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海外の友人が来日する (2) |
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日本語の文章 |
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「手紙の返事遅くなってごめんね。元気にしてますか? 写真と手紙ありがと。赤ちゃんすごくかわいいね。もう結構大きくなったのかな? そういえば、この間先生から話があったんだけど、日本に来ることになったんだね。また会えると思うとすごく嬉しい。来たらぜひ私の家にホームステイしてほしいなって思ってるんだ。だからホームステイを受け入れることにしたよ。私の家に来れなかったとしても、学校でいっぱい話そうね。 では、日本でまってます。 加奈」 |
はい、オヤジです。こんにちは。オーストラリアのお友だちですか?いいですねえ。私にもMickというお友だちがオーストラリアにはいますよ。彼はね、何を隠そう、ワニを捕まえるのが上手なんですよ、それでね、三人の子持ちということもあって、「クロコダイル・ダディー」なんて呼ばれてますよ。あれ?どっかで聞いたような話ですね、ちょっと古いですか。まあ、架空ですからね。じゃあ、さっそく行ってみましょう。今回は、まだ学生さんでおられる加奈さん(架空)に文章を書いてもらいました。
いかがですか?加奈さん、頑張りましたね。では、さっそく私が添削させていただきましょう。あくまでも、これはほんの一例ということでご理解くださいね。では、
はい、ということで、ほとんどすべてリライトしてしまいましたが、気を悪くなさらないでくださいね。添削前の原文のままでも、英語があまり得意でない日本人の方が一生懸命書かれているという熱意や愛嬌も感じさせますが、「熱意」や「愛嬌」では、このコーナーも成立しませんのでね。通じる通じないというレベルではなく、英語の表現として自然な言い方になっているかという視点からチェックしています。以下、ひとつずつ見ていくことにしましょう。
まず、@の箇所ですが、●まず、The answer of the letter becomes slowということですが、このslowは「速度が遅い」という意味ですから、メールを書いたりするスピードがすごく遅いということもあるかもしれませんが、普通は、「時期的に遅い」ということで、lateを使いますね。また、the answer of the letterでも間違いではないんですが、手紙が返事をするような意味にも取れなくはありません(まあ、そんなことがあったら怖いですけどね)。言うとすれば、the answer to the letterのほうがいいでしょう。ただ、「返事が遅くなってごめんなさい」という場合は、たいてい、自分を主語にして表現しますね。これ以外にも、(I'm) sorry for late reply.といった言い方もありますよ。 ●次に、この黄色の部分ですけどね、これはこのままでも口語では使いますから、問題ないと思います。ここではその他のバリエーションとして、How are you doing?とかHow have you been?なんて言い方もありますね。
次に、Aを見てみましょう。●最初の文章ですが、ここは単純な文章ですから、Thank you for... という文章構造はこれでいいんですが、もう少し考えて欲しいのが冠詞ですね。冠詞なんて言うと、「え〜?カンシ?やっだ〜っ、アタシそれよりカレシが欲しい」なんて言われちゃうかもしれませんけどね、え?今どき寒いダジャレ?いや、失礼しました。今は暑い夏ですからね、ちょっと涼しくなりましたか?ちなみにね、「文法なんて関係ない。文法ばっかり教えてるから日本人は英語が上手くならないんだ」なんていう人もいたりしますけどね、私としては、それは違うと思うんですね。そりゃ文法ばっかりじゃどうかと思いますが、必要なところはきちんと押さえていないと、肝心なところで通じませんよぉ。冠詞については、ここのコーナーでも取り上げていますから、見てくださいね→冠詞の捉え方・考え方。 ●ということでね、ここに出てくるお手紙とお写真、これは、「どれでもいい任意の手紙と写真」(つまり、a photograph、a letter)ではなく、このメールを書く前に送ってもらった手紙とその手紙に同封されていた写真ということですから、the letterとthe photoということになりますね。写真は2枚以上ならphotosと複数にしてくださいね。 ●同じく、babyさんもたぶんお写真に載っていたbabyさんのことだと思いますので、やはり、これはthe baby。また、is prettyでもいいですが、実際には、写真を見るとそう見えるということでlooks cuteとしていますよ。 ●また、Did she become quite big?ということですが、これは単純に過去形にしてしまうのはちょっとおかしいですね。物語なんかでしたら、過去形でもいいんですが、これは現在もまだ続いていることですから、現在完了(have + 過去分詞)を使いますよ。それから、普通、赤ちゃんや子供は年月とともに大きくなりますから、「大きくなりましたか?」と聞くのもなんだか当たり前ですね。三ヶ月前に生まれた赤ちゃんがどんどん小さくなって、今ではもう見えません、なんてことになると大変ですからねえ。ということで、ここでは、「大きくなったことでしょうね」という表現に変えています。Must have been... はちょっとくだけて省略していますが、もちろん、She must have been...と言ってもいいんですよ。
では、Bに進んでみましょう。●the teacher told me a storyは、たぶん「先生からお話があった」ということで、a storyという表現をされているかと思いますが、なんだか、「昔々、あるところに…」といったお話をしてくれたのかな?というような意味にもなってしまいますね。ここは、やはり、told me (that) you were comingというふうな言い方がよろしいでしょうね。厳密に言うと、括弧内のようなthatを入れますが、正式な場合を除いて、最近では省略されることが多いようですね。 ●そして、ここで大切なのが、「時制の一致」ということですね。「えっ、なに、それ?」って言われそうですね。これはですね、先生が「言った」というのは過去のことですね。先生が言ったのが過去のことなら、言った内容も過去にしなくちゃならないってことなんですね。ですから、you are coming「(近いうちに)来る」というのはyou were comingになります。「でも、まだ、今もまだ来ていないんだから過去じゃないじゃん!」と思われるかもしれませんが、これはですね、今、その言った内容がどうなっているかということではなく、文章を過去形にするのなら、その文章全体を過去形にしないとおかしいということなんですね。 ●次の文章に行きましょう。「また会えると思うと」の「思うと」という部分を訳して、when I thinkという表現をされたんだと思いますが、これはちょっと直訳でヘンな感じですね。「これはうれしいことなのかな、それとも、う〜ん…」などと考えて「やっぱりうれしい」という結論を出すというようなことではありませんね。ですから、この場合はもっとストレートに表現してしまいましょう。 ●はい、次の文章ですよ。「ぜひ〜」ということで、by all meansとされたのだと思いますが、この表現はちょっと強すぎますね。法律の文章みたいですし、なんだか、力ずくでお家に連れて行かれそうな意気込みですね。また、I decided to accept homestayも、加奈さんは、未成年の学生さんなのでね、これはお一人では決められませんねえ。やはり、ご家族が決められたということでしょうね。 ●you are not able to come to my houseという部分ですが、これはですね、ホームステイ先にならないということで、ちょっと表現を工夫してみましょう。日本に来るのは決まっているわけですから、ホームステイしなくてもお家には遊びになど来れますからね、この英語の表現ではちょっと言い足りませんね。
では、最後のCですね。●ここは「待っている」なのに、「待てない」という表現に変わっているぞ、と思われるかもしれませんねえ。実はですね、そこが、何といいますか、「発想の転換」のおもしろいところなんですよ。いや、そんなに勿体つけるほどのことでもありませんがね、英語で言うと「待っている」というのも当たり前すぎて、まさか、来ると知ってどっかに逃げますという人もいませんからね。第一そんなのはお友だちではありませんね。ですから、あまりにも当たり前でつまんない、退屈になっちゃうんですね。退屈な文章とかいうのは英語ではあまりウケないようですよ。と言っても、添削後の表現もごく普通の言い方ですけどね。より自然なんですよ、こっちのほうが。
というわけで、久々に続けて登場のオヤジでしたが、やはり、暑いですね。クーラーをかけた部屋でパソコンをやっていると、マウスもキーボードもどろどろになりますね。でも、暑い夏にたくさん汗をかいて頑張ると、夜のビールが美味しいんですよ。あ、いけませんね、未成年の方はダメですよ。タバコもダメです、お酒もダメ。そのうち、お酒を買うのも「サケポ」が要るようになるかもしれませんよぉ…。
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