File No. 420   ▲Page top
 jammy
æmi]

ちょろい、ついている

  • Does he have a sixth sense or is he just a jammy git?
  • Sometimes I was given a jammy job at the American company.

「今日のジャムは、目に良いブルーベリーです」というときの、ジャムの形容詞が jammy で、「ジャムのついた」といった意味になるわけですが、イギリスのスラングになると、「すごくカンタン」「すごくラッキー」といった意味になります。You jammy git 「この、このぉ!なんて運の良いヤツだ!」というふうに使われることが多いようで、a git というのは、同じくUKスラングで「こいつ、ヤツ」といったちょっと(冗談っぽく)相手を揶揄(やゆ)したい場合などに使うようです。いずれにしろ、スラングですので、あまり積極的に使う必要はないでしょう。あくまでも聞いて理解できる程度にしておきましょう。アメリカでは使いません。

 同義語  lucky, favoured, charmed, fortunate, blessed, prosperous, serendipitous


 File No. 419   ▲Page top
wrangle
[ræŋɡl]

言い争う、口論(する)、家畜の群れを統率する、せしめる、理解しようと奮闘する

  • The cowboy efficiently wrangles a herd of horses.
  • The bar owner threw them out, but they continued to wrangle on down the street.

「おーい!こっちだ」「ヒヒーン、ヒンヒン(へえ、ダンナさん)」なんてことで、もともとは低地ゲルマン語の wrangler 「馬の群れを管理するカウボーイ」という単語から派生した動詞という説がありますが、動物の群れを管理・統率するという意味でも使われます。その他、より一般的な使い方としては、人間も群れになると仲たがいするものも出てきて、「何だと!今何て言った!」「このぉ、このコンコンチキ!」「何を!すっとこどっこい!」(ちょっと古いですね)などと、「ちょっとあっちでやってくれ」というようなうるさい言い争いをするという意味でも使われます。また、「ゴネるが勝ち」というわけなのか、口論などの結果うまく欲しいものをせしめるという意味や、学問の内容などを理解しようと奮闘するといった意味もあります。

 同義語  fight, row, dispute, scrap, contend, brawl, squabble, spar, bicker, altercate


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bestiary
[besʧɪeri/bestɪəri]

動物寓話集、動物いろいろ図鑑

  • This collection presents a bestiary of mythical creatures.
  • This book is a bestiary of more than 200 species of invertebrates.

英和辞書を引くと「中世ヨーロッパの動物寓話集」といった意味が出てきますが、イソップ物語のキツネのような「教訓話」というより動物のイラストや説明が載せられている本のようです。しかも、自然科学のような説明ではなく、例えば、キツネは「ずる賢い」とか、ライオンは「強い王者」といった、動物が象徴する(人間にとっての)意味やイメージが説明されているというわけです。言ってみれば、「動物占い」のようなものかもしれません。動物の種類も実在、想像上を問いません。人間の理解できない概念などを、「動物」という目に見える形を通して、理解しようとする精神的な鍛錬が目的だったとか。語源はラテン語の bestia 「獣」。





 File No. 417   ▲Page top
vassal
[væsl]

臣下、家来

  • Allegiance is the oath by which a vassal swore loyalty to his lord.
  • To obtain the land, a vassal had to pay homage to his lord.

忠誠を誓って、命令を聞く代わりに土地を与えられて保護や保証を受ける家来のことで、日本なら大名、西洋なら騎士といったところ。語源はケルト語の wasso(「若い召使」)からラテン語の vassus (「召使」)、vassallus (「家来」)といった言葉に発展。vassal になるためには fealty という契約の儀式が必要だったようです。家来となる者が主人の前にひざまずき、忠誠を誓い、主人は家来の両手を自分の両手に挟む動作をし、保護を約束、fief という領土を与えたということです。この儀式は7世紀ごろのフランスで行われるようになったとか。

 同義語  serf, bondsman, subject, retainer, liegeman


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plod
[plɔd/plɑd]

とぼとぼ歩く、こつこつ働く

  • He had a slow, plodding walk like a heavy tank.
  • In the evening, we finally plodded slowly into the village.

コツコツと骨を折って何かをやるという意味で、どちらかというと「カメの歩み」のようなスピードで、足取りも重いイメージがあります。華麗な仕事さばきを誇りにしている人にとっては、耐えられない単調さ。さて、どちらがいいのか。ぱーっとやってかーっと休む。見た目にはカッコいいが、息の長い、根気が必要な仕事は苦手。休みなしで、コツコツと進める。しかし、あまりのろのろしすぎてはチャンスを逃すかも。そこで、お勧めするのが、「ハイブリッド型」。あるときはウサギ、あるときはカメ。臨機応変、バランスが必要なようで。語源は、たぶんその様子を擬態したところから。

 同義語  trudge, drag, tread, toil, persevere, plough through




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