File No. 260   ▲Page top
avatar
[ævətɑ:(r)]

化身、体現者、分身

  • If you register, you can upload your own avatar by modifying your profile!
  • The paper says he is the avatar of arrogance.

サンスクリット語で「天から降りてきた者」という言葉から発展。もともとはヒンズー教のヴィシュヌ神の「権化」という意味で、神などが人間や動物の姿を借りて現れていることを表現します。転じて、イデオロギーや考え方・概念などを表現している人や存在を言います。「彼は悪の権化」であるとか、「生意気が服を着て歩いている」ようなもんだとかいう、あの感じです。デジタルの世界では、バーチャルリアリティ(仮想現実)において、自分の「分身」という意味でよく使われています。動物占いをやってみたら「タヌキ」になったとかいう場合のタヌキも自分を表した avatar と言えるかもしれません。

 同義語  embodiment, incarnation


 File No. 259   ▲Page top
fawn
[fɔ:n]

じゃれる、こびる、へつらう

  • When two dogs start fawning at each other, and invariably the owners start chatting.
  • People usually fawn over a celebrity.

犬がじゃれつくこと、逆に人間が犬を撫でるなどの愛情表現にも使われます。じゃれてこられると、やっぱり可愛くて無下にはできない。人間もイヌ科のほうが目上の人に可愛がられるらしく、気ままなネコ科は可愛げがないということになるようですが、そのほうが「気楽でいい」という意見もあります。有名人やエライ人の前で態度が一変する上司を見ていると、ついイヤになって、上司に対しては「ネコ科」人間になってしまう、などさまざまな人間模様が繰り広げられます。スターなどをちやほやしたり、相手に気に入られようと機嫌をとったり、圧倒されて萎縮してしまうというニュアンスがあります。

 同義語  court, flatter, pander to, creep, crawl, kneel, cringe, kowtow, be servile


 File No. 258   ▲Page top
portentous
[pɔ:(r)tentəs]

前兆の、驚異的な、もったいぶった

  • His portentous ability made the performance unprecedented.
  • He had a portentous dream that warns him of danger.

「猫」が横切る夢を見たらトラブルの前兆など、夢などが「予言的」といった場合に使われます。また、「重大発表がある」と深刻そうに言うので何かと思えば、確かに本人にとっては重要かもしれないが、他人にとってはどうでもいいことをもったいつけて言う、重大ぶるという意味もあります。その他、たとえば、飲み会で何枚にも渡る伝票の料金を瞬く間に合計し、しかも、男性・女性、若手・中堅などのハンディキャップをすべて考慮しながら、それぞれ各人の割り勘金額を算出するなど、何でもいいのですが、驚くべき能力に対して使われます。語源はラテン語の portentum  「しるし、前兆」。

 同義語  pompous, solemn, ponderous, self-important, pontifical, alarming, sinister, ominous





 File No. 257   ▲Page top
essay
[es]

企てる、努力してみる、試みる

  • He is essaying to communicate to his reader what he has discovered.
  • In the movie, the character is essayed by an unknown actor.

「春はあけぼのがいいのよねー」といった自分の感じ方などを綴った「エッセー」(随筆)という意味の他に、何かを「一生懸命やってみる」「企てる」という意味があります。「企てる」と言っても、どちらかというと、むずかしいと思われる内容に対して使う場合が多く、「一生懸命」とは言え、「とりあえず、試み的に」やってみるというニュアンスがあります。そうです、何でも最初からできないと決めつけていてはダメなんです。とにかく一生懸命やってみることですよね。注意したいのは「随筆」の意味の場合には第一音節にあるアクセントが、第ニ音節に移動します。語源はラテン語源のフランス語 essayer (試みる)。

 同義語  attempt, try, test, take on, undertake, strive for, endeavour


 File No. 256   ▲Page top
baloney
[bəlni]

でたらめ、たわごと

  • This is baloney, but people want to believe urban legends.
  • The commercial is pure baloney, just like almost all commercials.

「○○だけで、簡単ダイエット」というので使ってみたが効果なし。あの宣伝は「でたらめ」だというふうに使います。その他、それらしくでっち上げられた「ウソ」を表わします。科学の世界でも、虚偽説が多いのか、 Carl Sagan 博士がとなえた Baloney Detection Kit (でたらめを見抜く方法)という手法があります。語源は Bologna sausage。もともとソーセージ自体がどんな材料を混ぜているかわからないということと発音が似ているところから変化したようです。同様の言葉に bullshit という言葉がありますが、いわゆる「お下品」言葉で、決して節度のある言葉ではありません。きちんとしたメディアでは、引用などで記述する必要がある場合も b--s-- などとぼかして使っています。




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