はじめてのスペイン語 スペイン語はスペインで話されているのはわかるけど、他の国でも使われてるの?ブラジルもスペイン語だっけ?―などという最も基本的なところから見ていきましょう。



Última actualización: 13 de mayo 2019


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スペイン語ってどんな言語?

¡Hola!(オラ!)みなさん、こんにちは!

スペインと言えば情熱の国、フラメンコ、闘牛… といったイメージがまず浮かびますね。なんだか、日本と言えばフジヤマ、ゲイシャ … というのと似ていますが、まあ、どんな国もそんなに簡単に一言で表現することはできません。それは、さておき、スペイン語と言えば、もちろん、スペインで使われている言語だからスペイン語と言いますね。

英語に比べると目立たない存在ですが、人口で言うと、英語よりも多くの人たちが話しているのがスペイン語。スペイン以外にも、中南米の国々(メキシコ、コスタリカ、グアテマラ、エルサルバドル、パナマ、ホンジュラス、ニカラグア、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなど)で話されています。

合衆国でも、中南米からの移民であるヒスパニックの人たちによって話されています。ちなみに、ドラマのER(緊急救命室)でもヒスパニックの患者さんが運ばれてくると、スペイン語のできるヒスパニック系の人が来て通訳するというシーンが出てきますね。また、地図で薄い色をつけた地域では公用語である英語以外にスペイン語を話す人が多い地域でもあります。

そもそも、「スペイン語」という日本語の言い方ですが、これは英語の Spain から来た呼称で、スペイン語では、スペインのことは España (エスパーニャ)、スペイン語のことは español(エスパニョール)と言います。また、スペイン語を話す人の中には、español(エスパニョール)とは言わず、castellano(カステリャーノ)と呼ぶ人もいます。これは、スペインの中でも、主に Castilla(カスティーリア)地方の言語だったということを表しています。

もともとスペインにはいろんな言語があり、現在でも地域公用語として使われています。1992年に行われたバルセロナ・オリンピックでは、スペイン語と並んで、その地方の言語であるカタロニア語が使われました。では、なぜ、Castilla(カスティーリア)地方の言語がメインの言語になったかというと、これは、さかのぼること13世紀、レコンキスタ後最大の王国となったのが Castilla(カスティーリア)王国であったという歴史的事実にもとづいています。

また、日本とスペインの関係は、16世紀にフランシスコ・ザビエルさんがやってきたあたりが始まりと言えます。ごく当たり前に使っている日本語の中には、スペイン語によく似たポルトガル語から入ってきたと言われる言葉もあります。しかも、発音も英語のように複雑ではなく、日本人にとってはとっつきやすい言語です。

これを機会に、ぺらぺらとは行かないにしても、挨拶ができたり、簡単な会話ができるようになると、アミーゴ(友だち)もタント(たくさん)できて楽しいかも!