うそ〜っ、もうこんな時間!」とバタバタ… 毎度のことながら、あれほど余裕を持って準備をしなさいと言っているのにとか、「提出日は来週だから1週間の余裕があります」というときの「余裕」という意味の単語。また、動作などの自由が許される許容範囲(誤差)、船や飛行機が風圧の影響で進路から風下方向 (leeward) に流されてしまうときのズレという意味でも使います。語源は lee 「風下」+  way 。もっとも、実際に取りかかるのはギリギリになってからという人にとっては、この「余裕」というのは「あ〜、まだいっぱい時間あるし…」と言って遊んでいられる心の余裕だったりします。


 File No. 1267  
boulder
[bóuldr]

岩石、大丸石

A special lever is used to move boulders in the garden.
This white boulder stands out from the surrounding grass.

「ほほう、見事な庭石ですな」 「はあ、なんでも江戸のとある大名宅の庭にあったものらしいですわ」 ということで、岩や石でも大きなものを指します。それも、ゴツゴツして角がある石というよりは、川の流れなどによって丸くなったものを言い、日本庭園などに置かれているような石のこと。やはり、長年、水の中にいて丸くなった石は価値があるというわけか、角だらけの石は日本庭園には合わないようです。語源はスカンジナビア語から来た中世英語の bulder ston (stone) を短くしたもの。ちなみにスウェーデン語方言の bullersten 「流れの中の大きな石」(buller 「騒音」 +  sten 「石」)も同源。


 File No. 1266  
covet
[kvt]

熱望する、非常に欲しがる

He coveted the power and he desired to take it from his brother.
This is a coveted prize for young artists.

できれば欲しいんですけど、といった冷静なものではなく、もう欲しくて欲しくてたまらないといった執着になっているような「欲しさ」が特徴です。さらに始末の悪いことには、あの人の持っているあの壷が欲しいとか、彼女がつきあっているあの彼氏が欲しいなど、人の持っているものに対して羨望の気持ちから熱望するという意味でもよく使われます。やはり、人のものに手を出しちゃいけませんね。潔く、他のものにするか、相手が要らなくなるのを待ちましょう。また、形容詞にして coveted と言えば、「待望の」、「待ち望んだ」という意味になります。語源は古フランス語の coveitier で、ラテン語の cupere 「望む」。


 File No. 1265  
erratic
[irtik]

移り気な、風変わりな、突拍子もない、不安定・不規則な

His erratic behavior may have caused by the medicine he is taking.
The production shows an erratic trend during the last five years.

彼女は非常に移り気、ぜひ会いたいというので3時間もかけて訪ねてみたら、「気が変わったの、じゃね」と言ってさっさと出かけてしまったとか、最近ウチの冷蔵庫がウォンウォンという轟音をたて始め、しまいには中に入っているものを温めるようになった(?)など、人間の動作や機械、物体などのふるまいが常軌を逸しているという意味。また、一貫性や規則性、均一性がなく不安定な様子や、一箇所に定まらずあちこちと位置を変えている様子などを表します。語源はラテン語の erratus で、errare 「さまよう」の過去分詞。


 File No. 1264  
discard
[diská:rd]

捨てる、廃品にする、廃品

We discarded some of the material and only kept useful ones.
Discard your card(s) and re-shuffle the deck anew.

「アタシはあなたたちとは違うのよ!」 「いっしょですやん」 「アタシはフランスの女王なのですから…」 「そんなん、何百年も昔の話でっしゃろ?ええ加減にそんなプライド捨てなはれや」 ということで、あっても役に立たない不要なもの、あっても不愉快な思いをするものなどを捨てるという意味の単語。たんすの肥やしになっている服を処分するとか、パソコンのクッキー、ジャンクメール、ダウンロードした使わないファイルなど要らないものを捨てるとすっきりします。また、トランプゲームなどで要らないカードを捨てるという場合にも使います。名詞として使う場合は、アクセントが最初の音節に移動します。


 File No. 1263  
ersatz
rzts/-zæts]

代用の、合成の、人工の

The product uses ersatz materials such as plywood and sub-standard glue.
Only coffee we had during the war was ersatz coffee.

タンポポの根っこを乾燥させて煮たり、オクラの種を炒ったりしてコーヒーの代用品にしていましたとか、鉄がないので土瓶も陶器で作ったり、米の代わりにイモ類、紙製や竹製のヘルメットなど、戦時中は物資が不足するため、いろんな代用品が出回っていたようです。ということで、「本物の代用として作った人工の」という意味の単語。モノのあふれた現代にあっても、人工芝や造花などがあり、特に造花などは本物と見間違えるほど巧妙に出来ています。しかし、やはり花というのは枯れないことには実感が湧きません。いっそのこと、本物よりゆっくり枯れる造花なんていうのもいいかもしれません。語源はドイツ語の Ersatz 「代用品」。


 File No. 1262  
effete
[ifí:t]

繁殖力・生産力のない、退廃した、精力の尽きた、軟弱な

Opera is sometimes considered by many to be an effete art form.
Napoleonic conquests were triumphs of modern civilization over an effete society.

いろんな文明が栄えては衰退し、滅んで行くという世界の歴史ですが、いつの時代も文明が滅ぶのは、貴族が退廃するところから始まるようで、農民のデカダンスとか奴隷階級が退廃して… ということは聞いたことがありません。ということで、社会、文化、芸術などが活気や力強さを失ったり、退廃した状態という意味。また、動物では繁殖能力を失った状態を言います。その他、甘やかされて好き勝手に育てられた彼は人間として「軟弱だ」というふうに使います。語源はラテン語の effetus ex-  「出る」 +  fetus 「実りのある」。人間の場合、繁殖能力に関係なく元気な人たちがたくさんいます。


 File No. 1261  
egalitarian
[ilitérin]

平等主義の、平等主義者

Communism is an egalitarian doctrine in which everyone can enjoy material equality.
Finland is an egalitarian society and are very modest.

「動物も人間も平等だ。明日からポチも学校に連れて行くように」 というよりは、これはどちらかというと人間社会での平等の話。「社長、これからは年齢や地位に関係なく、みんな平等で、給料もみな同じにしませんか?」など、社会的、政治的、経済的な権利などをどんな人にも平等に与えるというのが平等主義の考え方とか。社会主義などもそういった平等思想に基づいているのかもしれません。とは言え、みな同じ報酬となると、そこは人間、やはり、「ちょっと怠けたろ」といった人や、「いくら努力してもムダならもう頑張らない」などすねる人も出てきたりして、人間というのはむずかしいもんです。語源はラテン語の aequalis 「同等の」。


 File No. 1260  
constrain
[knstréin]

強いる、抑制する

He shook his head with a constrained smile.
The project is constrained to the budget.

「まかせてください。ボクは寒中水泳は得意です」と言いながら冷たい川に飛び込んだ彼だったが、その笑いはひきつっていたといった場合の a constrained smile 、無理やり作っているような不自然な笑いを言います。ということで、何かを強制的にやらせるとか、抑制する、制限を受けるといった意味があります。「AはBに〜することを強いる」といった使い方は古い文書や宗教的な脈絡などでよく使われるようです。また、「ぱーっと宣伝をやりたいが予算に制限されていて…」とか「ロボットアームの動きは角度に制限される」など、何かによって制限・抑制されたりするといった場合に使います。語源はラテン語の constringere 「抑制する、圧縮する」。


 File No. 1259  
proscribe
[prouskráib]

危険なものとして禁止する、追放する

The government proscribed his books and newspapers and put him behind bars.
The king had proscribed him as a traitor.

仕事中の無駄話は禁止しますとか、甘いものをたくさん食べるのは禁止、といったあまり強制力のない「禁止」ではなく、重大で絶対的な「禁止」を表します。国家レベルとか法律的に「危険、有害」であるとして禁止することで、同時にそのことを公に発表する意味が含まれます。その作品は内容があまりにも過激であるため出版が禁止されたとか、その新薬は有害だということで販売が禁止されたというふうに使われます。また、国家に対する敵・裏切り者としてみなし、財産などを没収のうえ、国外追放にするという意味もあります。語源はラテン語の proscribere 「公表する」。


 File No. 1258  
vacant
[véiknt]

空いている、無人の、欠員のある、うつろな

He was vacant and couldn't talk about what happened to him.
As the position is vacant the company wishes to recruit immediately.

「このポジションがいま空きになっているので、鈴木くんにやってもらおうと思っている」 「はあ」 「ところで鈴木くんはどこかね?」 「隣の空き事務所でぼーっとうつろな状態で座っています。なんでもすることもなく空き時間なんだとか」 ということで、家などが空き家になっているとか、地位などに誰もいなくて欠員がある、時間が空いている、また、頭の中がうつろな状態になっているといった場合に使います。ちなみに、ぼーっとした状態の人に向かっておどけて "Is anybody home?" 「誰もいないの?」と言ったりします(もちろん、目上の人などに使ってはいけません)。語源はラテン語の vacant vacare 「空の状態にある」の現在分詞。


 File No. 1257  
surrogate
[s:rt/sr-]

代理人、代理の

He is here as a surrogate for administration.
A surrogate mother is someone who gives birth to a child for another person.

「山田です。今日は風邪で行けないので、ポチを行かせます」 「は?ポチって、あの… 犬ですか?」 「お客さんに書類を届けるだけなので、問題ありません。担当者の名刺の臭いをかがせておいてください」 ということで、「代理」とか「代理の」という意味の単語。アメリカなどではすっかりおなじみの「代理母」は a surrogate mother 。「代理」というのも便利ですが、なかには「代理」のほうがいいとかいうことになって、「あ、もう山田さんは結構ですので、代わりにワンちゃんに来てもらってください」なんてことに(?)。語源はラテン語の surrogatus surrogare 「他の代わりに選ぶ」の過去分詞。


 File No. 1256  
potable
[póutbl]

水が飲用に適した、飲める

Our water is potable, but many volunteers prefer to drink bottled water.
Potable water is water which is safe for human consumption.

「この水、飲めますか?」 「飲もうと思ったら飲めますよ。でも、その後は保証しませんけど」 ということで、物理的に飲める (drinkable) というのではなく、飲んでも病気になったりせずに安全だという意味で使います。アメリカのある地域でシゲラ (Shigella) という赤痢が発生、何ヶ月もかかってやっとその感染源を突き止めたら、なんとそれは出荷前のパセリにふりかける水。なんでも消毒用の塩素装置が故障していたのだとか。語源はラテン語の potare 「飲む」。ちなみにシゲラという学名は北里研究所の志賀潔博士の発見にちなんで命名されたということです。


 File No. 1255  
yikes
[jaiks]

おっと!おお!あら!(驚き、恐怖などを表す間投詞)

He said "Yikes!" when he saw the scene.
Many people seem to prefer yikes to yipes.

英和辞典には載っていませんが、驚きや恐れを表す間投詞。「いやそれを言うなら yipes でしょ」 「何を言う、yikes に決まってるじゃないか、第一 google で検索したら yipes が42,300件、対して yikes は561,000件もあるぞ」 「いや辞書によると、yipes は"驚きや恐怖を表す"とあるが、yikes は"軽い驚きや恐怖を表す"って言うことだから、yikes は軽いバージョンだね」 「違うだろ〜、権威ある webster 辞書によれば yikes は載っているけど yipes は載ってない。これは言葉として認められてないからだろ」といった議論がとある英語のサイトで繰り広げられていました。ま、yipes という変形もあるということで…。語源は不明らしいのですが、前述の webster 辞書によれば yoicks の変形だろうということです。


 File No. 1254  
squirm
[skwr:m]

身をよじる、もがく、もじもじする、もがく動作

The worm squirmed and twisted in the spider's web.
He squirmed in the bed and didn't wake up.

ミミズ、毛虫、ムカデなど、身をよじらないと動けない虫などの動く様子を表します。しかし、虫だけではなく、人間に対しても使われます。さっきから何度も起こしているのにムニャムニャとか言いながらベッドのなかでうごめいているとか、隣に酔っ払いのおやじさんが座ったので、ちょっと間隔を空けようとして座席に座ったまま身をよじって横にずれるといった場合などです。また、名詞としてそういった「もがく動作」を表します。語源は不明ですが、もともとは「ウナギ」の意味で使われていたという説があります。


 File No. 1253  
contrive
[kntráiv]

考案する、巧みに考え出す、たくらむ

The children contrived to sneak out of the house at night.
His mother contrived the death of the king to bring her son to power.

お風呂の残り湯をトイレの水として再利用する方法を考え出したとか、玄関を通らずに外に出る方法を考案したなど、「これはすごい!」といった巧みなアイデアを考え出すことを言います。つまり、風呂の水をバケツに汲んでトイレに持っていくとか、二階の窓から飛び降りて外に出るといった当たり前の方法ではなく、そこには何らかの工夫や創意がありそうです。また、自分が王位につきたいので、ジャマな○○を消してしまおうといった恐ろしい計画を企てるといった場合にも使います。悪いことになるとよけいに頭が働くのか、最近では「裁判所からの通達はがき」詐欺など、まったく巧妙です。語源は中世ラテン語の contropare 「比較する」。


 File No. 1252  
explicate
[éksplikèit]

文学作品などを解明する、詳述する

The comments by the author will help explicate the story.
We need to explicate the author's ideas as clearly as we can.

「"秋の空はあまりにも美しく、そして哀しい…"とあるが、ここで作者は何を言いたかったか答えなさい。誰かわかる者?」 「はい、先生、それは書いた人にしかわかりません。そう書きたかったから書いたんじゃないっすか?」 「うむ」 ということで、小説や詩といった文学作品などを解明し、そこに暗に意味されていることなどを詳しく説明するという場合に使います。ただ単に説明するというよりも、詳しく分析し、自分なりの考えを発展、付け加えるといった意味が暗に込められた単語というわけです。語源はラテン語の explicare 「展開する」。


 File No. 1251  
plight
[plait]

(悪い)状態、苦境

He wanted someone to understand his plight.
His words gave hope to people who are in plight.

お父さんは会社が危ないということで途方に暮れ、お兄さんは就職先が無くて困っている。お姉さんは2人の彼氏のうちどちらを選ぶかで悩み、お母さんは仕事と家庭の板ばさみで苦しんでいる。テレビをつければ今日もまた、どこかの国で苦しんでいる人たちのニュースが… 軽いものから重いものまで、いろんな苦境に満ちた今日この頃。こんなとき欲しいのが「冗談買取制度」。「どんどんジョークを言って現金をゲットしよう!」 「ジョークマイレージを貯めて秋のヨーロッパ10日間の旅」 「あなたのジョーク、高く買います。まずはお見積から…」 語源はラテン語の plicitum plicare 「折る」の過去分詞。


 File No. 1250  
feeble
[fí:bl]

弱い、力のない、微弱な、能力・品質が低い

She answered to my question in a feeble voice.
It is beyond my feeble ability to fix a broken pc.

「今日は山田くんは休みかね?」 「力の無い声で電話がかかってきまして、具合が悪いそうです」 「気のせいかな?さっき映画館で見かけたような…」 「映画館?」 「あ、いや… あ、いかん、風邪気味だな。先に失礼するよ」と急に弱々しい声になった上司は早退して行った、というふうに声や体力、健康状態など、力強さや活気がなく弱い様子を表します。また、「これは私の微弱な能力をはるかに上回るもので…」など、能力などが低いとか、品質が低い、権力や力が無く立場が弱いといった場合にも使います。語源はラテン語の flebilis 「嘆かわしい」で、  「泣く」から派生。


 File No. 1249  
premature
[prì:mtjúr/prémtjù]

早すぎる、時期尚早の、早産の

Some people think it is premature to ban research into cloning.
He was born as a premature baby.

「おじいちゃんはおばあちゃん、パパはママと結婚してるけど、ボクは誰と結婚したらいいのかなあ…」と真剣に悩む5歳の子供。また、やっと入社した会社に通って3日間、「やっぱり私はこの会社には合っていないので辞めます」など、時期的に早すぎる、早まったという意味で使います。特に予定・意図していた時期より早く起こるということで、「早産の」という意味でも使います。ちなみに、妊娠37週間経たなくして生まれてくるのが「早産」という定義があるようです。語源はラテン語の praematurus 「早すぎる」で、分解すると prae-  「前に」+  maturus 「熟する」。


 File No. 1248  
gorge
[:rd]

峡谷、喉(のど)、がつがつ食う、詰め込む

He was so hungry that he gorged on hamburgers and fried potatoes.
At the sight of blood, he felt his gorge rise and went back outside.

「峡谷」あたりをトレッキングしてお腹も空いてきた。景色も良いし、空気もおいしい、ということで持ってきたおにぎり10個を「がつがつと食べ」、さあもうひと歩きと思っていると洞穴があったので何気なく入ってみると、いきなり上から骸骨が…。ギャーッと叫びながら、思わず「胸がむかついた」という場合に「 」内の意味で使える単語です。ちなみに最後の「むかつく、胸が悪くなる」という意味では、feel one's gorge rise などの成句として使われます。語源はラテン語の gurges 「喉、食道」から来た中世フランス語の gorge 「喉、胸」。


 File No. 1247  
conceited
[knsí:tid]

うぬぼれの強い、思い上がった

Some people think he is conceited.
I don't want to sound conceited, but my friends say I look like a famous actor.

「うぬぼれてるわけじゃないけど」などと前置きをしてしっかり自分の自慢をしたり、誰にでも愛想の良い受付の女性がニッコリ笑ってくれたので自分に気があるんじゃないかとか、何かがうまく行ったりすると、自分って実はすごいヤツなんじゃないかとか、自分自身に対する評価が高い状態を言います。これがエスカレートすると arrogant 「高慢」になりかねません。かと言って、「自分なんか…」と自信がなさすぎるのも困りますが、ここらへんのバランスというものがなかなかむずかしいようです。名詞形は conceit 「うぬぼれ」。


 File No. 1246  
tow
[tou]

牽(けん)引する、牽引

The car was towed by local authorities because it was illegally parked.
They decided to tow the ship toward the shore.

「ちょっとそこまで」というほんの数分のことだったのに、戻ってみるとクルマが無い。慌てふためいてあたりを見渡すと、はるか先方に牽引されていく自分のクルマが…。ということで、故障や駐車違反などでクルマを引いて運ぶという意味の単語。それも数人の男たちがロープをつけて引っ張るというのではなく、普通はトレーラーなどを使って牽引します。クルマだけでなく、船や電車の車両などを引いて運ぶ場合にも使います。語源は古英語の togian 「引っ張る」で、同じく古英語の teon 、古高地ゲルマン語の ziohan なども同源。


 File No. 1245  
marsupial
[m:rsù:pil]

有袋(たい)類の、袋(状)の、有袋動物

Marsupials include the kangaroo, koala, Tasmanian devil and opossum.
Marsupial animals carry their young in a pouch.

カンガルーをはじめ、コアラ、タスマニアデビル、フクロネズミなどの有袋動物のことを言います。有袋動物というのはご存知、お腹のあたりに袋があって、その中に赤ちゃんを入れている動物のことで、いっしょに連れて歩いたり背負ったりするのは大変だから、とりあえず袋に入れときましょかというのではありません。他の哺乳類と異なり、胎盤がないので未熟な状態で子供を産み、育児嚢と呼ばれる袋の中で育てるのだとか。昔は、世界各地に生息していたようですが、他の哺乳類に滅ぼされてしまい、今はオーストラリア地域や南米などにしかいないようです。


 File No. 1244  
upstart
[pstà:rt]

成り上がり者(の)、成金(の)

He is an upstart who thinks he knows everything.
It is an upstart company determined to provide quality product and service.

「でもあの人、成り上がり者って言われてますよね」 「ま、やっかみもあるかもな」 「なんでも、福岡県直方の名物"成金饅頭"にあやかって"成金太郎飴"(架空)というのを作って大もうけしたらしいよ」 ということで、辞書の定義では、由緒ある背景もないのに後からやってきて突然大成功を収めたり、大金持ちになったが、高慢な性格だとか、実質が伴っていない、ふさわしくないといった意味が込められています。一方で、名詞と組み合わせて形容詞として使われる場合など、単に「急成長した」といった意味で使われている実例も多いようです。


 File No. 1243  
ungainly
[Λnéinli]

ぶざまな、不恰好な、見苦しい

Ungainly creatures lived in an ungainly building.
The horse can trot, but it is very ungainly.

「我が社の制服はこれです」 と言うので見ると、ほとんど袖がないようなルーズな上着に、股下の部分がひざ小僧のあたりにくるようなずり落ちたズボン。とは言え、服装などは、格好良いというのか不細工というのか、主観に負うところも多いようです。また、酔っ払って歩く千鳥足、指を切りそうな危なっかしい包丁の持ち方など、スムーズさや器用さに欠ける様子を言います。こちらのほうは、主観というより、普遍的にぶさまで見苦しく、「あのオヤジさんの千鳥足、かっこいい〜」などというのは聞いたことがありません。語源は古ノルド語の gegn 「直接の、対抗して」に「反対」を表す接頭辞 un をつけたもの。


 File No. 1242  
rubicund
[rú:biknd]

顔色が赤い、赤みを帯びた、赤ら顔の

He was a fat man with a fluffy beard and a rubicund face.
A rubicund-nosed gentleman in a red coat was standing in the doorway.

ビールを一杯飲んだだけで顔が赤くなりますとか、昔は寒い冬でも子供たちは「リンゴのほっぺ」をしながら外で遊んでいたものだとか、おねーさん、顔が赤いけど熱でもあるのかなと思ったらメークだったとか、ウチのトナカイは鼻が赤いなど、顔色などが赤みを帯びているという意味があります。語源はラテン語の rubicundus で、 rubere 「赤くなっている」から派生。先日の rubric (File No. 1237) もそうですが、宝石のルビー(ruby)も「赤い」といった意味をもつラテン語源の単語。


 File No. 1241  
hibernate
[háibrnèit]

冬眠する、避寒する

Every animal hibernates in different ways.
You should go out rather than hibernating in the house.

「社長、冬眠の準備ができました!」 「ふむ。なかなか良いほら穴じゃないか。じゃ、春になったら起こしてくれたまえ」 「はは!では、お休みなさいませ」 ということで、動物などが冬眠する、動かずに眠っている状態になるという意味があります。普通、人間に対しては使いませんが、「キミたち、冬はやっぱりスキーだ。暖房の効いた室内ばかりで冬眠していないで、戸外へ飛び出そう」など、暖かいところでじーっとしている人などに対して冗談っぽく使うこともあります。語源はラテン語の hibernatus で、hibernare 「冬を過ごす」の過去分詞。でも、冬は、人間も冬眠したほうが資源の節約になるかもしれません。


 File No. 1240  
erode
[iróud]

金属を腐食する、土地などを浸食する、病気などがむしばむ

Soil is eroded by the water flowing over it.
The chemical solution