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海外の友人が来日する (1) |
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概要 |
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| 英子さん(架空)のアメリカの友人 (Kate) が夫のJohnといっしょに日本に来ることになった。来日が決まって、こちらも夫婦ともに喜んでいることを伝えたい。また、先日は友人の誕生日だったので、プレゼントを贈ったことも伝えたい。それから、あまり海外旅行には慣れていないようなので、旅行保険などにも入っておくことを勧めておきたい。 |
はい、オヤジです。こんにちは。では、さっそく始めてみましょう。アメリカのお友だちですか?いいですね。私にもJackという友人がアメリカにいますよ。彼はね、日夜命がけで戦うスゴイ男なんですよ。そして、その息子がMichael、彼もスゴイ男でね、お兄さんを助けるために刑務所に入りましたよぉ。…なんてね、もちろん架空ですよ。でもどっかで聞いたことのあるお話ですね。それはさておき、さっそく、英子さんに英文ライティングをしてもらいました。それが以下の文章です。
いかがですか?英子さん、頑張りましたね。では、さっそく私が添削させていただきましょう。あくまでも、これはほんの一例ということでご理解くださいね。では、
はい、ということで、ほとんどすべてリライトしてしまいましたが、気を悪くなさらないでくださいね。添削前の原文のままでも、英語があまり得意でない日本人の方が一生懸命書かれているという熱意や愛嬌も感じさせますが、「熱意」や「愛嬌」では、このコーナーも成立しませんのでね。通じる通じないというレベルではなく、英語の表現として自然な言い方になっているかという視点からチェックしています。以下、ひとつずつ見ていくことにしましょう。
まず、@の箇所ですが、●"I'm coming."といった直接話法(カギ括弧でくくって話し言葉を入れる表現法)は、通常あまり用いませんね。子供さん用の絵本とかなら別ですが、大人の人が使う文章ですからね。日本語でもそうですね。"「日本に行きますよ」というお返事をいただいて…"などというよりは、"日本に来られるというお返事をいただいて…"などと言い換えて表現するのが普通ではないでしょうかね。 ●次に2番目の文章のMy husband read your mail。これだけでは、なんだかダンナさんが勝手にメールを読んだ(?)と思われてしまう場合もありますね。まさか、お友だちのKateさんはそんなことは思わないかもしれませんけどね。また、ご主人にはこういうビッグニュースはお伝えするのが普通ですから、あえてこの前半部分は必要ないかもしれません。その部分が括弧内の案です。メールはできるだけ完結に書くのがいいですね。まあ、お話するときもそうですが、あまり当たり前のことをだらだらとお話しされると、"The short version please!"「短いバージョンで頼む」なんてことを言われたりしますね。私もよく言われるんですよ。気をつけないといけませんね。
次に、Aですが、これは、ちょっとお話の内容がお誕生日のプレゼントのことだったりするので、後に持ってきたほうがいいですね。あんまり、あちこち飛んでしまうと、「あれ?何の話だったかしらん」なんてことになりますからねえ。いや、これもね、私、よく言われるんですよ。でもね、また後で説明するとなるとややこしいですから、この部分はここで説明してしまいましょう。●なんだか、話題が唐突に始まってしまいますので、By the way... などで始めたほうがよろしいでしょうね。 ●それから、注意したいのが、この黄色を塗ったところですよ。つまり、my husband who is a post office worker(原文)とmy husband, who is a post office worker(添削文)の違いですが、わかりますかね?なんだか間違い探しのようですが、よ〜く見てくださいね。そう、「コンマ」があるかないかということです。意味的には、コンマなしが「郵便局員である私の夫」、コンマありが「私の夫は郵便局員なんですが」といったニュアンスの違いになります。「だからどうなんだ、同じじゃないか」なんて言われるとちょっと困ってしまいますが、英語の用法としては違うんですね。日本語でも意地悪な言い方をすれば、「郵便局員である私の夫」ということは、郵便局員でない夫もいるんですか―というような意味にもとれてしまうんですね。いやあ、日本はいちおう、一人の奥さんに一人のダンナさん、逆もまたしかりですからね、原文の言い方ではおかしいということになってしまうんですよ。 ●また、I hope you like oneのoneはitになるべきですね。oneというと、「同じ種類のもの」という意味合いになりますから、まあ、英子さんが何を送られたのかはわかりませんが、たとえば、日本手拭い(今どきないでしょうねえ)だとすると、郵便局でダンナさんが、「お、この日本手拭い、いいぞ」なんてことで、別の日本手拭いと差し替えて送ったのかな―なんてあり得ないですね。プレゼントとして選んだ「そのもの」を送るわけですから、受け取るのもitです。ところが、Kateさんのご主人のJohnさんがその日本手拭いを見て、I want itと言えば、Kateさんが受け取ったその手拭いが欲しい(くれないかな)ということになるわけですが、I want oneというと、自分も(同じような)日本手拭いが欲しい(どっかで買おうかな)という意味の違いがあるわけです。
じゃあ、続けてBに行きましょう。●まず、最初の文章ですが、日本語に直してみると、「旅行保険については、二人ともきっと加入するだろうと思いますが」など、言いたいことが何となくわかるような気がするんですよね。しかし、これをそのまま英語に訳してしまうとちょっとピンと来ませんね。ひょっとしたら当たり前のことすぎて失礼に当たるかもしれないといった気遣いがあってこのような表現をされたのかもしれませんが、そこまで気にする必要はないと思いますよ。日本人の方の感覚とはまた違いますしね。 ●二番目の文章もそうですね。日本語では「そんなの気にしないと思うかもしれないけど、必ず入っておいてね」と言いたいのだと思いますが、この文章ではちょっと違和感がありますね。やっぱり、誰しも、緊急事態はあって欲しくないと思うもので、don't mindというのとはちょっと違うような気がするんですよ。また、黄色の塗りつぶした部分ですが、単語とのスペースが空きすぎていますね。単語と単語の間は半角のスペース1個です。同じく、コンマの後も必ず半角スペースを1個空けますよ。なんだか、めんどくさいなあと思われるかもしれませんが、これは、ひとつ英語のライティングのルールですからね。こういう基本的なことがきちんと表記されていないと、英語圏のお方は、いろいろいらっしゃいますのでね、もうそれだけで「読む気にならない」なんていう人もいらっしゃるようですよ。もちろん、お友だちのKateさんは違うと思いますけどね。
では、いよいよ最後のCの部分ですね。ああ、桜の花ですかー、いいですねえ。今やもう暑い夏… みなさん、どうですか?桜の頃に戻りたいですねえ。でも、戻れないですよねえ、まだ、タイムマシンもありませんしねえ。来年を待つしかないですねえ…。●個人的な好みの問題かもしれませんが、「桜の花がたくさん咲いていた」というだけでは、大人の表現としてちょっと物足りませんね。少し表現を工夫されたほうがよろしいでしょう。 ●また、二番目の文章ですが、yesterday's and the day before yesterday's rainというのでは、rainが出てくるまでが長いですね。やはり、ここは、先にrainを持って来るのがよろしいかと思いますよ。日本語ではいちばん大事な結論は後に来ますけどね、英語では、最初に来ないとどうもおさまりが悪い、英語圏の人はせっかちなんでしょうかね。 ●最後に結びの言葉ですが、最も一般的なのはBest regards,でこれはビジネスでもよく使います。お友だちならもっとくだけてもいいでしょうね。ちなみに、よく見かけるものをちょっとリストアップしてみましょう。*印のものはビジネスにも使いますが、その他は友人や仕事仲間などに対して使うことができます。でもね、英語圏の人たちはユニークな表現を使ったりして遊んだりしますから、この他にもいろいろありますし、これだからこれ、といった感じではありませんね。あまり、いつも同じ表現を使っていると「芸がない」なんて思われてしまいそうですからね、ここは、私も、今度は何て言おうなんて悩むこともありますけどね。まあ、最初はいくつかのバリエーションを交互に使うというのでもいいかと思いますよ。 *Best regards, (Kind regards, or Regards,) *Sincerely, (Yours sincerely), Thank you, Take care, Talk to you later, Cheers, Ciao, Have fun, Stay safe, Seeya,
というわけで、久々に登場のオヤジでしたが、ほんと、暑いですね。クーラーをかけた部屋でパソコンをやっていると、汗がたらたら流れてきますね。でも、この暑い夏に頑張って努力をされるとね、きっと、秋には素晴らしい「実り」があるんじゃないかと思っているですよ。そう言い聞かせながらね、私もお仕事をしているところなんです。
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