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File No. 1525  
operand
[prnd]

演算対象、オペランド

The result of the addition (+) operator is the sum of the operands.
If both operands are integer, the result will be integer.

「あんた誰?」 「オペレータです。で、あなたは?」 「オペランドです」 「は?」 「まあ、オペレータと呼ばれる人たちにくっついて足されたり、引かれたり、ときには割られたり、掛けられたりするんです」 「そりゃ、大変ですな…」 ということで、演算の世界で、プラス(+)やマイナス(-)といった演算子 (operator) に従って演算される対象となる値のことで、1+2なら1と2がオペランド。「オペレータっちゅうのも人使いが荒くてね、余りも出るけど、数が足りなきゃ容赦なくマイナスですわ」 「まま、そう言わないで。オペレータも命令で動いてるんですからねえ」 語源はラテン語の operandum で、operari 「操作する」の動名詞形。


File No. 1524  
demote
[dì:móut]

地位・階級を下げる

Pluto was demoted to the status of a "dwarf planet."
They decided to demote him instead of firing him.

これまで社長だった人が部長に降格、など地位や階級を下げることを言います。人間社会だけでなく、今、太陽系でもちょっとした騒ぎが… というわけでなく、勝手に(?)地球人が定義を決めてやっているだけですが、学校で習って暗記していた「水金地火木土天海冥」というのが「水金地火木土天海」なんてことになり、あれ?というわけで気の毒なのが「冥王星」の格下げ。「矮惑星」とかいう「小さな惑星」としての地位になるとか。なんでも、冥王星クラスの新しい星がどんどん発見されており、「あの星が惑星やのに、なんで私は違うの?」なんてことにもなるし、学校で覚える星の数がどんどん増えていくのも困るというわけか(?)。


File No. 1523  
unsightly
[Λnsáitli]

醜い、見苦しい

Unsightly garbage can ruin a beautiful sceneries.
Older people think it is unsightly to wear pants well below the waiste.

電車の中や公衆の場でちょっと見苦しい動作のいろいろ。いっそのこと、「他のお客さまのご迷惑にならないよう、迷惑専用車を設けております。お化粧をされる方、ミニスカートで足を広げて座られる方、鼻をほじる方、酔っ払いの方… はぜひこの車両をご利用ください」とか、「美しい自然を保護するためにも、ゴミをお持ち帰りできないお客さまは、こちらの"自然とゴミ"コースをご利用ください」などというのも本質的な解決にはなりません。しかも、「この前、酔っ払ってでかい声で話しかけてくるから恥ずかしかったよ」などと言われて初めて気づく自分の見苦しさ。ということで、不快感・嫌悪感を抱かせるような醜い様子を表します。


File No. 1522  
delimit
[di:límt]

限界・境界を定める、区切る

Single quote is used to delimit the parameter list in a function declaration.
The river delimits the northern side of the town.

グローバル化時代で「国境」はなくなりましたとか、隣同士なので家の境も無くして仲良くしましょう、などと言ってもやはり必要なのが「境界」。どこまで行ってもアメリカ合衆国で旅行してても面白くありませんとか、隣のタマが上がりこんでベッドにもぐってくるんです、といったことにもなります。ましてやデータの世界になると、どこまでのデータをどう処理したらいいのかということになり、欠かせないのがデリミタ delimiter という「区切り記号」。引数をコンマで区切るなど、 コンピュータ分野ではよく使われる単語です。語源はラテン語の delimitare de- + limitare 「限定する」)。


File No. 1521  
junket
[dkit]

牛乳を固めたデザート、物見遊山、宴会(を開く)

Junket is a mild, sweet dessert food made from flavored milk and rennet.
VIPs were invited to go on a junket to Europe.

牛乳を固めて作ったデザートのことで、なんだか美味しそうです。その他、「アメリカの都市計画…(この際、何でもいいのですが)について視察に行ってきます」などと言いながら、実は、ディズニーランドで「きゃお!」とかグランドキャニオンで「わおっ!」などと遊んでいたりする旅行などで、しかも、たいていは「公金」やどこかの企業の「接待」など、自腹を切ることはないものを言います。また、「会議」などと称して実は「宴会」だったりすることもありますが、宴会を催すといった意味もあります。語源は中世英語の jonket で、「イグサの籠(かご)」あるいは、イグサの上に盛った食べ物のことを言い、そのまたは語源は中世ラテン語の iuncata 


File No. 1520  
pane
[pein]

窓ガラス(部分)、ドアの鏡板、枠

I saw her face reflected in the window pane.
He threw a rock against the pane of the door.

窓枠に何をはめ込むかというと、たいていは「ガラス」で、布や紙を入れるというのも頼りなく、かと言って、チタンの板や石板などを入れるという例もあまり聞きません。ということで、窓の枠に入った「窓ガラス」、ドアなどの枠に貼られた「板」のことを言います。要は、フレーム状になったものの中に入る薄い板状のもので、透明なものが多いようです。ボールなどが当たって割れるのもこの部分で、ドアならば、最も蹴ったりされやすい部分でもあり、わざわざノブを蹴ったりする人もいません。語源は古フランス語の pan で、そのまた語源はラテン語の pannus 「布」。


File No. 1519  
slurry
[sl:ri/slri]

スラリー(液体との混合物)

Sewage contains a slurry of bacteria and undigested food.
Paper is made from a slurry of pulp and various additives.

水と小麦粉、泥水、セメント、石膏など、液体と固体の粒子などが混合している状態のものを言います。産業の分野でも、紙を作るときには、パルプと水、その他の化合物を混ぜた「スラリー」から作り、半導体工場では、ウェハの表面を研磨するために使う化学薬品の「スラリー」、農業では堆肥として使う家畜「スラリー」など、まさに、必要不可欠のスラリーのいろいろですが、工場の廃棄物などで汚染されたスラリーという場合にも使います。また、彼の音楽はポップとジャズの「ごちゃ混ぜ」だといった比ゆとして使うこともあります。語源は中世英語の slori 「泥」。


File No. 1518  
pipette
[pipét]

ピペット

The lab technician transferred the sample using a pipette.
The pipette is a device designed to deliver a fixed volume of solution.

やはり、化学ともなると、料理のように「お酢を少々入れます」というわけにはいきません。「少々」ってどれくらい?ということになり、そんなときに使うのがこれ。実験などで、ある決まった少量の液体を正確に採取するための器具で、先端が細く、目盛りがあり、手で持つ部分にゴムキャップなどがついていて吸い上げるようになっています。種類もいろいろあり、いわゆる「スポイト」というのは、「駒込ピペット」と呼ばれるものに属しているようです。語源はフランス語の pipe 「管」の縮小形で、元の語源はラテン語の pipa 


File No. 1517  
asylum
[sáilm]

政治的庇護、亡命、避難所

Anyone has the right to ask for asylum in another country under the UN Convention.
An asylum seeker was to confess his sins and be placed under the supervision of the church.

「山田くんはどこだ?」 「実は、課長に叱られるのが怖いとかで隣の課に亡命しています」 などという話は聞いたことがありませんが、国家レベルになるとよくある亡命。政治的、宗教的な理由から迫害されるため、他の主権者のもとで庇護を受けること、あるいは、避難できる場所のこと。古代や中世の頃は、犯罪者などが教会に逃げ込むことで、身柄を保護してもらえるという制度がありました。しかし、いくらなんでも、教会内でずっと平穏に暮らしましたというのではなく、一定期間のうちに、法の裁きを受けるか、財産などをすべて放棄し、追放の道を選ぶかの決断をしなければならなかったようです。語源はギリシア語の aslon 「聖域」。


File No. 1516  
a cappella
[à: kpél]

アカペラの(で)、伴奏なしで歌うスタイルの(で)

Contemporary a cappella includes vocal percussion or beatboxing as well as singing.
The audience sang the song a cappella.

「最近はいろんな歌があるでのう、赤いペラ、なんちゅうのも…」 「おじいさん、それを言うならアカペラでしょう」 ということで、イタリア語の a cappella が語源。はフランス料理の名前にあるような、ア・ラ・カルト、ア・ラ・モードの「ア」と同じで、「〜風に」という意味。cappella は「教会」で、合わせて「教会(で歌う)スタイルで」といった意味になり、もともと、楽器を使わない(使ってはいけない)中世の教会で賛美歌を歌うときに伴奏なしで歌ったことから。グレゴリオ讃歌などがその代表と言われていますが、現代のポップなアカペラのように、ボンとかパンなどというギターやパーカッションの音などはもちろん入りません。


File No. 1515  
elastic
[ilstik]

伸縮性・弾力性のある、融通のきく、柔軟な、輪ゴム

Rubber is an elastic material taken from the sap of rubber trees.
She is an excellent dancer and has an elastic body.

ゴムなどのように、引っ張ると自由に伸びる柔軟さがあり、しかも、元の状態にきちんと戻ってくるというのがポイント。従って、このゴムは伸びるんですが、そのまま戻ってきませんというのでは伸縮自在というわけにはいきません。かといって、麺類などに弾力性があり、お箸でつかんだ瞬間は伸びるのですが、器から離れたとたんに縮んで素早く口の中に入る「早食いうどん」ですというのも食べにくい。その他、新体操やダンスなど身体が柔軟だとか、1分前には落ち込んでいたのに今はもう笑ってるよといった精神的な柔軟性、いろんな変化に即適応できるなど、融通がきくといった意味でも使います。語源はギリシア語の elastos 「柔軟な」。


File No. 1514  
gloat
[lout]

満足そうに眺める、ほくそえむ(こと)、満悦

He gloated over having defeated the rival.
Don't gloat even when you have won the game.

成功したとか、うまくいったというときに大きな喜びを表現する、自己満足を感じるという意味の単語。喜ぶことは決して悪いことではありませんが、ちょっと性格の悪い喜び方のようです。「してやったり」と自己満足で悦に入ったり、また、「他人の不幸は蜜の味」などとも言われるようですが、自分は試験に合格したが、ライバルは不合格。「ええ?そうなんだ。残念だったねえ…」などと言いながらも心のなかでは「へへ、いい気味」など悪意が入ったりするのが特徴。わかっちゃいるけど、悲しいかな、人間の性(さが)、そうこうしているうちに「明日は我が身」になったりなど、人生は複雑なもの。語源は古ノルド語の glotta 「にたりと笑う」。


File No. 1513  
troupe
[tru:p]

劇団・サーカスなどの一座、一団

They are a troupe of eleven singers, dancers, musicians and comedians.
Since early childhood he has trouped with the circus throughout the country.

「今回の新商品のプロモーションだが、何かいい案はないかね?」 「劇団サーカスロボット一座ってのはどうでしょう?」 「は?」 「つまりですね、この新しい工場ラインロボットの細かな動きをアピールするために、ロボットのアクロバットラインなんてのを作って芸をさせるってのは…」 てなことで、俳優、歌手、ダンサーなどの芸人をそろえ、各地を回るような一座のことを言います。また、そういった劇団と巡業するという動詞としても使われます。その他、trouper と言えばそういった劇団などの芸人を言い、不平を言わない、信頼できる仲間という意味もあります。語源はフランス語の troupe 「仲間」。ちなみに、軍隊を意味する troop も同じ語源。


File No. 1512  
artisan
[:rtzn/à:tizn]

職人、熟練工

This is an artisan bakery that offers a large selection of artisan breads.
He is an artisan of the knife and has a workshop near his house.

パン屋さんなら、大手メーカのパン工場から仕入れたものを置いているというのではなく、手作りのパンが焼ける人のことを言います。従って、工場のパン製造自動ラインでボタンひとつで焼けますというのではなく、手を使って作るというのがポイント。しかも、そこに「技術」、「熟練」という裏づけが必要で、初めてパンを焼いてみたんですが、たまたま美味しく焼けましたというのも職人とは言えません。ある人が言っていますが、手を使って仕事をするのは単なる労働者で、手と頭を使うのが職人、手と頭と心で作るのが芸術家だとか。けだし名言です。語源はイタリア語の artigiano で、そのまた語源はラテン語の artire 「技術を教える」。


File No. 1511  
gullet
[lit]

食道、喉(のど)

My gullet is sore and I can't stop coughing.
What really sticks in my gullet is his lies and excuses.

医学的に言うと喉頭から胃の間に位置する器官を指すようで「食道」ということになりますが、単に「喉」という意味でも使われます。専門用語では「食道」は esophagus で、これは、ギリシア語が語源。それに対して、gullet のほうはラテン語源で、「喉」を意味する gula の縮小辞。喉よりは狭いことから「小喉」というわけです。また、熟語で stick in one's gullet (throat) と言えば「イライラさせる」という比ゆになります。確かに喉に引っ掛かった魚の小骨にはイライラしますが、食べ物がしょっちゅう引っ掛かるんですという場合は、イライラしている場合ではありません。すぐに病院に行ったほうがよさそうです。


File No. 1510  
disguise
[disáiz]

変装(する)、見せかけ(る)、意図などを隠す(こと)

He disguised as a woman and served as a maid of his own house.
He disguised his real intention and approached her in a gentle manner.

男性が女性の格好をするとか、パーティでエルビスの変装を演じましたなど、「変装する」という意味。人に迷惑をかけない変装はかまいませんが、女装して女性しか行けないところにお邪魔してみるなんていうのは犯罪ですね。また、職業的に言うと、スパイなども変装が欠かせません。それも服装や髪型といった外見だけでなく、相手に「本当にそうだ」と思わせるのが第一のポイント。ということで、本当の身分やアイデンティティ、意図や目的を隠すという意味もあり、「おばあさん、ボクが持ちましょう」と優しい若者のふりをして近づくなどという場合にも使います。語源は古フランス語の desguiser des- 「逆の」 +  guise 「様子」。


File No. 1509  
scurf
[skr:f]

ふけ(頭部の)、植物の表皮

Silver scurf is a potato disease caused by some kind of fungus.
Dandruff is also called scurf and is the excessive flaking of dead skin that forms on the scalp.

「頭に来たんで課長のお茶にフケを入れてやりました」など、よくある(?)オフィスのブラックジョークですが、乾燥した頭皮から剥げ落ちる皮膚のかけらで、当然のことながら、気持ちのよいものではありません。その他、植物のうろこ状や糠(ぬか)状の表皮という意味もあります。もっとも、人間の頭の「フケ」には dandruff という単語もあり、どちらかというと scurf よりもよく使われます。ジャガイモなどにできる黒い粉のようなものも scurf と呼ばれますが、これは細菌による病気の一種だとか。人間のフケにも皮膚病が原因の場合もあり、たかがフケなどと侮ってもよくないようです。語源は古英語の sceorf 


File No. 1508  
venom
[vénm]

毒液、毒、悪意、恨み

The venom is used to capture the prey as well as to defend the animal itself.
When attacked by a bee, remove the venom sac by scraping it gently.

「ボクはハチに刺されました」、「私はムカデ」、「アタシはサソリ」、「オレはヘビだ」 ということで、ジョークにしていられない「毒」。毒は毒でも、昆虫や爬虫類などの分泌物に含まれている毒を言い、咬まれたり、刺されたりすることで体内に注入され、なかには命にかかわる危険なものもあります。生物の毒には、獲物を捕らえる、自分を護るという2つの目的があり、その種類には神経毒と出血毒があるということです。コブラなどは神経毒で文字通り、咬まれると目が見えなくなる、言語障害が起こるなどの症状があり、出血毒はクサリヘビなどが持っており、体中が内出血を起こし、かなり苦しいようです。語源はラテン語の venenum 「毒」。


File No. 1507  
rash
[ræ]

発疹、かぶれ、吹き出物、あせも、どんどん出てくること

He is suffering from rash on the neck.
With a rash of bombings and attacks, the world has become an unsafe place.

「アタシは金属負け」、「私は吹き出物よ〜」、「私はあせも」 など、皮膚に出てくる発疹やかぶれなどの症状を言います。だいたいにおいて、かゆいのが一般的。また、こういった症状が出てくると、どんどん広がって行ったりするようで、「どんどん出てくるもの」を表す「名詞」としても使われます。a rash of を前につけて、a rash of questions とか、a rash of complaints など、いろんな単語を入れ替えることができます。語源は古フランス語の raschier 「掻(か)く」から来た rasche 「フケ(頭部の)」、そのまた語源をたどればラテン語の rasicare 「掻く」で、やはり、かゆいことには変わりがないようです。


File No. 1506  
chagrin
[rín/rin]

無念、残念、悔しがらせる

To his chagrin, he was not popular among young people.
I was chagrined to learn that the shop was not open on holidays.

「女子社員が社内の男性人気投票なんかやってるようです」 「ふむ、まあいいじゃないか」 「で、あこがれのミドルエイジ1位が営業二課の鈴木さんです」 「どこがいいのかね、あんな男。で、ワシは?」 「はあ、申し上げにくいんですが、社長はワーストキモイ男1位とか…」 「なにぃ?けしからん!」 などと悔しがらせるといった感じの「悔しさ」を言います。つまり、それほど切羽詰ったことではないのですが、悔しいこと、たとえば、お気に入りの店が閉店したとか、楽しみにしていた旅行が仕事で中止だとか、「気に入らない」といったレベルで使われることが多いようです。語源はフランス語の chagrin 「悲しみ」。発音に注意。


File No. 1505  
bureaucratic
[bjùrktik]

官僚的な、杓子(しゃくし)定規の

A bureaucratic approach would never solve this sort of problem.
People with a bureaucratic mind don't see things deeply.

「官僚」が悪いというわけではありませんが、「官僚主義」などというとどうもイメージが良くないのは英語でも日本語でも同じようで、融通が効かない、杓子定規という意味があります。もっとも、それなりのルールや手順など、ある程度厳しく統制しなければならない部分もあるわけで、「番号券を取ってお待ちください。100番が当たった方はハワイ旅行にご招待」とか、「先着100名さまに限り、税金ディスカウント」などというわけにはいきません。しかし、ひとつの物事を決めるのに、直属の上司から経営者まで順番に上げていくので何ヶ月たっても回答が出ませんというのではやはり困ります。語源はフランス語の bureaucratie 


File No. 1504  
habitué
[hbítuèi]

常連客

She is a habitué of specialty food restaurants.
He is a habitué of bookstores and spends lots of time browsing through them.

「マスター、いつものヤツね」 と言うだけで欲しいものが出てくるというのはなるほど、カッコイイものですが、そのためにはやはり、何度も足を運んでいなければなりません。一度や二度行っただけで、「お久しぶり」なんて言っても「どなたさんでしたっけ」てなことになりかねません(商売ですからそんな言い方はしませんが)。また、「いつものヤツ」と言われても「何でしたっけ?」と言うことでお店の人も困ったりするもの。語源はフランス語の habituer 「習慣にしている」。特定の店などによく行くというだけでなく、ある種類の店、活動など一般的に「よく行く、行う」という意味でも使います。


File No. 1503  
gabble
[bl]

早口で不明瞭にしゃべる(こと)、ぺちゃくちゃしゃべる

After he gabbled with his colleagues in Japanese answered "No."
She gabbles something about the weather, the accident and her husband.

「…サラリーマンは…給料下がって…社長はワンマン…アンパンマン…ピーマン…なのよねえ!」 などなど、まともに聞いていてもさっぱり何が言いたいのかわからないような「おしゃべり」を言います。早口でしかも支離滅裂、内容に意味がない(少なくとも聞き手にとって)、声も不明瞭なのが特徴で、コミュニケーションを図ろうとしているのではなく、単に「音を出しているだけ」だとも言えるわけで、アヒルなどが「クワックワッ」と鳴くという意味もあります。人間、ひとりなのは不安なのか、独り言かな?と思って放っておくと、「ねえ、そう思わない?」などと急に振られたりするようです。語源は gab 「おしゃべりをする」の反復形という説があります。


File No. 1502  
quarantine
[kw(:)rntì:n]

隔離(の)、検疫(の)、隔離する、検疫する

Any email attached with virus is quarantined and prevented from arriving at its destination.
Due to the outbreak of the epidemic, the area has been quarantined.

「大変です、鈴木さんのパソコンがウィルスにやられました」 「すぐ、隔離しろ」 「はい、パソコンと鈴木さんを会議室に隔離しました」 「仕事への支障は?」 「大丈夫です、会議室に移動したパソコンを使ってメールのやりとりができます」 といった間違った「隔離」をしても意味がありませんが、伝染病などの疑いのある人、動物、乗っている乗り物、使っていたモノなどを隔離して、検査することを言います。言うまでもなく、パソコンのウィルスの場合は、パソコンを物理的に移動・隔離するのではなく、ネットワークから切断する必要があります。メールなどもってのほかですね。語源はイタリア語の quaranta (giorni) 「40日」から。


File No. 1501  
antipodes
[æntípdi:z]

対蹠(たいせき)地、地球の反対側の地

Australia is the antipodes of England.
Located at the opposite sides of the Earth, the North and South Poles are antipodes.

足の裏をお互いに合わせるということから「対蹠」(たいせき、たいしょ)と言い、自分から見て地球の裏側にある場所のことを言います。北極の対蹠地は南極、日本の対蹠地はブラジルあたり。場所以外にも、2つのものがもう一方と比べて正反対であるという場合にも使われます。「営業はいいよな、ちょっと喫茶店でヒマつぶしとかできるしさ」 「製作チームは気楽だよな、合宿気分で徹夜か〜、次の朝、遅刻もできるしな」 など、ありがちな場面ですが、対極とは言え、どちらにも夏もあれば冬もある、その点では平等だと言えそうです。語源はギリシア語の antipous で、anti-  「反対の」 +  pous 「足」。形容詞は antipodean 


File No. 1500  
fungus
[fs]

菌類、真菌類

This kind of fungus grow in damp areas.
The fungus does not contain chlorophyll, therefore, it's not a plant.

カビやキノコ類など「菌類」(真菌類)のことを総称してこう呼びます。複数形は fungi 。「菌類」というと、バクテリア、ウィルスなどを連想し、悪いイメージを抱いてしまいますが、実は自然界では、老廃物・死骸などを分解、栄養分に変えるという働きをしながら生態系の維持に貢献する無くてはならない存在。そこであったらいいのが自然界に倣(なら)った超バイオ・パソコン。「ファンギ」をインストールすると、削除したファイルなどを分解して栄養分に変え、メモリーも増量。なかでも「マッシュルーム」には抗ウィルス作用もあり、強い OS 系を維持することができます…。語源はギリシア語の spongos 「スポンジ」。


File No. 1499  
commoner
[kmnr/km-]

平民

The princess was in love with a commoner.
A commoner was not allowed to have his own horse.

「公爵」や「伯爵」といった称号のないフツーの人たちのことで、「王女の結婚相手は平民」など、「王族」、「貴族」といった特別な階級の人たちとの対比において使われます。特別な階級の人々に比べて数の上でも圧倒的に多いのが「平民」で、逆は成り立ちません。会社に置き換えると、「ウチは6人の会社で、社長、副社長、専務、部長、課長、そして平社員が一人です」というようなことになり、「社長は会社の顔で、副社長は社長の代理、専務は業務を管理し、部長はその代理、そして課長はそのまた代理です」 「では、商品の仕入れや販売などの実務は?」 「はい、平社員の私がすべてまかされてやってます」 てなことに…。


File No. 1498  
tributary
[tríbjtèri/-bjutri]

支流、貢物を納めている、属国の

This river is a tributary to the Mississippi River.
The small country became a tributary of the Roman Empire.

貢物(みつぎもの) tribute の形容詞で、支配者である大国などに貢物を納めているとか、その属国であるという意味。また、川の支流という意味でもよく使われ、さすがにナイル川のような大きな川になると、青ナイル、白ナイル、エルガザル川… など支流がたくさんあるようです。まあ、川の世界ですので、「おい、オマエんとこ、土砂がいっぱいあるやろ?」とか「美味い魚がぎょうさんおるらしいな」などと言われて、「はは、ナイルさま」とせっせと肥沃な土を運んでくるものや魚を連れてくるものなど、まさにナイルの賜物(たまもの)は支流の努力の賜物(?)なんてことはないと思いますが。語源はラテン語の tribtum 「貢物」。


File No. 1497  
butt
[bΛt]

台尻、燃え残り、吸いさし、お尻

Smokers who throw cigarette butts in the street shouldn't be allowed to smoke.
They should get off their butts and do something good for society.

銃や道具の太くて大きいほうの端を指します。また、たばこやろうそくの燃えさし、吸いさしという意味でも使われ、俗語で「たばこ」という意味もあります。その他、アメリカ俗語で「お尻」という意味もあり(buttocks の省略)、イディオムで get off your butts and ... などというと、日本語の「重い腰を上げて…」というのに似ていますが、「腰を上げて何かをする」という意味。やはり、重力に打ち勝つのは大変で、電車に乗れば座りたい、パソコンの前に座ったままでできるオンラインショッピングやオンライン振込み、オンライン出社にオンライン飲み会、オンライン掃除洗濯(?)… なんてないですね。語源は古フランス語のbut 「最後、末尾」。


File No. 1496  
galvanize
[lvnàiz]

衝撃を与えて何かをさせる、亜鉛めっきをする、電流を流す

His words have galvanized me to leave the job, almost against my will.
Most of that steel is galvanized with zinc-nickel coatings.

「あのときのあの人の言葉でまさに身体に電流が走りました」などというときにピッタリの言葉です。と言っても、この場合、実際に電流が流れるのではなく、強い衝撃を受けるということで、「相手に衝撃を与えて何かをさせる」 galvanize someone to + 動詞で表現します。金属などを亜鉛メッキするという意味もあります。語源は、イタリアの医学者・物理学者ガルヴァーニ。カエルの脚の実験で有名ですが、なんでも、彼の奥さんは身体が弱く、食餌療法ということでカエルのスープを作ろうとしていたのだとか。そのときに、たまたま皮を剥いだカエルの脚がそばにあった電気実験器具に反応しピクピクッと動いたのがことの起こりのようです。


File No. 1495  
drizzle
[drízl]

ぬか雨・霧雨(が降る)、食材などを湿らす

Drizzle the meat with some olive oil.
The sun came out after a drizzle in the morning.

集中豪雨のような降り方ではなく、ちょっと湿らす程度の細かい雨を言います。さすがに霧雨ならびしょぬれになることもありません。同様に、ソースや醤油などをどばっとかけすぎるとせっかくの食べ物も台無しになってしまうこともあるせいか、料理の手順でも drizzle it with sauce 「ソースで湿らす程度に」といった表現で使います。とは言え、これがなかなか技術が要るようで、勢いあまって、豆腐が醤油のなかでヒタヒタ…。しかも、醤油ならまだいいが、間違ってソースをかけていたなんてことも。語源は中世英語の drisning 「露が落ちること」。


File No. 1494  
stodgy
[stdi/stdi]

こってりした、ごてごてした、重苦しい、退屈な

He loves stodgy food and now is concerned about his cholesterol level.
Written by a pedantic author, the book is stodgy and boring.

「お昼は私がおごろう、何がいいかね?」 「そうですね、今日はちょっと胃の調子が悪いので…」 というときに、お昼のメニューは、天丼、うな丼、フライ丼、唐揚げ丼、豚骨ラーメン丼(?)です、など、胃にもたれそうな食べ物に対して使います。また、こってりしたお昼を食べながら、部長の「第三四半期の方針について」といった退屈な話を延々と聞かされて気分ももたれてきましたなど、息が詰まりそうな状態に対しても使います。しかも、「いや、そりゃいかんよ、キミ、会社に骨をうずめる覚悟でなきゃ」など、考え方が古く、相手の気持ちがわからず鈍感など、人に対しても使います。 stodge 「詰め込む」という動詞から。


File No. 1493  
crinkle
[kríkl]

しわを寄せる、しわが寄る、カサカサ・パリパリという音をたてる、紙などのしわ

The toy crinkles and jingles depending on which part the baby touches.
When I said this, her face crinkled into a smile.

一人暮らしのおばあさんが夜寝ていると、なにやら音がします。「なんだい?こんな夜中に」とおばあさんは額にしわを寄せながら、灯りをつけてみると、小さなネズミが「カサカサ」と音をさせながらおばあさんの大好物のチョコの包みを開けようとしています。ネズミはバツが悪そうに、「すいません、おばあさん。ボク、あまりにもお腹が空いていて…」と言います。心の優しいおばあさんは、しわを寄せてニッコリしながら「たんとおあがり」と言ってチョコをくれてやりました。次の夜のこと、たくさんのネズミたちがやってきて、おばあさんはネズミの国へ連れて行ってもらい、そこで幸せに暮らしましたとさ。語源は古英語の cringan 「曲げる」。


File No. 1492  
bow
[bou]

弓、ちょう結び、弓で弾く

The girl wears a bow in her hair.
The device can be worn by clipping to an eyeglass bow.

アーチを描くようにカーブしたものを言います。弓矢の「弓」という意味の他にも、ご存知レインボーはレイン「雨」のボー「アーチ」、蝶々のような結び目という意味もあり、ボータイと言えば蝶ネクタイ。また、リボンをつけた女の子などという場合に使う「リボン」も英語ではこの bow を使います。日本語にもなっている ribbon はどちらかというと、結ぶ前の紐状(あるいはテープ状)のものを指します。その他、メガネのフレームのなかでも、耳に引っ掛ける曲がった部分のこともこう呼ばれます。また、バイオリンなどの弦楽器を弓で弾くという動詞としても使います。語源は古英語の boga 「弓、アーチ」。


File No. 1491  
dim
[dim]

薄暗い、ほの暗い、ぼやけた、かすんだ、おぼろげ、鈍い

We had to read in the dim light of the candles.
I have a dim memory of my grandfather who died when I was small.

月明かりやろうそくの薄明かりとか、遠くでかすかに犬の遠吠えが聞こえる、目が悪いのでぼんやりとしか見えない、幼い頃のことをぼんやりと覚えているなど、照明、音、視界、記憶などがおぼろげな状態を言います。薄暗い照明もロマンチックな雰囲気があり、ぼんやりした記憶もたいていは良いことしか覚えていないようですし、おぼろげなのも決して悪いことではないようです。たまには電灯を消して、ろうそくの明かりで家族だんらんをしながら、静かな夕べを過ごすなんていうのもいいかもしれません。その他、スラングとして、頭が鈍いという意味でも使われます。語源は古英語の dimm 「薄暗い」。


File No. 1490  
extravagant
[ikstrvnt]

浪費する、ぜいたくな、途方もない、過度の

The movie is an extravagant musical drama.
He is also rather an extravagant person who likes buying clothes and spends too much.

「おーほっほっほ、宅の主人の年収は1兆円ざあます」 「ほう…」 「宅のリビングはルーブル美術館と同じ広さざます」 「ほほう…」 「子供たちの部屋に行くにはクルマがいるざます」 「そりゃまた…」 「トイレには、ミニバーがついてるざます」 「便利ですね」 「宅の庭にはジャングルがあるざます、おーほっほっほ…」 というわけで、浪費する人、途方もない給料をもらっている、ぜいたくな装飾などという場合や、草木などがうっそうと茂っている状態にも使われ、管理せずになすがままにさせているような含みがあります。語源はラテン語の extravagari 「放浪する」。


File No. 1489  
dissipate
[dísipèit]

霧などを消散させる(する)、浪費する、晴れる、道楽する

The fog dissipated, revealing a beautiful landscape in front of us.
Having dissipated all his fortune, he has almost nothing left.

「お父さん、またここでタバコ吸ってたでしょ?」 「いやそんなことないよ、ほら扇風機ブーン…」 「部屋では吸わないでって言ったでしょ」と奥さんが換気扇をブーンなんてことで、煙や霧などを消散させるという意味。また、たちこめていた霧がすっかり晴れて… など、自動詞として「消散する、晴れる」という場合にも使います。消散するのが「霧」ならいいのですが、お金になると「浪費する」という意味になります。ちなみに「浪費」とくるとたいていは食道楽など「道楽」だったりして、自分の「楽しみなどに浸る」という意味もあります。語源はラテン語の dissipare 「消散させる」。


File No. 1488  
reclusive
[reklú:siv]

隠とんした、孤独を好む

He is a reclusive person, and it takes courage for him to come out of his house.
The fugitive hid near a small valley leading a reclusive life.

「山田くんはどこに行ったのかね?」 「一人になりたいとかで、倉庫の段ボールに入っています」 など、「孤独を好む」という意味があります。社会のなかで逃げ場や息抜きの場も持つことは大切ですが、それが高じると、「大変です、山にこもったきり降りてきません」など、社会から隔離して「隠とん」生活を送るという場合にも使います。また、そういう場合、たいてい隠れ住むのはひっそりとした見つかりにくい小屋などに住み、社会との接触を避けようとしますので、間違っても、「今年の春から隠とん生活を始めました!住所はここ。お近くにお寄りの際はぜひ…」といったハガキも出さないのが普通です。recluse 「世捨て人」の形容詞。


File No. 1487  
tatter
[ttr]

ぼろぼろの服、破れて垂れ下がったもの、台なし・ぼろぼろにする(なる)

Due to the accident, the reputation of the company was in tatters.
She polished the inside of the pot with a tatter of old clothing.

古くなった服はリサイクルショップで引き取ってくれそうですが、さすがに破れていては話にならないようです。で、あったらいいかもしれないのが、「ぼろショップ」。エンジンのお手入れや大掃除のときにぼろぎれが大活躍。「ボロくださーい」」 「無地、白、花柄模様、縞模様などいろいろありますが…」 「掃除に使いたいんですけど」 「じゃ、この破れて垂れ下がったウール地のものがモップ代わりになりますよ」 なんてことでやはりものは大切に。また、in tatters で、しくみや評判、話し合い、取り組みなど、いろんなものが「台なしになって」という比喩(ひゆ)でも使われます。語源は中世英語の tater 「ぼろ」。


File No. 1486  
princely
[prínsli]

王子の、気高い、ぜいたくな、豪華な

He was offered a princely salary and exempted from all obligations.
We were invited to his mansion and had a princely dinner.

王子さまのように気品があってカッコイイ彼!いっしょに食事に行こう、ご馳走します、ということなので期待していたら、なんとラーメンだったわよ、というのもちょっと寂しいですね。ということで、「王子」に関係ある形容詞ですが、「王子の、王子のような」という意味の他に、「王子にふさわしい」ということから、a princely sum などというふうに使われ、「たっぷりある、豪華な」という意味になります。従って、「おお、王子よ、お小遣いをあげよう」と100円くれたというのでは、「父上、これは王子としてはふさわしい額とは言えません」なんてことになるわけです。


File No. 1485  
receptive
[riséptiv]

感受性の強い、理解が早い、よく受け入れる

He is focused and receptive and loved by people.
They should be more receptive towards others' views.

「やはりお茶汲みは女子社員の仕事でしょう」といった古い考え方に固執するのではなく、手の空いた人がやればいいんじゃないですか、といった柔軟な考え方ができるということで、新しい方法や考え方を勧んで受け入れようとする心構えがあったり、たとえ反対意見であっても誠意を持って聞くことができるような、オープンな心を持っていることを言います。柔軟性があるため、物事の飲み込みも速いようです。人間、長い年月生きていると凝り固まってくる部分がありますが、頑固なだけの年寄りになってもまわりから疎まれるだけで、あまり良いことはなさそうです。ときどき、心の窓やドアを開けて風通しをするのもいいかもしれません。


File No. 1484  
allegation
[léin]

主張、申し立て、陳述

A graduate student has made an allegation of academic fraud against his supervisor.
He wonders if he is punished if his allegation in good faith turns out to be false.

「主張」と言っても、「リゾートするなら絶対ハワイ」といった日常的なものではなく、法律などに照らし合わせて正式にしかるべきところへ行う「申し立て」という意味で使います。また、その内容も、「ウチの会社は非常に良い仕事しています、表彰してください」といった良い内容のものではなく、「ウチの専務は下請けの会社から何がしかもらっているようですけど」といった良くない(不正)ことに対して行われ、make  file といった動詞を伴って表現します。普通、まだ証拠などがそろっていない状況で、「ただ言ってるだけでしょ」(言わしとけ)といった段階とも言えます。語源はラテン語の allegare 「例証する」の過去分詞。


File No. 1483  
lasso
[lsou/lsú:]

輪縄(なわ)・投げ縄(で捕らえる)、選択ツール(で選択する)

He drew a picture of a cowboy with a lasso trying to catch cattle.
You can select all contiguous portions of the image using a lasso tool.

アメリカたばこの広告に出てくるようなカウボーイがひょいとロープを投げて見事、暴れる牛を捕まえるというときに使う、先端に輪っかを作った投げ縄のことを言います。また、そういった縄を使って捕まえるという動詞としても使います。最近では、コンピュータで画像を選択するときなどに、くるっと囲んで選ぶ機能もこう呼ばれます。カウボーイのほうはかなり高い技術や能力が必要ですが、パソコンの選択機能はカンタン。しかし、選択しようとしている画像が暴れて捕まえられませんということはありませんが、まれに、マウスが暴れて選択できないということはあるようです。語源はスペイン語の lazo 「結び目」で、ラテン語の laceum 「輪縄」。


File No. 1482  
contravene
[kntrví:n/kn-]

違反する、抵触する、反論する

The Supreme Court annulled the marriage, saying it contravened the state law.
He argued that the order contravened basic human rights as defined in the law.

「ちょっと、奥さん、割り込みは"違反"ですよ」とか「卵は一人2パックまでで、3パック買うと"違反"ですやん」というときの「違反」といった軽い内容のものよりも、どちらかというと、法律に触れるとか、協定などに違反しているという意味で使われます。「厳しいご時世なので、就業時間を一日20時間にします」というのは、労働法に違反しているんじゃないですか、断固認めませんなど、「反論」を唱える、「否定」するという意味もあります。語源はラテン語の contravenire で、contra-  「反対」+  venire 「来る」。


File No. 1481  
elope
[ilóup]

駆け落ちする

The lovers had to elope to avoid anti-marriage laws that prohibited same-sex marriage.
Opposed by their parents, the couple eloped from home.

七夕の二人がとうとう駆け落ち、明日から牽牛星と織女星の見える位置が変ります、なんてことはありませんが、恋人といっしょに逃げるという意味でよく使われます。自分たちの住んでいる州の法律では結婚できないため、他の州に逃げて結婚しようとか、両者の教会で前もって二人の結婚をみんなの前で発表する(重婚、近親婚など不法な結婚を防ぐのが目的)と、個人的な理由で親が反対してくるかもしれないので逃げようといった事情があったのだとか。最近では、電撃結婚するとか、秘密裏に結婚するという意味でも使われるようです。語源は中世オランダ語の ontlopen 「逃げる」。


File No. 1480  
county
[káunti]

郡、

Many people in the UK still use the names of counties which have been abolished.
This site provides information about the County of Los Angeles.

イギリスなら「州」、アメリカなら州の下の「郡」といった意味で、「国家」のすぐ下にくる最も大きな行政の区分を表すユニット。ところで、わかりにくいのがイリギスの county 。古くから変らないものもありますが、新しく追加されたと思えば廃止されたり、合併したり… 英和辞典やいろんなサイトなどでも最新の情報をカバーしきれないようです。そんなわけで、現地では郵便物に州の名前を書かなくてもいいようです(それだけ郵便番号制度が発達しているらしい)。しかし、自分の住んでいる地名には愛着があるのか、廃止されても堂々と使っている人もいるということです。語源はラテン語の comittus count (伯爵)の管轄」。


File No. 1479  
estuary
[éstuèri/-turi]

河口湾、入り江、三角江

The area is located in the estuary of Rio de la Plata.
The estuary of the river is abundant with a variety of birds.

川は流れている限り、海か湖に注ぐのが普通ですが、川が海(湖)と出会う部分、あるいは、海が入り込んで河口と出会う「入り江」という意味で使われます。とは言え、川が海に注ぐ河口はすべて estuary というのではなく、どういうふうに注ぐのかがポイントのようです。川が運んできた砂泥を堆積して作った地形が「三角州(デルタ)」で、これに対して、潮の流れの影響で砂泥の堆積ができず、逆に河口が侵食されて漏斗状になっている地形を「三角江」 (estuary) と言います。また、大文字で the Estuary と言うと、テムズ川流域、ロンドン中央東部の地域を表すようです。語源はラテン語の aestus 「潮」。


File No. 1478  
dainty
[déinti]

きゃしゃで美しい、優雅な、洗練された、繊細な、かわいらしい

They are dainty, daisy-like flowers.
She is a dainty and beautiful girl in dainty dress.

花でいえばスイトピーやデイジー、コスモスなど、すらっとして優美、はかなげでかわいらしいイメージがあり、洋服でいえば、エレガントでシック、間違っても力仕事なんかできない服装を言います。服や花だけでなく、人間(特に女性)に対しても使われ、きゃしゃでかわいらしいというのはやはり好かれるタイプのようです。しかし、いざ苦難や試練が来たときに頼りになるのは、「雑草」のように苦労してきた人や多少苦しくても太陽に向かって明るく生きる「ひまわり」のようなタイプかもしれません。もっとも、見た目は繊細だけどもしんは強いということもあり、一概には言えませんが。語源はラテン語の dignus 「価値のある」。


File No. 1477  
reverie, revery
[révri]

空想、夢想、物思い

I was lost in a reverie when the phone rang.
He was caught in a reverie of his good old days.

売り上げ増加について真剣に考えるとか、あの人のつらい立場を想像してみようといった、具体的なテーマに基づく考えや想像ではなく、なんとなく頭に浮かんできたことをぼんやりと考え、そのなかに浸っている状態を言います。従って、今日は、午後2時から3時まで「空想の時間」などと計画を立てて物思うのではなく、流れてきた懐メロを聞いていたら昔を思い出して… といった、ふとしたきっかけで入ってしまう世界。また、「あ、もう10分も空想している、さ、仕事しよう」などと簡単に切り替えられるものでもなさそうで、その世界に浸っていることがなんとなく心地よかったりするものです。語源は古フランス語の rever 「夢をみる」。


File No. 1476  
lapse
[læps]

時間の経過、ちょっとした間違い、陥る、消滅する

After he was taken into intensive care, he lapsed into a coma.
A lapse of attention can lead to an accident.

「サルも木から落ちる」といった「うっかり」した間違いや「ど忘れ」、あるいは、注意力が「ふと散漫」になるなどの場合に a lapse of memory (or attention) というふうに使われます。また、権力を手にしても清廉潔白で生きるぞと思っていたのに、「みんなやってることじゃないですか」などといったささやきを聞いているうちに、知らず知らず悪の道に… など、徐々に悪い状態へ陥るという意味があり、気づかないうちにするっと滑るように悪い状態に陥ってしまうというニュアンスがポイント。その他、年月、時間が経過する、法律などで権利が消滅するという意味でも使われます。語源はラテン語の lapsare 「滑る、陥る」。


File No. 1475  
slimy
[sláimi]

ぬるぬるした、汚ない、卑屈な

The water of the pool is not fresh and the floor is slimy.
The slug is a slimy creature.

「台所の三角コーナーの底がぬるぬるしています」 「うむ、不精なヤツだ」 「風呂の底もぬるぬるしています」 「つまり、犯人は卑屈な性格だな」 「あ、ナメクジです」 「よし、鑑識に回しておけ」(?) というわけで、 下水にたまった「ぬめり」や川の底などにたまった「へどろ」など、あまり心地よいとは言えないものに対して使います。「粘着性があり、すべりやすいもの」、「湿気を含んだ泥」、「動物などの分泌物」といった意味の名詞 slime の形容詞形。また、態度や言葉使いなどが汚い、いやらしい、卑屈だ、といった場合にも使われます。語源は古英語の slim 「ぬるぬるしたもの」。


File No. 1474  
bombast
[bmbæst/bm-]

おおげさな言葉、大言壮語

The audience was tired of his bombast and empty talk.
This story is filled with bombast.

英雄伝などの物語にありがちなのがいわゆる「大きな話」。偉大な王が亡くなると世界中の人々が悲しみました(誰が調査したのか)とか、スーパーマンが地球の周りを回転すると時間がどんどん後戻りして…(どうせなら20年ほど戻して欲しい)など、いろいろありますが、そこはやはり物語。あまり現実的に考えてもおもしろくありません。人は誰も「物語」が好き。どうせ語るならおもしろくなければ、ということで話が大げさになるのかもしれません。人間を主語にして「大言壮語を吐く人」という意味でも使われるようです。語源は中世ラテン語の bombax 「綿」。綿を詰めてふくらませるということから。


File No. 1473  
muggy
[mi]

蒸し暑い、暑苦しい

A weather forecast says today is another muggy day here in Japan.
You shouldn't open the windows in hot, muggy weather.

蒸し暑い夏がやってきました。そして、気の毒なのがスーツとネクタイ姿で頑張る外回りのビジネスマン。あまりにも理不尽というか、もっとなんとかならないものかと思ってしまいます。「山田くん、なんだね、その格好は?」 「ステテコ素材で作った、下着一体型のスーツです」 「うむ、スーツには違いないが…」 「で、上着とワイシャツ、そしてネクタイも一体化されていて、すべて一枚ですみます。この紺色の部分が上着で…」 「うむ…」 「この切り込み部分がネクタイで、ボタンを押すと、ネクタイがぱたぱたと自動団扇になるんですわ…」 特に湿気を多く含んだ暑さを言います。語源は、古ノルド語の mugga 「霧雨」。


File No. 1472  
preclude
[priklú:d]

妨げる、除外する

He was precluded from receiving pension for several years.
Her pride precluded her from giving him an apology.

お客さんからの苦情が出る前におわびに行くとか、二度と同じ事故が起こらないよう念入りな準備をするなど、前もって行動などを起こすことによって、問題などが起こるのを防ぐという意味で、prevent と同じように使われます。また、人間を対象として、ある条件から除外したり、ある行動を起こすことを妨げるという場合にも使います。つまり、「社長賞」をもらった人は「会長賞」の対象からは外されますとか、自分は謙虚なので自分が世の中を動かしているなんてことは言えません (Modesty precludes...  など)、というわけです。語源はラテン語の praecludere で、 prae-  ( pre- 「前もって」) +  claudere 「閉じる」。


File No. 1471  
emulsify
[imlsfài]

乳状にする、乳化させる

To emulsify means to combine two liquids that normally do not combine easily, such as oil and vinegar.
Fats and oils are emulsified and broken down into small droplets.

そもそもこの「乳化」って何?という疑問がわいてきますが、「あ、飲みかけのオレンジジュースがミルクになってるぞ!」というようなことではなく、水と油など、本来溶け合わない2つの液体があったときに、「乳化剤」といったものを加えることで、どちらか一方の液体が微粒子になってもう一方の液体に分散して混ざり合うという現象を言います。じゃあ、「ミルク」とは全然関係ないじゃないか、ということになりますが、語源はラテン語の emulgere (=to milk out) 「抜き取る」。また、生物学的に言うと、milk 自体が、脂肪の微粒子がいろんな成分を含んだ液体に溶け込んでいる乳化されたものというわけで、ここら辺も何か関係ありそうです。


File No. 1470  
stale
[steil]

新鮮さのない、気の抜けた、古臭い、疲れた、気が抜ける、古くなる

Bread stales much more quickly at lower temperatures, for example, in the refrigerator.
He doesn't accept old methods and stale ideas.

「チーフ、もうくたくたですね」 「ああ、腹が減ったなあ」 「冷蔵庫に何か入ってないっすか?」 「どれどれ、賞味期限の切れたハム、固くなったパン、しおれた胡瓜、気の抜けたワインか…」 「すきっ腹にまずいもの無しって言うじゃないですか」 「キミもなかなか古いタイプの人間だな」 ということで、食べ物や飲み物が新鮮さを失い、風味が抜けたり味が落ちたりしている状態、考え方、ジョークなどが「陳腐な、古臭い」という場合や、精力や活力が無くなり、疲れ切っているという意味で使います。その他、動詞としても使われます。語源は古フランス語の estaler 「停止(する)」から来た中世英語。


File No. 1469  
lukewarm
[lù:kw:rm]

生ぬるい、微温の、不熱心な

They received only lukewarm support from the community for the plan.
Customers complain that the coffee is lukewarm.

「あのー、コーヒーが生ぬるいんですけど」 「じゃあ、何度くらいあったらいいんですか?」 など、飲み物や水などが「生ぬるい」という意味。その他、「態度が生ぬるい」とか「熱心さに欠ける」という場合にも使われます。ちなみに、飲み物の温度を測るのはカンタンですが、困るのは「熱心さ」などの温度。「我が社では各部署ごとに"やる気温度計"をつけています。部屋にいる人間のやる気をセンサーが… ん?営業部の温度がやけに低いぞ」 「ですから、みんな営業に出かけて部屋におりませんやん」 てなことで結構むずかしいようです。語源は古フランス語の hlow 「暖かい」+  warm 


File No. 1468  
scale
[skeil]

鱗(うろこ)(を落とす)、湯あか、歯石、剥(は)げ落ちる

Carefully remove the scales of the fish with the knife.
It was really as if the scales fell from my eyes.

魚や爬虫類の鱗、あるいは鱗のような薄い片という意味。動詞として、鱗を落とす、鱗のように剥げ落ちるという場合にも使います。ちなみに「目から鱗が落ちる」といいますが、英語でも scales fall from one's eyes と言い、もともとは、キリストを迫害していた盲目の男の目から鱗のようなものが落ちて見えるようになったという言い伝えに基づいています。しかし、本来、鱗は身体を保護するという重要な役割を持っているわけで、たくさんのカエルを殺生していたあのヘビ、改心したのか、身体じゅうから鱗がとれてすべすべお肌になってました、なんてのもどうかと思います。語源は古フランス語の escale 


File No. 1467  
influx
[ínflΛks]

流入、殺到(物、人々)

They are overwhelmed by the influx of customers on the first day of the business.
He began to receive an influx of spams after he sent a complaint against one.

「店長、お客さんが… 長蛇の列です、いま、警察の人が出動してきました」 とか、「社長、売上金が… また、さっき100万円振り込まれました」 といったうれしいものから、「どんどん苦情が… これでも1000件目です」 や「今日もまた大量のおバカメールでサーバがダウンです」 という笑えない状況までありますが、多くのモノや人、資金などが束になって入ってくることで、流入、殺到といった名詞として使います。語源はラテン語の influxus、influere 「流入する」の過去分詞。


File No. 1466  
drudge
[drΛd]

あくせく働く(人)、骨の折れる仕事をする(人)

He is a drudge who never runs out of his tasks to do.
Day after day, they drudged through all the tedious paperwork.

「アリの奴ら、よう働くなあ」 「ほんまや。人生短いのにもっと楽しむことないんかい?」 ということで、単調でおもしろくない(と思われる)仕事をコツコツと続ける人という意味があります。動詞としても使います。しかし、本人たちにとっては、大変な部分はあっても、それなりの楽しさがあるのかもしれません。「キリギリスさんたち、かわいそう。打ち込めるものがないのね、あんなに毎日ぶらぶらして…」 などと思われているかもしれません。キリギリスのようなタイプばかりでも困りますが、アリのようなタイプばかりというのも考えもの。やはり、バランスが大事ということかも。語源は古英語の dreogan 「働く、苦しむ」。


File No. 1465  
pare
[per]

皮を剥(む)く、余分な部分を切り落とす、削減する

As my income is becoming slim I have to pare expenses.
She got a cut in the finger while paring an apple.

一般的なところではリンゴなどの皮を剥くという意味があり、それも素手で剥くのではなく、ナイフなどの道具を使う場合を言います。そして、むいた皮は ing をつけて parings 。その他、前髪などを切り揃えるために、長い(余分な)部分を少しずつ切っていくとか、植木のお手入れなど、余計な枝を切って形を整えるという場合に使います。また、収入が少なくなってきたときなどに欠かせないのがこれ、家計、出費などを切り詰めるという意味もあります。語源はラテン語の parare 「準備する」。


File No. 1464  
nostrum
[nstrm/ns-]

秘薬、疑わしい妙案、(問題解決の)特効薬

The patient tried every conceivable nostrum against cancer.
For her, traveling is a nostrum to ease her stress.

「キミ、その首に巻いているものは何かね?」 「あ、これ、喉が痛いんで梅干し巻いてます」 とか、「あー、イライラするよ」 「そんなときはドラエモンの歌を歌うといいですよ」 など、 病気や問題などに対して、自分では絶対的な効果があると思っているが、根拠がわからない、科学的に証明されているわけではないといった薬や解決法を言います。体の調子が悪いときは我が家では昔からこれ、そういえばその成分も知らない、でも効くんです、近所の人たちもみんな使っていますといった薬などもその類に入れることができるでしょう。語源はラテン語の nostrum (remedium) 「私たちの治療法」の最初の語「私たち」から。


File No. 1463  
plump
[plΛmp]

丸々とした、ぽっちゃりした、ふくらませる、太らせる、太る

She is a plump, middle-aged woman with five children.
The puppy has plumped up after two months.

ちょっと太めの人のことを遠まわしに「ぽっちゃりした方です」などというときにピッタリの言葉。その他、「この七面鳥、太らせて食べちゃろ」と意地悪なおばあさん、しばらくの辛抱だからと言い聞かせて、自分の食べる分を削ってまでして毎日せっせとエサを与え続けました。しかし、七面鳥が丸々と太ってきたころ、おばあさんは… というわけで、太らせる、ふくらませる、太るという動詞としても使います。語源は中世低地ゲルマン語の plomp 「太い」。また、スペルは同じで語源の異なる別の単語として、「ドスンと落ちる・すわる」という意味もあり、こちらのほうの語源は同じくゲルマン語源で落ちるときの音から。


File No. 1462  
tick
[tik]

時計がカチカチいう、時を刻む、チェックマークを入れる

What really ticks me off when I'm in a hurry is sluggish pc performance.
They laze away days while time ticks away.

時計の針などが出す「カチカチ」という音で、一定間隔で繰り返し出す、小さな歯切れのいい音のこと。もっとも、ウチの時計は気紛れで気の向いたときしか音を出しませんとか、シンバルのような大きな響き渡る音でうるさくてしかたありませんというのでは困ります。また、動詞として「時を刻む」という意味でも使われます。さらに、くだけた表現で tick off といえば、いらいらさせる、怒らせるという意味も。その他、チェック項目をチェックするという場合に、アメリカ英語では check になりますが、イギリス英語では tick を使います。語源は中世英語の tek 「軽くたたくこと」。


File No. 1461  
battery
[btri]

殴ること、電池、砲列、一式、集団

I had a battery of routine tests including chest x-ray and blood tests.
The actor has been arrested for battery against his ex-wife.

お馴染み「バッテリー」という意味の他に、「殴ること」という意味があります。その他、戦争の場面で大砲などが横一列に並び、一斉に攻撃できるように構えた「列」、X線撮影から血液検査、胃の検査など、健康診断を一そろいやってもらいましたというときの「一組、一式」、野球のピッチャーとキャッチャーなどの意味もあります。また、大勢のグループ・集団という意味でも使います。もともと、バッテリーを意味する「電池」も電流を発生させる「セル」の集まりというところから来ています。語源は古フランス語の baterie 「打つこと」。


File No. 1460  
booze
[bu:z]

酒、大酒(を飲む)、酒盛り

The event serves free booze to anyone with an invitation card.
Many business people on the move are on the booze at this pub.

ソフトドリンクに対するハードドリンク、つまり、「お酒」を意味するスラング。それもどちらかと言うと「コップにビール一杯で十分です」というのではなく、「過度に飲む」というニュアンスが含まれ、on the booze で「かなり飲んでいる」という意味になります。また、「その件については、飲みながらじっくり話しましょう」というよりは、となりのテーブルの団体、何とかしてくださいと言いたくなるような、いい気分の浮かれ騒ぎ的な飲み会を言います。 a booze-up になるとさらにその傾向は増すようで、昔で言うなら「♪小皿たたいてチャンチキおけさ…」というところか。語源は中世オランダ語の busen 「大酒を飲む」。


File No. 1459  
toddle
[tdl/tdl]

よちよち歩く、とことこ歩く、ぼちぼち歩く

The baby began to toddle about and speak broken words.
I will toddle home and have a swig of beer.

赤ん坊のよちよち歩きなど、どこか不安定で危なっかしい歩き方を言います。ちなみに toddler と言えば、「よちよち歩きの赤ん坊」のことで、歩幅も小さく、宝塚の男役のような歩き方はまだできません。その他、ぶらぶらと散歩がてら歩くという意味もあります。よく口語で toddle home という表現を使いますが、「雨だ!洗濯物を入れなきゃ!」などと走っておうちに帰るというのではなく、「さて、ぼちぼち家に帰ってビールでも飲んで…」といった「ぼちぼち帰宅」、「なんとなく帰宅」で、こんなとき、「じゃ、飲みに行きましょう」といった誘いにも乗りやすいものがあるようです。語源は不明。


File No. 1458  
vocation
[voukéin]

職業、天職、使命

The institution has vocation to provide young people with various special skills.
He believes his current job is his vocation.

「職業はフリーターです」 とか「家事手伝いです」 というよりはむしろ、医師、美容師や弁護士など資格や特殊技能や必要だったり、専門に訓練を受けているような職業を指します。また、「天職」とか「使命」といった意味合いもあり、働き口がないのでとりあえずこの仕事をしていますというのではなく、「これこそ自分がやるべき仕事だ」、「自分の使命だ」 といった一種、運命的なひらめきのようなものを感じる事柄を言います。多分に「聖なる」響きがあり、まさに「天が与えてくれた仕事」というわけです。語源は中世英語の vocacioun 「聖職につけという神の導き」で、元の語源はラテン語の vocare 「呼ぶ」の過去分詞 vocatus 


File No. 1457  
weal
[wí:l]

みみずばれ

He got a weal on the face in the fighting last night.
A weal or wale is a skin injury which forms a ridge caused by a blow.

「いやあ、いい天気で。日本晴れですな」 「いや、こっちはケガしてみみず腫れですわ」 てなことで、昨日と同じスペルで違う単語です(なんだか手抜きをしているようですが)。どんな傷かと言うと、殴られたり、鞭のようなもので叩かれたりした跡が赤く盛り上がって、尾根のような状態になっているものを言います。文字通り「みみず」のように腫れているということで、この「みみず」というのが悲惨さを盛り上げているような(?)感じもします。まさに、昨日の「幸福」とは逆の状況。同義語として、welt  wale があり、語源はこの wale が変形したものではないかと言われています。


File No. 1456  
weal
[wí:l]

福利、幸福

The king said he will ever prefer the weal of the public.
The couple promised to be faithful and stay united together in weal or woe.

繁栄とか幸福という意味の単語で、ただ単に happiness というのではちょっと物足りないとか、カジュアルすぎる、もっとかしこまりたいなどというときに使えそうです。と言っても、「私はあなたの幸せを思って…」といった日常会話レベルではあまりしっくりきません。やはり、あらたまったスピーチなどで「国民の幸福のために…」とか、「夫婦となったからには、幸福なときも苦しいときも…」といった脈絡で使われることが多い、文語的、古典的な響きのある言葉です。weal or woe 「幸福あるいは苦悩」、common weal 「お互いの幸福」などの表現でよく使います。語源は古英語の wela 「富、幸福」。


File No. 1455  
hazy
[héizi]

もやのかかった、かすんだ、もうろうとした

According to my hazy memory, his father was from Atlanta.
It was hazy, cool and windy night that day.

これからどうなっていくのか不明です。アタマの中もぼーっとしていて考えられません。そこへ持ってきて、飲みすぎで意識ももうろう。最近、目も悪くなってかすみがかかっています。おまけに、今日の天気ももやがかかっていてすっきりしません。など、先の見通しなどが不明瞭で確かでない様子、記憶などがおぼろげでぼんやりしている、天候で霧(きり)やもやがかかってはっきり見えないといった様子を表します。haze 「もや、かすみ」の形容詞形。一方、はっきり、くっきりよりは、多少、もやがかかっているほうがよかったりする場合もあります。


File No. 1454  
lofty
[l(:)fti]

非常に高い、高尚な、堂々とした、尊大な

"I am the king," he said in a lofty manner.
I saw the lofty