2010年2月5日(金)〜3月20日(土)

戻る
2010年3月20日(土)
  波の高さ1.5⇒3mという天気予報。いつから荒れてくるのかが知りたいが、「船長に聞けば判るべ」と予約電話。「大丈夫やろ」ということで予約完了。1時、1190号出撃。快調に峠をクリアし下北山村に差し掛かる。道沿いの桜並木をヘッドライトの明かりが照らすと、「けっこう咲いてるやん」。3分咲きといったところか。モリモトで餌を仕入れて、4時半梶賀着。事務所に顔を出すとマスク姿の船長。「おはようっす」と声を掛けると「%&$#*」… 声出てへんがな。よーく聞くと風邪をひいたとのことで「昨日は熱でボーっとしてたワ。今日はましや」とのこと。Sダンナは出張とかでこの日はいない。Tちゃん・N君たちと談笑。

  出港して、いつものように“カガリ”に向かうが、途中で方向転換。思ったよりウネリがきつく“見張り”取りに走る。“見張り”に3人降ろした後、“船見の壁”に向かっているような?苦手な磯なのでそっぽを向いていたが「ひじやーん。行こか」と船長。狭く足場も悪く、その上景色も悪い。釣れれば文句は無いけれど釣れたためしがない。(腕が悪いと言われればそれまでやけど)ともあれ狭いところで竿を伸ばして実釣開始。なんの反応もなし。1時間後には、「弁当船で変わっちゃろ」と決意。そんな気合が入らない状態で竿を振るが案の定ノーフィッシュ。予定通り磯替。「どこ行く?」と船長「ダンナの得意なあそこは?」と言うと「おっしゃ」と湾内に向かう。

  梶賀の港を出てすぐ左のほとんど地磯の釣り座。一応独立した島になっている。ここで釣れんのと言う感じだが、今年ダンナが50cmを記録したところ。“小杉”というそうな。正面の磯際から探っていく。2投目でウキが入る。20cmほどの良型“メバル”。迷わずキープ。「同型が数釣れると良いなー」と打ち返すが、その後は“コッパグレ”の入れ喰い。“コッパ”の合間に“ウミタナゴ”“カワハギ”“メバル2号”が釣れ、五目釣りの様相。昼前に少し重量感のある引き。「やっと来たか」とボウズ脱出を喜んだが、浮いてきたのは茶色の縞々。“タカノハダイ”35cm。がっくり。昼をすぎると竿を持っているのが辛いほど風が強くなり、釣り辛い。(この風で阪神高速の工事現場で足場が倒壊)“コッパ”もつれなくなり本日終了。ま、そこそこ楽しめた。

  帰路、下北山村に差し掛かると桜は5分咲き。来週末あたりが見ごろか。



2010年3月13日(土)
  先々週は、「週末大荒れ」の天気予報で早々にあきらめムード。日曜日は尾鷲釣り大会の表彰式で正午上がりということで時間が短いので「やーめた」とお休み。すると、何ということでしょう、チリで起きた地震の津波が押し寄せ、日本中てんやわんや。渡船は9時過ぎに全員撤収。大会の表彰式も中止になったそうな。ほんと、行かんで良かった。で、「今週は絶対行くぞ」と思っていた先週6日(土)。天気予報は「曇り時々雨」。金曜に翌日の詳細予報を見ると土日とも雨の予報に悩んだが、この時期の雨中の釣りはほとんど修行。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは言うがそこまで人間ができているわけもなく「やーめた」となった。あっという間に3月も半ば、“グレ”ちゃんたちはすっかり産休モード。水温も下がり、期待薄だが、たまに顔を見せるという大型を夢見て久々の出撃。

  渡船と餌をそれぞれ予約し、深夜1時に1190号で出撃。スイスイサクサクで4時半梶賀着。5台の車が先着していた。支度をして事務所で談笑。Sダンナは先週・先々週も来ていたそうな。5時半に港に降り乗船。港を出ていつものように“カガリ”に向かって船は進む。が、途中で面舵“梶賀磯”に方向転換。南からのウネリで“オベラ方面”はデンジャラス。“ドンビ”周りに数人降ろして湾内に向かう。ダンナはこのところお気に入りの某ポイントに渡礁。“竜宮”に2人降ろして最後の一人となった。「どうする?」と船長。「“オボレ”は?」「見てみよか」と向かってみたがすでに他船にとられていた。仕方なく“コムケ”に上礁。湾の再奥の磯だが、ここまでウネリが入ってくる。竿をセットし“チヌ”でも御の字と実釣開始。魚の気配なし。それでも打ち返していると、ウキに反応。喰いは悪かろうとしばらく我慢し十分沈んだところで合わせを入れる。「軽い!」“ガシラ”手のひらサイズ。リリース。しばらくしてウキが消しこんだ。「来たか!」と合わせたが「軽い」“ベラ”やん。その後アタリも無くなり退屈しているところに弁当船。「どや」「アカンワ」「潮引いてきたし、見て回るか?」ということで磯替え。ちゃっちゃとしまって船に飛び乗る。「“ナカドマル”見てみよか」と向かってみたが、すでに乗っていた。“丸石の裏”に上礁。ここも全く反応無し。手を変え、品を変えしてがんばってみたが徒労に終わり、本日終了。

  この日は予想外のウネリに全員完敗。わずかに“竜宮”で小さいのが数尾釣れていただけだった。「4月になったら水温上がってくるしそれからやな」と船長。「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。

2010年2月20日(土)
  1190号が車検でドック入り。今週は他力がなければ釣行できない。金曜日退社後、HI氏に「電話しようかどうしようか」と迷っているところにHI氏から掛かってきた。「明日、行きます?迎えに行きますよ」ということで釣行決定。HI氏は良い人だ!1時に迎えをお願いし、一眠り。1時前に待ち合わせのスーパーマケットに向かう。待つことしばし、HI氏が到着。荷物を積み込んで梶賀にGO!

  「まっちゃん会社の同僚と蟹食べに行ってるわ」「今日の誠丸の釣果情報にMB様て載ってたけど、あれまっちゃん?」「さあ?」などと話しながら車は進む。往路はずーっとHI氏が運転。楽させていただきました。先週早く着きすぎたので今回は途中から時間調整。それでも5時過ぎに到着。少し遅れてSダンナが横に駐車。挨拶を交わし事務所へ。「昨日まっちゃん来て、釣ってたで」と船長。先週もいけずに我慢できなかったのね。尾鷲釣り大会の第1部の優勝者が誠丸のお客さんに確定したので船長は機嫌が良い。Sダンナに「(50cmオーバー)おめでとさん」と祝福。オメデタムードの誠丸なのでした。

  6時を回って港に降り出船。他渡船は“梶賀磯”に行ってしまったのでのんびり磯渡し。“カガリの東”でお声がかかり上礁。“マンジュウ岩”に釣り座を取る。HI氏は船着から“オベラ”向きに竿を出している。8時半の満潮までがチャンスタイムなので気合を入れて竿を振る。振れども振れども魚信は無し。そのうち、“マンジュウ岩”が波を被ってきたので“裏のテラス”に釣り座を移動。HI氏も船着から高場に移動。“コナベ”向きに遠投で深棚を探っていくがここでも反応なし。横でHI氏にアタリ。30cmほどの“グレ”をキャッチ。しばらくして、また竿を曲げている。今度は大物相手のやりとり。タモに納まった“グレ”は良型。本人は「40あるかなー」などと言っているが、いやいや、45cmはありそう。その後、満潮をすぎ、弁当船が来て、2人ともアタリなし。潮が下げてきたので表の様子をうかがってみると“ワレ”から“中”に掛けて一面泡だらけ。“マンジュウ岩”が乾いてきているので移動。船着から泡までの間、潮目を流していく。数投目、ユルユルとウキが沈んだ。「アタリ?」と半信半疑で合わせを入れると確かな魚信。ぎりぎり30cmだったが嬉しい1匹。しかし、その後は2人ともアタリなく終了。

  本日、HI氏が堂々の竿頭。やはり45cmだった。写真撮影も満面の笑みで終了。ごきげんで帰りもずーと運転してくれた。お疲れ様でした。帰宅後、鵜来島にご一緒したTD氏からメールが入っていた。尾鷲で52cmの“グレ”を釣ったとのこと。F渡船のHPで確認すると、なんと52cmと50cm、2枚釣っておられる。なんとも恨めしい・・・もとい、羨ましい。おめでとうございます。



2010年2月13日(土)
  11日の誠丸の釣果情報に満面の笑みでSダンナ登場。大きな“グレ”を抱えている。52cmだそうな。オメデト。さらに次の日、拓寸57cmが釣り上げられたという情報に、「チャンスかも」と期待が膨らむ。前日、会社を出てすぐに誠丸に電話。「大きいの釣れたみたいやん」というと「まあね、ヒジヤン60オーバー釣って更新してや」とごきげんの船長。帰宅の電車に揺られていると携帯が「お電話ですよ」と震えだした。電話の主はHI氏「今、電車やし」と後ほど掛けなおすことにして、駅に着いてから掛けなおした。「明日、行かはるんですか」とHI氏。「行くよ。ここんとこええのん釣れてるやん」「そうでしょ。ご一緒して良いですか」「もちろん」ということで同行決定。まっちゃんは仕事の都合で行けないそうな。1時に1190号出撃。約束の1時半に間に合うよう、東大阪の待ち合わせ場所に急ぐ。寒い中、すでに待っていたHI氏を拾って梶賀にGO!道中、凍結は全く無く、大台付近にも一片の雪も見あたらない。おかげで早く着きすぎた。4時半到着。出船まで1時間半寝るには中途半端。ひたすら待つ。5時を回って事務所で談笑。6時過ぎに港に降りる。

  出港すると誠丸は、いつも通り“カガリ”に向かう。“東”、“南”と着けたあとでお声が掛かり“西”に上礁。HI氏と釣り座の相談。「どこでする?」「どこでも」「んじゃ高場」と高場を選択。HI氏は、船長推薦の“カガリ向かいの水道”で竿出し。この日の干潮は11時半ということで、昼からがゴールデンタイム?とりあえずのんびり浅棚から探っていく。潮はゆっくり右に向かって流れは悪くは無いが、最初は餌も盗られない。少しづつ深くしていくと“キタマクラ”の齧りあとがついてくるが、本命からの反応は無い。竿1本の棚でようやくウキが沈み25cmほどの“コッパグレ”。「この棚か」とサイズアップを狙って打ち返すもまた沈黙の海に逆戻り。久々にアタリがあったが“オジサン”30cm。HI氏も“メバル”、“ガシラ”が遊んでくれるだけとのこと。チョットめげたところにSダンナから電話。「今日、行ってんの」「今、“西”乗ってるねん。エエのん釣ったらしいな」「そや・・・・・・・(ゴジュウナップの実釣解説)ほナがんばって」と余裕の励ましを残してくれた。干潮がすぎて「さあ、これから」というところで潮ががらっと変わり当て潮。沖に投げてもすぐ手前に寄ってくる。根掛かり多発・アタリ無し。本日終了。閉店ガラガラ。

  この日、“カガリ”の表側の磯は潮が上げに入ってすさまじく右に流れたそうな。“西”は巻き返しで当て潮になった模様。40cmオーバーも上がっていたが朝一に釣れたらしい。

  船長に言わせると「表面の水温が上がって、底潮冷たかったんで喰い悪かったんや。これも自然の難しさやの」ですと。「ほんじゃまた」と梶賀を後にした。帰りはHI氏にも1190号を運転してもらい楽々。日曜には車検のためドック入りの1190号。来週末に間に合うのか?

2010年2月5日(金)
  今週土曜に用事ができ、「どないしょ」と一思案。「そうだ、有休をとろう」とたわけた結論を導きだし。届けを提出・・・すんなり受理された。「明日行きたいねんけど」「1日早いんちゃう」「土曜は用事あって、休みとってん」「気イつけて来て」と予約完了。そろそろ出撃しようという9時頃まっちゃんから電話。「土曜日行かはるんですか?」「明日休みとって今から行くねん・・・」「がんばってください」ということで、1190号に道具を積み込み出撃。この日もアッチコッチで道路工事。なかなか気分良くアクセルが踏めない。奈良に入るとスイスイ。川上村をすぎたアタリから雪がちらつきだし、不安になったが、積もっているところは無く無事峠をクリア。2時前に梶賀に到着。駐車場は空っぽ。仮眠所で一眠り。

  5時過ぎに起きだし支度をする。車が4台に増え、それぞれ支度をしている。乗船したところで「どこ行く?」と船長。「“南”は?」「ええよ」ということで決定。出港するといつも通り“カガリ”に一直線。“西”にO師匠が降り、次に“南”に上礁。最初の釣り座は“高場”。大きめの00ウキにナマリを少々。遠投で沈めて探っていく。潮は右にゆっくり流れ良い按配。投入点を変えながら探っていくが、付け餌は残ってくる。次第に西風が強くなり、気温も低いとあって体感温度はめっちゃ寒。涙がチョチョ切れる。(決して悲しいわけではない)潮と風が逆で釣り辛く、ボウズのまま弁当船の時刻を迎えた。風を避けて岩陰でお弁当をパクつく。人心地ついて戦闘再開。本日初のアタリ。35cmの“グレ”が姿を現した。タモで掬おうとタモ網を置いたところを振り返る「無い!」愛用のタモが・・・怒パニック。仕方が無いので“チョット高いとこ”まで移動し、波に乗せてズリ上げ、何とか取り込み成功。タモは食事中、風に煽られて海にダイブしてしまったようだ。そこへ海中から綺麗なおねーさん登場。ね「あんさん、落し物したやろ(関西弁)」、ひ「タモを・・・」、ね「アンタ落とたんこの“金のタモ”か?それとも“銀のタモ”か?」“金”も“銀”も重くて使い物にならないので「カーボンの軽いやつ」と答えると「正直でえらい」と言って“金と銀”のタモを・・・。などとしょーも無いことを考えながら釣り続けた。11時を回ったところで携帯の呼び出し音。まっちゃんだった。「どうです?」「寒いで、・・・1枚だけや・・・」「頑張ってください」とお寒い会話。直後、久々のアタリ。これはデカイ。慎重にやりとりしたが、根に入られラインブレーク。ここから怒涛の6連続バラシ。(涙)ウキごと沈めているので竿先にアタリがきて、すぐにすっぽ抜けのパターンが4回。鈎を折られたのが1回。ウキが見えてからの鈎外れ1回だった。その間、1匹だけ釣り上げることができたのは“サンノジ”45cm。“サンチャン”はさすがの喰いっぷりで、がっちり鈎掛り。(“グレ”も遠慮せずに喰ってくれればいいのに)1時を回って終了間際、何とか30cmの“グレ”を追加して終了。

  この日は、大型こそ出なかったが、皆さん数を釣っていた。O師匠も「あきません」と言いながらも7枚。さすがです。「バラシまくったわ」と船長に告げると「合わせ早すぎ、もっと送り込まんと云々」と説教を喰らったことは言うまでも無い。涙・涙の釣行だった。


戻る