2010年5月8日(土)〜 6月5日(土)

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2010年6月5日(土)
  さて今週土曜日の天気はと「晴れ」気温もそれほど上がらないようで釣り日和の様子。金曜の夕方、「明日どうすんの?朝からおいでや」と朝釣派のSダンナから電話。「考えとくわ」と電話を切る。午後からは下げ潮なので、条件的には朝つりが望ましい。「朝から行くし」ということで誠丸に予約を入れた。その直後、マッチャンから電話「明日、半夜でどうです?」とのお誘い。「アイヤー。・・・了解」ということで、誠丸に再度「半夜で3人に変更です」と連絡を入れなおした。ダンナにも「半夜になったし」と連絡を入れ、1190号に荷物を積み込み翌日に備えた。6時前に出撃、途中でHI氏を拾ってマッチャンの待つ駐車場へ。マッチャン号に荷物を移し、梶賀へ向けてGO!運転はお任せなので梶賀のSダンナに電話を入れてみる「何所乗ってんの?どうでっか?」「“カガリの東”や、まあまあやな・・・キタッ!キタッ!」で電話がプツン。「キタキタ言うて、電話切られたわ」と言うと一同大爆笑。しばらくして「“グレ”釣れたわー」と報告が入った。トンネル内の工事で規制があったり、工事信号が新設されていたりで少し普段より時間を喰ったが、腹ごしらえもシッカリして11時過ぎに梶賀到着。

  半夜の客は我々だけ。3人を乗せた誠丸は定刻12時に出港。「どこ行く?」と船長。「僕はダンナの後入るし。2人は沖行きたいんやて」「おっしゃ」で、まずは“カガリ”に向かい“東”の裏側に上礁。マッチャンたちは沖に向かって去っていった。ダンナに「その後どう?」と聞くと。「“サンノジ”と“グレ”40cmまでのが5枚」とのこと。「ほんじゃ別のお土産を」とズボ釣の準備。撒餌をパラパラ撒いて仕掛けを入れ込むが反応なし。餌盗りもおらん。「ホンマに6月か?」と言いたくなる状況。(餌盗り多いのも何なんですが)ほとんど意地でアッチコッチ探り続け、やっとゴゴンと喰いついてきたのは“ガシラ”25cm。ダンナにプレゼントしてお土産釣り終了。ダンナが帰り支度を始めたので表に移動。ウキ釣り仕掛けに変更する。

  “マンジュウ岩”は、波に洗われているので1段高いところからの竿出し。しばらくはなーんも反応無し。でも、小さいとはいえダンナも釣ってたし、あっちゃこっちゃ探ってみる。と、いきなりウキが消え、お馴染みのコンコン引き。ダンナは帰ってしまったので「今日は」と挨拶して海にお帰りいただく。しばらくしてアタリ。本命だが30cm弱。リリース。沖を見ると何やら赤い帯が接近中。赤潮が数十メートル間隔でドンブラコドンブラコと寄せてきている。ゴミも便乗してやってくる。道糸にねばねばゴミが付いて馴染まない。仕掛けを回収すれば海草で重い。で、めげそう。仕方なく船着の磯際を探っているとアタリ。引きはすばらしいが、やっぱり“サンチャン”。その後“サンチャン”1枚追加して本日終了。

  “ダンゾの地”に上がっていたマッチャンたちは、44cmを頭に“グレ”4枚“ブダイ”3枚とマアマアの釣果。そのほか“グレ”50cmや“イサキ”46cmも釣れておりこの日は沖磯のほうが良かったみたい。ともあれ、暑くもなく寒くもなく1日楽しく遊んで、帰りも運転手付ということで良い休日だった。(ボウズですが何か?)



2010年5月29日(土)
  先週のバラシ3連発。日が経つにつれ悔しさが増してくる。「“尾長”ちゃんどっこも行かんと待っとってや」と祈りつつ1週間を過ごした。土曜の天気は上々。少し涼しいようだがそのくらいがベスト。金曜の夕方に「半夜でお願いします」と誠丸に予約を入れた。今週もマッチャンたちからは連絡無し。仕事がお忙しいようで。ということで土曜の早朝1190号に乗り込み、梶賀へGO!

  出発してすぐに携帯に着信。Sダンナからで出ようとすると切れていた。適当なところで停車して掛けなおしてみたが着信不可のコール。「??」。吉野を過ぎ、いつもならスイスイの峠道だがこの日は足の遅い車が多く数珠繋ぎでノロノロ。時間はタップリ余裕をみているので焦らずのんびりドライブ。11時前に梶賀に到着。駐車場からダンナに携帯電話を掛けてみたがやはり不通。船長に「ダンナ何所上がってんの?」「(“カガリ”の)東や。」「ほな、その後入れて」ということで磯決定。

12時に出港。客は5人。沖磯に向かうかと思ったが“カガリ”へ。ダンナが竿を出している“東”に上礁。「どうでっか?」とダンナに声を掛けると「あかんわ。“チャリコ”と“サンコ”だけや。朝ポイント聞こう思て電話したけど、電波状態悪うて」とボヤキながらクーラーを開けて見せてくれた。「ほな、お土産足らんな」とズボ釣りの準備をして“裏のワンド”で竿を出してみる。干潮時間のため底まで丸見え。数回打ち返してみたが、魚が入ってない様子なので撤退。船着に移動。“オベラ”向きに竿を出していると、コンというアタリ。30cm弱の“尾長グレ”。ダンナに進呈し「もう一丁」と打ち返したが、1時にお迎え船が来て、ダンナ退場。“マンジュウ岩”が空いたので、移動。ウキ釣仕掛けに変更(ハリスはもちろん4号)し、3尋から探っていく。数投目にウキがヒュンと消えた。“尾長”を期待したが竿をたたくこの引きは?“サンチャン”40cm。ダンナがいないのでリリース。しばらくして、またウキがヒュン。「また“サンチャン”?」と思いながら寄せてくると「“尾長”やん」。38cmの嬉しい1匹。ブクブクバッカンに海水を張ってスイッチオン。サイズアップを図ろうと打ち返すも潮が逆へ(左へ)流れ出して喰が続かない。全層釣法に仕掛けをチェンジ。沈み具合をガンダマで調整して流していく。竿先にコツときたアタリをとると“サンチャン”2号は、この日最大の45cm。お次は“チャリコ”30cm弱。続いて同サイズ。“サンチャン”3号・“マダイ”40cmと釣れ続いた。潮が止まるとアタリも止まる。再度、“裏”でズボ釣りを試みたが、相変わらず魚が入っていないようでアタリ無し。表に戻って打ち返したがその後は沈黙のまま終了。

  ご赦免船が近づいてくると舳先にタケチャンが乗っていた。乗り込むなりお互いに「どやった?」「40ちょっと切れるんが1枚。後は小さいワ」とのこと。“ダンゾの地”で通し釣りだったそうだ。事務所に戻ってタケチャンの釣果を拝見。“尾長グレ”、40cmよりは大きく見える。「40以上あるやん」で計測してみると42cm。釣果写真に納まってニッコリ。著者の釣果を流しにあけると、船長から「喰いごろの“タイ”やな」と変なお誉めをいただいた。ハラワタを出してもらって「ほな、また」と梶賀を後にした。

2010年5月22日(土)
  ここ最近、釣果情報が賑やかで、行かないと損という雰囲気の梶賀。ただ天候が不安定なので、うまく釣行が組めれば良い思いができそう。さて今週の天気予報は?と見てみると。何とか土曜日までは天気は持ちそう。ただ夕方から雨の心配もあるみたい。潮周りは小潮、朝一干潮で昼満潮。半夜では下げ潮を釣ることになる。(梶賀は上げ潮が良いとされている)マッチャン達とのかねあいもあるので、とりあえず夕方まで結論は保留。

  結局、マッチャン達からのお誘いは無く、今週はパスのようなので、朝釣りで誠丸に予約電話を入れた。1190号に荷物を積み込み、9時半に出撃。1時過ぎに梶賀に到着。仮眠所で一眠り。船長に起こされ支度をして事務所へ、久々のSダンナやI氏と談笑。「“カガリ”に“尾長”回っとるで」と船長。定刻に出港。湾内はベタベタの凪だったが、外海に出ると波長の長いウネリが少々。まずは、沖磯から渡していく。Sダンナは“ソコブの奥”に上礁。バイバイと手を振ったあと、 “カガリ”に向かってUターン。“東”でお声がかかり1人で上礁。干潮時ではあるが、“ワレ”の釣り座はサラシがきつく釣りにならない。天辺が乾いている“マンジュウ岩”から竿を出す。1.75号の竿に道糸・ハリス3号、3尋の棚でスタート。3尋半まで落とした仕掛けにヒット。抜き上げたのは“グレ”30cm。とりあえずキープでブクブクスイッチON。少し沖で掛かった魚は、引きは弱いが何やら重い。ドヨーンと浮いてきたのは“ブダイ”40cm。タモで掬って、ブクブクへ。磯際を流しているとウキが掻き消え、あわてて合わせを入れる羽目に。すでに根に入られ引きずり出そうと竿をゆすると(エド山口のバイブレーション釣法)一先ず出かけたが、さらに潜られあえなくプッツン。「あのスピードは、“おな”?」顔を見てないのでなんとも言えないが。ズルズルのハリスを交換して、再び磯際へポチャン。また、ウキが沈むー。重量感たっぷりで下へ突っ込む。でも、スピードが無いような。かなり時間を掛けて浮かせたのは“ブダイ”50cm。この大きさになると“ブーチャン”とはいえなかなかの引きだった。引き続き磯際を攻めているとウキがヒュンと消え竿先がギュイン。「アッ」というまもなく瞬殺。見事に鈎のチモトを切られていた。「やっぱ“オナ”」怖くて口に出せない。「こらアカン」ということで竿2号、道糸・ハリス4号に変更。「さあ、掛かってらっしゃい“オナ”ちゃん」と仕掛けを振り込む。またまた“ブーチャン”が掛かった後、ウキがヒュン。強烈な引きに「糸、出したら終わりや!」とレバーブレーキを握りしめ引きに耐えたが、やはり根に持ち込まれ、ウキごとプッツン。しばし天を仰ぐ。竿先には風に揺られる道糸。そこへ弁当船。「わーん。3発もバラシてしもたよー」「ハリス何号や?」「4号(最初3号とは言えない)」「まだまだやのう。仕掛け張っとらんとすぐ根に張り付かれるで」「あーい」ということで、報告&お説教終了。

  まだ温かい弁当を食べ、落ち着いたところで後半戦。“サンノジ”“ブダイ”“アイゴ”と引きの強い外道が楽しませてくれる。合間に“口太グレ”30〜39cm 3枚と手ごろな“尾長グレ”38cm。ブクブクバッカンは満杯。潮が上げてくるにつれ、“マンジュウ岩”が波に洗われ、釣り座を後退。風が出始め、潮も逆に流れ、魚の喰いも悪くなってしまった。「今日は終ったな」というところへ、半夜釣りの客を乗せて誠丸登場。タケチャンが船着に降り立った。「どうです?」とまずは挨拶代わりの一言。「こんなもんや」とブクブクバッカンを開けてご覧いただく。釣り座を譲って道具をしまいながらタケチャンの釣りを見学。1時過ぎにご赦免船。タケチャンに「がんばって」と告げて乗船。

  沖磯は喰いが悪かったとダンナ。このところ好調の“ナカドマル”も今一だったそうな。ブクブクバッカンを開くと「写真や」と船長。2列に並べて「はい、チーズ」(今時言わん)「これでバラシたんとってたらナー」とまたまた蒸し返され「へいへい、ほなまた」と梶賀を後にした。大バラシ3発。これを味わっちゃうと梶賀通いはやめられない。

2010年5月14日(金)
  今週土曜日、奥様とお出かけの約束があり(約束は覚えていたが日にちはうる覚えだった)出撃は不可。先週マッチャンたちに「ほんじゃ来週ね」と言ったような気がするが致し方ない。日曜が雨の予報ということで、今週の出撃は半分諦めかけていた。ところが、各渡船の釣果情報を見ていると結構両型が釣れている。致し方なく伝家の宝刀・労働者の当然の権利、有給休暇を行使するしかあるまい。「金曜日休むし」と届けを出し。木曜日の夕方誠丸に予約電話「明日、半夜でお願いします」「エエよ」で予約完了。当日は、朝5時過ぎに起床。6時前には1190号のエンジンスタート。平日とあって吉野を過ぎるまでは思うようにスピードが出せない。早めに出ているので、のんびりドライブ。出船時刻の1時間半以上前に梶賀に到着。トンネル手前で“アオリイカ”釣りを見学して時間を潰す。駐車場には、通し釣りのM氏の車が1台だけ。船は港につながれているが船長は不在。支度をしながら待っていると事務所がオープン。出船時刻まで船長と談笑。「“カガリ”に行きたい」と言うと「“ダンゾ”が調子ええで」と船長。「ほんじゃ“ダンゾ”で」と押し切られた。

  貸切状態で出船。先週に続き“ダンゾ”に上礁。今日は北西風が吹き、紀東は波も無くベタベタの凪。沖向きの低場で竿をだす。潮は動いていないが、竿1本の棚でウキが沈む。先週に引き続きアラサー“グレ”がお相手をしてくれた。その後もアラサーが喰ってくる。数枚上げたところでサイズアップを狙って棚・とポイントを変えてみる。沖に遠投したところで喰ってきたのはブーチャンこと“ブダイ”40cm。お刺身用にキープ。チョイ投げで竿を引っ手繰っていったのはバリチャンこと“アイゴ”35cm。マッチャンがいないのでリリース。磯際でゴンゴン引いたのはサンチャンこと“ニザダイ”45cm。ダンナがいないのでリリース。魚の引きは十分味わえたが、本命“グレ”のサイズが・・・。

  6時にタイムアップ。撤収船に乗り込んできたM氏(“ソコブ”で通し釣り)の釣果も同じように外道>本命とのこと。帰路、マッチャンから明日のお誘い電話が入る。「実は今、梶賀からの帰りなんよ」と伝えると「えー!どうでした」「先週と変わらずや」てな会話を交わし明日出撃ということなので「がんばって」と告げた。

  翌日の午後7時前、頃合いを見計らってマッチャンに電話を入れてみる「どやった?」「“カガリ”に乗ったけど、全くダメでしたワ」とのこと。沖磯も不調だったそうで、抜け駆け釣行は正解だったみたい。「ほんじゃまた次回」と電話を置いた。

2010年5月8日(土)
  GW終盤は釣り客が多いし、解禁磯は例年解禁当初は喰いが渋いということで釣行をセーブ。しかし目論見とは裏腹に釣果情報には結構良型が載せられている。GW明けの週末、マッチャンからのお誘い電話。「待ってました」と飛びつき、釣行決定。久しぶりにHI氏も参加とのこと。当日夕方に用事があるとのことで朝釣りとなった。11時半に1190号で出撃。東大阪でHI氏とご対面。羽曳野には0時半に着きマッチャン号に荷物を積み替え梶賀に向かってGO!例によって、往路は元気に盛り上がる。

  4時前に梶賀に到着。先着はM夫妻の1台のみ。のんびり準備をして乗船。「“ダンゾ”行くか?昨日も釣れとるし」ということで沖磯へ。3人で“ダンゾ”に上礁。M夫妻は“ソコブ”へ。「1人“裏”でもやってみんしょ」と船長はアドバイスを残して去っていった。「そんじゃ、“裏”行ってみますわ」とHI氏。沖向きはウネリで波が駆け抜け釣り辛い。“シゲ島”三木に竿を出す。3尋半の棚でアラサー“グレ”がポツリポツリと喰ってくる。マッチャンも同サイズをポツポツ。棚を変えたり、磯際を攻めたりといろいろやってみるがサイズアップしない。“裏”のHI氏を覗きに行くが「あきません」とのこと。徐々に“表”に移動して、3人並んでの竿出しとなった。相変わらずアラサー“グレ”が喰ってくる中、マッチャンに“アイゴ”がヒット。「久しぶりに釣れました。これで一夜干が食べられますわ」とご機嫌。筆者にも、“ブダイ”“サンノジ”といった外道が混じり賑やかな釣りとなった。“グレ”のサイズは32cmまでと今一だったが、退屈しない一日だった。


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