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File No. 1625  
grimace
[griméis]

しかめっ面(をする)

She grimaced and said, "Sorry, I don't see your point."
A little boy made grimaces when his mother reproved him.

「やだあー、カレーが腐ってる〜」 とお母さんがしかめっ面、勉強しろと言われてお兄さんはしかめっ面、応援している野球チームが負けたのでお父さんはしかめっ面、まさに我が家はしかめっ面家族… など、実は、顔の表情というものは「遺伝」ではないかという研究結果があるようです。親を見て育っているから当然だと思ってしまいますが、その研究では生まれつき目の見えない人とその家族が対象。怒られたときの母親のあの怖い表情が今、すべて自分のものに!というのも嫌な話で、顔をしかめたくなるときには思い切って笑ってみるというのもいいかも。「突然変異」が起きるかもしれません。語源は古フランス語の grimuche 


File No. 1624  
pokey (poky)
[póuki]

狭苦しい、刑務所、のろい、辺鄙(ぴ)な、重要性のない

He got a poky room overlooking a noisy back street.
The poky response time will make you irritated.

いろんな意味で使われる俗語で、一般的にはおどけて言うときの「刑務所」という意味や、辺鄙であまり重要性がない(町など)、狭苦しい(部屋)という意味があります。その他、渋滞でノロノロ運転など、速度や動きが遅いという場合にも使います。ちなみに大文字にすると、ウェブコミック Pokey the Penguin のペンギンの名前。いかにもパソコンのペイントソフトなどで書かれたようなタッチ(四歳児が描いたというのが設定だとか)で、文字をところどころわざと消して修正したりしているのが特徴。作者は The Authors (「作者たち」?)。どこがオチなのかわからない(実際ない?)のも何となく面白いのかも。気が向いたときに更新されるようです。サイトは下記。
http://www.yellow5.com/pokey/ 


File No. 1623  
lunatic
[lú:ntik]

狂気の、気違いじみた、びっくりするほど変な

Some people may think that colonization on the moon is a lunatic idea.
She says only a lunatic person can do such a thing.

彼はなんと客先での大事な会議に海水パンツ一枚で現れましたなど、正気の沙汰(さた)とは思えないということ。語源はラテン語の luna 「月」の派生語 lunaticus 。「月から来た人ですか」とかいうのではなく、「この前は満月だったのに今日は半分になってるぞ」というわけで、昔から人々に神秘的な印象を与えたのか、狂気は月の満ち欠けが影響していると信じられていたようで、やはり、オオカミ男などが変身するのも満月の夜。ちなみに、NASAによれば2024年までに月に基地を建設するという計画があり、そこからさらに、火星の探検を推進するようです。昔なら、まさにこれこそ、 lunatic な考えだったに違いありません。


File No. 1622  
baggy
[bi]

だぶだぶの

She complains her baggy cheeks and bags under the eyes.
He wears a baggy shirt draped over tight pants.

スペルを見てもなんとなく推測できますが、bag 「バッグ、袋」のようなというところから来ています。と言っても、この場合は、お洒落な女性が持つカッチリとしたハンドバッグよりもむしろ、ゆったりとしていて、いろんなモノが詰められるようなバッグのイメージ。たるんでいる、だらっと垂れているといった意味で、ズボンや洋服などがだぶだぶだとか、あらやだ、最近、ほっぺたが垂れ下がってきた (baggy cheeks) 、目の下が下がってきた (bags under the eyes) など、気になる「たるみ」という場合にも使います。やはり、年齢とともに重力に勝てなくなるようで、せいぜい笑って持ち上げるのがいいようです。


File No. 1621  
tangible
[tndbl]

手で触ることのできる、実体のある、有形の、現実の

Property is a tangible asset.
An intangible concept has become tangibe by his illustration.

しっかりとした形や実体があり、手で触ってその存在を確かめることができるという意味があります。物理的に触れて確かめるだけでなく、考え方などの内容が具体的に見える、理解できるという場合にも使います。その他、財産や文化財につけて「有形文化遺産」 (tangible cultural heritage) などと表現します。その逆は否定を意味する in-という接頭辞をつけた intangible 。もっとも、「実体がある」というのは、自分が存在している世界の中だけで言えることで、ふと異なる次元の世界などに行ってしまうと、「あんた誰?幽霊?」などということになってしまうかも(あくまでもSFでの話)。語源はラテン語の tangere 「触れる」。


File No. 1620  
gumption
[mpn]

知恵、才覚、気骨、勇気

He has the gumption to say what's right is right.
I admire his gumption for trying what others cannot.

「王様、素晴らしいお召し物で」 「まるで、着ていないような軽やかさ」 とみんなが保身にまわっているところへ、「だから、何も着ていないんですってば!」と堂々と言える「気骨」、あるいは、「食べ物が凍ってしまうアラスカだから必要なんだ」と「トナカイの冷蔵庫屋さん」で大成功など、ビジネスの「才覚」という意味のくだけた言い方。とは言え、「あ… 王様、すいません、肌色のボディコンスーツだったんですか…」など、自分が間違っている場合もあるわけで、「クビ」や「左遷」などその結末も怖い。そんなわけで、とりあえず周囲に合わせておくというのも「知恵」なのか、複雑な世の中です。語源はスコットランド語で「良識、狡猾さ」。


File No. 1619  
kudos
[kjú:douz/kjú:ds]

名誉、称賛

The talented, young writer received kudos for his work.
The boy needs kudos for his acomplishments.

仕事や作品、行いなど、何か優れたことに対して与えられる称賛といった意味。語源はギリシア語の kudos 「素晴らしい栄光」。単語の最後が「s」で終わっているため、単数形は kudo ?といった誤解を生みそうですが(事実、そういった用法も出てきているとか)、れっきとした単数形。どうも、英語は、最後が「s」で終わる「単数形」というのは落ち着かないのか、「エンドウ豆」を意味する pea も、もとは pease で単数。わざわざ「s」を外して単数形が作られたようです。いっそのことすべての単語にこのルールを当てはめるとスッキリするのかも。「金はアタッシュケー○の中だ」、「へい、ボ○」… など、なんとなくビシッとしませんが。


File No. 1618  
hypothesis
[haipθsis/-pθ-]

仮説、前提、仮定

A hypothesis refers to a provisional idea whose merit needs evaluation.
He showed us a hypothesis that the surface of the planet is covered with crystals.

「冬の暖房機キャンペーンのアイデアについてだが…」 「はい、寒いと気温が下がるという"仮説"にもとづいて…」 「それは当たり前のことで"仮説"なんかじゃないよ」 「はあ… "風が吹けば桶(おけ)屋がもうかる"という定説がありますが…」 「それは"定説"じゃないでしょう」 ということで、まだ、証明されていない考え方を言います。実際は「地球は丸い」といった科学的な問題を扱う場合によく使われますが、こういった「仮説」が証明されると「定説」になり、英語では theory と言います。語源はギリシア語の hypotithenai で、「下に置く」、「仮定する」という意味。


File No. 1617  
nectar
[néktr]

神々の飲み物、優美な飲料、花の蜜

This photo shows a butterfly drinking nectar of a flower.
Nectar is like ambrosia, the divine food.

どこかの缶ジュースの名前にありましたが、もともとはギリシア神話の神々の飲み物で、人間が飲むと永遠の生命が与えられるということで、一口飲ませて欲しいものですが、実際、永遠に生きるとなると、やはり退屈かもしれません。神さまが飲むくらいだからそりゃ美味しいものに違いないというわけで、「優美な飲み物」、「蜜」といった意味があります。果実をつぶして、薄めていないジュースを指すこともあるようです。また、花の蜜と言えばミツバチ、蜜ならいいのですが、ロスアラモスの研究所では、爆弾の臭いをかぎ分けるミツバチを訓練するという実験がなされているとか。語源はギリシア語の nektar nek 「死」 + tar 「克服」。


File No. 1616  
complement
[kmplmnt/km-]

補完するもの、補語、補って完全にする、補足する

Complement and compliment are sometimes confused.
He and his wife complement each other in raising children.

これを補うことで完成するといった「補うもの」を言い、「補足する」という動詞としても使われます。英語の文法で言えば、SVC  C 「補語」。ところで、紛らわしいのが「お世辞」を意味する単語 compliment 。発音は同じですがスペルは一文字違い、書き言葉では注意が必要です。商品の特長説明などで、「AとBがそれぞれ補完し合って高品質…」というところを、「"手振れ防止"さん?すごい機能ですねえ」 「いえ、あなたこそ、"逆光補正機能"とか、なかなかやりますな」 「いえいえ…」 「何をおっしゃいますやら…」 などと、特長同士が褒めあってうるさいんです、てなことに…(?)。語源はラテン語の complementum 「満たす」。


File No. 1615  
breech
[bri:t]

尻、銃尾、(複数)半ズボン

A breech birth is more common when a baby is smaller than average.
The room was once filled with ladies in magnificent dresses and men in breeches.

人間の胴体や銃などの後ろの部分、つまり、「お尻」という意味の単語です。複数にすれば、「半ズボン」を指しますが、観光客のアメリカ人がよく身に着けているバミューダパンツのようなものよりもむしろ、昔、宮廷などで男性が身に着ける正装スタイルの膝までのズボンで、裾の部分を絞って丸くなっているのが特徴で、乗馬ズボンも同じデザイン。その他、breech birth (delivery, presentation) と言えば、出産ではちょっと困る「逆子」。つまり、胎児がお母さんのお腹から、頭ではなく、お尻から先に出てくるような位置になっていることを言います。語源は古英語の broc 「脚を覆うもの」の複数形 brec 


File No. 1614  
hind
[haind]

後ろの

His dog can walk on the hind legs.
The dolphin captured has an extra set of fins that could be the remains of hind legs.

動物の「後ろ足」 (hind legs) というときに使い、対して前足は fore legs 。ちなみに、最近、和歌山県の海岸で、「後ろ足」の名残りと思われる1対のヒレをもつイルカが捕獲され、話題を呼んでいるようです。というのも、その昔、「ボクらも進化して今日から陸で暮らすことになりました」と海から陸に上がってきたイルカたち、その頃は「後ろ足」があったようですが、そのうち、やっぱり、海が恋しいよ〜、というわけか(?)、再び海に戻って行ったとか。語源は中世英語の bihinde (behind)  「後ろに」を短くした hinde 。イルカについての記事は下記のサイトへ。
http://www.msnbc.msn.com/id/15581204/


File No. 1613  
beep
[bi:p]

ピー(ピー)という音

I heard a beep sound when I was about to sleep.
The message starts followed by three "beeps".

「ピーピー…」 あ、洗濯が終わったようです、「ピー…」 充電が終わったかな、「ピピピピ…」 トーストが焼けたぞ、「"ピー"という音の後にメッセージを入れてください」 など、「ピー」というお知らせ音、警告音などを指します。英語ではすべて beep で、区別するときは、短い beep とか、beep が何回といった表現をします。最近では「充電が終わりました」など、話言葉で知らせるものもあり、ますます賢くなる機械、だんだん怠け者になる人間、そのうち、聞こえてくるのは家電製品の声ばかり、炊飯器:「今からごはんを炊きます、よろしければ、"ピー"と答えてください」 人間:「ピー」…(?)。語源は音が似ていることから。


File No. 1612  
reed
[ri:d]

葦(アシ)、葦(ヨシ)、リード楽器

Egyptians used papyrus reeds to make boats.
Pascal says that Man is but a "thinking reed."

川辺に密生しているイネ科の多年草で、秋には穂を出し、薄紫の花を咲かせる植物で、日本語では「アシ」とも「ヨシ」とも言います。一見無用の長物のようで、川の浄化を手伝ったり、材料として使って、簾(すだれ)や籠(かご)を作ったり、古いところでは、楽器を作ったりなど、「アシ」を使って何ができるかな?と考えた人間はやはり、考える存在で、ご存知、「人間は考える葦」とは哲学者 Blaise Pascal  (パスカル)が著書 Pensées (「パンセ」)で述べている言葉。その他、クラリネットやオーボエなどの楽器の口を当てる部分にあり、振動によって楽器に音を伝える役割をしている部品のことを言います。語源は古英語の hreod 


File No. 1611  
kindle
[kíndl]

燃やす、火をつける、かきたてる、輝かせる、火がつく、興奮する、明るく輝く

The leader kindled the light of hope in many young minds.
The book I read kindled creativity and interest in my mind.

落ち葉に火をつけるなど、物理的に火をつける場合にも使われますが、どちらかと言うと、あの人の話を聞いて私の心に火がつきましたなど、比ゆ的に「火」や「光」をつける(つく)という意味で使われるほうが多いようです。その他、想像力や創造性をかきたてるという場合にも使います。物理的な火や光は、ライターや電気でつきますが、むずかしいのが、精神的な火や光。そこであったらいいのが、心のライター。カチッと指で押すだけで、ほら、夢も希望も沸いてきて、だんだん心が明るく、暖かく… しかも、ターボ式なので強い風や雨にも消えません… なんてことで、語源は中世英語の kindelen 「生み出す」。


File No. 1610  
bump
[bΛmp]

ドシンとぶつかる、ガタガタゆれながら進む、ぶつかる

I bumped into Tom in the street.
The car bumped along the straight and rutted roads.

「どうも、どうも…」などと、いつまでも相手を振り返りながら歩いていたらドシンと後ろから来た人にぶつかった (bump against) 。ふと見ると、「あらら!お久しぶりの鈴木さん!」てなことで、偶然、懐かしい人に出くわした (bump into) 、「田舎に引っ越されたとか…」 「今からウチに来ませんか」ということになり、でこぼこの田舎道をクルマに揺られてガタゴトと (bump along) 帰ってきましたというわけで、ドシンとかガタガタといった衝撃、振動を伴うのが特徴。語源は音が似ていることから。また、アメリカでは、組織などで人を追い出す、予約を取り消すという意味でも使います。その他、bump off と言えば俗語で「人を消す」という意味。


File No. 1609  
ball
[b:l]

舞踏会、楽しいとき

We had a ball at the party.
She is looking for a dress for a formal ball.

ボール遊びの「ボール」とは別の単語で、「舞踏会」という意味。語源はラテン語の ballare 「踊る」。また、くだけた表現で、「すごく楽しいひととき」という意味もあり、have a ball で「大いに楽しむ」という意味になります。日本人にはなじみの薄い「舞踏会」ですが、かって、お年頃の娘さんたちが「社交界デビュー」した舞踏会は a cotillion (アメリカ)、仮面をかぶって扮装して楽しむ仮面舞踏会は a masquerade ball と言います。いずれにしろ、フォーマルなパーティであることには違いなく、踊りも ballroom dance とか social dance と呼ばれる社交ダンスで、ヒップホップやサルサといった熱いものではありません。


File No. 1608  
cubicle
[kjú:bikl]

小室、個人用小室、小寝室

Each cubicle is furnished with an L-shaped desk with drawers.
His cubicle is messy and covered with dust.

かっこいい大きな企業などにあるような、間仕切りなどで細かく仕切られた個人用のスペースを言います。誰にも邪魔されずに集中して仕事ができるというわけですが、経営者側から見ると、なかなか社員やスタッフというものは信用できない部分もあるようで、区切ってしまうと何をやっているかわからん、この前もチラッとのぞいてみたら昼寝してたよ、てなことで、そういう会社では、間仕切りなどは一切使わず、常に、背後から監視できるように(?)スタッフのデスクを配置しているようです。その他、トイレ、シャワー、寮などのベッドスペースなど、壁やカーテンで区切られた小さな一室や一画を指します。語源はラテン語の cubiculum 「寝室」。


File No. 1607  
dogged
[d(:)id]

がんこな、不屈の、根気のある

Learning requires tenacity and a dogged spirit.
He is a dogged, tenacious researcher.

どちらかと言うと良い意味での「がんこ」。「この店のオヤジさん、味にかけてはがんこでね」 「へえ…」 「麺はやわらかめにしてください」 「てやんでえ、麺は固めがうまいんだ、固めにしとくよ」 「はあ… わかりました」 「いただきまーす」 「おう、ちょっと待った、そんなにコショウ入れちゃいけねえや、もう一杯作り直すから、それは食べないでくれ」 「いえその…」 「お代は一杯分でいいってことよ」 「今度こそ、いただきまーす」 「おっと、そんなにネギ入れちゃいけねえや、作り直しだ…」 なんてことで、がんこさも微妙な場合があるようで。犬を意味する dog の動詞形「しつこく追跡する」の変形で、語源は古英語の docga 


File No. 1606  
funicular
[fjuníkjlr]

ケーブル鉄道

We took a funicular from the base of the mountain all the way to the peak.
Funiculars were developed in the 15th century as a way of getting people up steep hillsides.

山の頂上などに登るときに使うケーブルカーのことで、ケーブルを使って上り・下りの車両をセットで動かします。あくまでもこの上下セットというのがポイントで、同時に動かすことが必要。したがって、「この時間に登って来る者はいないだろう。上りを止めて経費節減だ」とか、「お客さんが大勢待っているんだ、2台とも下りにしろ」 と言われても、それは無理というもの。1本のケーブルを使って、下りの車両の重さで上りを押し上げ、上りの重さで下りがストンと落ちないように均衡を保っているわけですから。語源は「ひも状のもの」を意味する funiculus で、その語源はラテン語の funiculus 「細いロープ」。


File No. 1605  
chafe
[teif]

皮膚をすりむく、こすって暖める、いらいらさせる、すりむいて痛む、いらだつ

The mother chafed the cold hands of her child.
I fell and my knees were chafed and bleeding.

いきなり転んで地面で足をすりむきましたとか、手が冷たくなったので、手をこすって暖めているところです、あるいは、冬は肌が乾燥するので、洋服などがすれて痒(かゆ)くて眠れません、あまりに眠れないのでイライラしてきます、といった状況すべてに使える単語。摩擦する対象(地面や洋服など)を主語にして、「地面が足を擦りむいた」というふうに表現するのが普通です。確かに寒くなると、両手をこすり合わせたりして暖まろうとするわけですが、これも、程度もので、「手をこすりすぎて、皮膚が擦りむけてきました」とか「あ、気がついたら骨が見えてました」というのもかなり痛いかも。語源はラテン語の calefacere 「暖まる」。


File No. 1604  
saliva
[sláiv]

唾(だ)液、つば

French scientists discovered human saliva contains a painkiller substance.
A drug using protein from the lizard's saliva helps diabetics lose weight.

たかが「つば」と侮ってはいけません。唾液がないと「昨日から食べているカルビ肉がまだ飲み込めません」なんてことになってしまいます。唾液には殺菌効果があるという話はよく聞きますが、つい最近では、モルヒネよりも6倍も強い鎮痛効果があるということが発表されました。かと言って、「盲腸の手術を始めます、まず、麻酔の代わりにペッペッペ…」などとやられてもちょっと困りますが。また、トカゲの唾液に糖尿病患者の体重を減らす成分が含まれているとかで、新薬として発売されています。「てなわけで、私はトカゲを飼ってらくらくダイエット…」というのもちょっと無理があるようです。語源はラテン語の saliva 「つば」。


File No. 1603  
toadstool
[tóudstù:l]

毒キノコ

They learned how to distinguish edible mushrooms from toadstools.
A toadstool is a poisonous mushroom.

stool と言えば、薄暗いバーなどで、「バーボン…」と一言、孤独を愛する渋いおじさんたちが座っている腰掛けのことで、 toad と言えばヒキガエル。文字通り、「ヒキガエルの腰掛け」というわけで、薄暗い森のなかで、孤独を愛するヒキガエルが座って、「ゲロッ」と一声… というのではないのですが、なんでもヒキガエルはもともと「毒」を連想させる存在で、stool にはキノコの「頭」という意味があったようです。その他、ドイツ語の tod-stuhl 「死の椅子」という単語から来たのではないかという説もあります。いずれにしろ、食べると怖いのは変わりなく、食べられるキノコの mushroom に対して、食べられない毒キノコだけに使われます。


File No. 1602  
lark
[l:rk]

ふざけ(る)、戯れ(る)、おもしろいこと、浮かれ騒ぐ

Young people are larking around in the parking area.
He said he did it for a lark.

昔、船乗りたちの間のスラングで、「おい、skylark しようぜ」 と言うと、マストに登って帆を張ったりする装備のことで、この省略形として使われるようになったとか。skylark には「ヒバリ」という意味があり、「おい、ヒバリの時間だぜ」といったノリでしょう。一方、 lark は古ノルド語の「遊ぶ」という単語が語源で、やはり、マストに登ってのルーチンワークは何となくつまらない。そこで、マストからマストに飛び移ってターザンごっこ、「ホホイ!」てなわけで、遊んでいるような、仕事をしているような… で、「こら!まじめにやらんか!」といったところかもしれません。have a lark 「浮かれ騒ぎをする」とか、for a lark 「冗談で」というふうに使います。


File No. 1601  
stunning
[stni]

すばらしい、すごく美しい、気絶させるほど強い

The pianist gave a stunning performance at the concert.
She is a stunning beauty and also an efficient secretary.

stun 「気絶させる」という動詞から派生した形容詞で、気絶するほど美しいとかすばらしいという意味で使います。とは言え、「社長、これが今度の新製品です」 「おおっ〜、すばらし…」 「社長、だいじょうぶですか?あ、気絶されています」 とか、「これがわしの娘のメアリーだ」 「な、なんと美し…」 「おい、キミ、大丈夫か?いかん、気絶している」 など、人間もそれほど素直であればいいのでしょうが、「あ〜、今日は3回も気絶しちゃったよ」 とか、「山田さんの案があまりにもすばらしく、会議の参加者全員が気絶して… はい、本人も気絶しています」 などということになると、これはもう、仕事になりません。あくまでも比ゆとして使います。


File No. 1600  
upheaval
[Λphí:vl]

大変動、激変、動乱

A revolution is an upheaval of social conditions.
A political upheaval allowed no one to leave the island.

「大きな嵐が来ています」 「なんだと?」 「なんでも、"激動の嵐"だとか」 「うむ…」 「ウチのような大きな会社ともなると、その規模は"大変動"レベルになるかと…」 というわけで、社会のしくみ、国情などの急激な変動、突然の混乱状態といった意味があります。また、地形などが隆起するという意味でも使われます。「あ〜〜、やってきました、とうとう… 変動の嵐です、すごい風、組織や手法がどんどん変わっていきます、いろんな肩書きが消えていきます、おっと、社長の姿が化石に…」 というわけで、いまや激変の時代。しかし、人も組織も生き続けるためには変化は不可欠なのかもしれません。


File No. 1599  
rig
[ri]

装備(する)、服装(をさせる)、間に合わせで作る、不正手段であやつる

The operator makes the skeleton and rigs the character for animation.
He rigged the game so that they could not win.

土台や基礎となるものに肉付けをしたり、装備をするといった意味の単語。「ディレクター、主人公の骸骨です」 「リグして」 と言うと、骸骨に肉が付き、顔が作られ、髪や目の色がついてきます… というのはアニメの制作。「海賊の俳優です」 ということであれば、メークにカツラ、服装など、たちまち海賊の格好に…。あるいは、「おい、ルーレットだ」 「へい、ボス」 と言うと、よろしくない方法でボスが勝つようにするといった、「八百長」。その他、船にマストや帆を装備する、自動車などを装備する、特別な目的で使う器具、コスチュームといった意味でも使います。語源はノルウェー語の rigga 「縛る、結びつける」など、スカンジナビア語源から。


File No. 1598  
huckster
[hkstr]

行商する(人)、押し売り(をする)

He is a huckster who uses fake buyers.
Her father was a huckster who was selling fruits and vegetables.

「甘〜いミカン」などと呼び声を上げながら、果物や野菜を売る行商人。また、「甘い、甘いと言っても、そこんじょそこらの甘いとはわけが違う、天神様もびっくり、将軍様もうっとり、百年に一度しか出ない甘さだよ…」 など、すべりの良いトークが決め手の大道商人、「去年もそんなこと言って売ってましたやん」 なんてことを言われながらも、「おひとつくださいな」といった「サクラ」も手伝って、積極的に、あの手この手で、ときには怪しげな情報も含みながら、商品を売る人を言います。テレビCMなどのコピーライターといった意味もあります。語源は低地ゲルマン語源の中世英語から。動詞としても使われます。


File No. 1597  
etymology
[ètmldi/-ml-]

語源学、語源(の説明)

I couldn't find the etymology of the term.
The etymology of the word "paper" is the Greek word "papuros."

このコーナーでもよく取り上げる語源。その単語がどこから生まれ、どのように発展し、使われるようになったかを研究する場合に使われます。たとえば「いかさま」と言えば、「いんちき」のことですが、その語源は「いかにもそのようなさま(様子)」という意味。また、飲食店で「おあいそしてください」と言えば、「愛想」が語源。とは言え、店員さんが出てきて、「あ〜ら、○○さん、もうお帰り?うっふん♪…」など愛想をふりまくというのではなく、お金をもらうのは「愛想がなくてごめんなさい」という店の立場から使われていたとか。ということで、etymology の語源はギリシア語の etumon 「本当の意味」に -logia 「〜学」を表す接尾辞をつけたもの。


File No. 1596  
prolific
[prlífik]

多産の、実りある、豊かな

He is a prolific artist with a focus on social problems.
Guppies are prolific fish.

「うちは双子」 「あら、うちは六つ子よ〜」 「わたしなんか200つ子…」 (魚)など、動物や木、植物などがたくさん子供を生む、果実をつけるという意味の形容詞です。また、あの人は prolific な作家ですと言うと、子供の数ではなく、たくさんの作品を生み出しているという意味。ただし、作品の場合、数は多いがどれもよく似ているというのもよくないようで、「これは、おばあさんが川に洗濯に行くと、桃太郎が流れてくる話で、これはおじいさんが川に洗濯に行くと…」 「同じですやん」 「いえ、おじいさんの場合は、100人の桃太郎が流れてくるという多産系の話なんですわ」 なんてことで、語源はラテン語の prolificus で、 prol- は「子孫」。


File No. 1595  
craze
[kreiz]

人の正気を失わせる、熱中、大流行

He claimed that the accident had crazed him and that he had no memory of the detail.
A blog is a new craze this year.

レトロな言い方ですが、「彼はクレージーだぜ」というときの crazy の動詞あるいは名詞。酔っ払って真夜中に帰宅途中、いきなり電信柱が話しかけてきてびっくり仰天、その後どうやって家に帰り着いたのか覚えていません、という彼が帰りついた家というのは実は隣の家だったり… というわけで、衝撃的な出来事などが人を精神的にかく乱させて、正気の判断を失わせるという意味。また、ひと昔前に流行った「たまごっち」など、社会現象になるほどの「大流行」、「人々が熱中するもの」といった意味でも使います。ちなみに今年の流行は「ブログ」ではないかという意見もあるようです。語源は crasen 「粉砕する」。


File No. 1594  
nitpicking
[nítpìki]

あら探しをする、つまらないあら探し

This is a nitpicking issue but still irritating.
This is a technical stuff, and I guess I should do some nitpicking.

「重箱の隅をつついているんです」 「わたしは、あらを探しています」 「ボクは髪の毛を縦方向に裂いています」 というわけで、「小さな、どうでもいいこと」という名詞、あるいは、そういったことにこだわる、小さな間違いを探そうとするという形容詞としても使います。とは言え、「些細なこと」も時と場合、分野や職業によっても異なり、「お母さん、このお茶碗、昨日のごはんつぶが落ちてな〜い」 といった程度なら、「気にしない、気にしない」 というのもあり得ますが、化学実験になると、「博士、この容器には微小の異物が…」 「気にするな」 というのはちょっと怖いですね。くだけた表現として使われ、おなじみの split hairs という表現が一般的です。


File No. 1593  
appertain
[prtéin]

属する、関連する

The document says that the island appertains to the this nation.
The director shall carry out all duties appertaining to the office.

「このペンは私に属するものです」 とか、「いや、これはもともと会社の備品なので、会社に属するものです」 といった日常的なものよりはむしろ、法律的な文書・脈絡で使われます。○○島は○○国に属するものであるとか、○○長とは、○○に関連する業務を遂行する義務があるなど、契約書などでよく使われます。当然のことながら、そういった法律的な文章を引用する場合などを除いて、日常会話ではまず使われません。また、「関連する」という意味では pertain もよく使われます。語源はラテン語の appertinere で、 pertain の語源でもある pertinere 「属する」の前に ad- 「〜に向かって」という接頭辞をつけたもの。


File No. 1592  
tome
[toum]

大冊、重い大きな本

He found a tome that gave instructions on how to invoke a good spirit.
The books are about art of speech and public speaking published in three tomes.

「秋の読書週間です、みなさん、どんな本を読みますか?」 「はい、先生、アンデルセン童話集です」 「長靴を履いたネコです」 「ヒロシ君、キミは?」 「東京都50音別電話帳です」 ということで、分厚い、大きな本という意味。百科事典などもそうですが、ファンタジックなお話などによく出てくる、魔法が書かれた本など、秘密の儀式や学術的な内容の書かれた本のようなものを言い、内容も、「サルでもわかる○○」といった軽いものではなく、人間でもなかなか理解できないような難解なものが多いようです。また、分冊のうちの1冊という意味もあります。語源はギリシア語の tomos 「切り取った部分」。


File No. 1591  
ground
[raund]

根拠に置く、基礎を教える、座礁させる・する、飛行停止にする・なる、外出禁止にする

He grounds his theory on TV dramas.
Helping his father's business grounded him in sales techniques.

重力のある星に住んでいると、「地面」は大切な要素で、「固定」や「安定」、自分が立っている「基礎」といった語感を持ちます。「キミ、この、たこ焼き模様が流行るという説だが、その根拠は?」 「昨夜見た夢です」 など、考え方や理論の「根拠にする」、あるいは、母から空手を、父からは料理を教わりましたなど、人や経験などが基礎を身に付けさせるという意味もあります。また、空のものや海のものを「地面」に置いておくというわけか、飛行機などを飛べなくする(なる)、船を座礁させる(する)、その他、くだけた表現で、一定の場所に罰として閉じ込めるという意味でも使われます。語源は古英語の grund 


File No. 1590  
pageant
[pdnt]

華やかな行列、美人コンテスト

Her dream has been to win a pageant.
They enjoyed a magnificent historical pageant in a festival in Kyoto.

「死ぬまでに一度、美人コンテストに出て優勝したいものだわ」 「じゃあ、いいのがありますよ。これ、熟女コンテスト」 てなことで、美を競い合うコンテストという意味で使われます。また、うちの会社ではクリスマスに「キリストの誕生」という寸劇をやるのが慣わしで… など、宗教的、歴史的な出来事を再現したり、時代祭りのように、華やかに練り歩く歴史的な行列という意味でも使います。歴史的とは言っても、原始時代の人々の行列というのもなんだかぱっとしません。やはり、どちらかというと、カラフルで派手な演出、装いが必要なようです。語源はラテン語の pagina 「本のページ」、劇の台本というところから来たという説があります。


File No. 1589  
tidy
[táidi]

きちんとした、かなりの、整理する

She tidied up her room and mopped the kitchen floor.
He has earned a tidy sum of money from his second business.

ちょっと片付けると言いながらお母さんはもう8時間も掃除し続けていますとか、「部屋を片付けなさい」と注意されたお兄さんは5分で片付け終えたようだなど、個人によっても程度は違うようですが、新品同様のピカピカに磨き上げるというよりも、食事の後片付けとか、お客さんが来るのでちょっと片付ける、ざっと掃除機をかけるなどの日常的なレベルで、見苦しくない程度にきちんとしておくといったニュアンス。動詞、形容詞として使います。その他、くだけた言い方で、彼はかなりの給料をもらっているなど、量の多さを言う場合にも使われます。語源は中世英語の tidi 「適時の、健康的な」。


File No. 1588  
onerous
[óunrs]

やっかいな、骨の折れる

Filing is an onerous and time consuming task.
The onerous repair term is 5 years after delivery.

「え〜っ?また変更ですか?」 「うむ、仕様が変わったらしい」 「また最初からやり直しですよ。これでもう10回目じゃないですか」 「しかも、予算がないそうなんで…」 「ええっ?急がせるわ、変更はあるわ、しかも値引きですか」 など、やっかいな仕事はどこの世界にもあるようです。法律用語としても使われ、保証期間などで無償で修理をしたりなど、当方にとってメリットのない義務や責任に対して使います。もっとも、無償でなくても、割の合わない大変な仕事はあるもので、そんなときは、「ボランティア活動」とか「自分のための勉強」などと割り切ることが大切かもしれません。語源はラテン語の onus 「重荷」。


File No. 1587  
pyrotechnics
[pàirtékniks]

花火(製造)技術、花火打ち上げ

The show was fantastic using pyrotechnics.
The boy wants to learn pyrotechnics and creating his own fireworks.

「花火」 (firework) を作ったり、打ち上げたりする技術や方法を言います。ちなみに、日本ではもっぱら夏の夜に楽しむ花火ですが、中国などではお正月(旧正月)の名物。その「花火」の起源は、やはり中国で、紀元前2世紀ごろだとか。もともとは、宗教的な儀式で、大きな音をたてて花火を鳴らすことで、悪霊を追い払うという意味があったようです。中世になると軍事目的で使用されるようになり、アラビア圏にも伝わっていきました。とは言え、「隊長、美しい花火であります!」など、息抜きに花火大会というのではなく、現代のようにカラフルできれいなものでもなかったようです。接頭辞の pyro- はギリシア語の「火」の意味。


File No. 1586  
brace
[breis]

締め金、支柱、歯列矯正具、大括弧、一対、引き締める

He found a brace of birds on the tree.
We need to brace up for what's coming next.

骨折したので、骨を固定する金具を入れていますとか、歯並びの矯正金具など、いろんなものを支えて補強あるいは固定するものを言います。その他、「一対」という意味もあり、アヒルなどのつがい、大括弧({ })という意味でも使います。また、動詞として、気持ちを引き締めるという意味もあります。「気持ちを引き締めろとか言われてもどうしていいかわかりません」 「そこでこの椅子だ。シートベルトを締めてスイッチを押すと椅子が宙に浮いて回転したり、上下運動をしたり、その動きは全く予測できない」 「なるほど、緊張しますね。でも、これじゃ仕事はできませんよ」。語源はラテン語の bracchium 「腕」で、ギリシア語の brakhion から。


File No. 1585  
calibrate
[klbrèit]

口径を測定する、目盛りを調整・補正する

You need to calibrate the sensor before using it.
If you use other inks and papers, you may need to calibrate your printer.

顕微鏡、センサなど、いろんな計測器の目盛りを調整する、管などの口径を測定するという意味。当然のことながら、目盛りがずれていると正しい測定ができません。「ほら5kgも減ったわよ〜」 「あ、その体重計、目盛りが8kgほどマイナスにずれてたわよ」 なんてことになります。また、スキャナなどで「カリブレーションしています」といったメッセージが出るのでおとなしく待っていたらビジー状態になっていたなど、忙しすぎると調整している余裕もないということなのか、「もしもし、あの件だが一体どうなってるのかね」 「はあ、今、カリブレーション中でして」といった訳のわからない言い訳はいけませんね。語源はアラビア語の qalib  「靴の木型」。


File No. 1584  
warrant
[w(:)rnt]

正当な理由、権限、令状、委任状、正当な根拠を与える、保証する

If the police have a search warrant, they should be permitted to conduct a search.
We do not warrant the quality of any goods you buy from any shop other than this shop.

あそこの会社はなんだか怪しいので「家宅捜査」しますというのではなく、それなりの確たる理由が必要で、そういった場合の正当な理由・根拠という意味。ちなみに、家宅捜査には裁判所から発行される令状が必要で、a search warrant と言います。その他、商品などの品質保証、保証するという意味もありますが、「あそこの店のうなぎ饅頭は天下一です、味は私が保証します」といった一個人の「保証」というよりも、元祖うなぎ饅頭のお店などが、当店でお買い求めのうなぎ饅頭以外の商品についての品質は保証しませんなど、それなりの「権威付け」を伴う保証を言います。語源は古フランス語の warant 「権限を与える」。


File No. 1583  
furl
[fr:l]

巻く、たたむ、巻き上がる

She furled the umbrella and hung it behind the door.
The national flag furls and unfurls in the winter wind.

旗や帆などをくるくると巻くなどしてたたみ、開かないように固定しておくといった意味あいがあります。「傘」をたたむという場合にも使いますが、「あ、雨が止んだ」といって広げていた傘を「閉じる」という意味の「たたむ」ではなく、閉じた後に、くるくると巻いて留め金などで止めるということになります。また、自動詞として、旗や帆が「巻き上がる、たたまる」という意味でも使います。とは言え、「おお!このアメリカ国旗はポールから降ろすと自動的にたたまるぞ」というのではなく、風に吹かれてくるっと翻ってみたり、巻き上がったりという様子を言います。語源は古フランス語の ferlier 「締める」。


File No. 1582  
entourage
[à:nturá:/ntur:]

側近者たち、取り巻き

The king visited the museum with his entourage.
The president usually travels with a huge entourage of 100 staff.

一般人なら一人で買い物に出かけたり、美術館に行ったりなど身軽ですが、国や組織の代表といった重要な人物になるとそうもいきません。お付きの人たちだけで何十人、それだけで団体割引が効きます(使っているかどうかは別にして)。小さな施設などを訪問となると、人数だけでも場所を取るため、一般のお客さまはご遠慮くださいなんてことに…。そこであったら便利なのが取り巻きホログラム。行く先々でボタンひとつで100人の従者がまわりに現れます。しかもバーチャルなので実際の場所を取りません。ただし、護衛はできません。語源はフランス語の entourer 「囲む」。


File No. 1581  
rascal
[rskl/r:s-]

ならず者、いたずらっ子

Every rascal is not a thief, but every thief is a rascal.
He is rascal who tells lies, cheat on people and doesn't care about it.

ペットや小さな子供などが「いたずら好きな」という意味があります。「もう、ラスカルったらまた靴をかじったりして…」 などペットなら可愛いのですが、子供がやると問題、愛情が不足しているのかもしれません。また、大人の人間に対して使う場合は「いたずら好き」では済まないようです。と言っても、「パパったらまた靴をかじって…」というようなことではなく、誠実さのない、信用できない人間、「ごろつき」といったニュアンスで使われることが多いようです。語源はラテン語の rasicare 「こする」から古フランス語を経由して入ってきた中世英語の rascaile で、昔は、「下級階層の人々」といった意味で使われていたようです。


File No. 1580  
latch
[læt]

掛け金・ばね錠(をかける)、ジョークなどがわかる

Pain usually indicates that the baby is not latched on properly.
The door was on the latch and not locked.

ドアや窓のように、レバーやバネなどを使って、一方の側からもう一方の側にある溝などに引っ掛けたり、差し込んだりする仕組みのカギを言います。ちなみにドアなどで on the latch というと、ノブを回して閉めているだけで、実際のカギはかかっていない(ロックされていない)状態のこと。また、しがみつくという意味もあり、お母さんが赤ちゃんに授乳するときに、赤ちゃんを正しい位置に latch on させましょうといった場合にも使われます。イギリス英語では、「理解する」という意味もあります。語源は古英語の læccan 「つかむ、握る」。その他、「カギッ子」は latchkey child 、コンピュータのラッチ回路という意味もあります。


File No. 1579  
custody
[kstdi]

管理、保管、養育権、拘留

The suspect is in custody of the police.
The divorced couple are fighting over the custody of their child.

「犯人を拘留しているということだが」 「ええ、そこら辺にいると思います」 といった「ほったらかし」状態ではなく、きちんと逃げないように管理・監視しているという意味合いがあります。また、子供を保護者として養育する権利という意味もあり、離婚したカップルがどちらが子供を育てるかという場合などによく使います。これも、ただなんとなく放任主義でやってますので、ちゃんと学校に行っているのやら、どんな友だちと遊んでいるのやら、全く知りませんというのではなく、しつけや家庭教育もきちんと行われていることがポイント。語源はラテン語の custodia 「見張り」。


File No. 1578  
abridge
[bríd]

(本・物語などを)要約する

He decided to abridge the book by removing the prologue of the original edition.
They abridged the constitutional rights of free speech.

「実は話せば長い話に…」 「じゃ、短いバージョンで」 など、話や本の内容、書かれたものなどを短くする、要約する、圧縮するという意味です。短くすると言っても、どこを省いてどう短くするかがポイントになるようで、お馴染み「浦島太郎」の話などを、「浦島太郎はおじいさんになったとさ」というのでは「結論」だけであまりにも味気ないものになってしまいます。また、人によって、「短い」という感覚も異なるようで、短いバージョンでって言ったのにもう1時間も話し続けていますなんてこともよくある話。語源はラテン語の abbreviare 「短くする」。


File No. 1577  
circa
[sr:k]

およそ、〜のころ

His daughter was born circa 1442.
It's a fossil circa 200 BC from this mountain.

「先生、この化石のところに書かれている circa って何ですか?」 「それはだな、ローマ字読みすると"シルカ"、つまり、"知るか!"ってことで、よくわからんってことだ」 といった説明はいけませんね。意味はともかく、発音はローマ字読みではありません。また、語源はラテン語の circum 「回って」。化石や遺跡などの説明、昔の人の生年月日など、「だいたいこの頃」というときに年代などの前につけて使います。 c.、ca.、cir. などの略語も使われます。なんとなく学術的でかっこいいということで、履歴書などで、よく覚えていないし、めんどうだし、「circa 1980年小学校卒業、circa 1986年中学校入学…」 というのもいけませんね。


File No. 1576  
deserve
[dizr:v]

に値する、にふさわしい

He said "I don't deserve this" when he received the prize.
He has done a lot and he deserves some respect.

「〜に値する」などと言われてもどう使ったらいいのかわかりにくいのがこの単語。単純に言えば、数式のイコールのようなもので、「頑張った自分」イコール「休日」、「頑張るお父さん」イコール「ちょっと尊敬」、「あこぎなことをやってきた彼ら」イコール「罰」など、良いこと悪いことの両方に対して、該当する人がイコールの場合は I deserve some rest など肯定形で使い、イコールじゃないと思う場合は、 I don't deserve this など否定形で使うというわけです。また、人だけなく、モノを主語にして、 This issue deserves more attention などと表現することもできます。語源はラテン語の deservire 「熱心に仕える」。


File No. 1575  
hiatus
[haiéits]

中断、途切れ、隙間、脱落

They found a hiatus in the ancient manuscript.
I began learning English again after a 20-year hiatus.

赤文字が消えて「○○ですから、○○しないでください」(何のこっちゃ?)と書かれた看板や、パチンコ屋さんの看板なども最初の一文字が消えればかっこ悪いことになります。ということで、文字や文章などの脱落という意味の他に、英語の勉強を20年中断していましたとか、電話がかかってきたので思考が中断しましたなど、時間、空間などの「途切れ」を表します。また、reality などの単語の発音で、母音が2つ続いたときにその間に起こる一瞬の音の途切れといった意味もあります。その他、臓器などの身体の部分にできた「亀裂」や「穴」を意味する場合にも使います。語源はラテン語の hiatus で、hiare 「裂ける、開く」の過去分詞。


File No. 1574  
poach
[pout]

密漁・密猟する、私有地に侵入する、盗む

People said that they poached these endangered animals.
He claims his rivals are trying to poach his customers.

「今日の卵はポーチです。」 「落とし卵ですね」 「いえ、隣の家の鶏小屋から"密猟"してきました」 なんてのはいけませんね。ということで、ポーチエッグの poach とはスペルは同じですが別の単語で、他人の領地や禁猟区に侵入し、そこにいる魚や動物などの獲物を勝手に取るという意味。また、獲物だけでなく、他人の考え、ものなどを盗むという意味でも使われ、ライバルのお客を取るといった場合に使われたり、あの家の子供たちの名前は全部うちの子供たちの名前と同じで、上からレーガン、ブッシュ、クリントンときてまたブッシュです。きっとうちのを盗んだに違いない、といった場合にも使います。語源は古フランス語の pochier 「突く」。


File No. 1573  
figment
[fímnt]

作りごと、(想像の)産物

They said her story was a figment of her imagination.
In those days, an airplane was just a figment of imagination.

「教えておじいさん、明日もここに来れば会える?」 「それは、君次第だよ。だってワシは君の想像の中の産物だからのう…」 「ええ〜っ…」 てなことで、「作りごと」という意味の単語で、創造して作るのなら実際に存在しますが、想像のなかで作られたことであるため、実際に存在せず、of (one's) imagination などの表現をつけて使うのが普通です。想像の世界にばかり浸っているのは、確かに精神的に健康だとは言えませんが、そういった想像のなかから発明につながり、技術革新をもたらすこともあるわけで一概に否定はできないようです。語源はラテン語の fingere 「形成する」。


File No. 1572  
dunce
[dΛns]

できの悪い人(生徒)

He said he was a dunce at school.
A dunce cap was typically made of paper and given to schoolchildren to wear as punishment.

あの大発明家エジソンもそうだったようですが、「物覚えが遅い人」といった意味の単語。昔はそういった生徒に「D (Dunce) 」などと書かれた円錐型の紙帽子をかぶせて教室の前に座らせていたようです。語源は、14世紀の学者 John Duns Scotus の名前。と言っても、この人の本は大学の教科書になっていたほどの偉大な人物。問題は後世の信奉者たちで、重箱の隅をつつくような態度、へ理屈ばかりをこねてみる、融通が利かないなどの傾向があったようで、どうも「ダンス派」はあきませんわ、ということになり、いつの間にか「頭の悪い」といった意味で使われるようになったとか。


File No. 1571  
sash
[sæ]

飾り帯、懸章

My grandfather wears his sash in the picture.
The kimono is tied around the waist with a sash called obi.

我が家の窓はサッシですというときの sash ではなく、腰に巻いたり、肩から掛けたりする帯状のものを言い、これがないとズボンがずり落ちるんですといった実用的なものというよりは、どちらかと言うと、ドレスの腰まわりにつけられた飾り帯とか、軍隊などのランクを表すなど、象徴あるいは飾りという用途で使うのが普通です。また、日本の着物を着るときに巻く「帯」もこの単語が使われることが多いようです。素材も革製品とかプラスチック製というよりは、布製で、結んでいない幅の広いリボンのようなイメージになります。語源はアラビア語の sas 「モスリン(生地の一種)」。


File No. 1570  
truce
[tru:s]

休戦、一時停戦、中断

The prime minister declared a truce seeking to end years of voilence.
X-mas is traditionally a time of truce on the battlefield.

今日はクリスマスなので戦いはお休みにしますなど、一時停戦することを言います。あくまでも「お互いの合意」ということがポイントで、「え〜っ?今日は休戦じゃなかったんですか〜?」 「へへへ… 世の中そんなに甘くはないぞ、それ、ダダダ…」なんてのはいけません。また、個人レベルの争いやケンカにも使われますが、今日は家族旅行だから夫婦喧嘩は一時中止だと言っていたお父さんとお母さん、旅先でも派手にやりあっていますとか、ライバル同士のAさんとBさん、たまには休戦して飲みにケーション、でもやっぱり相手の弱みを握ろうとしているようだなど、なかなか歯切れが悪いようです。語源は古英語の treow 「信頼、条約」。


File No. 1569  
reecho
[ri:ékou]

何度も反響する・させる、響き渡る、反響

The words reechoed in his ears.
The noise of the thunder reechoed from side to side of the deep ravine.

オーイ!と呼べばオーイと答える、ヤッホーと呼べばヤッホーと答える、それが「こだま」というもので、オーイと呼んで「ハーイ」と答えられたら、それは普通、向こうに誰かがいるということになります。ということで、「こだま」を意味する echo に繰り返しの re- をつけて何度も響くという意味。何度答えてもまた「こだま」が答えるのでとうとう山を降りられなくなりましたといった無邪気な話ではなく、大きな音などが響き渡るという意味で使われます。また、比ゆ的に、彼らの「訴え」が反響を呼ぶ、「主張」を響き渡らせるなど、やはり、1回のエコーだけでは物足りないといった感覚で使われるのかもしれません。


File No. 1568  
scaremonger
[skérmr]

デマなどで世間を騒がせる人、怖がらせる人

He is a scaremonger who wants to see people frightened.
I'm not a scaremonger but you should be more careful about your health.

「知ってます?コーラを飲むと骨が溶ける」とか「どこかの国が攻めてくるらしい」といったうわさなどを広めて人々を必要以上に怖がらせる人という意味があります。また、デマや虚言の類ばかりではなく、「タバコを吸ってたら肺がんになります」とか、「真夏に外に出ると紫外線にやられて皮膚ガンになる」といった多少根拠がありそうなことを大げさに説明してまわるような人のことも含まれます。「怖がらせる」という意味の scare と、「〜屋」といった意味の monger を組み合わせてできた言葉。その他、scandalmonger warmonger など、monger にいろいろな単語をつけることで「○○屋」といった単語が作れそうです。


File No. 1567  
biodegradable
[bàioudiréidbl]

生物学的に還元できる、土に還元できる

Just because the ingredient is biodegradable does not mean it is safe for the environment.
A leaf is a perfect example of a biodegradable product.

秋になって木の葉が色づき、枯葉になって散っていきますが、去年の落ち葉、一昨年の落ち葉がそのまま残っていたのでは大変。落ち葉面がどんどん高くなってもう我が家も埋まってしまいましたなんてことになります。ということで、落ち葉などが微生物によって分解され、土壌中に還元されるという性質を表す形容詞。ちなみに、傷口に貼るバンドエイド。「あれ?この前貼っていたバンドエイドが指から消えているぞ」など、ペプチドを成分とする液体を塗っておくと、ジェル状に変化し、血液を止めます。そのうち、傷口を修復するために必要なアミノ酸になって皮膚に還元されていく新しいタイプのリキッドバンドエイドが発明されたとか。


File No. 1566  
bouffant
[bu:f:nt]

(袖、ひだなどが)ふっくらした、ふくらんだ、ふっくらした髪型

A bouffant cap is a type of cap that completely covers the hair for use in cleanrooms.
He favours a bouffant hairstyle in order to appear taller.

西洋のお姫さまのようなドレスの袖やスカートにも見られるふくらませた形を言います。また、工場見学などに行くと、クリーンルームなどに入るときに被ってくださいと言われるキノコのような帽子はa bouffant cap などと呼ばれたりするようです。髪型で言えば、ヘアスプレーなどを使って上方向に積み上げたようなスタイルを指し、ちなみに、それだけはやらないでね!とみんなに言われていたにもかかわらず、危ない実験をやって今世界の大批判を受けているあの方の髪型もこれ、トレードマークになっているようです。語源はフランス語の bouffer 「ふくらませる」の現在分詞。


File No. 1565  
prop
[prp/prp]

小道具

Many theater props are leased for theme parties and events.
He got some Star Trek props at the auction.

「独立して事務所を構えられたとお聞きしたので、寄ってみました」 「これは、これは。さ、どうぞ」 「感じのいいオフィスですな」 「○○探偵事務所とかいうドラマの撮影に使われていたスタジオだったんですよ」 「へえ。観葉植物もいい趣味で…」 「それ、小道具だったんでニセ物ですよ」 「なるほど。いいデスクですな」 「それも小道具だったんで引き出しは開きません」 「なるほど。ちょっと電話貸してもらえませんか」 「それも小道具なんで」 「でも、これじゃ仕事できませんねえ」 「ですから、これ、ドラマなんですわ」てなことで、映画やドラマに使われる小道具のことで、通常複数形で使います。語源は property 「所有物」から。


File No. 1564  
wreathe
[ri:ð]

花輪を編む、取り巻く、包む、顔をくずす

The town was wreathed in fog.
A smile wreathed her face when she was talking about her grandson.

今年のクリスマスはツリーはやめてリースにします、というときのリース(花輪飾り)の動詞形で、花輪を編みこむという意味があります。つまり、「輪」のように「取り巻く」とか「包む」という意味があり、花以外にも、喫煙者のために唯一許された憩いの場「喫煙ルーム」で思いっきり煙に包まれていますとか、霧に包まれてどこを走っているのかわかりませんなど、煙や霧が包みこむという意味でもよく使います。また、「顔をくずす」という意味もありますが、あまりにも整いすぎた顔なんで、ちょっとメークでくずしてみましたというのではなく、笑いなどで顔をくずすということで、「笑い」を主語にして使います。語源は古英語の writha 「帯」。


File No. 1563  
miasma
[mizm/maiz-]

沼から出る毒気、不吉な雰囲気、悪影響

She is caught in a miasma of anxiety and despair.
He believes diseases like malaria and yellow fever is carried by miasma.

英和辞典を引くと真っ先に出てくるのが「沼から出る毒気」という意味。といっても実際に毒を含んだ空気が沼から発生しているということでもなさそうで、「毒気メーターがぐんぐん上昇中です」など、実際に測った人がいるというのも聞きません。沼というものは、主がいるとか言われたり、濃い霧がかかっているなど、なんとなく気味の悪いもので、毒気のようなものがあるのではないかと思われたりするようです。その他、怒りと自己嫌悪、絶望の miasma にはまっていますなど、悪い空気や雰囲気といった意味でも使われます。語源はギリシア語の miasma 「汚染、染み」。


File No. 1562  
authenticate
[:θéntikèit]

真正を証明する、認証する

This program needs to authenticate a user.
The government authenticated the letter they received.

「もしもし、ワシだが…」 「は?ワシさん?」 「バカ者、ワシは社長だ」 「ほんとですか?」 「この声を聞き忘れたか!」 「声だけではわかりません、何か証明できるものはありますか?パスワードとか」 「そんなものはない」 「困りましたね、社長本人だとわかるものがないと…」 「どうすればいいんだ」 「では、質問を出します。営業1課の鈴木さんの長男の名前は?」 「そんなの、いちいち覚えてられるか」 「社員のことも知らないということですね。残念でした、認証に失敗しました。ではさようなら…」ということで、モノや人間などが本物であることを認証するという意味の単語。IT時代には欠かせない機能のひとつです。


File No. 1561  
cramp
[kræmp]

筋肉の痙攣(けいれん)、こむらがえり、激しい腹痛、痙攣を起こさせる

He got a cramp in his neck while he was looking up the sky.
She got a cramp in the leg in the pool and was almost drowned.

朝だ、さあ起きよう!と布団のなかで背伸びをしたらいきなり脚に激痛が走るとか、あ、ペンが落ちたということで、椅子に座ったまま拾おうとしたときに肩にひどい痛みが… いわゆる、「筋を違える」とか「こむらがえり」、足に起きれば「足がつる」などという症状のことを言います。年齢とともに体力が落ちる、しかも運動不足で疲れているというときなどによく出てくるようです。自分でも、たかがこんなことで… と思うがあまりの痛さに笑うに笑えないといった情けない症状とも言えます。その他、腹部の激痛、とくに女性の場合は悩まされることも多い生理痛という意味でも使います。語源はゲルマン語から入った古フランス語の crampe 


File No. 1560  
brusque
[brΛsk/bru(:)sk]

言葉、態度がぶっきらぼうな、無愛想な

His brusque manner made him unpopular among people.
The restaurant is famous for brusque service but delicious food.

店に入っても「いらっしゃい」とも言ってくれない。水をポンと出されて、「何します?」とだけ。「え〜と、何ができますか?」と聞くと、「メニュー見て」と言われる。で、メニューを見ながら恐る恐る注文すると、返事もしないで厨房に入っていく。というわけで、言葉や態度などに愛想がない、そっけない、ぶっきらぼうで、無礼な様子を表します。ちなみに、店主がぶっきらぼうでも料金が手頃で美味しいということになれば、「名物オヤジ」などと言われながらけっこう行列ができるラーメン屋などもよくある話。もっとも、これで、味がまずければ誰も来ないわけで、商売成り立ちません。語源はラテン語の bruscum から来たイタリア語の brusco 「粗い」。


File No. 1559  
jest
[dest]

戯れ、冗談、笑い種、冗談を言う、笑い種にする

His speech was full of jests, quips, and light words.
He used to jest when he was young.

冗談じみたの発言、冗談っぽい行動、相手をからかうことや冗談のネタ、気の利いた面白い発言といった意味の名詞。類似語は joke 。動詞として、冗談を言う、笑い種にするという意味でも使います。で、「で、開発してみました、うるさい部長の小言を防止するウルセーバスタ」 「へえ」 「部長の小言のパターンファイルをあらかじめ入力しておくと、小言が始まったときに自動的に防音シールドが降りて、部長を隔離します」 「それ、いいねえ… で、駆除なんかもできるの?」てなことで、語源は中世英語の geste で、さらに元をたどればラテン語の gesta 「行動」。


File No. 1558  
rung
[rΛ]

梯子(はしご)の段、横棒、椅子の桟(さん)

The first rung of the ladder is broken.
He rested his legs on the rung of the chair.

「梯子貸してください」 「いいですよ。ただし、二段目と三段目が壊れてありませんので、一段目から四段目まで頑張って登ってください」てなことで、梯子で言えば、登るために足をかける「横棒」のことを言います。ちなみに、「この梯子は横棒はそろってますけど、右側の縦棒がありません」というのも困りますが、縦棒のことは rail と言います。また、椅子の足の足の間に渡した「横棒」、または、自転車の車輪のスポーク(車輪の中心と縁をつなぐ細い針金のようなもの)という意味もありますが、後者の意味では、spoke の単語を使うことが多いようです。語源は古英語の hrung 「棒」。


File No. 1557  
gulp
[Λlp]

ごくり(ぐい)と飲み込む(こと)、涙をこらえる、ごくりと息をのむ

He gulped his drink and began talking his experience.
He took a gulp of his third cup of coffee.

「軽く一杯行きましょか?」 「いいですな」 ということで、最初はとりあえずビール。喉も渇いていたのでごくごく飲む。そして二杯目から、ウィスキーや焼酎の水割り、日本酒など、飲み方も変わってくるようで、がぶ飲みというよりは、一口ずつ「ごくり」と言った飲み方になるようです。ということで、「ぐい」、「ごくり」、「がぶがぶ」といった飲み方に相当する単語。日本語で言うと若干ニュアンスが違いますが、どちらかというと少量ではなく、ある程度の量で、それもゆっくりではなく、速い速度で飲む場合に使います。その他、息を飲む、涙を飲んでこらえるという意味もあります。語源はフラマン語あるいはオランダ語から来た中世英語の gulpen 


File No. 1556  
snort
[sn:r:t]

鼻を鳴らす、鼻息荒く言う、鼻を鳴らすこと

He snorted his disgust and left the room.
The ducks are quacking, the dogs are barking, and the pigs are snorting.

鼻を鳴らすといっても、「彼は鼻笛がうまい」とか言うのではなく、鼻孔を通して荒々しく呼吸をすることで、鼻息が荒いということになります。馬やブタなどの動物によく見られ、ブタのブーブーという鳴き声はここからきているようですが、人間がやると不平や不満、軽蔑の感情を表すときに鼻を鳴らすことが多く、snort one's disapproval などというふうに使います。人間がやるとあまりよろしくないことが多いようで、スラングではコカインなどを嗅ぐという意味もあります。その他、ウイスキーなどの酒類をぐいと飲むという意味もあります。語源は中世英語の snorten で、その元の形は fnorten 


File No. 1555  
default
[dif:lt]

怠慢、欠場、初期設定、履行しない、欠場する

He defaulted on his loans because he couldn't earn enough money.
The auto balance is a default setting in this camera.

「パソコンの調子がおかしいんです」 「初期設定に戻してみろ」 「山田さんと鈴木さんの関係がぎくしゃくしているようで…」 「うむ、デフォルトに戻せ」 など、人間には使えませんが、コンピュータ関連ではよく知られている「初期設定」の意味。しかし、もともとはラテン語の defalta 「欠陥、失敗」を起源とする単語で、義務などを遂行しない、怠慢といった意味の単語で、ローンなど、お金を借りて返済しないとか、裁判所などに出頭しない、試合などを欠場するといった場合に使います