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 File No. 2225  
impish
[ímpi]

いたずらな、わんぱくな

She is an impish child always thinking about how she can tease other children.
His friends enjoy his impish sense of humor and fun-loving ways.

「おばあちゃん、良いものあげるから手を出して」「へえ、何をくれるのかね、どれ…」「はい、どうぞ」(もぞもぞ… 足八本)「あ〜れ〜っ!」(ぜーぜー、はーはー)なんていけませんね。「ゆかりちゃん、ボクのサンドイッチ、ひとつあげるよ」「わあ、いただきま〜す」(中からピョン!)「きゃ〜っ!センセー!」など、ちょっとこの子のいたずらは困ったものですという程度のいたずら好きな様子を表わします。まあ、憎めないもので、大人になってからはジョークとして楽しめるものも多いようですが、子供の世界ではショックが大きいかもしれません。語源は imp 「小悪魔、いたずらっ子」の形容詞。


 File No. 2224  
loll
[ll/ll]

だらりとたれる・たらす、だらりと寄りかかる、のらくらする

A big dog was sitting there with its tongue lolling.
He was lolling on the couch and munching popcorns while watching TV.

「だらしないぞ。ベロをだら〜んとたらして。犬ならもっとしゃきっとしろ!」「暑いんですワン。そういうご主人さんこそ、朝からソファーでだら〜り、のらくらしてはりますやん」「そういえば、昔、のらくろとかいう犬がいたよなあ」「それ、意味違います、野良犬の黒吉っていう意味ですねん。兵隊に行って、大尉にまで昇進したんですワン」「そか。腹減ったな。どれ、せんべいでも…」「ひとつ私にもくださいな」てなことで、犬が舌をだらりとたれている、リラックスあるいは怠惰な様子で人間が手足をだらりとたらしている状態を言います。語源は中世オランダ語の lollen 「居眠りする」。


 File No. 2223  
puerile
[pjúrl/-rail]

たわいもない、未熟な、子供っぽい

That was a puerile prank and everyone didn't take it seriously.
Their puerile behavior has already made people tired and irritated.

「何の騒ぎだ?」「取っ組み合いのケンカです」「で、原因は?」「日本酒と焼酎とどっちがいいかとかで…」てなことで、たわいもないという意味の単語。そういえば、酔っ払いのケンカもそれによく似たもので、「そっちが先にぶつかったとか」で言いがかりをつけ始め、そのうち、「勝負したろか!」など息まいていたり、しらふで考えれば「勝負」までしなくてもいいような原因がほとんどのようです。また、「○○くんはどうした?」「多数決で一人だけ反対意見だったので、すねて帰っちゃいました」など、言動などが未熟で子供っぽいという意味でも使います。語源はラテン語の puer 「子供」。


 File No. 2222  
attrition
[trín]

摩擦、消耗、人員の減少

The company faces the attrition of the employees due to their high age.
Uneven treatment will cause the attrition of the surface of the material.

摩擦を繰り返すことで物質は消耗し、減少します。物質だけでなく、人間関係の摩擦などでも体力や気力が消耗します。その結果、一人去り、また一人去り、そして誰もいなくなったということにもなりかねません。ということで、摩擦、消耗、そして、絶えずストレスにさらされることで、次第に力が衰えたり、数が減少したりすることを言います。また、人員などの数が、退職や辞職、あるいは死亡などによる自然な減少という意味でも使います。語源はラテン語の atterere 「こする」の過去分詞 attritus 。やはり、常に活力を保つには、摩擦をなくす、新しく補充するということが必要ですね。


 File No. 2221  
wonky
[wki/w-]

ぐらぐらする、ふらつく

She was drawing a wonky monkey named "Pinky."
He felt wonky when he woke up from the bed in the morning.

「ボクはウォンキー・モンキー」「ワシはウォンキー・ドンキー」「オレはウォンキー・ヤンキー…」 今夜もやってきた酔っ払い三人組。寂れたバーで、ぐらぐらしたテーブルを囲み、がたついた椅子に腰掛けて、足元がふらふらになるまで、今日もしこたま痛飲… てなことで、だから何なんだ?と言われると、何ということもなく、単なる語呂合わせです。テーブルや椅子などがぐらぐらする、体調などが悪くて足元がふらついているなど、不安定で弱い様子を表わす単語。主にイギリス方面で使われます。語源はおそらく、古英語の wancol 「不安定な」から来た方言 wanky の変形。


 File No. 2220  
tweezers
[twí:zrz]

ピンセット、毛抜き

He put the tiny piece on the surface using a pair of tweezers.
She was pulling her eyebrow hairs with tweezers.

「つかんだと思ったら、ぽろっと落ちてどっかに行ってしまいました」など、通常、指ではつかめないようなものをつかむときに便利なのがこれ。とは言え、「お父さんの下着、指でつかめないからピンセットで…」などと言うのではなく、小さすぎたり、薄すぎたりして、物理的につかみにくいものに対して使います。また、「もう、パパったらやだ、またわたしの毛抜きで鼻ひくひくやってる…」「大丈夫、また熱湯消毒しとくからさ、ふふんっ…」なんてことで、眉毛を整えたり、ムダ毛を処理するのに使われる毛抜きという意味の単語。語源はフランス語の étuis 「小さなケース(箱)」。


 File No. 2219  
seminal
[séminl]

精液の、胚子(はいし)の、 種子の、生殖の、将来の発展につながる

The invention will make a seminal technology that may change people's way of life.
They were a seminal music band in the development of rock'n roll.

「ボクはお母さんのお腹から生まれたんだって」というのはわかっていても、なんとなく気づいてもらえないのがお父さんの役割。とは言え、敢えて説明するのも微妙なところですが、何かを生み出す種を持っている、創造する力を持っているという意味の形容詞。また、「必要は発明の母」とも言いますが、発明にいたる基礎がなければ発明したくてもできません。ということで、たとえば、この発明は将来のいろんな技術につながる (a seminal invention) など、さらなる発展のためのベースになったり、大きな影響を与えることに対して使います。語源はラテン語の seminalis 「精液」。


 File No. 2218  
text
[tekst]

本文、テキスト、テキストブック、テキストメッセージを送る

Many articles warn possible accidents or injuries caused by excessive texting.
He always texts me instead of calling.

ここには画像でここはテキストが入ります、というときの「本文、文章」という意味の他に、最近では、「テキストメッセージを送る」という意味でも使われています。それも、葉書に文章を書いて送るとか、パソコンでメールするというのではなく、「この親指の速さが決め手」など、携帯やモバイル機器などでテキストのメッセージを送ることを言います。「メール一文字後悔一生」とも言われ、運転しながらはもちろん、自転車に乗りながら、歩きながらの携帯メールも危険。交通事故や目や指など健康にもよくないとかで、ほどほどに。語源はラテン語の texere 「織る」の過去分詞。


 File No. 2217  
pigment
[pímnt]

絵の具、顔料、色素

This painting uses special pigments, which makes the picture so beautiful.
This color is a pigment made from the mucus of snails.

「赤がない!これじゃ夏休みの宿題の絵も描けないよ〜」「しかたないわね、はい、これ」「ケチャップ?」「色は赤でしょ」「あ、茶色もない!」「はい、これ」「お好み焼きどろソース?」てなわけで、色をつけるための物質、あるいは水に溶かしたり、油と混ぜたりして使う粉末顔料といった意味の単語。ちなみに最近の画像技術では、この絵の具を調べることで、ゴッホの絵など、元の絵に別の絵を重ねて描いた絵画の場合、下に描かれた元の絵がどんな絵だったのかがわかるのだとか。語源はラテン語の pingere 「塗る、絵を描く」から派生した pigmentum 


 File No. 2216  
garish
[éri]

いやにぎらぎらする、けばけばしい、派手な

She was selected again the worst dresser due to her garish style.
The colors of the interiors are so garish that you can never relax in there.

「派手な色のモデルハウスですねえ」「屋根も壁も真っ赤なのでよく目立ちます」「うん、まあね…」「まず、ここが応接室です」「うわ〜っ!太陽ぎらぎら、まぶしい!」「四方八方ガラス張りのサンルームになっておりまして、室内でもサングラスや日傘がいります」「で、ここは寝室」「えお〜っ…」「寝具やインテリアはすべてショッキングピンクで統一…」「なるほど、ショックが強そうですね」「で、このボタンを押すと… なんということでしょう、ベッドが回転するではありませんか」「…あの、もういいです」ということで、装飾や色使いなどが過度で派手な様子、光などがまぶしい様子を表わします。


 File No. 2215  
aplomb
[plm/-lm]

沈着、冷静、自信

She behaved with aplomb at least until she got back home.
He lost his aplomb when he heard the news from his friend.

「あ、地震だ!」「うわああああ… た、助けてくれい〜っ!(あたふた)」「きゃ〜っ!」「どけ〜っ、オレが先だ〜っ!」なんてことで、「あーやっと納まった」「ところで、山田さん、冷静ですね。ほら、自分の席から一歩も動いてませんよ」「…ていうか、腰が抜けて身体が鉛のように重くなってるみたいです」てなわけで、何か起こったときに沈着冷静でいるというのはなかなかむずかしいようです。やはり、自分にはできるという「自信」がモノを言うのかもしれません。語源は古フランス語の à plomb 「直立の」で、そのまた語源はラテン語の a-  「〜の状態で」 +  plomb 「鉛の錘(おもり)」。


 File No. 2214  
copacetic
[koupsétik]

申し分のない、満足できる、すばらしい

Things went so well and everything was copacetic for everyone.
The usage of the word "copacetic" first appeared among African-American speakers.

意味とは裏腹にその語源については、なかなか「満足できる」説がないようです。もともとアフリカ系アメリカ人のジャズ・ミュージシャンの間で使われるようになったということですが、まず、クレオール・フランス語の coupersetique 「なんとかなる」から来たのではないかとか、イタリア語の copissettic 「優れている」が語源だといった説、あるいは、ヘブライ語の kol ba seder 「すべて整っている」ではないか、などです。また、実際にこの言葉を流行らせた20世紀初めのアフリカ系アメリカ人のエンタテイナーが「自分が作った言葉だ」と言っているようですが、これも疑わしいようです。


 File No. 2213  
peon
[pí:n]

(中南米の)日雇い労働者、借金返済のために強制労働に従事する人、インドの歩兵、雑用係

He is smart but after all he is just a peon in a big company.
A peon refers to an unskilled, menial worker with little authority.

実際、口語的な用法としては、「キミのようなペーペーには関係ないことだ」とか、「それは、わたしのようなペーペーが考えることではありませんから」のように、スキルも低く、権限もなく、安月給でたいした仕事をしていない人という意味でよく使われ、自分のことを皮肉っぽく卑下して言う場合にも使います。とは言え、そういう人がいないと実際の仕事が進まないのも事実。語源はスペイン語の日雇い労働者、そのまた語源はラテン語の pedo 「足」。いわゆるフットワークの軽い「パシリ」というところかもしれませんが、エライ人たちも頭ばかりではなく、たまには足を使うことも大事かも。


 File No. 2212  
clammy
[klmi]

ねばねばする、冷たくじっとりした、気味悪くじとじとした

They had a clammy feeling and they knew they were in a ghost house.
We don't have hot weather, but instead it's clammy and muggy.

しとしとと降る雨、ひんやりしてるけどじっとり。「こんなとき、出るんです」「出るんですか…」「怖いですね」「じゃあ、手をつなぎましょう」「ええ。でもなんだか、あなたの手は冷たくてべとべとしてますね」「そうですか?実はわたし、昔の姿で出ています…」というわけで、冷たくてじっとりと湿った不快な様子を言います。なんとなく不気味で、胸騒ぎがする… ということで、あの世の人が出てくるときなどの感覚を表現します。また、雨の日のように、暑くはないが湿気が多いという天候を表現する場合にも使います。語源は中世低地ゲルマン語の klam 「べたべたすること」。


 File No. 2211  
obscure
[bskjúr]

不明瞭な、あいまいな、無名の、隠れた、薄暗い、おおい隠す、あいまいにする、ぼかす

He is an obscure but excellent and intelligent scientist.
It's hard to listen and comprehend words with obscure pronuncation.

発音などがわかりにくい、人物などが無名など、「目立たない」様子を表わす単語。ちなみに、何かでエクスパートになるには、地味で目立たない努力が大切。つまり、隠れて目立たないことに対して評価できること。「このドラマの主役は?」「登場人物すべてに平等になるように、みんなが主役です」なんてドラマがあったらきっと面白くないですね。あるいは、木の根っこが「いつも日陰の身でもうイヤ」なんてことで地上に出てきたら木はみんな枯れてしまいます。陽のあたる目立つ部分しか評価できない(見えない)人はそれだけ薄っぺらい人間だということですね。語源はラテン語の obscurus 「おおい隠された」。


 File No. 2210  
cover-up
[kvrp]

隠すこと、もみ消し、見せかけ

The document supports there was a cover-up of negligence by the authority.
Now she knows his smile is a cover-up of his craftiness.

「大変です!文字の変換間違いが…!」「なに… "汚職事件"プレゼント?で、印刷は?」「すべて刷り上りました」「仕方がない。シールを貼って隠そう」ということで、「ここに貼ってあるタヌキの絵、なんですか?」「それは、つまり… デザインの一部です」など、間違いや、一般に知れると大変な騒ぎになるようなことを隠したり、ごまかしたり、もみ消したりすることを言います。「キミ、夏休みの工作のほうはどうかね?」「は、着々と…」など、組織の上のほうで秘密裏に行われるダークな工作を指す場合によく使われるようです。その他、ドレスや水着の上にはおる衣類という意味でも使います。


 File No. 2209  
holler
[hlr/hl]

叫ぶ、どなる、文句を言う、叫び声、どなり声

He hollered from the bathroom for a soap bar.
"I'm here!" I heard her holler from inside the closet.

「すいません、注文お願いします」「し〜ん…」「すいませ〜ん!」「し〜ん…」「す〜いませ〜んっ!!」「し〜ん…」「す〜っい〜ま〜せ〜んっっっ!!!」「あの、テーブルの上のピンポーン押してもらえますか」なんてことで、叫ぶ、どなるという意味の口語。その他、「こんなとこにピンポンあってもわからへんやんか」とか、「ちゃんとピンポン押してくださいって書いとかんかいな」など、文句や不平を言うという意味もあります。また、叫び声、どなり声という名詞としても使われます。主にアメリカで使用。語源は、hollo で、今は使われませんが、猟犬を呼んだりするときのかけ声。


 File No. 2208  
abjure
[bdúr]

信仰・主義などを宣誓して捨てる、断念する

He was threatened his position would be abolished if he abjure his faith to join their church.
The scientist was forced to abjure his theory by the government.

「今日から太陽の神さまはやめて、月の神さまを信じるように」「え?急にそんなこと言われても…」「月の神さまにしないとこの村を征服してしまうぞ」(いけませんね)「…しかたがない、では…」「じゃあ、ここで宣誓してください」とか、あるいは、「それでも、月にはウサギはいない!」「キミのその理論を撤回しないと逮捕するぞ」「…わかりました」「じゃあ、ここにサインしてください」など、圧力をかけられて、その人の信じている信仰や主義・考え方などを正式に、宣誓するなどして捨てる・断念するという意味の動詞。語源はラテン語の abiurare で、ab- 「離れて」 + iurare 「誓う」。


 File No. 2207  
stalactite
[stlktait/stlk-]

鍾乳石(しょうにゅうせき)

We saw huge stalatctites hanging from the ceiling of the limestone cave.
Stalactites and stalagmites are formed as a pair inside limestone caves.

暑い夏になるとなつかしいのが鍾乳洞 (limestone cave) 。石灰岩が雨水や地下水によって浸食してできた洞窟(くつ)のことですが、その鍾乳洞の天井からツララのようにぶら下がっている炭酸カルシウムの沈殿物を鍾乳石と言います。それに対して、鍾乳石などの上から落ちてきた水滴で地面にできるのが石筍(せきじゅん)(stalagmite)。ということで、あったらいいのが「夏季限定"鍾乳洞貸しオフィス"」。自然冷房のなかで快適にお仕事、集中できて効率もアップ。「鍾乳洞お昼寝ツアー」なんてのもいいですね。語源はギリシア語の stalaktos 「水滴、しずく」。


 File No. 2206  
mope
[moup]

ふさぎこむ、暗い気持ちで過ごす、ふさぎ込んだ人

After hearing the news, he moped around for the rest of the day.
First she looked cheerful but turned out to be such a mope.

人間なら誰しも経験する暗〜い気持ち。こんなとき、自分で気合いを入れてみても、人から「元気出せよ」などと言われてなんとかなるものではありません。なんでも、落ち込みはセロトニンという脳内の化学物質が不足するからなのだとか。そこで、「ちわー!セロトニン屋で〜す」(架空)「で、何があるの…(うつうつ)」「脳にぐんぐん浸み込む"セロトニン帽子"、耳から入るセロトニン音楽、首までひたひたセロトニン風呂…」「なんか、今日はネーミングに冴えがないね」「へい!さっきまでふさぎ込んでいましたんで」なんてことで、肉、魚、豆、種子、ナッツ、豆乳、乳製品などが良いようで。


 File No. 2205  
docile
[dsl/dóusail]

扱いやすい、すなおな、従順な

She was a docile child, but her parent's divorce changed her.
He was a docile student and always stayed at the top of his class.

「今日は筆算のやり方を勉強しましょう」「なぜですか?」「大人になって計算もできないようじゃ困るでしょ」「電卓があるから必要ないと思います」など、生意気なことを言ったり、逆らったりせずに、目上の指示や言いつけにすなおに従う様子を表わします。親にしてみれば扱いやすい、先生から見れば教えやすい、上司からみれば管理しやすいということになります。でも、何の問題意識も持たずにただ従順なだけというのも主体性が育ちません。「この人たちは合格点じゃなくても合格させるように」「はい、わかりました」なんてことになってもいけませんね。語源はラテン語の docere 「教える」。


 File No. 2204  
soporific
[sàprífik/sp-]

眠気を催させる、催眠の、眠気のする

She was sleepy because she was under soporific effect of some medicine.
Many noddings were seen, snores were heard in his long, soporific lecture.

「あー眠いよ」「昨夜も暑くて眠れなかったよ」というときにあったらいいのが、「ちわー!快眠屋で〜す」「今日は何があるの?」「一口食べただけで眠ってしまう"アンミン豆腐"、座っているだけでまどろんでくる"とろ〜り〜バス"ベッド、聞いているだけでいつの間にかうとうとする"こっくり、部長の挨拶"CD…」「わたしは"とろ〜り〜バス"にしようかな」「今なら氷シーツがセットです」「おれ、こっくりCD」「さらにバージョンアップした"こっくり、社長の挨拶"もあります」てなことで、眠気を催させる、薬などに催眠作用があるといった場合に使う形容詞。語源はラテン語の sopor 「深い眠り」。


 File No. 2203  
snide
[snaid]

意地悪な、いやみな、皮肉な、卑劣な

She said she couldn't stand any more his snide remarks.
She may look nice and friendly but is a snide, malicious woman in reality.

「ただいま帰りました」「結構なご身分だこと、毎日出歩いて…」「はい、お蔭さまで。それより、お母さまのお好きなシュークリーム…」「甘いものをせいぜい食べさせて病気になって早く片付いてくれたらいいってことかしら」「…とおっしゃると思ったので、私がいただきま〜す(ぱくっ)」「まあ、なんてイヤミな嫁だろうね」「いえいえ、そういうお母さまこそ…」「こんな家にはいられないし、しばらくハワイにでも行って来ることにしたわよ」「ま〜っ、いいですね、どうぞごゆっくり」なんてことで、いまどきあまり流行らないシチュエーションですが、言葉などが意地悪、皮肉っぽいという意味。語源は不明。


 File No. 2202  
littoral
[lítrl]

海岸(沿岸)の、沿海地

It is a littoral country located in Mediterranean with long coastline.
The lake and its littoral area is home to more than 100 species of birds.

「あ〜、うだるような暑さ、仕事なんかやってられないよ」「じゃ、みんなでビーチに行こう」というときに便利なのが海岸沿いの地域。ということで、「冷房費などの経費節約のため、我が社も夏の間はビーチで仕事をすることになった、これが制服水着だっ」「え〜っ?ダサ…」てなことで、親会社がビーチに移れば子会社、協力会社もすべて移動、今では○○沿岸沿いはビジネス海岸。砂風呂で打ち合わせ、ヨットで会議、相見積はダイビングで… 「A社は○メートルまで下がったぞ」「ぶくぶく… うちはこれ以上下がりません」というわけで、語源はラテン語の litoralis 「海岸に属している」。


 File No. 2201  
lore
[l:r]

伝承、伝説、知識

There is an ancient lore regarding this mountain.
His passion and lore about science fictions always amaze us.

「この川には古くからの言い伝えがありましてね」「ほう。で、どんな?」「桃太郎が流れてきたという川でね、この川に桃を流すと子宝に恵まれるとか」(架空)など、人々の間で長年語り継がれてきた伝説・伝承という意味。また、「で、この桃太郎、一説には大和朝廷の日本統一をなぞらえたものやとか言われてますわな。それと、実は女の子だったという説もあるんですわ」「桃子さんってわけですな。それにしても詳しいんですな」「もう、そりゃ、この道30年ですからな」ということで、教育や経験によって身についた知識という意味でも使います。語源は古英語の lar 「学習されたもの、知識」。


 File No. 2200  
vendee
[vendí:]

買い手、売る相手

The company considered the benefit of their vendees.
The vendor is required to refund the payment to the vendee in such a case.

employer 「雇い主」に対して employee 「雇われ人」、trainer 「トレイナー」に対して trainee 「トレイニー」(トレーニングを受ける人)などと同様に、vendor 「売る人」と vendee 「売る人が売る相手」、つまり「買う人」というわけです。主に法律分野で使われます。もちろん buyer という単語も使われます。じゃあ、buyer 「買う人」に対して buyee 「買う相手」もあるかと言うと、一部使われているようです。いっそのこと、speaker 「話し手」に対して speakee 「話される相手」、listener 「聞き手」に対して listenee 「聞かれる人」なんてことにすれば英単語ももっと単純になるかも。ただし、面白みがないですね。


 File No. 2199  
blade
[bleid]

葉、刃、水かき、プロペラの羽

He accidentally touched the blade of a sword and cut his finger.
The blade of the propeller should be occasionally cleaned.

「この包丁、全然切れませんね」「でも、あなたの手は切れてますよ、ほら血が…」「あ!しまった、刃と逆の側で切ってた」なんて人もいませんが、剣や刀、ナイフなどの「刃」の部分を言います。また、「痛い!葉っぱで手を切っちゃったよ」など、葉っぱの中にも鋭くて、何気なくつかんでしまうと手を切ってしまうような鋭いものもあります。ということで、刃、葉、アイススケート靴の底の金属部分、土地を耕すのに使う鍬(くわ)や鋤(すき)などの平たく薄くなった部分を指します。その他、切るのが目的ではありませんが、プロペラなどの羽を指す場合にも使われます。語源は古英語の blæd 「葉」。


 File No. 2198  
slake
[sleik]

飢え、渇きをいやす、怒りなどを和らげる、リフレッシュする

She thought leaving her home town might slake her anger.
Having slaked his thirst, now he has craving for some sweets.

「暑いなあ」「喉が渇いて、渇いて(ごくごく)…」「また、これから外回りか、イヤだなあ」「こらっ!たるんどるぞ!(カンカン)」「また部長の怒りも熱いようだね」というときにあったらいいのがいろんな「いやしルーム」。どんな怒りも和らぎ、笑顔で出てくる「にこにこルーム」。これから外出する人には「ドライアイスルーム」、全身にドライアイスを浴びてさあ出発。「これで2時間は持つかな」「従来の冷凍ルームよりいいですね、水がぽたぽた落ちないし」というわけで、飢えや渇き、怒りをいやす、湿らせたりすることで冷やす・リフレッシュするという意味。語源は古英語の slæc 「緩める」。


 File No. 2197  
nonevent
[nànivént/nn-]

期待はずれの出来事、結局起こらなかったこと

The Y2K problem turned out to be a nonevent.
The artist's 200th birthday was a nonevent for many people.

「今年はエイリアンが地球にやって来るらしい」(架空)なんてことで、「宇宙人への対応の仕方」だの、「侵略から逃れるための対策」「地球人に化けた宇宙人を見抜く方法」、はたまた、「1ヶ月で宇宙語マスター」など、世間も大騒ぎ。その結果、誰も来なかったといった、さんざん取り沙汰された結果起こらなかった出来事という意味。また、「今年は給料大幅アップ」という発表に期待で胸をはずませていたが、「な〜んだ、たったの月額100円か」とか、期待した割にはつまらなかった、たいしたことなかった、あるいは、最悪、「結局あの話はなかったですね」と言われるようなことを言います。


 File No. 2196  
interject
[ìntrdékt]

差しはさむ

When I was talking about myself, she interjected her own story.
A reporter quickly interjected the question if he was leaving her.

名詞形の interjection は「間投詞」、つまり「間に投げる」ということなのか、「昨日久しぶりにDVDを借りて」「おおっ!」「観ようと思ったら」「それからどした!」「肝心のDVDプレイヤーが」「あいやー!」てなことで、「あのー、話が進まないんですけど」など、間に言葉などを差しはさむという意味の単語。まあ、合いの手くらいならかわいいかもしれませんが、困るのは、「昨日DVDを借りたんだけどね、これがまた…」「あらあ、あたしなんか、DVD買ったわよ。それでさ…」などと割り込んで来られることですね。語源はラテン語の intericere で、 inter- 「間に」+  iacere 「投げる」。


 File No. 2195  
wok
[wk/wk]

中華なべ

Stir-fry vegetables in a wok and season then lightly with salt.
The Chinese cook showed me how to use a wok.

野菜炒めなら中華なべ。底が深いので、食材をころがしながら勢いよく炒めることができます。これを底の浅いフライパンなどでやると、「あれ?野菜がないぞ」「コンロ台の上に散らばってますけど」なんてことに。そうか、じゃあ、ひとつ中華なべを買おう、どこのがいいかな?ということになると、「そりゃ山田さんとこの中華なべでしょう」「山田さんって、"中華なべ"で検索したら上位に出てくるあの山田さん(会社)?」「なんでも、普通の中華なべがプレスで製造されているのに対して、あそこのは手間をかけた"打ち出し"という手法を使っているとか」なんてことで、語源は広東語の wok 


 File No. 2194  
leech
[li:t]

ヒル(蛭)、くっついて離れない(人)、ヒルで血を吸いとる、(利益などを)吸い取る

She sticks like a leech and tries to get from me whatever she wants.
In the medieval Europe, doctors used to cure disease by letting leeches to suck patients.

吸い付いて血液を吸うヒル、あるいは、ヒルのようにくっついて利益などを吸い取る人という意味。語源は中世英語の leche 「医者」で、なぜ医者が「ヒル」なのかと言うと、高い治療費を吸い取って… などということではなく、「治療をしましょう、チクッとしますよ」「って、先生、これヒルじゃないですか!」「はい、悪い血を吸い取ってしまいましょう」と、ヒルを患部にぺたっと貼って血を吸わせるというわけで、中世ヨーロッパなどで行われていた治療法。なんでも、病気は、ヒポクラテスがとなえた四体液(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)のバランスが崩れて起こると考えられていたからだとか。


 File No. 2193  
natter
[ntr]

ぺちゃくちゃしゃべる、ぶつぶつ文句を言う

Kids were absorbed in games while their mothers were nattering about cooking.
What they natter about does not matter to me at all.

「ウチではカボチャです」「他にはありませんか」「はい、議長」「はい、○○さん、どうぞ」「我が家では、紅ショウガの天ぷらとかもします」「私は梅干の天ぷらとかも…」「あ、ちょっと待ってください。紅ショウガの天ぷらについて、質問はありませんか?」… など、会議のように真面目に話すというのではなく、会議は会議でも井戸端のほう。もっとも、今では井戸端もなくなったので、職場ならさしずめ「トイレ会議」というところで、さして必要もない他愛のないおしゃべりをするという意味。語源は北イングランドの方言 gnatter 「かじる」の変形。主にイギリス方面で使われる単語です。


 File No. 2192  
gawp
[:p]

ぽかんと見る、見とれる

She had nothing to do and gawped at a silly TV show.
He gawped at a dog which was completely dressed up walking in the street.

「あ……」「どうしたんですか、口をぽかんと開けて。あ……」「なんだ二人とも、口をぽかんと開けて… あ……」「やだ、みんな何を見てるの?ぼーっと口を… あ……」「こら、キミたち、仕事もせんで何をそんなマヌケ面して… あ……」てなことで、ぽかんと見とれるという意味の俗語。唖然として見とれる、うっとりして見とれる、活気がなく何かをぼーっと見ているといった場合に使われますが、その表情は決してスマートだとは言えず、気の抜けたような様子になっていることがポイントです。語源は中世英語の galpen 


 File No. 2191  
aura
[:r]

独特の雰囲気、霊気、オーラ

My mother has an aura of nervousness and impatience.
In the office that day, there was an aura of bustle and haste.

「大阪の鶴橋には焼肉のオーラがある」「て言うか、駅のホームに立っただけで風で臭いがただよってきますやん」「ん?そういうキミも息がニンニク臭い。焼肉のオーラが…」「いえ、餃子です」ということで、語源をたどれば、ラテン語の aura 「そよ風、空気」で、そのまた語源はギリシア語の aura 「息、そよ風」。最近、日本語でもよく使われますが、特定の人やモノの周囲に空気のようにゆらゆらと漂っている、目には見えない独特の雰囲気という意味。とは言え、受け取る人によっても、そのオーラが異なることもあり、受け手の感覚、先入観といったものも影響してくるのかもしれません。


 File No. 2190  
fiend
[fi:nd]

悪魔、極悪人、残酷無情な人、中毒者、〜狂

According to a legend, he is a fiend who has horns and throws fireballs.
He was a gambling fiend and bankrupted his family.

「アルファベットの "r" が落ちましたよ」「そんなものは要らぬ」「…ということは、あなたは "friend" かと思ったら実は "fiend" (悪魔)…?」「へっへっへ… 火の玉攻撃、それっ!」「あ〜れ〜っ!」てなことで、一字足りないだけで怖い意味の単語。また、♪チンジャラジャラジャラ… 「趣味はパチンコです」など、ときどき楽しむ「パチンコとお友だち」程度ならいいのですが、「1ヶ月の給料、ぜんぶ使っちゃったよ」というのは「パチ狂」。ということで、主に口語では、趣味などに取りつかれている人のことを言います。語源は古英語の feond 「敵」で、やはり、中毒状態は「敵」ということで。


 File No. 2189  
intubate
[íntju:bèit]

管を差込む

The doctor intubated the patient and a nurse gave him an IV.
She was intubated to secure the airway and sent to hospital.

喉や器官などに管を差し込むという意味の単語。なぜこんなことをするかと言えば、「こんなことできます」といった大道芸人というのではなく、人命救助において、気管に管を差し込み、気道(酸素の通り道)を確保し、呼吸しやすくするという目的があります。ER(緊急救命室)などのドラマを見ていると、ひんぱんに出てくる単語で、「気道が見えない!」などと言いながら見習いの医師などがやるとなかなか難しい処置のようです。ちなみに、日本では、救急救命士による気管挿管による気道確保はできないとされ、問題になっていましたが、最近では認定取得者であれば許可されているようです。


 File No. 2188  
commute
[kmjú:t]

通勤する、振り替える、減刑する

The judge commuted the young man's sentence to life in prison.
They decided to commute their pension to a lump sum.

通勤の帰りにちょっと寄る行きつけの店。「またツケがかなりたまってきてるよ、5万円も」「え〜?3万円にまけてよ」「ダメ」「じゃ、分割にしてくれない?」「ダメ、一括で払ってよ」「仕方ない、じゃあ、また、皿洗いするよ」というわけで、「通勤する」という意味の他に、支払い方法などを振り替える、借金を労働で返済するとか、月々の年金などを一括で払う(通常、合計が減額されます)という場合に使います。また、借金などを減額する、死刑から終身刑に減刑するといった意味でも使われます。語源はラテン語の commutare で、com- 「ともに」 +  mutare 「変える、変化する」。


 File No. 2187  
mannerism
[mnrizm]

特有の癖、型にはまった特徴、誇張、わざとらしさ

His mannerism of shaking his leg when he talks is very irritating.
She has a mannerism of saying "so, and..." when she wants to suggest she's not finished.

「"いま、○○が新しい"… このキャッチフレーズ、マンネリ化してませんか」なんてことで、日本語では、もっぱら新鮮味がなくなってきたという意味で使われますが、本来は、特定の人物や集団などが持っている特有の癖、特徴という意味。まあ、特有ということですから、型にはまっているわけであり、イコール新鮮さに欠けるということになります。「あ、あの人がイライラしている」「チッ、チッ、…」「やっぱり始まったあの舌打ち」ということで、マンネリ化しているからこそ「癖」というわけです。また、16世紀のヨーロッパで流行した芸術様式という意味もあります。語源は manner 「手法」。


 File No. 2186  
lachrymose
[lkrimòus]

涙もろい、涙をさそう、悲しい、陰気な

This is a lachrymose story about a little girl who lost her parents when she was small.
He is so lachrymose that he always weeps over everything he sees and hears.

「あれ?また泣いてるんですか?」「あまりにもかわいそうで…」「で、今度はどんな話ですか?」「幼い頃から醜い、醜いと言われて育ったアヒルの子の話なんだ」「よくある話ですね」「でも、実はそのアヒルの子は白鳥だったんだ」「いい話じゃないですか」「うん、そこにまた感動して…」など、人が涙もろい、物語などが涙を誘うという意味の単語。涙にもいろいろありますが、自分を哀れむような「くよくよ泣き」はほどほどにしておいたほうがよさそうですね。「泣く」というのはある種カタルシスにもなり、「ガッ」と泣いた後はケロリというのが健康的なようです。語源はラテン語の lacrima 「涙」。


 File No. 2185  
leghorn
[léh:rn]

レグホンストロー、麦わら帽子の一種、レグホン種(鶏)

A leghorn hat, made from Italian wheat straw, has a flat top and a large brim.
The Leghorn is a breed of chicken named after the Italian city of Livorno.

だんだん暑くなってくると欲しいのが日傘。でも、傘を持って歩くのはめんどうだし、第一、男性が日傘というのも抵抗がある。そこでこれ、leghorn hat leg 「足」と horn 「角」の帽子?と被る前に頭をかしげてしまいますが、イタリアの Livorno の英語名が Leghorn で、そこで産出される麦わらで作った帽子のことで、一般的にはつばが広くて頭のてっぺんが平らになったような「麦わら帽子」の一種。とは言え、スーツに麦わら帽子というのも、ちょっと違和感があるかも。同義語として、sailor Panama などがあります。その他、同じイタリア地域が原産の鶏の種類を指して言います。


 File No. 2184  
rubberneck
[rbrnèk]

きょろきょろする(人)、野次馬、観光客、観光の

A big rubberneck bus packed with happy people is passing in the street.
There was an accident and rubbernecking slowed down the traffic.

物珍しそうにキョロキョロ見る人という意味で、その様子も決してスマートではありません。たとえば、道路で事故などがあった場合、ついついわき見運転のドライバー。また、ガイドに連れられた観光客という意味もあります。「右に見えますのが…」(一斉に右にきょろ…)「そして、左には…」(左にきょろ…)というわけで、客観的に見ていると、「よう首が動くなあ」「ゴムでできてるみたいだ」というわけです。とは言え、せっかく観光に来て、みんなが右や左を見て「へえ〜っ」などと感心しているときに、一人だけ前方一点を見つめ… というのも不自然。「観光の」という形容詞としても使います。


 File No. 2183  
talc
[tælk]

滑石(かっせき)、タルク

Talc is the substance widely used as talcum powder.
Talc is a greenish or gray mineral composed of hydrated magnesium silicate.

水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物のことで、組成式は Mg3Si4O10(OH)2 。で、こんなものを何に使うかと言うと、たとえば、おばあちゃん世代なら懐かしい「てんかんふ」(てんかふん:天花粉が正しい)。赤ちゃんのオムツかぶれ予防に使う「ベビーパウダー」のことで、英語では talc (talcum) powder 。その他、化粧品や黒板に書くときのチョーク、紙のコート剤としても使われています。ところが最近になって、肺疾患やガンなどの原因になるとの研究結果もあるようです。とは言え、アメリカの FDA がその危険性を認めていないこともあり、禁止はされていません。語源はアラビア語の talq 


 File No. 2182  
plectrum
[pléktrm]

ばち、つめ

To make the guitar sound louder and stronger you can use a plectrum.
The shamisen is a three-stringed musical instrument played with a plectrum.

三味線のばちのような銀杏型のものから、ギターのピックのような三角形のものまで、弦楽器を演奏するときに用いる道具を表わす正式な用語。一般的には pick という単語もよく使われます。材質は金属やセルロイド、プラスチック、べっ甲、象牙など、楽器によっても異なるようです。また、セルロイドのピックはスムーズに弦に接触し、まるくて柔らかな音が出るとか、金属のピックを使えばクリアな音が出るなど、出したい音質によって使い分けたり、なかなか奥が深いようです。語源はギリシア語の plektron 「打つもの」。


 File No. 2181  
hirsute
[hr:sju:t]

毛深い、(髪やひげが)ぼうぼうの

My grandfather was a hirsute old man.
This is a hirsute plant with stalked leaves and hairy seed pods.

人間が毛深い、植物が毛に覆われているなどという場合に使います。一般的には hairy という単語もありますが、hirsute のほうは、「おじいさんは頭はつるり、顔はヒゲぼうぼう」など、人間に対して使うとややジョークっぽくなります。ということで、今日は待ちに待った「ヒゲコンテスト」。「ワシはほれ、三つ編みにしてみたよ」「私はやはり、伝統的な handlebar (自転車のハンドルのようなヒゲ)ですのじゃ」「ほう、お見事ですなあ」なんてことで、ここまで伸びるのか、またここまでやるのか、と思いますが、詳しくは下記のurlで。語源はラテン語の hirsutus 「毛深い」。
http://jp.youtube.com/watch?v=F800WEVFHp0&feature=related


 File No. 2180  
dismal
[dízml]

陰気な、うっとうしい、憂うつな、お粗末な

They only can get products of dismal quality.
We have dismal weather at this time of the year.

うっとうしい天気が続く季節です。「雨止まないよ〜!明日は遠足なのに」「…」「お父さんのウソつき!てるてる坊主なんか効かないじゃないか〜」「よし、まかせなさい。人間てるてる坊主だ!」てなことで、「あら、山田さんのご主人、何してらっしゃるの?物干しなんかにぶら下がって…」「いや、その…」てなわけであくる日。ザーザー(雨の音)「やっぱりお父さんの言うことはあてにならないね…」「いや…(憂うつ)」ということで、陰気、憂うつという意味の形容詞。また、品質などがお粗末という意味でも使われます。語源はラテン語の dies mali (=bad days) で、「アンラッキーな日」という意味。


 File No. 2179  
carefree
[kérfrì:]

気楽な、のんきな、心配事のない

He was carefree and happy in childhood.
He knew he couldn't lead a carefree life anymore as now he had a family to feed.

care 「注意」が -ful 「いっぱい」の careful と対照的に、注意が -free 「ない」ということで、心配事や責任がない状態を表わします。なかには、問題が山積み、責任もあるはずなのに「お気楽」な人というのもいますが、要は、その人の頭の中での問題なのかもしれません。とくに、大人になれば、そういうわけにはいきません。子供の頃はよかったなあ… などと思ったりするものですが、「お父さんって気楽でいいよね。ただ会社に行ってればいいんだから…」「そんなことないさ、お父さんも会社辞めたいよ」「じゃ、ボクも学校辞めてもいい?」など、子供には子供の心配事があるのかも。


 File No. 2178  
anodyne
[noudàin]

鎮痛の、当たりさわりのない、鎮痛剤

The plant can be used as anodyne to relieve the pain.
Trying to please everyone present, he expressed anodyne opinions.

「あ、頭痛がする。ほれ、あれ持ってきてくれ。オロナイン(?)…」「へ?」「あ、違った。なんだっけ、えっと、セメダイン(?)…」「だから、それって接着剤ですやん」「じゃなくて、アノダイン」てなことで、単なる語呂合わせですが、「痛みを和らげる」という意味の形容詞。あるいは名詞として「鎮痛剤」という意味もあります。具体的な薬の名前というのではなく、あくまでも一般的な種類としての言い方。また、「当たりさわりのない、適度の、ほどよい」、「癒しのあるもの」といった意味でも使われます。語源はギリシア語の anodunos 「痛みのない」で、an- 「〜が無い」+  odune 「痛み」。


 File No. 2177  
fug
[fΛ]

むっとした空気

I went out for fresh air because the fug in the closed room made me feel sick.
Fug refers to a heavy, stale atmosphere of an overcrowded, poorly ventilated room.

閉め切った狭い部屋。タバコをぷかぷか、それに混じる整髪料の香りや強すぎる香水の匂い。しかも、大勢の人たちがうようよ。外から入ってきた人が思わず「うわっ、臭い」と「むっ」とする(怒っているわけではありません)空気のことで、主にイギリス方面で主に使われます。「すいません、ちょっと窓開けて換気しませんか」と言っても、冬場は「え〜、寒いからいやだ」、夏なら「クーラーかけてるからダメ」なんてことで、ますます密度が濃くなり、新鮮ではない空気が充満した環境のことを言います。語源はおそらくイギリスの俗語 fogo 「悪臭」の変形ではないかと言われています。


 File No. 2176  
patina
[ptí:n/ptin]

緑青(ろくしょう)、(青銅などの)青さび

Patina refers to coating of oxides or carbonates formed on the surface of metal.
He collects many ancient coins covered with various shades of patina.

銅などの金属の表面にできる薄い青さびのことを言い、長年、空気にさらされることで酸化してできたものを言います。ちなみに、鎌倉の大仏さんやアメリカの自由の女神の青っぽい色はこの青さび。青さびができることで、これ以上酸化するのを防ぐというメリットもあるようです。ですから、間違っても「自由の女神を磨いて真っ白に…」というのはいけませんね。また、骨董品らしい雰囲気もあるのか、コインなども青さびがついているほうが価値が高いものもあるようです。とは言え、青さびがついた10円玉にそれ以上の値打ちがあるという話も聞いたことがありません。語源はイタリア語の patina 


 File No. 2175  
superannuate
[sù:prnjueit/sjù:-]

老齢で退職させる、老齢年金を与える

Because of old age and illness, he was superannuated last year.
Having a such kind of event may be a superannated idea.

「そろそろ引退されてごゆっくりされては?」「やじゃね。年金も少ないし、引退しても良いことないもんでの」ということで、老齢(あるいは病弱)を理由に退職させるという意味の動詞。確かに、悠長に「リタイア後の人生を楽しむ」なんて言っていられる時代じゃないようです。そのうち、数では高齢者のほうが多いわけですから、「40歳か。まだまだ修業が足りんね。もっと大人になってから面接に来なさい」てなわけで、50歳以下お断りの高齢会社が乱立し、元気な現役高齢者が世の中を動かす高齢者が主役の高齢者社会へ(?)…。 語源はラテン語の superannuatus 「一歳を超えた」。


 File No. 2174  
preponderant
[pripndrnt/-pn-]

優勢な、(数、量が)勝った、圧倒的な

The preponderant need in the market is cheaper and more flexible workforce.
Nowadays, sending emails has become the preponderant way of communication.

たとえば、コミュニケーションの手段として、ビジネスなどでメールを使っている人の数が圧倒的に多い・優勢である、といった場合に使います。あくまでも、数や量において勝っているという意味で、質的に優れているとは限りません。とは言え、ITの発達で、世の中ますます忙しくなっているので、昔なら「どう、元気?」などと電話で話していたのがお互い忙しくてつかまらない。やっぱり「メールがいちばん」というのも圧倒的に多い考え方かもしれません。動詞形 preponderate の語源は、ラテン語の præponderare 「〜より勝る」で、 pre- 「前に」 +  ponderare 「重さを量る」。


 File No. 2173  
intimate
[íntmèit]

ほのめかす、それとなく言う、暗示する

She intimated that she was leaving him.
He showed a white flag intimating his desire to surrender.

「親しい」という意味の intimate とは別に、「それとなく言う」という意味の動詞。「来年はボクもこの会社にいるとは限らないし」などと言い続けて勤続20年。人の言葉はあてにならないものですが、「ああ言っているうちは、まだまだ辞めないという暗示さ」など、暗示の表現法はそれぞれ。また、「彼とは intimate (親しい)な間柄よ」などとほのめかしたつもりでも、「宣言してますやん」てなことで、「親しい」という意味の intimate は、飲み友達などではなく、男性女性の間柄というニュアンスになってしまいます。語源は、ラテン語の intimare 「知らせる」で、「親しい」の intimate も同源。


 File No. 2172  
scat
[skæt]

シッという声、さっさと向こうへ行く

I said "scat!" to the cat, but it stayed there.
When he came out they scatted away and when he's gone they were back.

隣のトラネコがうちのカナリアを狙って抜き足、差し足… というときに、「シッ!」というと一瞬ひるむトラ。一歩後ずさりしますが、まだ様子を伺っている。大きな声で「シッ、シッ!」と怒鳴ると急いで向こうに逃げていったなどというときに二回使える単語。「シッ!」と言って追い払うときに使う間投詞、そして、急いで向こうに行ってしまうという意味の俗語としても使われます。語源は不明とのことですが、ネコ (cat) にシッ (s) ということなのか、それはわかりません。そういえば、道を歩いているときなど、ネコは人間を見るとたいていさっと逃げてしまうようです。


 File No. 2171  
dandle
[dndl]

ひざに乗せてあやす

His joy was dandling his baby granddaughter on the lap.
He still remembers he was dandled on his father's knees when he was small.

もちろん、赤ちゃんや小さい子供をひざに乗せてあやすということで、「部長が機嫌が悪いんで、ちょっとひざに乗せてあやしてきました」など、大人相手ではちょっとヘンな話になってしまいます。また、ただひざの上に乗せているだけで微動だにしないというのも不自然ですし、初めてのことなので緊張してひざがガクガク震えていますというのもさまになりません。辞書の定義では、「赤ん坊を抱いて、遊ぶように腕を上下に動かす」などと書かれていますが、機械的に動かせばいいというのではなく、いかに赤ちゃんに楽しんでもらうかといった「遊び心」が必要ですね。語源は不明。


 File No. 2170  
wean
[wi:n]

幼児を離乳させる、引き離す、小さいときから慣らす

They are the generation weaned on television.
After 20 years of smoking, he finally weaned himself from the habit.

幼児を離乳させ、普通の食事をさせるようにするという意味があります。普通の食事だけならいいのですが、大きくなるにつれて嗜好も発達し、そのうちタバコなどもたしなむようになり、「やめたいけど、やめられない」といった状態になってしまうこともあります。そういった強い習慣となっていることから wean from 「引き離す」という意味でも使われます。また、「彼らはテレビっ子世代」など、小さい頃から慣らされて育つ、つまり、wean on television 「テレビを見ながら育った」という場合にも使います。語源は古英語の wenian 「慣らす」。いずれにしろ、習慣はコワイということです。


 File No. 2169  
topiary
[tóupiri]

トピアリー(植木の装飾的な刈り込み)、装飾的に刈込んだ

Topiary is the technique of clipping or trimming shrubs or trees into decorative shapes.
The garden was decorated with topiary hedges in humorous animal shapes.

植木をいろんな形に刈り込んだもの(下記url参照)、あるいは、その技術を指して言います。日本では丸く刈り込むのが普通ですが、欧米などでは動物の形や模様のようなパターンなど、いろいろあるようです。西洋のトピアリーの起源はローマ時代まで遡り、ルネサンス時代には球体や立方体、ピラミッドなどの形のものも創られました。ともあれ、冬になったら「あ、ここにいた象がいないぞ」というのではいけません。また、葉っぱが少なすぎて「骸骨」に… というのも寂しいわけで、使われる植木は常緑樹であること、茂みが濃いことが条件です。語源はギリシア語の topos 「場所」の縮小形 topia 
http://en.wikipedia.org/wiki/Topiary


 File No. 2168  
indemnify
[indémnifài]

保障する、賠償する

The government indemnified them for their losses in the form of pension.
We cannot indemnify you against any loss or liability which may incur as the result of your negligence.

「CDプレイヤーが壊れました」「どういう状況で壊れたんですか」というときに、「購入してから家に帰って、正しく電源を入れて、正しくCDを入れましたが動きません」という場合は、「では、新しいものとお取替えします」ということになりますが、「えーと、クリーニングしようと思って洗濯機で洗ってみました」という場合は、「間違った使い方をされた場合には賠償できません」てなことになってしまいます。ということで、損失や損害、怪我などに対して保障する、賠償するという意味の単語。語源はラテン語の indemnis 「害を受けていない」で、in- 「〜でない」 +  damnum 「害」。


 File No. 2167  
houdah, howdah
[háud]

象かご、天蓋(がい)座

They toured around the town sitting on a howdah on the elephant's back.
Some houdahs are decorated with ornaments such as gems.

「歩いて行くのも大変ですので、乗り物を出しましょう」「パオ〜ン…」といった声がして出てきたのは象、という場合に必要なのがこれ(下記url参照)。また、「いやあ、やっぱり砂漠を移動するときは、これがいちばん、ラクダなあ」なんてことで、象やラクダに乗るときに使う座椅子のことで、動物の背中に設置して、その上に人間が座るというわけです。そして、「でも、強い陽射しが強すぎますね」とか「あ、雨が降ってきました」というときに便利な天蓋(てんがい)が付いています。語源はアラビア語の hawdaj 「乗り物椅子」からきたウルドゥー語の haudah 
http://en.wikipedia.org/wiki/Howdah


 File No. 2166  
cloak
[klouk]

袖なし外套、マント、仮面、口実、覆い隠す

Cloaking himself as a friend, he tried to find people's secrets.
They didn't know their enemy was approaching because it was cloaked.

袖のないコート、マントという意味。それを着て姿を隠すということから、口実、覆い隠すといった意味でも使われます。また、ホテルなどでは、「山田くんがいないぞ」「クロークで隠れています」というのではなく、外套(所持品)を預かる場所という意味。ちなみに、人間は隠れてもマント自体は隠れませんが、SF の世界になると、宇宙船も中にいる乗組員もまるごと隠れてしまう a cloaking device というのが出てきます。もっとも、敵の目をあざむくのが目的なので、乗り物だけ隠れても意味がありません。語源は中世ラテン語の clocca 「鐘」で、マントが鐘の形に似ていることから。


 File No. 2165  
clotheshorse
[klóuzh:rs/klóuðz-]

物干し、服にこだわる人

She is a clotheshorse who visits boutiques once a day.
My mother bought a new clotheshorse at a laundry equipment shop.

単語の形を見ると、「服」と「馬」ということで馬の服?なのかと思ったりしますが、洗濯物を乾かすための「物干し」。とは言え、「さお竹」でお馴染みの日本の物干しとはちょっと違なり、枠で構成されたものを言います(下記url参照)。まあ、服を干すための馬ということなのか、「ヒヒン、また、ボクの背中にご主人のパンツが…」なんてのもいただけませんが、その他、着道楽、服にこだわる人のことを言います。「あの人ってほんとにファッション命よね〜」「そうそう、今日なんか、最新モードのスーツ、二着いっしょに着てたわよ」なんてことは、物干しならできますが。
http://en.wikipedia.org/wiki/Drying_rack


 File No. 2164  
abstemious
[bstí:mis]

節制する、禁欲的な、質素な

My father used to be an abstemious man when he was young.
That was an abstemious dinner but we all enjoyed it.

メタボリックにならないためにも食事は質素がいちばん、というのもいいのですが、「お母さん、今日の晩ごはんは、ご飯と味噌汁、漬物だけですか?」「今日はついめんどくさくって」「だって昨日もカップラーメンだったけど」なんていうのはいけませんね。めんどうだからと手抜きで質素だというのではなく、美味しいものをたくさん食べたいという欲求を抑えて質素にするという意味の単語です。食事だけでなく、必要最低限以外のものは買わないといった生活スタイルなどに対して使います。語源はラテン語の abstemius abs- 「〜離れた」 + temum 「酒類」ということで、飲むほうもほどほどに。


 File No. 2163  
castigate
[kstièit]

きびしく罰する、激しく非難する

He castigated himself again and again for having been deceived.
She always castigates her husband for not helping her with house chores.

「今後遅刻をした者は、罰則として、一日中、動物の着ぐるみを着て仕事をしてもらう」「きゃ、楽しそう。どんな動物があるんですか」「えーと、クマとトラ、それから…」「あの〜、コアラも入れてください」なんてことで、「○○さん、かっわいい〜、そのタヌキ」「オレ、見て、キリン」なんてことで、社内はさながら動物園状態… など、具体的に罰則を設けて罰するというよりも、もっぱら、厳しく非難・批判するという意味で使われ、どんな罰を与えるのかということは関係ありません。語源はラテン語の castigare 「清める、浄化する」ということで、厳しく非難して罪を浄化するということのようです。


 File No. 2162  
monocracy
[mnkrsi/mn-]

独裁主義、専制主義

A monocracy refers to a system of government ruled by only one person.
The nation is based on monocracy, not democracy as it used to be.

「では、他の方はどう思われますか?」「他の者の意見はよい」「では、多数決を取ってみましょう」「多数決は取らんでもいい。わしの意見が結論じゃ」「でも、いちおうウチは民主主義じゃあ…」「民主主義などはない。わしの独裁主義なのじゃ」なんていけませんね。ということで、民主主義とは対極をなす一人の人が統治する主義という意味。日本の幕府などもこれにあたります。語源は、民主主義の democracy がギリシア語の demo- 「人々」+  kratos 「規則、力」であるのに対して、「人々」の部分が mono- 「一つの」に代わります。やはり、人間、ひとりで何でもやろうとするといけません。


 File No. 2161  
ulcer
[lsr]

潰瘍(かいよう)

He has an ulcer in the duodenum and needs to undergo an surgery.
I had to swallow a camera to check for an ulcer in the stomach.

胃や十二指腸の粘膜が損傷してできる「潰瘍」のこと。場合によっては手術をする必要もあるようです。というわけで、ある日強烈な腹部の痛みを訴えて病院に行くと、ソフトボールくらいの大きさの腫瘍があるということでさっそく手術。ところがお腹を開けてみると中から手術用のタオルが…。実は、腫瘍の正体はこのタオルで、25年前に潰瘍の手術をしたときの「置き忘れ」だったという日本であったウソのような本当の話。「術後の経過はいかがですか?」「ああ、先生、何か置き忘れていませんよね。どうも気になって、また胃潰瘍になりそうです」なんてことで、語源はラテン語の ulcus 「潰瘍」。


 File No. 2160  
apiary
[éipièri/-ri]

ミツバチ飼育場、養蜂場

He is working at an apiary as a beekeeper.
There are many hives in the apiary to supply good honey to the local shops.

「お電話番号は3838-8282ですね」「ええ、ミツバチミツバチ、ハニーハニーで、養蜂場です」「なるほど。蜂蜜を作っていらっしゃるんですか?」「いえ、作ってるのは私じゃなくてミツバチです」ということで、ミツバチの種類もいろいろ。まず、queen bee 「女王蜂」は成熟した蜂で、幼虫のときに働き蜂のなかから選ばれ、ロイヤルゼリーを特別に与えられて成長します。worker bee 「働き蜂」は成熟していないメスで、文字通り働く蜂。また、drone 「オス蜂」は未受精卵から成育しますが、全く働かず、女王蜂が卵を産むためのお相手をするだけで、針もないのだとか。語源はラテン語の apis 「蜂」。


 File No. 2159  
belated
[biléitid]

遅れた、遅くなった

After two months I received a belated birthday present.
The police started a belated search for the missing boy.

「お誕生日おめでとう。はい、これプレゼント」「でも、私の誕生日は2ヶ月前だけど…」とか、「年賀状着いた?」「うん、ゴールデンウィークに着いたよ」、あるいは、「佐藤さん、お早うございます!」「って、今、もう夕方だし、朝からずっといっしょにいるじゃないか」「挨拶してなかったのに気がついたんで、遅くなりましたがいちおう…」てなことで、遅くても全くしないよりはマシということで、遅れて着いたり、遅くなったものやことに対して使う形容詞。とは言え、物事にはタイミングというものがあり、「これ、遅くなったけどお子さんの誕生祝いに…」「もう、ウチの子、二十歳です」というのも遅すぎるかも。


 File No. 2158  
alloy
[li/li]

合金(にする)、不純物、混ぜ物

Dental amalgam refers to an alloy  of mercury with other metals, which is widely used in Japan.
Brass is an alloy  of zinc and copper.

2つ以上の金属を合わせて作る合金という意味。亜鉛と銅の合金が真鍮(ちゅう)、水銀アマルガムなどが挙げられます。また、混ぜることで金属の純度が低くなることから不純物といった意味でも使われます。ちなみにニコッと笑うと輝く(?)銀歯、虫歯の詰め物として使われているアマルガム。50%の水銀を用いた合金で、最も安定した合金として使用されてきました。これまで水銀の危険性を否定してきた FDA (Food and Drug Administration) もその影響を認めることになったようです。やはり水銀と言えば怖いですね。語源はラテン語の alligare 「束ねる」。


 File No. 2157  
physique
[fizí:k]

体格、体型

He is better fit for the role due to his tall and stout physique.
At 50 she has the physique of a 30-year woman.

「で、どんな男でした?」「黒めがねをかけていました」「体格は?」「えっと… 痩せ型で小太り、中肉中背で、長身でした」「それじゃ全然特徴が絞れませんな。矛盾してますやん」「っていうか、おたくに比べたら痩せ型で、私よりは小太り。それでもって、私に比べると長身で…」「すいません、誰かと比較するんじゃなくて、一般的な話として説明してもらえませんか」「ええ?むずかしいなあ… 体重何キロくらいから痩せ型ですか?」てなことで、その人の身体のサイズ、筋肉の発達具合、外見などから判断する体格のことを言います。語源はギリシア語の phusikos 「自然の」から来たフランス語。


 File No. 2156  
couture
[kutúr/-tjú]

高級婦人服仕立・販売

He was still young when he started his couture business.
Meaning high sewing, haute couture refers to design of high quality custom-made fashions.

高級婦人服のデザイン、仕立て、販売などのビジネスのことで、haute couture 「オートクチュール」とも呼ばれます。先日、Yves Saint Laurent (イヴ・サン・ローラン)さんが71歳で亡くなりました。氏は1936年アルジェリアで誕生、17歳で Christian Dior (クリスチャン・ディオール)に師事、1962年には独自のブランド YSL を設立。それまではもっぱら紳士服に限られていたブレザーやタキシード、パンツスーツなどを初めて婦人服としてデザイン、また、有色人種のモデルをいち早く採用するなど、ファッション業界に大きな変革をもたらした人だったようです。語源はラテン語の consuere 「縫い合わせる」。


 File No. 2155  
squeak
[skwi:k]

チューチュー鳴く(声)、キーキーいう(音)、間一髪で逃れる(こと)

I heard a rat squeaking in the bed.
I barely squeaked by in math with C in high school.

短くて甲高い鳴き声や音のことを言い、うちの小さな弟が「チューチュー」泣いていますというのではなく、たいていは今年の干支であるネズミの鳴き声。あるいは、古いドアがきしんで音をたてるというときの「キーキー」という音を表します。その他、「あ、人間だ、逃げろ!」「あ〜、助かった。危機イッパチューだったぜ」なんてことで、危機などを間一髪で逃れるという場合にも使います。とくに、「あ、先輩の成績表、目の検査みたいですね」(「C」ばっかり)など、試験をかろうじてパスするといった状況で使われることが多いようです。語源は古ノルド語の skvakka 「カーカー、ケロケロと鳴く」。


 File No. 2154  
kohl
[koul]

コール墨(アラビアのアイシャドー)

Kohl is the equivalent of an eyeliner or ma