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 File No. 2025  
buskin
[bskin]

(古代ギリシア・ローマなどの)半長靴

He bought some cute baby buskins for his son.
Tragedy actors used to wear buskins while those in comedy roles, socks.

半長靴のような履物のことで、特に、ギリシア神話の人物などが履(は)いている、ひざやふくらはぎのところまである、編み上げサンダルのようなものを言います。また、婉(えん)曲的に「悲劇」を指すこともあるようですが、これは、古代ギリシアでは、悲劇的な役割の俳優はバスキンを履き、喜劇的な役割の役者はソックスを履いていたということから。てなことで、「今日はどうしたんだ、編み上げサンダルなんか履いて」「悲しいんです」「なにがあったんだ」「毎日ソックス履いてる自分たちなんて、しょせん道化役なのかと思うと…」なんてことで、語源はおそらくフランス語の古語 broisequin 「革のブーツ」。


 File No. 2024  
detox
[dìtks/-tks]

解毒(治療)、解毒する

He has been detoxed from heroin and now is clean.
They provide alcohol detox and rehab program.

「取り除く」という意味の接頭辞de-と「毒」を意味する tox- を組み合わせて、「毒を除去する」という意味で、detoxification 「解毒」、あるいは detoxify 「解毒する」を省略した口語形。「毒」と言っても、飲んだだけで「ううっ!」などと苦しんで… といった毒よりは、麻薬やアルコールの影響を取り除くという場合によく使われます。それも、お酒を飲んだ後にクルマを運転するんで(いけませんね)、どれ、下剤を飲んでアルコールを抜かなきゃ… というようなことではなく、いわゆる中毒や依存症を治療するという意味になります。


 File No. 2023  
rook
[ruk]

ミヤマガラス、いかさま師

The rook is smaller than the raven and larger than the jackdaw.
He said he was rooked by someone called "an agent."

「今日はカァ曜日で、人間がゴミを出す日よ」「ボクも行くよ、カァちゃん」なんてことで、ゴミの日には、どこからともなくやってくるカラスたち。「カラス」を表す単語にもいろいろあるようで、最も一般的なのが crow で、種族としてのカラスを総称して使われます。また、全長56〜69センチと最もサイズが大きいのが raven で、45センチくらいなのがこの rook 。くちばしのまわりに白っぽい色があるのが特徴で、カラスのなかでも最も群れを好むのだとか。「おい、今度は人間をだましてみないカァ〜」(いけませんね)ということで、ペテン師、だますという意味でも使われます。語源は古ノルド語の hroc 


 File No. 2022  
ombudsman
[mbudzmn/m-]

オンブズマン、行政監察官、苦情処理係

He served as an ombudsman and solved many conflict cases.
After several thoughts, they finally decided to make a complaint to an ombudsman.

若い女性などが腕に巻きつけて歩いたという、1960年代に流行した人形「ダッコちゃん」に対抗して、背中に背負って歩く「オンブマン」というのではなく、まさにオンブにダッコでというわけにはいきませんが、一般市民と行政などの間に起こるモメ事などを解決してくれる役割をする人のことを言います。まず、苦情を聞き、調査し、調停してくれるというわけで、実際には、行政だけでなく、企業などで同様の役割をする人に対しても使われます。語源はスウェーデン語。そのまた語源は、古ノルド語の umbodhsmadhr 「特命全権大使」で、 umbodh 「委任」+  madhr 「人:英語のman 」。


 File No. 2021  
mole
[moul]

モグラ、スパイ

They have found a clue that proves she is a mole.
Children are playing whack-a-mole game in the living room.

たたいてもたたいても、次から次へ出てくるというのは、ゲームでの話ですが、ご存知、地中に穴や通路を掘る動物で、比ゆ的にトンネルを掘る機械をこう呼ぶこともあるようです。その他、敵の組織に深く入り込み、内部から活動をするスパイという意味の口語で、CIA などをテーマにしたスパイドラマでもよく出てくる単語。語源は中世英語の molle 「やわらかい土」。「ところで、mole は誰かわかったのか?」「はい、実は彼女ではないかと…」「その証拠は?」「あのほくろは偽物で…」というときの「ほくろ」も mole で、スペル、発音とも同じですが、こちらは語源も違うまったく別の単語。


 File No. 2020  
den
[den]

ほら穴、隠れ家、書斎、カブスカウトの班

The child was found in a den with wolves.
She was a den mother for the Cub Scouts and was loved by everyone.

「ちょっと書斎に行って来るよ」「森は寒いから気をつけてね。懐中電灯持った?」「ああ、ほら穴のなかは暗いからな」「寝ているクマを起こさないようにね」「うん、早く家のなかに書斎が欲しいよ」ということで、野生の動物などが住んだり、隠れたりする「ほら穴」という意味があり、動物にとっては憩いの場所。そして、人間もちょっとしたスペースでも自分だけの場所が欲しくなりますが、くつろいだり、勉強をしたりする小部屋、書斎という意味でも使います。その他、犯罪者などの隠れ家、また、カブスカウトの班という意味でも使われます。語源は古英語の denn 


 File No. 2019  
tabular
[tbjlr]

表の、表になっている、テーブル状の

She decided to arrange the items in tabular form.
He was collecting rocks in tabular shape.

仕事で資料をまとめたりするときに欠かせないのが「表」。「商品Aは、自動ぞうきん絞りがついていますが、床磨き機能がなく、塵取り機能はついています。そして、商品Bは、床磨きがあるかわりに、ほうき機能がなく、ぞうきんはオプションで…」「あの、ややこしいから、文章じゃなくて、表にしてもらえませんか」なんてことで、「表 (table) 組みにした」という意味の形容詞。その他、「お母さん、どれが誰のごはんかわかりません」「だから、テーブルの上に表組みにしといたわよ」ということで、テーブル(食卓)のような形をした様子を言い、平たい形を現します。語源はラテン語の tabula 「板」。


 File No. 2018  
bonnet
[bnit/bn-]

ボンネット

A patinting of a woman wearing a bonnet hanged on the wall.
He was asked to open the bonnet of the car.

布や麦わらなどで作られた、あごのところでリボンを結んで着用する帽子のことで、女性や赤ちゃんが被ります。昔は、ドレスとともに女性のファッションの一部でしたが、最近では、赤ちゃん用がほとんどのようです。また、車のボンネットという意味でも使われますが、これはイギリス方面で、アメリカでは hood という単語を使います。その他、機械部品を覆っている金属製のカバー、暖炉のカバーなどを指して呼ぶ場合もあります。語源は、おそらくゲルマン語源の中世ラテン語 obbonis 「帽子の材料・材質」。


 File No. 2017  
chaperon(e)
[pròun]

付き添い、目付け役の婦人

She served as a chaperone at a girls' school.
She accompanied her daughter and her friends as a chaperon.

「カレと旅行、行ってもいい?」「いいわよ、お母さんもいっしょに行くから」なんてことで、若い人たちの「付き添い役」「世話役」という意味の単語。もちろん、ただそばにいるだけではなく、よろしくないことをしないように監視します。「初めてパーティに出る未婚の女性に付き添う年配の既婚女性」というのが本来の意味。語源は古フランス語の chape の縮小形で「頭に被るフード」。「ねえ、後ろからフード被った人がついてくるんだけど」「ウチの母なの」なんてことで、フランス語に「保護する」という意味が出てきたことから、英語でもこういった意味に変化してきたようです。


 File No. 2016  
umpteen
[mptì:n]

多数の、多数の人

Umpteen people are packed in commuting trains in the morning.
She has always umpteen reasons why she cannot do what she's told to do.

「失礼ですけどお年は?」「セブンティーン(17歳)です」「わたしはアンプティーン」「ああ、ウン歳ってことですね」というわけで、umpty という「モールス信号のダッシュ」を表すスラングに、10代を意味する -teen をつけて作られた口語。たくさん、多数の人といった意味で、具体的な数を指定しない(できない)といった意味あいも含まれます。ちなみに、何回目(番目)というときの序数は umpteenth 。「失礼ですけど、何回目のお誕生日ですか?」「17回目 (seventeenth) です」「アンプ回目 (umpteenth) です」「あ、数え切れない(数える意志もない)ってことですか」てなことで…。


 File No. 2015  
kindling
[kíndli]

(木切れなどの)たきつけ

He searched for some kindling in his pocket.
I needed kindling and had to burn my favorite book.

「冬はやっぱり、家族そろってお庭でたき火」(実際にやると消防車が来るかもしれません)などというときに、「はい、これ使って」と差し出すのが「たきつけ」。「お、すまん」とお父さんが何気なく広げてみると、「ん?なに、0点の答案用紙」「てへ、ばれたか」「これ、待ちなさい」「あ〜れ〜っ」なんてことで逃げる子供。サザエさんにでも出てきそうな光景ですが、火をおこすときに使う燃えやすいものを言い、紙や枯れ草、小さな木切れなどが使われます。さすがに、最初から大きな薪などに火をつけようと思ってもうまくいきません。語源は、kindle 「火をつける」の名詞形。


 File No. 2014  
truant
[trú:nt]

無断欠席(欠勤)者、登校拒否者、無断で休む、怠惰な

His parents were not aware of he was a truant.
The employer is troubled with truant employees.

毎日仕事に行くのもめんどうだな、今日はひとつ休んじゃおう(いけませんね)、などというときに、でもあの理由もこの理由も使い尽くしちゃったしなー。仕方ない、今日は無言で… 「沈黙は金なり」っていうし…。なんてのは、やはりいけません。ということで、許可を取らずに無断で学校や仕事を欠席するという形容詞、あるいは、無断欠席者という意味があります。てなことで、「あのー、すいません、今日は無断欠勤したいんですけど」といった連絡をする人もいませんが、やはり、きちんと連絡を入れてからお休みしましょう。語源は古フランス語の truant 「物乞いをする人」。


 File No. 2013  
nemesis
[némsis]

強敵、天罰、ネメシス(復讐の女神)

He was killed while he was fighting with his nemesis.
Hard disk failures can be a nemesis for your pc and any heavy pc user.

もともとはギリシア神話の復讐・因果応報の女神ネメシスから来たもので、その人にとって「破壊」や「損害」をおよぼすものという意味があります。また、「天罰」という意味や「天に代わって成敗いたす」ということで、復讐や報復を及ぼす人という意味でも使われます。その他、「○○部長は、××部長にとってはネメシスだからね」など、なかなか打ち負かすことのできない「強敵」という意味でもよく使います。語源は、ギリシア語の nemein 「割り当てる」ということで、神々に無礼を働く人間に対して、「けしからん、牛にしてしまえ」など、いとも簡単に「罰」を割り当てられていたようです。


 File No. 2012  
posh
[p/p]

しゃれた、豪華な

Having a gorgeous dinner at a posh restaurant is exactly what I need now.
Many people think golf is a posh sport.

「いい店があるんだ」「へえ?何ていう店ですか?」「ここだ、"おシャレの店"」ということで、ドアを開けると「開けましてありがとう」といった店長の元気な声が聞こえ、サキイカなんかをしがみながら、上機嫌のおじさんたちが、「新年会はやんねーんかい?」とか「割りかんにするとわりいーかん?」などというダジャレを飛ばし合っているいうのではなく、「お洒落でスマート、豪華な」という意味の単語。お店で言うと、それとなくムードもあり、キャンドルなんかが灯されていて、値段のほうも高めといったところでしょう。語源はジプシー語の pah 「はした金」から来たのではないかという説があります。


 File No. 2011  
yearling
[jírli]

満1歳の動物、2歳馬(競馬)

This photo was taken when he was a yearling.
He bought a yearling throughbread horse at the auction.

人間の1歳と言えば、やっとよちよち歩きが始まるといった時期で、「1年も経ってまだそれかい」てなことで、ネコの1歳は人間で言えば15歳、「カレが欲しいニャー」といった思春期のお年頃。イヌは種類によっても違うようですが、思春期から成人くらいの年齢。動物は人間に比べて寿命が短いということもありますが、長寿のシンボルであるカメはどうかと言うと、ちなみに190歳くらいまで生きるというガラパゴス陸ガメでは、成人が40歳くらい(野生の場合)で、やはりスローペース。その他、競馬では、生まれた年の1月1日から1年経ったサラブレッドを指してこう呼びます。


 File No. 2010  
pizzazz
[pzz]

元気、活気、エネルギー、華やかさ

Enjoy our pizza with pizzazz!
Young people were singing and dancing with so much pizzazz.

今日も元気な株式会社「元気」(架空)。朝は前転しながらオフィスに入り、まず仕事の前にビリーのブートキャンプ体操。電話が鳴れば「今日も元気な株式会社元気です!」とみんなで一斉に大きな声で応対。コピー機を使うときも「コピー取ります」「お願いします」「コピー取れました」「お疲れさまでした」と声をかけ合い、退社時は、「○○お先に失礼します」「お勤め、ごくろうさまでした」などと声をかけ、オフィスを出るときはもちろんバック転…。というわけで、元気でエネルギーあふれる様子を表す口語。また、豪華、華やかなという意味でも使われます。


 File No. 2009  
carbonize
[k:rbnàiz]

炭化する、炭にする、炭素と化合させる

Wood is carbonized to charcoal in the earth kilns located on the hill.
The entire structure has been carbonized and reduced to ashes.

「カルボナーラください」「うちではカルボナーラじゃなくて、カルボナイズで、美味しく炭と化合させます」「…じゃ、それでいいです」「ヘーイ、炭焼きスパゲッティ、ペルファヴォーレ!」「はい、できました!」「早いですねえ… ええっ!これって、炭ですやん」「ですから、炭焼きスパゲッティ、カルボナイズです」というわけで、carbon 「炭素」の動詞形で、熱などを加えて炭にする、炭素と化合させるという意味の単語。木を燃やして炭にする、建物などが焼けてしまった、灰になったという場合にも使います。carbon の語源はラテン語の carbo 「炭」。


 File No. 2008  
manor
[mnr]

所有領地、荘園、領主の邸宅

The title of Lord of the Manor was given to those who owned a manor.
He was given a manor by the king for his great achievement in the battle.

日本でもそうですが、昔は戦争などで手柄があったりした者には報酬として土地が与えられましたが、ノルマン人による征服後の土地所有制度における所有地のことをいい、そこに住む農民たちは農奴として隷属していました。また、そういった領地に建てられている領主の邸宅を指す場合もあります。そこで、「わが社ではこれから売上金額に応じて、自社ビルのスペースを荘園として与える」というわけで、「トイレは山田さんの所有地なんで、トイレに行くときは通行手形が要るとか」「我々は鈴木さんの農奴か」なんてことで、語源はラテン語の manere 「居残る」。


 File No. 2007  
guffaw
[Λf:]

ばか笑い(する)、大笑い(する)

We talked and guffawed having a hell of good time.
They could tell where he was from his guffaw echoing throughout the hall.

笑うというのは健康にも美容にも効果があるようですが、笑い方のなかでも「くす」とか「ふふ」、「ひひ」といった静かなものではなく、「ばか笑い」ということで、笑い声も「ガハハハハ」といった感じで、お腹の底から発するヘビーな笑いになります。ということで、語源もおそらく笑い声を真似たものではないかと言われています。また、こういった「大笑い」には、その人の特徴がよく出ていたりしますので、「今日の集まり、どこでやってるんだろう」というときに、「ガフォー、ガフォー…」「あ、あの特徴ある笑い方は○○さんの笑いだ」と、声をたよりに無事到着といったメリットもあります。


 File No. 2006  
brainy
[bréini]

頭が切れる、頭のよい

Tony is a brainy guy in every way.
That's the job for some brainy people and not ours.

「頭のよい」という意味の口語で、brain 「脳」から派生。とは言え、「あなたは頭がいいですねえ、ちょっと頭の中を開けてのぞいてみたいもんです」「そうですか、どうぞ。」(カパッ)「さすが、頭が切れてますやん。どれ、失礼して… むむっ!」など、人と比べてその人の「脳」に特別な特徴があるということでもなさそうです。実際、脳の研究というのはまだまだ未知の世界が多く、今はやりの早期幼児教育も、脳を研究している専門家の間でも、その効果は疑わしく、むしろ、マイナス面の方が大きいのではないかという意見もあります。「で、これが外付けの脳です」なんてことで、もう1つ脳があればやっぱり便利かも。


 File No. 2005  
libation
[laibéin]

献酒、酒(を飲むこと)

People offered a libation to various deities enshrined in temples.
It was a festival and we enjoyed libations and delicious food.

「正月だ、お神酒(みき)だ、酒持って来い」「もう、酔っ払いはこれだから困るんです。お神酒だとか言って、もう何本開けたと思っているんですか?」「てやんでー、七福神さんは7人いらっしゃるんだぞ」「だからどうしたんですか」「神さまにお捧げするのにケチケチすんな。まま、どうぞ、えべっさん」(トクトクトク…)(ぐいっ)なんてことで、宗教的な儀式で、神前で酒を注いでお供えすること、あるいは、献酒という意味。神さまにお供えすると言いながら、つい人間さまがいただいてしまうのか、おどけて「お酒」「お酒を飲むこと」という意味もあります。語源はラテン語の libare 「供え物として注ぐ」。


 File No. 2004  
gnaw
[n:]

ガリガリかじる、苦しめる

He used a picture of a rat gnawing cheese for his new year's card.
Her conscience gnaws at her and she finally gave up the idea.

「お父さん、夜寝てる間に家が一階建てになってるよ」「う〜ん、また彼らのしわざかな」「あー、やっぱり柱がかじられてる」「昔は三階建てだったのにね」「次はいよいよ0階になっちゃうな」「どうしよう」「なに、また建てればいいさ。今度は10階建てにするか」(架空)なんてことで、歯でカリカリとかじる、かじって穴を開けるという意味で、比較的長期間にわたり、少しずつ、執拗にかじるという意味合いがあります。また、良心や悩み事など、なにかが人を苦しめる、さいなむという意味でも使われます。語源は古英語の gnagan 。ということで、来年はネズミ年。みなさん、よいお年を。


 File No. 2003  
vacuum
[vkjum]

真空、空虚、掃除機をかける

She vacuums the floors and carpets every morning.
The food was vacuum packed and stored at 0°C.

今日は大掃除ということで、掃除 (clean) の仕方もいろいろ。まず、ハタキをかけるのは dust 、庭などをほうきで掃くのは sweep 、コンロなどをゴシゴシこするのは scrub (rub) 、汚れが落ちた後に磨くのは polish 。そして、何といっても代表的なのが掃除機 (vacuum cleaner) で、「掃除機をかける」は vacuum 。てなわけで、「居間の掃除機かけが終わりました」「あれ?テーブルやソファ、カーペットとか、あ、テレビもなくなっている」「ですから、すべて吸い取って真空パックにしときました」「あれ?そう言えば、く…空気もないぞ、うっ…」語源は、ラテン語の vacare 「空にする」。


 File No. 2002  
motley
[mtli/mt-]

雑多な、色とりどりの、まだら色の

The shop has a motley of furniture items and home accessories.
The audience was composed of a motley of people, of various walks of life.

動物で言うなら、「うちはイルカだけの動物園です」とか「うちはカエルだけです」というのではなく、川、海、陸、空、国もアジアからアフリカまでいろんな動物を集めているという動物園など、その種類や色などにバリエーションがある状態を言い、「で、この動物は?」「ああ、これは火星人ですわ」など、ときには、「これってどうなんでしょう」というような異質なものが混ざっている様子を表す場合もあります。その他、うちの制服は紺一色ではなく、レインボーカラーの7色を超えた12色を使っていますなど、「色とりどりでカラフルな」という意味でも使います。語源は中世英語の mot 「小さな点」。


 File No. 2001  
enchiridion
[énkairidin]

指南書、マニュアル、ハンドブック

This book can be an enchiridion for teachers and educators in the world.
He found a good enchiridion on meditation in a second-hand book store.

「今日は恒例の年末大掃除の日です、みなさん頑張って日頃の汚れを落としましょう」というときに、「あのー、すいません、マニュアルがないんですけど」「は?」「マニュアルがないとどっから始めていいのかわかりません」「そうですよね、たとえば、窓ガラスなんか、何回くらい拭いたらいいのか… 最初は洗剤つけるんですか?」「洗剤ってどれ?チャイミー?」「いや、お掃除ペットじゃないか」なんてことで、語源はギリシア語の enkheiridion en- (「中に」)+  kheir (「手」)+  idion 「縮小辞」。精神的、芸術的な内容などに関する手引き書という意味で使われる場合が多いようです。


 File No. 2000  
gumdrop
[mdràp/-drp]

グミ(キャンディー)

She gave children some gumdrops and let them go out and play.
Here are my favorite chewy juicy gumdrops.

ガムのような歯ざわりが楽しく、フルーティーな香りと味が特徴の「グミ」 (gummy) のようなお菓子のことを言います。日本でもいろんなグミがありますが、ドイツでは有名なのが Gummi bear 「グミベア」で、クマの形をした1センチほどの小さなグミ。 UK では赤ん坊の形をした Jelly Babies 「ジェリー・ベイビー」、1919年、第一次大戦の終結を記念して Peace Babies 「平和のベイビー」として発売されたのが始まり。その他、アイルランド、イギリスやイギリス連邦の国で人気があるのが Wine gum 「ワインガム」。と言っても、ワインが入っているわけではなく、後味がワインに似ているのだとか。


 File No. 1999  
twine
[twain]

より合わせる・編む、巻きつける、絡みつく、より糸

She made two-color rope by twining two wires in different color.
Morning glory vines twining over the window can be a good ornament.

2つ以上のひも状のものをより合わせる、いっしょに編み込むという意味で使われます。強度を高める、あるいは、飾りとしての効果を出すためなどによく使われる方法です。また、朝顔などのつる植物が柱や木などに巻きつくという場合にも使います。てなことで、「鈴木くん、暖かそうな格好だね」「はい、3つのマフラーを3つ編みにしてみました」とか、「ボクはほれ、アイビーファッション」(架空)「は?」「ツタを全身に絡ませたコートだ」「でも、脱いだり着たりするのが大変ですね」「うむ…」なんてことで、出かけるときは暖かく。語源は古英語の twin 「ダブルの糸」。


 File No. 1998  
impel
[impél]

を駆り立てる

His curiosity often impels him to go too far.
Hunger impelled him to snatch her bag.

年末の大掃除もめんどうなんで今年はやらないぞと決めたが、近所の人たちが一斉に掃除をしているのを見て、つい例年よりていねいにやってしまいましたとか、捨てられた子猫を見て可愛そうになって思わず家につれて帰りましたなど、義務感や道徳的なプレッシャーなどに駆り立てられて何かを行うという意味。こういう場合はたいてい良いことをやってしまうのですが、それとは逆に、あまりにも腹が立ったので、怒りにまかせてつい… など、よろしくないことをやる場合にも使います。語源はラテン語の impellere で、 in- 「〜に対して」+ pellere 「駆り立てる」。


 File No. 1997  
descry
[diskrái]

見えにくいものを見つける、発見する

He can even descry what's hiding in the tree from a distance.
Listening with an open mind, you can descry the truth in what people say.

「今日は年末恒例の"校正大会"です。みなさん、ふるって日頃の訓練の結果を発揮してください」てなことで、全角コンマと半角コンマの違いを見抜く者、英文字の「X」と「×」の間違いを見つける者、の色の違いを見分ける者、font  font の書体の違いに気づく者など、全社を挙げた勝負は夜中になっても続いている…。ということで、見つけにくいもの、見分けにくいものを「見つける、発見する」という意味。注意深い観察などで、気づきにくいものに気づくという場合にも使われます。語源は古フランス語の descrier 「叫ぶ」。やはり、見つけたらうれしいもので、つい叫び声をあげたくなるのかも。


 File No. 1996  
Xmas
[krísms]

クリスマス

The whole family gets together on Xmas holidays.
They have spent much money on Xmas presents.

ご存知イエス・キリストの誕生を祝う日であるクリスマス。ちなみに Christmas の語源は Christ's mass 「キリストのミサ」を縮めたもの。ところが、その省略形がなぜ Xmas  X で始まるかと言うと、初期のギリシア語の新約聖書でキリストの名前の最初の文字に χ (chi) が使われていたことから。盛大にクリスマスを祝うという風習は、キリスト以前から行われていた「冬祭り」に由来します。農耕を営む人たちも、冬には野良仕事から解放されて楽しむ季節だったわけです。また、キリスト教への改宗を促すプロモーションとして「お祭り」が使われたとも言われています。


 File No. 1995  
herbivore
[hr:biv:r]

草食動物

Herbivores live on plant material while carnivores eat meat and omnivores consume both.
Cows and horses are herbivores.

肉食動物 carnivore 、雑食の動物 omnivore に対して草食動物のこと。ちなみに、クジラは魚などを食べる肉食動物。進化前は、陸に住む肉食動物だったとされていましたが、最近になって、小さな鹿のような、草食動物だったのではないかという研究結果が発表されています。捕獲者から逃れるために水中に隠れるようになり、5000万年前頃には、南アジアに住んでいたのだとか。生存のためとはいえ、なかなかの生命力です。ある日、宇宙からエイリアン・プレディターがやって来たとしたら、人間はどうするのかなんてことを考えてしまいます。地中に隠れ住み、根っこや虫を食べる動物に進化するのか、それとも…。


 File No. 1994  
testy
[tésti]

短気な、怒りっぽい、イライラしている

My grandfather is a testy old man.
She is testy because her shoulder pain never goes away.

「我が社の商品は、使いにくくてイライラするということがありません」「そうですか?使ってみたんですけど、やっぱりイライラします」「おかしいですね。短気な人、怒りっぽい人を100人集めて、徹底的なイライラテストを繰り返した耐怒性の高い商品なんですが」ということで、「短気、怒りっぽい」という意味の単語。ただし、語源は「試験」とは関係なく、ラテン語の testa 「頭蓋骨」から来た古フランス語の testu 「頭」。やはり、「頭にくる、頭にカーッと血がのぼる」など、怒りやイライラは「頭」と関係が深いようです。「あーもう、テストばっかりで頭に来るよ」「テスティーなテストだぜ」なんてことで、あくまでも語呂合わせです。


 File No. 1993  
lanceolate
[lnsilèit]

槍さき状の、(葉が)披針(ひしん)形の

The plant has green lanceolate leaves.
Oblanceolate leaves are those in a reversed lanceolate shape.

「葉っぱの形をしてるんです」「ですから、どんな葉っぱですか?カエデですか、それともヤツデ」「いや、イチョウでしょう」なんてことで、一口に葉っぱの形と言ってもいろいろありますが、なかでも、全体に細長く、茎についている部分が丸みを帯びていて、先端が尖っており、一番幅の広い部分が真ん中から下の部分にあるという形を表します。語源は、ラテン語の lancea 「槍」の縮小形。ちなみに、カエデのような形は palmate、「手のひら (palm) を広げたような形」、ヤツデの葉の形は digitate で「指 (digit) に似たような形」、ハート型の葉っぱは cordate で、cor はラテン語で「心(ハート)」を表します。


 File No. 1992  
hangnail
[hnèil]

ささくれ、さかむけ

She had a hangnail and it began bleeding when she tried to remove it.
Hangnails are usually caused by dry skin.

ん?何か指がこすれたら痛いぞ、と思ったらできていたりする「逆むけ」。洋服の脱着などのたびにこすれて邪魔になるので、意を決して抜いてみようなんてことで、歯できっと突かんで噛み切ってみたりするのですが、よけい痛くなったり、血が出てきたりする困った症状を言います。なんでも、指の古くなった皮膚の小片が剥がれかけて起こるようですが、原因は乾燥だとか。やはり、きちんと爪切りなどで切てからクリームなどを塗っておくのがいいようです。語源は中世英語の agnail 「足のまめ、魚の目」で、古英語の ang 「窮屈な、痛い」+ nægl 「爪」から。


 File No. 1991  
glockenspiel
[lknspì:l/lk-]

グロッケンシュピール、鉄琴、ベルリラ

In high school she joined the marching band and played the glockenspiel.
The glockenspiel is also called orchestra bells.

名前からして、難しそうなイメージのある楽器ですが、いわゆる鉄琴の種類。オーケストラで使うものは、orchestra bells とも呼ばれ、水平に置いて2つのバチを使って演奏します。また、鼓笛隊用のベルリラ (bell lyre) を指す場合もあり、このベルリラのほうは縦方向に支えて演奏します。何を隠そう、筆者も小学校の運動会の鼓笛隊でこのベルリラを担当したことがありますが、楽器を見ながら演奏と行進ということになるため、演奏に気をとられていると、他のみんなは折り返し地点でUターンしているのに、一人だけ「あれ?」なんてことも懐かしい思い出です。語源はドイツ語の Glocken 「ベル」+ Spiel 「演奏する」。


 File No. 1990  
fandom
[fndm]

ファン活動、愛好者クラブ

Huge fandom of anime visited the manga festival held in Tokyo.
They both joined the Star Trek fandom in 1990.

愛好者を意味する fan  freedom  kingdom  -dom をつけて、「愛好者たちによる世界」といったニュアンスがあります。したがって、一人では成り立たず、同じもの(あるいは人)を愛好している人たちが集まり、共感しあったり、仲間意識を培うといった一種閉ざされた世界のこと。確かに、好きな者同士にしかわからない「素晴らしさ」があるわけで、他の人には通じない話もここに来れば共感が得られるという「生きがい」のある場所なのかもしれません。映画やドラマの愛好会の場合、みんなでそのコスチュームを着たり、慈善活動をしたりと楽しさも広がるようです。


 File No. 1989  
complacent
[kmpléisnt]

自己満足した、悦に入った

She is complacent as long as her children are studying hard.
He is complacent about the quality of his work, on which people don't agree.

「紅葉が見たいのう…」「はは、殿(との)」(誰か、紅葉を持ってまいれ)(紅葉なんてありまん)(かまわん、落ち葉を貼り付けるのじゃ)「殿、紅葉にございまする」「おお。小雪が見たいのう」(雪だ!紙ふぶきを降らせい!)「ほほう… 世は満足じゃ。この世の春じゃのう」(おい、春だ、桜だ)「うぐいすの声が聞きたいのう」(うぐいすだ!誰か真似をせい!)「ホーホケキョ…」なんてことで、まわりのことや実際の状況などはおかまいなしで、自分だけが悦に入って、満足している様子を言い、いわゆる、とんだ「勘違い」というわけです。語源はラテン語の complacere 「喜ばせる」の現在分詞。


 File No. 1988  
nomenclature
[nóumnklèitr/noumékltr]

命名法、術語、学名

The name of this substance is based on the nomenclature defined by IUPAC.
Please refer to the nomemclature on Page 20 for the part names of the product.

「赤くて冬に咲くので"赤冬花"(架空)です」「うちの地域では、"赤鼻のトナカイ花"って呼んでますけど」「ややこしいなあ。名前の付け方を統一しませんか」ということで、植物、動物や化学物質などの学術名、あるいは、任意のグループや関係者の間における名前の付け方の一連のルールのこと。てなことで、我が家では先祖代々、子供の名前の命名法が決まってまして、先に生まれた順から男の子なら「一郎、二郎、三郎…、女の子なら一子、二子、三子…」とか、その他、商品マニュアルなどで、商品の各部名称という意味でも使われます。語源はラテン語の nomenclatura 「名前を呼ぶこと」。


 File No. 1987  
iffy
[ífi]

疑わしい、不確かな、はっきりしない

People think the future of the town is iffy.
This method is quick but it's iffy if you want the perfect result.

「ピーターラビットを使いましょう」「やっぱりミッフィーでしょ」「いや、ミッフィーを使うのはイッフィーだな」(その効果などが疑わしいと)、「今の時代、これから先どうなるかイッフィーだ」(どうなるかわからない)、あるいは、「今日の彼の状態はちょっとイッフィーなので」(あやふやな状態)といった意味の口語的表現。語源はおなじみ「もし〜ならば」というときの仮定を表す if 。日本語に直訳すると「もっしー」(?)なんてことになり、「ネッシーが本当にいるかどうかは"もっしー"です」なんてことで、別に語呂合わせをして使う必要はありません。


 File No. 1986  
putsch
[put]

反乱、暴動、クーデター

The president was deposed by a putsch.
They had learned beforehand that a military putsch was under way.

政府などを倒そうとする反乱や暴動のことで、ドイツ語の方言(中世高地ゲルマン語)で「突く」という意味の擬音語から。フランス語からきたクーデター (coup d'etat) と同義語です。たいていは、ある日突然起こりますが、起こそうとする当人たちは、「今日はあの大統領には腹が立ったよ。今からクーデター起こさないか」といった一時の気分ではなく、当然以前から綿密な準備をしているわけです。軍隊や武器を持つ軍部が非合法に力ずくで行う場合が多く、中心人物も幹部であるのが普通。その他、coup take over なども同義語として使われます。


 File No. 1985  
fondle
[fndl/fndl]

(手でなでながら)愛撫する、かわいがる

He remembers how his mother used to fondle him when he was small.
She said, fondling her dog, "he is so smart."

「バシッ!」「キャイン!痛いですやん、ご主人」「ポチよ、これがオレのかわいがり方だ」というのではなく、手で優しく愛情が感じられるような様子でなでることを言います。「そんなん、動物虐待ですやん」「そうか、すまん、すまん(なでなで)」「トイレ行って洗わない手でなでんといてください」なんてことで、普通は小さな子供や家族、動物などに対して行われ、たとえ、慕っている相手であっても、「部長、さすがですね(なでなで)」なんてことは誤解を生みます。語源は fond 「好きな、愛情深い」。


 File No. 1984  
flock
[flk/flk]

群れ、大勢の人々、群がる、集まる

There is a flock of birds picking up worms in the garden.
People flocked from all places to the festival.

鳥や動物(なかでも羊など)の群れという意味。動詞として、動物や人間が「群がる」という意味でも使われ、「見てくれ、オレたちの黒」「いかすぜ、カー」とか、「わたしたちはオレンジ色」「ピヨピヨ…」など、同じ羽の者同士が群がって集まるというわけで、「類は友を呼ぶ」 (Birds of a feather flock together) ということわざにも使われています。確かに、カラスとニワトリ、スズメ、ツバメなどの混合の群れというのは見たことがありませんが、人間の「似た者同士」というのはさすがに外見ではなく、趣味や考え方などで群がるようです。語源は古英語の floc 


 File No. 1983  
bellwether
[bélweðr]

(先導の)鈴つきヒツジ、先導者

A bellwether stock is one that can be an indicator of the trend in stock market.
He is a bellwether in the campaign to save the endangered species.

「ここの責任者はどなたですか?」「あの、首に鈴をつけているのがそうです。すいませーん、お客さまです」「メエ〜ッ、チリンチリン…」なんてことで、もともとは、群れを先導させるために鈴をつけたヒツジのことを言い、wether は去勢した雄ヒツジのこと。転じて、人間に対しても使われ、将来の方向性を指し示す先導者という意味でも使います。「鈴をつけてるのはいいが、全然鳴らないんですわ」とか、「鈴の音に黙ってついてきてみたら崖っぷちです」というのも困るわけで、リーダーたるもの責任重大。また、bellwether stock で、相場を盛り上げる役割をする「先導株」という意味があります。


 File No. 1982  
detonate
[détnèit]

爆発させる、爆発する

The police were searching for the person responsible for detonating the bomb.
The explosive seemed to have been detonated by a mobile phone.

爆弾、爆発物を「爆発させる」「爆発する」という意味の単語。日本人にとっては explode のほうが一般的ですが、爆発物を爆発させるという意味ではこちらのほうがよく使われます。映画やドラマのなかだけにしておいて欲しいのですが、最近はテロ攻撃など、現実にこの単語を聞くことがますます多くなったようです。崇高な理想のために、命がけでやっているのかもしれませんが、巻き込まれる一般ピープルには罪はないはず。いっそのことバーチャルの世界でやってもらうか、音や炎や煙の映像だけにしておくとか、いい方法がないものですかね。語源はラテン語の detonare 「(雷のように)激しく攻撃する」。


 File No. 1981  
reassure
[rì:úr]

安心させる、元気づける

The dentist reassured her that the treatment was free from pain.
I reassured him saying that everything would be ok.

自信を取り戻させたり、大丈夫だと言って安心して元気づけるという意味の動詞。確かに、安心させてもらうと気楽になるものですが、あまり根拠のない安心のさせ方は考えものかもしれません。「はい、痛くないですからねー」と言われたので安心していたら「ズキ〜ンンン…」とか、「すぐ終わりますからねー」と言っていたのにもう1時間、あるいは、「ここ1ヶ月くらいのたうちまわるようなお腹の痛みに襲われているんです」「大丈夫よ、病は気からって言うじゃない」なんていけませんね、ちゃんと病院に行くように勧めましょう。ということで、やはり、相手のことを考えたうえで安心させることが大事なようです。


 File No. 1980  
tad
[tæd]

小さな男の子、少し、わずか

My PC has become a tad slow these days.
He is a tad shorter than his sister.

「小さな男の子」という意味の他に、a little  a bit などと同じように「少し」という意味で使われます。その語源は、カエルの子である「おたまじゃくし」 tadpole 。なるほど、おたまじゃくしは小さいというわけで、「ボクも早く大きくなってカエルになるぞ」というのが普通ですが、なかには、おたまじゃくしのときは最長25cmもあるのに、大人になったら6cmくらいになってしまうというカエルもいるとか。そんなん、あべこべですやん、ってことで名前は「アベコベガエル」。あるいは、縮んでるんですか?というので「縮みガエル」などと呼ばれたりもするようです。英語名は Paradoxical frog  (学術名: Pseudis paradoxus)。


 File No. 1979  
barrette
[brét]

髪留め、バレッタ

She pulled her hair back with a barrette.
He pinned his tie with his wife's barrette.

髪の毛が邪魔になるんですという場合や、ちょっとお洒落をしたいときなどに、便利な髪留め。さすがに男性がつけているのは見たことがありませんが、その昔、中国などでは男性も髪を伸ばしていたため、男性用の髪留めもあったようです。なんでも、地位や役職を表す重要なものだったらしく、使われる材質も異なっていたとか。男女平等が言われて久しい現代、好みに応じて、髪を伸ばしている男性も使ったらどうかと思ったりもします。いっそのこと、役職なんかも表現したりで、「あのドラゴンバレッタをしているのが社長で、タイガーバレッタは専務です」なんてことで、語源はフランス語の barre 「棒、かんぬき」の縮小形。


 File No. 1978  
elephantine
[èlfnti:n]

象の(ような)、巨大な、ぶかっこうな、のろい

He is an elephantine man whose only joy in life is eating.
A sudden increase in the number of elephants is becoming an elephantine problem.

「ぶかっこう」だとか「のろい」といった意味までつけられて、なんだかかわいそうな気もする象。童謡「ぞうさんのうた」には、「お鼻が長い」と悪口を言われた象がしょげたりせずに、「(大好きな)母さんも長いんだ」と誇りを持って答えるという含みがあるようですが、何を隠そう、「お鼻が長い」というのは、「誉め言葉」だと理解していた筆者にとってはちょっと意外。誉められて「親ゆずり」のように答えるお気楽な象さんの歌だと思っていたものです。てなことで、現代の競争社会を反映した替え歌をひとつ。「♪ぞうさんぞうさん 歩みがのろいのね でもね、カメさんより速いかも」… いや、教育上よくありませんね。


 File No. 1977  
tuft
[tΛft]

房、茂み、房をつける

The catapillar is fuzzy with tufts of black and bright yellow hairs.
He found a mouse hiding in the tuft of grass.

毛や糸などの房、草の茂み、花などのひとかたまりという意味の単語。いよいよ、寒くなり、毛糸などのかたまりに包まれたくなる季節。「我が社は、経費節減のため、今年の冬は暖房なしで乗り切ることに決定した」てなことで、頭から足先まで全身すっぽりと包まれた毛虫ファッションやイベント用の縫いぐるみを着て仕事をする者、観葉植物の茂みに隠れて暖をとったり、カーペットの下にもぐる者… 「山田さんは?」「今日は、クマです」「あ、冷たい!」「すいません、ちょっと植物に水を…」なんてことで、語源はラテン語の tufa 「かぶとの前立て」。房になる、房にするといった動詞としても使います。


 File No. 1976  
spitfire
[spítfàir]

かんしゃく持ちの人、短気な女性

That old woman is a spitfire and difficult to deal with.
A "spitfire" refers to a fiery-tempered person.

 (fire) を吐く (spit) ということで、すごい剣幕で怒っている様子を形容して、「かんしゃく持ちの人」「怒りっぽい人」といった意味の単語。もちろん、本当に火を吐くわけではなく、あくまでも比ゆで、「お母さんがまた火を吐いているんで、消防車呼んでください」なんていうのも大変。日本語でも「かっかする」などと言い、「怒り」は熱い、色彩的には「赤」というのは万国共通のようです。ちなみに、戦闘機などの名前にもよく使われていますが、やはり、「吐息」とか「ため息」ではなく、火を吐くくらいでないとダメなようで、「ため息1号出動!」「はあ〜っ」なんてことで、どうも調子が出ないのかもしれません。


 File No. 1975  
cygnet
[sínt]

白鳥のひな

Trumpeter swan cygnets are gray when they are born.
The ugly duckling was a cygnet, who grew up into a beautiful swan.

「大きくなったら何になりますか?」「いちおうアヒルでしょ」「でも、アヒルにしては、キミは可愛くないね」と言われ、つらい思いをしてきたが、ほんとは白鳥だったという場合の「ひな」がこれ。ちなみに、「アヒル」のひなは duckling で、「ガチョウ」は gosling 、「ニワトリ」は chick 、「フクロウ」なら owlet と言うわけで、トンビが鷹(たか)を産むといったことわざもありますが、やはりカエルの子はカエル。親を超えるというのもなかなか大変なようで、年齢を重ねるごとにますます親の姿形に似てきた自分を見ながら「やっぱり、白鳥にはなれなかったか」と人生あきらめも肝心かもしれません。語源はラテン語の cygnus 


 File No. 1974  
stringy
[stríi]

糸のような、細長い、筋の多い

This stringy green seaweed is good for health.
He hates the food because it is stringy and stinking.

string 「糸」から派生した単語で、糸のように細い、細くて筋の多いといった意味があります。糸のように細い体型とか、髪の毛が糸のように細い、あるいは、もずくやそうめんなど糸のような食べ物という場合に使われます。また、細いだけでなく、糸を形成するという意味でも使われ、その代表的な食べ物はなんといっても納豆。かき混ぜれば混ぜるほど、粘り気が出て、細かい糸が発生。それが口のまわりやあごなどにくっついて、なかなかしぶといのが特徴。食べる側にもある程度の「粘り」が要求され、あまり疲れているときなどは遠慮したい食品でもあります。


 File No. 1973  
crotch
[krt/krt]

木などのまた、人体・ズボンのまた

The jeans are too tight in the crotch area and not comfortable to wear.
The animal was sitting on the crotch of the tree.

「山田さんどうしたんですか、エプロンなんかして」「いや実はさっきトイレで…」「ひょっとして…」「いや違うよ、手を洗おうとして蛇口をひねったら水の勢いが強すぎて」「へえ〜(?)」「それで、ライターで乾かそうとしたら、ほら、焦がしてしまってさ」「ほう〜(?)」「ヘンな想像しないでくれ、本当なんだから」など、人体やズボンのまたの部分を言います。このジーンズ、またの部分がキツイとか、縫い合わせがよくないなど、衣類の両脚を縫い合わせた部分、あるいは、木の枝と枝など、2つのものが結合している部分を指します。語源は古フランス語の croche 「かぎ針」。


 File No. 1972  
contretemps
[kntrt:/kn-]

口論、不運、意外な出来事

There seemed to be a contretemps between the government and the company.
I had a contretemps on my pc and just sent it for fix.

再起動してみたら旗が出たまま固まっている。「え〜っえ〜っえ〜っ…」とムダだとわかりながらも、嘆きの叫びをあげながら、何度繰り返しても変わらない状況。なんという不運だ、ほんとに悲しい。悲しいだけでなく悔しい。昨日まで元気だったのに… あのデータ、このデータ、すべて逝ってしまった… など、予想もしない不運な出来事という意味の単語。また、スムーズに行くと思ったのに、先方が何やら言ってくるのでついこちらも言い返し… というふうに、両者の間の口論、いざこざといった意味でも使います。語源はラテン語の contr- 「〜に反する」+ temps 「時間」から来たフランス語。


 File No. 1971  
barter
[b:rtr]

物々交換する、交換品

In ancient time, people used to barter oranges for fish.
Barter is a trade that doesn't use any money.

貨幣ができるまでの交易の形で、農作物と魚産物など、物と物を交換する、物々交換で交換した品物というの単語。それにしても怖いのが経済システムも崩壊し、危機状態になったときの食料、必需品の確保。第二次大戦下の日本でも、農家の人は食料がある分だけ恵まれていたようです。こういう状態になれば、お金はさっぱり役に立ちません。「おい、キミ、百万円であるだけ食料を売ってくれ」「はい、どうぞ」「なんだ、たったのイモ1本か!?」「だって、こんな札束、いくらあっても食べられませんやん」てなことで、お金なんて所詮、ただの紙切れなのかも。語源は古英語の barater 


 File No. 1970  
newsy
[njú:zi]

話題に富んだ

I received his newsy email after silence for several months.
He is a newsy guy who keeps talking all the way during the lunch.

「話題が豊富な」という意味の形容詞。あの人は話題が豊富だなど、人間に対して使われるだけでなく、番組、新聞、手紙などが「話題がぎっしり詰まった」という場合にも使われます。やはり、コミュニケーションは話題がカギ。やはり、いくら英会話をやっても話題がなければ会話になりません。日本人は噂話が好きだとかで、ゴシップのネタが豊富だというのもそれなりに「話題」には違いありませんが、それだけではちょっと寂しい。また、食事の間、終始「会社のグチ」が話題でしたなんていうのもいただけませんね。語源はもちろん、news 「ニュース」。


 File No. 1969  
nepotism
[néptizm]

身内びいき、同族登用

She has found her position at a big company using nepotism.
Your have hard time to get promoted in an organization based on nepotism.

国家や大きな組織などで、権力を持っている人などがそれをいいことに、身内や知り合いなどを要職につけたりすることを言います。配偶者はもちろん、子供たちもみな○○大臣の職につき、各種知り合いや子供たちの友達など漏れなく就職…「で、ポチは?」「警備部長です」なんていけませんね。特にアジアに多い傾向です。日本でも田舎ではよくある例で、筆者の親戚もいつの間にかこぞって大きな鉄道会社に…。やっぱり、身内は可愛いし、頼まれたら望みをかなえるのがまた、権力の証というわけです。語源はイタリア語の nepote 「甥」。甥だけならまだいいのですが。


 File No. 1968  
kinda
[káind]

ある程度、いくぶん、少し、むしろ

It was kinda cold outside, but we enjoyed hiking.
I don't care so much, now I'm kinda used to it.

「どっちかっていうと、ちょいワルオヤジてな感じ」とか「あの人のグチにも慣れたみたいなところがあって」など、「どちらかと言えばこんな感じ」というような曖昧な気持ちを表すときに使う kind of を縮めた口語表現。実際に会話で発音するときには、「カインドオヴ」というのが「カインダヴ」→「カインダ」などと丸まっていくことから、いっそのこと、発音に近いスペルになってしまったということで、日常会話の世界だけで使われます。どちらかと言うと、 because を略した cos (coz) のような感じの例だと言えるでしょう。


 File No. 1967  
commensurate
[kménsrt]

同じ量の、〜に比例した

He left the company because his salary was not commensurate with his job.
They have commensurate amount of food with the drink.

「仕事に見合う給料じゃないんです」というときは、仕事が大変なわりには給料が少ないという場合がほとんどで、「これだけしか仕事していないのに、こんなにたくさん給料もらえません」といった不満を持つ人はまずいません。逆に、「あの人は一日中ぶらぶら、仕事もしていないのに年収○千万」など、特に天のほうから下って来られた方などに対しての不満は鬱積しているようです。その他、ウチの子は体が大きいだけに食べる量も多くて… など、量が比例している、見合っているという意味の形容詞。語源はラテン語の com- 「ともに」+  mensuratus 「測定する」から。


 File No. 1966  
skulk
[skΛlk]

こそこそ逃げ隠れする、こそこそ歩く

Scared away by the sound of thunder, he skulked under the bed.
Another cockroach moved skulking away into the corner.

「チーフ、今日も徹夜ですね」「うむ… ところでみんなは?」「カーテンに隠れて帰った人が二人、窓から逃げたのが一人、ゴキブリの真似をして出て行ったのが一人…」「そして、残るはオレたちだけか…」「いつものことですね」「オレたちも逃げようか?」「そうですね、明朝の締め切りにはとても間に合いそうもないし…」「明日の朝は目が覚めたら"虫"になってたことにして休むぞ」「じゃ、ボクは"鳥"にしよっと…」てなことで、臆病のためこそこそと隠れる、あるいは、義務や責任を回避するために逃げるといった意味があります。語源はスカンジナビア語からきた中世英語の skulken 


 File No. 1965  
peruse
[prú:z]

熟読(精読)する

She peruses the textbook and succeeded in the exam.
His life begins by perusing newspaper everyday.

「読書の時間です。この本を今日は最後まで読んでみましょう」「…はい、先生、読み終わりました」「早いですね、ヒロシくん。どんな読み方をしましたか?」「斜め読みです」といった読み方ではなく、じっくりと、丹念に、注意深く読むことを言います。ちなみに、もともとこの単語には、「最初から最後まで読む」といった意味があったようで、そのせいか、なかには「ざっと目を通す」といった意味で使う人もいるようですが、あくまでも、腰をすえて熟読するというのが正しい意味です。語源は中世英語の perusen 「使いきる」ということで、やはり、集中力を使いきる真剣さで読むというわけです。


 File No. 1964  
bumpkin
[bmpkin]

田舎者、いなかっぺ

Though he is a bumpkin, he is a strong karate fighter.
I must be a bumpkin, I don't understand even a single word they say.

発音がカボチャと似ているところから「田舎のおばあちゃんが送ってくれたバンプキン・パンプキンで〜す」などといった語呂合わせをしたくなったりしますが、こういった単純なノリこそが「いなか者」なのかも(?)。それにしても、英語にはなんと多い、「田舎者」を表す言葉。以前に紹介した hillbillyclodhopper にも同様の意味があります。「洗練さがなく、教養がない人」といった定義が一般的で、あくまでも個人を指して言うことが多いのですが、この bumpkin は、もともとは、辺鄙な地域に住んでいる人々全体を意味する単語だったようです。語源はフラマン語の boomken 「低木」。


 File No. 1963  
boggle
[bl/bl]

驚く、ぎょっとする、ひるむ、ヘマをする、驚かす

Older people are often boggled at the language young people nowadays use.
He boggled in the interview, which really boggled his mind.

「コンピューターで犯罪なんて、恐ろしいもんが出来たもんだ」「いや、インターネット自体、怖くもなんともないよ。おばあちゃんの話、ボクのホームページに載せてもいいかな?」「やめとくれ、魂を吸い取られちまうよ」てなことで、事実や考え方などにぎょっとする、あるいは、疑いや恐怖から何かを敬遠するといった意味があります。「それより、このコンセント抜くよ(ブチッ)」「あー!!!パソコンの電源… 大事なデータが…!」といったヘマをすることで、「だから言わんこっちゃない、恐ろしいんだよ」とますますひるんでしまうというわけです。語源は bogle 「お化け」の変形。


 File No. 1962  
boneshaker
[bóunèikr]

乗り心地の悪い乗り物

The bike he gave me was really a boneshaker.
We took a ride on a boneshaker bus, which took us to the town.

「乗り心地の悪いバスですね」「うむ。体中の贅肉が揺れてるよ」「ボクなんか、全身の骨がガタガタ言ってます」てなことで、骨が揺れるほど乗り心地が悪い乗り物という意味で、ポンコツ車とか、オンボロ自転車など、車輪のある乗り物に対して使います。言ってみれば、自転車に乗ってたら途中でタイヤの空気が抜けていたとか、最悪、パンクしたときなどに、時間もないし、距離も遠い、仕方ないので乗っていこう、というときの乗り心地がまさにこれ。頬がブルブル、骨もガチガチ、この振動が余分な脂肪を燃やし尽くすなんてこともないようで…。


 File No. 1961  
saltire
[sltir/s:-]

X形の十字、聖アンドリューの十字

The Flag of Scotland is a blue field with a white saltire.
A red saltire (representing Ireland) was incorporated into the Flag of the United Kingdom.

クロス(十字架)の種類にもいろいろあるようで、斜めに十字を構成する「×」型の十字架のことを言います。スコットランドの守護聖人でもあった聖アンドリューが磔(はりつけ)にされたときの十字架がこの形だったことから、聖アンドリューの十字とも呼ばれ、スコットランド国旗にもなっています。そもそも、この十字架が国旗として使われるようになったのは、832年のアングル人との戦いから。青空にこの十字が白い色で現れ、苦戦していたスコットランド人を勝利に導いたのだとか。また、同じ「×」型で赤い色のものを聖パトリック十字と呼ばれています。語源はラテン語の saltare 「ジャンプする」。
http://www.thefreedictionary.com/saltire


 File No. 1960  
mercurial
[mr:kjúril]

移り気の、気が変わりやすい、メルクリウスの、水星の、水銀の

This substance has a mercurial nature.
He is a mercurial person and who knows he is really serious about this.

昨日までは中国語をやっていたのに、今日は韓国語を勉強していますなど、気が変わりやすい、移り気という意味の形容詞。というより、やる気の温度が毎日変化するだけです、ということで、温度計に使われる「水銀」 (mercury) の形容詞としても使われます。また、地球に一番近い「水星」、そして、ローマ神話の神メルクリウス(ともに Mercury)の形容詞でもあります。「まったく、アイツは水銀みたいな奴だぜ」というのか、この「水銀」という物質の名前も、神々のメッセンジャーでもあった、敏捷さと変わり身の速さが特徴のローマ神話のメルクリウスの名前から来ています。


 File No. 1959  
philippic
[filípik]

厳しい批判、侮辱するような非難、暴力的な言葉

A philippic was originated from the harsh speech by Demosthenes on Philip II of Macedon.
The president delivered a philippic against the dictator of the country.

「フィリップさん、デモスさんがあなたのことをこんなふうに言ってますよ」「なに?けしからん。これは侮辱だ!言葉の暴力だ!」ということで、その起こりは、紀元前4世紀、アテネの政治家で雄弁家でもあったデモステネス (Demosthenes) が古代マケドニアの王ピリッポス (Philippos) 2世を批判したスピーチから。さらに、紀元前44年ごろになると、そのスピーチを流用して、今度はキケロ (Cicero) がマルクス・アントニウス (Marcus Antonius) に対して厳しい批判を行ったと言われています。特に政治家などに対する言葉による厳しい批判という意味で使われます。


 File No. 1958  
bumptious
[bmps]

自己主張の激しい、強引な、横柄な、傲慢な

She is a beautiful, but bumptious woman.
He says English-speaking people can be sometimes bumptious.

「なんでそんなにぶつかって来るんですか」「ぶつかって来たのはあなたでしょう」「だから、私のほうが先に並んでたんですよ」「でも、私のほうが先に着いたんですってば」「強引ですね」「まったく、あつかましい!」というわけで、おそらく、bump 「ぶつかる」と presumptuous 「ずうずうしい」という単語をくっつけて作られたのではないかと言われています。まあ、自己主張が激しいからこそ、ついついぶつかってしまい、その様子が横柄だとかいうことになるのだと言えます。やはり、左右前後を確かめて、ぶつからないようにルールを守って意見することが大切なのかも。


 File No. 1957  
mojo
[móudou]

魔力、おまじない、お守り、魅力

She added a mojo to her cooking to create a special flavor.
His business needs some mojo to keep growing.

合格するにはやっぱりカツ丼とか、この服は「勝利服」なんで、今回の試験もこの服で臨みますなど、なんだかわからないけど、それによって良い結果がもたらされると信じているようなこと(もの)を言います。日本語で言うところのジンクスのようなものかもしれません。その他、料理にこれを入れるとより美味しくなるといった、秘伝の隠し味のようなもの、あの人が行くとなぜか不思議に話がまとまるといった人間的な魅力、ビジネスを伸ばす秘訣など、不思議な効果のあるものを言います。語源は、アフリカのフラ族の言葉 moco'o 「医者」ではないかと言われています。


 File No. 1956  
sapient
[séipint]

賢い、知恵のある

Maxie is canine-sapient, and indeed he is a genius.
This is a story about sapient squids who conquer the Earth.

ご存知、人間の学術名は「ホモ・サピエンス (Homo sapiens) 」で、「サピエンス」はこの単語の語源でもあるラテン語の sapere 「賢い」という言葉から来ていますが、他の動物に比べて知性や知恵があるというのが大きな違いというわけです。「だけど、ポチはすごく賢いんだ」「ふ〜ん。じゃ、何かやらせて見せてよ」「オーケー。3引く2は?」「ワン」「ほら。しかも、英語で答えるんだよ」なんてことで、よくあるジョークですが、こういう場合にも、おどけて、ウチの犬は canine-sapiens などと言ったりします。ちなみに、ネコは feline-sapiens 、ウシは bovine-sapiens なんてことで。


 File No. 1955  
brazier, brasier
[bréir/-zi]

こんろ、火鉢(ばち)、真鍮細工師

They started cooking something on the brazier.
Hibachi is a type of portable charcoal brazier which was originated in China.

バーベキューをする場合などに使われるコンロのこと。また、暖房用に炭を入れて使う金属製の火鉢のようなものを指します。火鉢のルーツは中国ですが、日本でも、ストーブが登場するまでは代表的な暖房器具で、平安時代にはすでに使われていたようです。ちなみに、アメリカでは、鉄板焼きのお店などで Hibachi が使われているというので、なんと風流なお店かと思いきや、実は、料理をしたり火をおこすのに使われる「七輪(しちりん)」のことだったりして、言葉というものは正確には伝わらないようです。その他、真鍮を細工する人という意味もあります。語源は中世英語の brasier で、bras 「真鍮」から。


 File No. 1954  
couldburst
[kláudbr:st]

豪雨、どしゃぶり

That was a cloudburst we had never seen.
The cloudburst instantly destroyed the old bridge over the river.

雨にもいろいろありますが、しとしとと降る霧雨 (drizzle) とは異なり、cloud (雲)が burst (破裂する)ということで、どしゃぶり、豪雨という意味があります。それも、どちらかというと、そろそろ「どしゃぶり」かな?というのでは