2011年1月3日(月)〜 2011年6月25日(土)

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2011年6月25日(土)
  台風が沖縄に近づいてきている週末。天気予報では「波2mウネリ有り」とのことで「まだ行けるやろ」と誠丸に電話。「明日、半夜で」と言うと「朝からにして。昼からは荒れるかもしれんし」と船長。「ほんじゃ、朝から」ということで予約完了。その後、HI氏から「明日、行かはります?」と電話が入った。「行くけど、朝からしかあかんそうな」「じゃ朝からでお願いします」ということで同行決定。11時半に1190号で出撃。HI氏宅で車を乗り換え、梶賀に向けてGO!

  道中、HI氏に運転を任せてウツラウツラしていると「おわ!」とHI氏の叫び「どないしたん?」と聞くと「鹿が道の真ん中にいたんで」とのこと。目が覚めてしまったので前方を見ていると毛玉が道に。「タヌキが轢かれてる」とHI氏。思わずじっくり見てしまった。「紛れもなくタヌキ。終った。もう帰ろ」と力なくお願いしたが、HI氏は冷たく梶賀に向かって車を走らせるのだった。4時前に無事梶賀到着。タヌキは忘れて戦闘準備。ダンナを交えて談笑後、港に降りる。「“ドンビ”周りか、思い切って湾内か決めて」と船長。ダンナと3人で“竜宮”に決定。出港して、まずは“ドンビ”周りに客2人を降ろして“竜宮”へ。“竜宮1番”に3人で上礁。

  正面にダンナ。小島向かいにHI氏が釣り座を取り、筆者は“2番”向かいで竿を出すことになった。“2番”との間のサラシに撒餌を入れサラシの先に仕掛けを入れる。2投目ウキに反応。“グレ”の引だがチョット弱い。25cmほどの足裏サイズ。続けて6枚、同サイズがパタパタと喰ってくるがサイズアップしない。ダンナたちも同サイズが喰っている様子。潮が当ててくるとパタッとくいが止まってしまった。そこで、試しにロックフィッシュ狙いのソフトルアーを取り出しキャストしてみるが全くアタリなし。日が昇ってくるとダンダン暑くなってくる。日陰を求めて右へ右へと移動。とうとう日陰がなくなり炎天下の地獄釣りとなった。すると良くしたもので、そよそよと風が吹き始め、なんとか地獄には落ちずにすんだ。少し潮が動いて“ボラ”と“サンノジ”が遊んでくれたが、次にきたのは風地獄。鵜来島並みの強風がビュービュー。そのせいかどうか判らないが魚の喰いもピタリと止まり、その後、釣果無しで終了。

  タヌキ見ちゃったし、こんなもんでしょ。次週からは7月、今年も“メイチ”の季節がやってきた。ふんどし・・いや、パンツのゴム締め直してガンバンベ〜。



2011年6月18日(土)
  前回の出撃は、5月21日と、約1ヶ月ぶりの釣行。台風・結婚式(甥っ子)・大荒れと“梅雨グレ”シーズン真っ只中の3週休みは正直辛かった。週半ばから天気予報とにらめっこ。曇り時々雨で推移していたが前日の予報では、1日中弱雨に変わっていた。「土砂降りならともかく弱雨ごときにへこたれてたまるか」と一人で気合を入れまくり。マッチャンからのお誘いを待つのももどかしく、誠丸に予約電話を入れる。「お久しぶりです。明日、とりあえず1人。朝釣りでお願いします」「はいよ」で予約完。「マッチャンからのお誘いは無いようやな」と思った8時過ぎ、「まだ仕事中なんやけど、明日行かはります?」とかかってきた。「朝からで予約入れたけど」と言うと「朝からはきついな〜」とのことなので「了解、半夜にするわ」と電話を切り、誠丸に「半夜で2人になったわ」と変更を伝えた。

  翌朝、5時に起きだし朝食をしっかり食べて6時に1190号で出撃。いつものコンビニでマッチャンを拾って梶賀にGO!道の駅“鬼の国”で昼食を待つ間に、朝釣のS−ダンナに電話をかけてみる。沖磯だと電波が届かないかなと思いながら待っていると「もしもーし」とダンナ。「何処上がってんの」と聞くと「“(カガリの)西”や。ポツポツ釣れてるで」とのこと。「がんばって」と切ったすぐ後で折り返し電話が入った。「バラシてしもた」とダンナ。今日は、喰いが良さそうとマッチャンとワクワク。「何処(の磯)が良いやろ」と盛り上がりながら梶賀に到着。支度をしていると、今まで何とか保っていた雨が降り出した。仕方なくレインスーツを着込んだが、出港前には上がってしまった。半夜釣は4人。マッチャンは、“オベラの奥”を試したいとのこと。「ほんじゃ“カガリの東”行くわ」ということで別れて渡礁した。“東”には裏のテラスに別渡船の客が1人。挨拶すると「30cmくらいがポツポツですわ」とのこと。表の“マンジュウ岩”から竿を出す。潮が左に流れているので船着に移動。“オベラ”向かいに竿を出す。浅めの棚から探っていくと、すぐにアタリ。30cmほどの“尾長グレ”。直後、これも“尾長”の36cm。「今日は入れ喰いか?」と期待。1時にお隣さんが撤収。その後もポツポツ35前後を3枚。と、突然潮が止まり、喰いが止む。潮の切れ目が縁の切れ目。そして“サバッコ”が湧き出した。釣り座を穏やかな船着からサラシの出ている饅頭岩に移動。この頃から雨がショボショボ降り始める。刺餌が“サバッコ”の猛攻をうまくすり抜けるとウキがスパッと消え“サンチャン”35cm登場。またしばし“サバッコ”と戯れた後、ウキがブシュー。やっぱり“サンチャン”45cm。となると、ズボ釣りの出番。裏のワンドに遠征。撃沈。裏のテラスで轟沈。さらに悪あがきのシーバス狙い。ルアー竿をセットして、“東のワレ”のサラシにキャスト。反応なし。“中”“南”と大遠征。“南”の“ドンビ向き”のサラシで黒い影がチェイスしてきた。「夕方でもおるやん」とチャストにも力が入る。ルアーをチェンジして、戻りながらキャストを繰り返すと“中”でヒット。さほどの型ではないが、やりとりが楽しい。波に乗せて引きずり上げ、60cmほどの“ヒラスズキ” GETT!。残り1時間は、潮が2枚潮に変わり魚からの反応はまったく無しで終了。

  ご赦免船で迎えてくれたマッチャンはニッコニコ。「“オベラの奥”当りでしたわ」とのこと。事務所に戻って釣果を見てみると、“グレ”35〜46cmを3枚。他に“カワハギ”数枚“アカハタ”の幼魚など。「“フエフキ”やと思うんですけど、一気に沖へ走られてバラシましたわ」とのこと。“オベラの奥”も楽しみな時期に入り、さあ、来週は何処にすっぺ。

2011年5月21日(土)
  梶賀の釣果情報を確認するのは日課となっている。16日月曜日に誠丸の情報を開けてビックリ。にやけ顔のマッチャンが載っていた。“ヒラスズキ”と“真鯛”2枚を手にニコニコ顔。マタマタ抜け駆け釣行。土日は忙しいようで、今週も電話がない。今週からは、半夜にしようと思っていたが天気予報では、波1.5m⇒2m。とどめにS−ダンナから電話「明日、朝からにしいや。昼から荒れてくるて船長言うてたで」だと。「ほな朝からにするわ」と電話を切り、誠丸に予約を入れた。2時間ほど仮眠して12時前に1190号エンジンスタート。毎度同じ道をあきもせず(厭きたが)ドライブ。4時前に梶賀着。ダンナ・タケチャン・Mくんなど知った顔と挨拶。船長も加わって事務所で談笑。「今日“スズキ”が釣れたらダンナにあげるわ」と約束し港に降りる。

  出船前「どこ行く?」と船長。沖磯も魅力はあるが、この時期がら空きの「“カガリ”」を希望。出港し、まずは沖磯を目指す。沖磯で下ろし終わると1人だけ乗せて“カガリ”に向かう。“東”に上礁。早速このところお約束のルアーロッドをセットする。沖向きは、ウネリが入っていて“ヒラスズキ”にうってつけのサラシ具合。“ワレ”方向にルアーをキャストし“マンジュウ岩”まで引いてくる。4回ほど角度を変えてキャストしたがバイトがない??。一発で喰ってくると思っていたのでガックリ。“グレ”仕掛けをセットする。セットし終わって、今一納得がいかないのでルアーで再チャレンジ。2投目にヒット。大きくはないが、思惑通りのヒットに「よしよし」と一人悦に入る。“マンジュウ岩”に引きずり上げたのは60cmほどの“ヒラスズキ”。鰓にロープを通してストリンガー代わりにし船着で泳がせておく。気を良くして遠征を試みる。“中”から“南”向き、さらに“南”の右向きへとキャストを繰り返す。“南”から“西”向きのサラシでヒット。鰓洗いで逃れようとするが、何とかいなしてランディング。70cmほどだった。“スズキ”もって移動中、左足脹脛にピッと痛みがはしった。軽い肉離れ。少し足を引きずりながらロープストリンガーに通して海にボチャン。

  肉離れのお蔭で行動が制限され、“裏のテラス”(飛び降りたり、よじ登ったりが必要)では竿が出せない。船着の高場から“オベラ”向きに“グレ”狙いで竿を出す。撒餌を撒くと予想通り“サバッコ”がワンサカ。軽い仕掛けでは馴染むまでに付け餌は突っ突き回されてボロボロ。重い仕掛けに替えて深棚を狙ってみる。一応仕掛けが馴染むまで付け餌はもっているようだが、ゆるーいアタリで喰ってくるのはやはり“サバッコ”。“裏奥のワンド”でズボ釣りも試みたが、“コッパグレ”2匹で撤退。潮が引いてきたので船着に降りて竿を出す。ウキが消し込み、かなりの引きで期待させてくれたが、顔を見てガックリの“サンノジ”45cm。その後、“サンチャン”を1匹追加してこの日は終了。

  この日、沖磯にのったM君やダンナは40cmオーバーをそこそこ釣っていた。“ヒラスズキ”は写真を撮ったあと、約束通りダンナにプレゼント。少し足を引きずりながら1190号に乗り込み梶賀を後にした。

2011年5月14日(土)
  昨年までなら半夜で決まりのこの季節。今年は早一ルアーという楽しみができて、朝釣にするか迷うところ。マッチャンからのお誘いも無く。予約電話を入れるお時間。「ええい、朝釣にしてまえ」ということで予約を入れた。2時間ほど仮眠をとり、0時に1190号エンジンスタート。行きかう車も少なくスイスイ快調にドライブ。賀田の町まで後少しと言うところで中央線をまたぐように、お馬鹿な鹿が一頭。あわてて減速し、難を逃れたがホントに「バーカ!」と車内で叫んで行き過ぎる。なんとか無事に梶賀着。S−ダンナの車の隣に1190号を停めて、しばらくウトウト。周りが騒がしくなったので起きだし事務所へ。船長とダンナに挨拶してしばし談笑。4時半に船に乗り込む。

  4時45分出船。湾内はベタベタと言って良いほどの凪だったが沖磯に近づくに釣れウネリが高くなる。最初に“ダンゾ”に着けたがけっこう船首が上下して降り辛い。Nちゃんカップル無事渡礁。次“ソコブ”にO師匠とMくん。ダンナは“ダンゾの裏”に上礁。筆者は最後に“ソコブの裏の船着”に上礁。ワンドの釣り座なのでどうしようかとも思ったが、とりあえずルアーで“スズキ”を狙ってみる。案の定、反応なし。ふと見ると、“ダンゾ”のダンナが早くも竿を曲げて、タモを出している。「地合い?」あわてて上物仕掛けを準備。撒餌をパラパラ、右の大きなサラシと左のワンドからのサラシの間の磯際に仕掛けを落とす。磯際に仕掛けを止めたいのだが、仕掛けが馴染む前に沖に運ばれてしまう。そこで、極小のウキに段シズを打ち、なじむと沈んでゆくように仕掛け変更。変更後、数投目でユルユル沈んでいたウキが加速。合わせを入れると30cm弱の“グレ”。そのまた数投後35cmがきた。これはキープ。次にきたのはこれまでと引きが違う。竿は満月。タモ入れにちょっと手こずったが、無事46cmGETT!。思い返せば、昨年12月以来40cmオーバーの“グレ”を釣っていない。半年ぶりの良型に感涙。弁当船の船長に○サイン。弁当を食べた直後、ウキが見えなくなってから竿引きのアタリ。強烈な引きに思わずレバーブレーキをゆるめ糸を出したところでラインブレーク。「あーやられてもうた」とガックリ。さらに針外れで2度目のバラシ。この後は、“サンノジ”2匹を挟んで“尾長グレ”38cmと“グレ”35cmを2匹追加したところで喰いが止まってしまった。干潮前に奥のワンドをズボ釣りで探ってみたが“ミナミハタンポ”が占領中で“グレ”は入っていなかった。上げに入って地合いを期待したが、“イガミ”と“バリ”で終了。

  この日は全体に好調で、ボウズはいなかった様子。O師匠・M君が45cmオーバーを釣っていた。いやー長いトンネルをやっと抜けたと言う感じで、今年の後半戦はこの調子で頑張りたいもんだす。

2011年5月6日(金)
  5月2日の釣果情報を眺めているとマッチャンが“グレ”を抱えた写真が目に入ってきた。「GW中は仕事で行けそうもない」などとぼやいていたが、完全な抜け駆けジャン。でも余程行きたかったんやろね。 例年5月からは半夜釣りが始まり、大黒周りの磯が解禁される。半夜は普段の生活時間帯で納まるので体への負担が少なく楽ちんなのだが、先週のシーバス激バラシの敵討ちもあって通し釣りで予約を入れた。前日仮眠を取って0時に1190号出撃。道は空いていて、釣り客は少なそう。4時過ぎに梶賀着。先着していたS-ダンナに挨拶すると「半夜ちごたん」と言われたので「朝一“スズキ”釣ったろ思て、通し釣りになるかもね」と言っておいた。客は5組。「低気圧が近づいてるし、荒れてくるで」と船長。ダンナと2人で“カガリ”を希望した。

  出港すると各渡船は解禁磯目指してフルスロットル。沖はかなりウネリが入っている。沖磯に3組下ろして“カガリ”に向かう。“カガリ”もけっこう波が駆け上がっている。ダンナが“東”に上礁。「こんな日は“ナカドマル”がええけど」と船長。しかし別渡船がすでに渡していたので、“西”に上礁。ルアー竿をセットして高場の様子を見ると波は被っていない。早速第一投。サラシの中を引いていると、いきなりガツン。かなりの大型“シーバス”がジャンプする。数回の鰓洗いに耐えてぐったりした魚をタモに誘導したが、タモ枠が小さくて取り込みに苦戦。最後はタモ枠で魚の頭を小突いてしまい、鈎が外れて「さ〜なら〜」。ゆっくり潜っていく姿をボーゼンと見送った。気を取り直して第2投。また乗った。先ほどに比べると型が小さく余裕のやりとり。無事タモにも納まって、「ヤリイ」と一人で叫ぶ。タイドプールに魚を突っ込み、第3投また、チェイスしてきたがバイトには至らず。続けて4投目。ガツン・ゴゴゴン・バシュバシュ・ギューンギューンバ・シュバシュ。大型が喰ってきたが、1匹釣っているので少し楽しむ余裕がある。こんどはバラサないようにと慎重にタモ入れしたのは75cmだった。再び「ヤリイ」と叫んで、タイドプールにドボン。次の一投は、サラシの表面を引いてみた。するとサラシの下から黒い魚体が飛び出しルアーを一呑み。頭を振られた瞬間にリーダーがプッツン。ルアーごと海に帰っていった。その後、ルアーを替えて打ち返したが、チェイスしてくる魚は無かった。ルアーを替えて再びキャストを繰り返してみたが2度とヒットしなかった。

  “グレ”釣りモードに切替。高場はサラシガ強すぎて全く釣りになりそうにない。船着から竿を出すが餌が齧られもしない。“ナカドマル”の他渡船の客は早々に磯替していった。弁当船で“ナカドマル”に磯替。通し釣りを宣言し、ボイルオキアミを1枚追加する。1投目に“コッパグレ”が喰ってきて期待が膨らむ。しかし、撒餌をしているとなにやら小魚がウジャウジャ。その後は“サバッコ”の入れ喰い。“マルイシ”向かいでもやってみたが“サバッコ”+“アカジャコ”でギブアップ。平らなところを見つけて少し横になり、ウトウト。チョット元気が出たところで仕掛けを打ち返すが、相変わらずの餌盗り。そのうち潮が動かなくなり今度は餌盗りさえ居なくなってしまった。“コッパ”が1匹喰ってはきたが、6時の撤収まで竿が海面に突き刺さることはなかった。

  結局、ルアーで釣った“ヒラスズキ”2匹。写真を撮ってもらい、ブクブクバッカンに無理やり押し込んで氷をぶち込んでお持ち帰り。朝一番のルアーフィッシングが癖になりそう。

2011年4月30日(土)
  「明日からGWの10連休」という28日の夜にマッチャンから電話。「GWどうします?」との問いに「30日行こう思てるんやけど」と言うと「丁度良かった、その日やったらHI氏も行ける言うてますわ」とのことで3人での釣行決定。当日、0時に1190号で出撃。HI氏宅でHI号に乗り換えマッチャン宅へ。久しぶりの3人釣行で車中は賑やか。HI氏とマッチャンに運転してもらい途中からウトウト。気がついたら梶賀に到着していた。ラクチン。

  この日の客は、S−ダンナともう一人の合計5人。「一人一磯でもええで」と船長。それならと、“カガリの西”にHI氏、マッチャンはいつもの“東”、ダンナは“ナカドマル”筆者は“南”に渡礁した。“南”は、多少のウネリが入っていて良いサラシができている。「“シーバス”くるかも」ということで、ルアーロッドを用意。“中”向きのサラシを引いてみると黒い塊が突進してきた。「おわっ!喰った!」と思ったが残念ながら鈎にはのらなかった。同じラインをもう一度引いてくるとまたチェイスしてきたがバイトには至らない。3度目は見切られたようで姿を見せなかった。次に“ドンビ”向きのサラシでも2回目まではチェイスしてくるが鈎荷はのらず。結局4回姿を見たが喰わせることができずガックリ。

  気を取り直して“グレ”釣りに専念。数投目に“コッパ”が喰ってきて「期待できるかも」と思ったがその後が続かない。潮が動かず、餌もなかなか盗られない時間帯が続く。10時半を過ぎて少し潮が動き出し、しばらくしてアタリ。丁度、誠丸が見回りに来ていて船長の見ている前でやりとり。35cmの“尾長グレ”GETT!船長にVサイン。何とかボウズは免れた。昼近くになってくると風と潮が逆方向になり仕掛けがうまく馴染まない。重い仕掛けにして、沈めて深棚を探っていると、ゴンと竿引きのアタリ。“グレ”の引きではないが、なかなかの引き。浮いてきたのはピンクの魚体。「“真鯛”や」と思ったがタモに納まったのは50cm近い“オジサン”。見事に肩透かしを喰らいガックシ。その後はノーフィッシュでジ・エンド。

  HI氏とダンナは釣果が今一だったようす。マッチャン一人、“真鯛”と“アズキマス”を釣ってニッコニコ。“オジサン”と“グレ”はダンナに進呈。GW中の予定を聞くとマッチャンHI氏とも仕事でこれそうにないとのこと。ダンナとは6日に合う約束をして梶賀を後にした。

2011年4月9日(土)
  今回の大震災、被災者の方々のことを思うと言葉がない。30年ほど前に2年間仙台で暮らしたことがあるので、それなりに思い入れもある。その後の政府や東電の対応のことなど、しばらく呆然とTV報道を眺めて過ごした。1週間たって「釣りはどうする?」と行くかどうかを迷っていたが、普段通りの経済活動が基本だと思い梶賀通いを復活した。ただ、このユルーイサイトを更新する気にはさすがにならず、しばしほったらかし。そろそろイベントなどの自粛取りやめのムードも高まってきたので復活することにした。

  このごろ歳のせいか物覚えが悪く1月前のことを詳細に思い出せないこともあり、これまでの釣行はダイジェストで記録のみ掲載することにする。

3月19日(土)
  単独行。“カガリの東”に上礁。“グレ”33cmを頭に3匹。この日の客は4人。震災以降、初めての客だったそうで、船長が喜んでくれたのが印象的。

3月26日(土)
  マッチャンと同行。マッチャンはS-ダンナと“カガリの東”。筆者は“南”に上礁。30cmの“グレ”1匹。大バラシ2発。マッチャンは62cmの“真鯛”を仕留めて大喜び。

4月2日(土)
  マッチャンと同行。往路、タヌキを目撃。2人で“カガリの東”に上礁。1発もアタリなし。マッチャンは49.5cmの“良型グレ”を仕留めて大喜び。

4月9日(土)
  マッチャンとHI氏3人での釣行。大荒れのためS-ダンナと“竜宮”に上礁。“カンダイ”40cmと“グレ”30cmを2匹。ダンナは、“年無しチヌ”57cmを仕留めて大喜び。

4月16日(土)
  マッチャンと同行。前回と同様大荒れ。S-ダンナと“竜宮”に上礁。マッチャンは“ドンビ”へ。“ガシラ”2匹の貧果。マッチャンは、“チヌ”“ブダイ”の40cmを釣っていた。

う〜ん。惨憺たる釣果ですな〜。人の大喜びを4週続けて指を咥えて見ているだけ。がんばれ日本。がんばれヒジヤン。

2011年3月5日(土)
  先週の釣行時、HI氏は「次週は仕事であきません」と休業宣言。マッチャンはと聞くと「来週にならないと判りません」と言っていた。「さてどうなったんやろ」と電話を待っていたが、一向に掛かってこない。誠丸に「今回は1人で」と予約を入れ、1時半に1190号で出撃。5時梶賀着。駐車場にはS-ダンナの車がすでに停まっている。ダンナに挨拶して事務所で談笑。

  6時に出港。この日はお客さんからリクエストがあったようで“見張り下”に向かう。2人を降ろしたあと“カガリ”へフルスロットル。船長が「“ナカドマル”行くか?」と聞いてきたが、近頃まれに見るベタ凪なので表向きを希望。 “西”にダンナが降りたあと“東”にX氏と上礁。X氏がマンジュウ岩に釣り座を取ったため、ワレから竿出し。弁当船まで粘ってみたがナーンも反応ありまっしぇん。「今の時期ワレより船着の方がええで」とマイクで船長。弁当を食べて、船着に移動。磯際から探っていく。棚を徐々に深くとり、竿2本でアタリ。20cmオーバーの“ガシラ”が迷惑顔で上がってきた。ダンナ用にキープ。その後、時々付け餌はとられるがアタリが出ないというこの時期のパターンにはまり込む。やっと喰ったと思ったら60cmほどの“ボラ”。タモの中でこれまた迷惑顔。昼を過ぎても反応無し。X氏も諦め顔。

  アタリがないため探る棚がどんどん深くなり、沈め探り釣りで時間をかけて流していく。1時を過ぎて流している途中、撒餌を撒こうと杓に手をかけたところで竿先を引っ張られた。(なぜか大型魚は気を抜いたところで当ってくる)杓から竿に持ち替えたときには、“ ボラ”のときには“ジ”とも鳴らなかったドラグが、ジージー唸りながら逆転。斜め下に向かって20mほど走られて竿先が跳ね上がった。「ばーらしちゃった、ばーらしちゃった」と力なくつぶやきながらラインを巻き取る。ハリスのチモトが擦れて切れていた。当然のようにその後アタリはなく終了。

  事務所に戻って船長に「バラシてしもた」と言うと、詳細を聞いて「そら、“尾長”かもしれんな。このごろ、小さいけど釣ってきとるんよ。これから楽しみやね」とのこと。このところ、小型ばかりを相手にしていたので、バラシたとはいえ大型魚に引きにアドレナリンピュッピュの楽しい1日だった。

2011年2月26日(土)
  前日にマッチャンから電話「HI氏も行く言うてますわ」ということで久々のトリオ釣行。天気予報も上々でこれでお魚の活性さえ良ければ言うことなし。1時に羽曳野待ち合わせで、0時に1190号出撃。途中でHI氏をピックアップ。ワイワイ談笑しながら梶賀に向かう。5時前に梶賀に到着。少し遅れてS−ダンナも顔をみせる。

  6時に出港。向かうはマイドお馴染みの“カガリ”。“東”でお声がかかり3人で上礁。少し波が残っておりワレの釣り座は望み薄。裏のテラスで竿を出す。棚、竿1本から始めた2投目にアタリ。30cm弱だったが早くも本命が釣れ、期待が膨らむ。が、その後アタリは無く、たまに付け餌が盗られるのみ。(いつものこっちゃ)昼前に同サイズが1匹来て本日終了。あきまへんなー。

  この日は、どこも40cmには届いていなかったようだ。マッチャン3匹、HI氏3匹で筆者がドンベ。帰りもワイワイでそれなりに楽しい1日だった。

2011年2月17日(木)
  今年に入ってまったくあきません。水温が例年になく激しく上下して・・・。などと言い訳しても始まらないので、気を取り直し、粛々と梶賀通いを続けるのみ。ところが建国記念日を含む3連休は大荒れの予報に戦意喪失。誰かさんは、強行出撃したようだが釣果は今一だった模様。次の土曜日は約束があり、日曜日は天候悪化の予報で、またまた出撃不可。「ならば」と有休をとっての奇襲攻撃を断行。前日、誠丸に予約電話を入れると「今日、マッチャン来てたで」と船長。「抜け駆けや」と自分のことは棚において憤慨。ま、釣果は良くなかったそうな。久々に梶賀に向けて1190号出撃。峠にも雪は見当たらず快調にドライブ。上北山村を過ぎたところで4頭の鹿が道一杯に広がってフラフラ。スピードを出していなかったので事なきを得たが、まったくこやつらは!(怒)1時過ぎ、無事に梶賀着。仮眠所で一寝入り。

  平日ということで(というか平日にもかかわらず)客は7人。見知った顔はいない。この日天気予報では昼頃から小雨ということで、「もつかな」と聞くと「ウネリがきつなったら撤収もあるで」と船長。雨の中での撤収は面倒なので「“竜宮”行くわ」と告げた。3組を“カガリ”に渡したあとでのんびり“竜宮”に向かい上礁。船着に釣り座を決めて竿をセット。棚3尋から探っていく。潮はゆっくり左に流れている。3投目でウキがゆっくり沈んでいった。合わせを入れると小さいながらも本命の引き。30cmそこそこの“グレ”だった。なんせこのところPB続きだったもんで、大きさはともかく嬉しい1匹。その後は餌は盗られるがアタリが出ない苦しい状況。棚を変えポイントをずらしたりといろいろやってみたが反応無し。そのうち潮が止まってしまった。外海には波柱が上がっているがここはのどかにパシャパシャ程度。思ったよりも暖かくのんびり座ってアタリを待つ。少し潮が動き出したところで、スルスルとウキが入り34cm。久しぶりのボウズ脱出。その後もポツポツとアタリがあり、“コッパグレ”、“ベラ”、“極小のアイゴ”が竿を曲げてくれた。最後まで雨は降らず、この時期としては釣り日和のまま終了。

  “カガリ”はそれなりの釣果が上がっていたが、大型の顔は見られなかった。車に乗り込み梶賀に別れを告げたところでポツポツ雨が降り出した。

2011年2月5日(土)
  釣れまへん。いや、よう釣りまへん。終わり。

先週と同じ書き出し。まったくもってどうしようもございません。海水温が上がったり下がったり安定していないため、喰いにむらがアリ・・・。てな言い訳を長々書いても仕方がないので、今回のボウズ劇場始まり始まり。

  金曜日の夕方、HI氏から電話。「明日行かはります?」とHI氏「行くよ。マッチャンは?」「彼はお父さんとおじさん連れて別便ですわ」とのこと。1時に待ち合わせることにする。仮眠をとって、0時半出撃。1時にHI氏宅でHI号に乗り換え梶賀に向かう。路面は雪もなく快調。五郷を過ぎたところで、傍らの畑になにやら白いハートマークがゆらゆら。目を凝らすと鹿の尻だった。賀田の町まであと少しというところでヘッドライトを反射する獣の目。「鹿?」と思って横目をこらすと茂みに逃げ込む丸っこい尻。「タヌキや!」と叫んでしばし呆然。「これで今日の釣りは終った・・・」

  4時過ぎに梶賀着。マッチャン号はすでに駐車場で待機していた。S−ダンナも少し遅れて到着。6時半に出船。マッチャンはオヤジどのと一緒かと思いきや仲間はずれにされたそうでダンナと一緒に“カガリの南”に上礁。筆者はマッチャンの換わりに修行場に上がった。HI氏は向かいの“ナカドマル”。1日中全くアタリ無し。さすがにこんなに日は珍しいが、“タヌキのケツ”のせいだと思えば妙に納得。

  皆さんもさしたる釣果はなく全員玉砕。


2011年1月29日(土)
  釣れまへん。いや、よう釣りまへん。終わり。

冒頭でお判りの通り、今週はボウズ。思い出したくも無いが、それではボウズ記事ファンからクレームが来そうなので一応。

  金曜日の夕方HI氏から電話。「明日、行かはります?マッチャン急に仕事で・・・」「行くよ。ほな10時半に行くわ」と同行決定。10時前に1190号出撃。HI氏のマンションでHI号に乗り換え梶賀に向かう。2時梶賀着。車中で仮眠。5時半に起きだし事務所へ。S−ダンナと作戦会議。乗船すると「3人で“カガリの東”行くか?」と船長。“東”に上がれ といわれて断る理由も無く。「あーい」と回答。6時半出港。3人で“東”に上礁。表を2人に譲り、裏のテラスで竿を出す。沈黙の海。3人揃って泣かず飛ばずに、業を煮やしたダンナ「弁当船で替わるわ」と宣言。相性の良い“コスギ”に行ってしまった。その後も潮が動かない中、HI氏がなにやら竿を曲げている。35cmほどの“ブダイ”。う、羨ましい。終了間際に30cmほどの“グレ”も釣り上げ、「どうだ」と言わんばかり。パーフェクトボウズ(ブログではPBと言うそうな)の筆者はひたすら、「へへー」とひれ伏すばかり。

  “コスギ”に磯替えしたダンナは、35cmを頭に15匹ほど釣っていて「磯替え正解」とのこと。これにも「恐れ入りました」とひれ伏し、M氏の48cmでついに土下座をしてしまった。釣る人は釣るんよね〜。

2011年1月22日(土)
  サッカーのアジア杯、日本vsカタール戦が丁度出撃時刻と重なるということで、「どうすりゃ観られるやろ?」と思案。あまり出撃が遅くなると凍結も怖い。マッチャンから連絡が入り「HI氏も行く言うてます」とのこと。しめしめ。HI氏の新車についているTV(本放送が入る)で道中観戦。先制され、退場者も出しながらの逆連勝利。終盤は、車を停めて3人とも画面に釘付だった。俄サッカー解説者と化したオジサン釣り師3人は、ワイワイ言いながら梶賀に到着。仮眠所で一眠り。

  5時過ぎに起きだし、事務所へ。S−ダンナ、ハマチャン・タケチャンと談笑後港に降りる。マッチャン、今週も修行場で決まり。「2人はどうする?」と船長。「“ナカドマル”は」「ええよ」ということで決定。ダンナは“コスギ”でやるとのこと。出港した船は“カガリ”に向かう。他渡船は梶賀の磯に向かったので、余裕の磯渡し。予定通り“ナカドマル”でお声が掛かり、HI氏と上礁。HI氏が裏のワンドを選んだので、船着に釣り座をとった。道糸・ハリスを4号として大型に備える。足元を竿1本から探っていく。沖向きから“カガリ”向きにポイントをずらしたところでアタリ。30cmほどの本命。ブクブクバッカンに海水を張りお入りいただく。しばらくして同じポイントでアタリ。先程よりは良い引きで38cmの“グレ”。「よしよし、エエ調子や」と期待し打ち返す。その後25cmが釣れたところで満潮から下げ潮となり、喰いが止まってしまった。深棚狙いや軽い仕掛けに変えるなどいろいろ試すも“タカベ”、“ベラ”といった外道が時折喰って来るだけでタイムアップのホイッスル。

  HI氏もほぼ同サイズを2匹釣っていた。ダンナが「“コッパグレ”ばっかりや」と訴えると「その下に大きいのんおるんやけど」と船長。納まらないのがマッチャンで、帰りの車中「気配はムンムンやけど(本命の)アタリが無いんですわ。来週は違う所へ行きたいス」と修行ギブアップ宣言。さて次週はいかが相成りますことやら。

2011年1月15日(土)
  土曜日の午後から天気が崩れるという予報のこの週末。「どうしたものか」と思案しているところへ、昼休みにS−ダンナから電話が入っていた。掛けなおすと「明日行くの?」とダンナ。「行くけど帰りが問題やね」「エエから行こ行こ」で釣行決定。夕方マッチャンから電話が入り「帰りが心配やね」と言うと「もつでしょ」で同行決定。10時に1190号出撃。羽曳野の駐車場でマッチャン号に乗り換え。1190号はマタマタお留守番。往路は路肩に雪が残っているくらいで、乾いておりアイスバーンも皆無。すんなり梶賀に到着。先着の車は3台。車中で仮眠を取ろうと思ったが、仮眠所が空いていたので布団にもぐりこむ。外がザワザワしだした5時過ぎ布団を抜け出す。外に出てみるとS−ダンナが到着していた。事務所で昨日から泊まりのハマチャンを交えて談笑。前日は水温が低くまったくアタリがなかったとのこと。この日の客は7人。帰りの雪を心配して二の足を踏んだ方も多かったことだろう。

  乗船し、船上でもワイワイやっていると「どこ行く?」と船長。「ダンナと一緒に“ナカドマル”はどやろ?」というと「ヒジヤン“東”の角行ったら。あそこやったら釣ってくるやろ」と何やら引っかかる物言い。「ほな、そうしよか」ということで決定。マッチャンは今日から修行のため、とある磯(日陰で寒い所)で篭ることになっている。出港した誠丸は、いつもの通り“カガリ”を目指す。他渡船は梶賀磯に向かったので、のんびり磯渡し。“カガリ”の前で「水温昨日より5分ほど上がっとるで。今日は釣れるで」と船長。船上の一同、もう釣れた気になって盛り上がる。最初に着けた“東”でお声がかかりハマチャンと一緒に上礁。「ハマチャン真ん中、ヒジヤン角でやってみて」と言い残して誠丸は次の磯へ。お言いつけ通り船着に釣り座を取る。マンジュウ岩から仕掛けを投入するが、潮が左にゆっくり流れているため少しづつ船着方向へ移動。竿1本半の棚でアタリ。残念、30cmの“イズスミ”だった。「魚の活性は良さそう」と期待が広がる。同じポイントを流しているとウキが引き込まれた。30cmそこそこではあるが嬉しい本命。横でなにやら気配がしたので振り向くとハマチャンが大きく竿を曲げていた。「デカそう」と眺めていると、竿先が跳ね上がった。無念のハマチャンに「デカかったやろ」と言うと「そんなこと無いで」と平気を装っていたが、笑顔がぎこちない。その後潮が止まってしまい、餌がまったく盗られなくなってしまった。ウキに変化がまったく無くなり退屈していると、背後で異様な気配。振り向くとハマチャンがカモメを虐待している。「虐めたらアカンで」と言うと「勝手にひっかりよったんや」と羽根に引っかかった鈎を外そうと竿を振り回している。何とか外して照れ笑い。その後はさしたる盛り上がりも無く終了。

  この日はどこも30cm台がチョコチョコという状況。寒い中、修行場所で頑張ったマッチャンは、30cm1枚の釣果にぼやきモード。ま、そのうちドッカーンと来るべさ。

2011年1月9日(日)
  8日土曜日は、なぜか仕事。事前にわかっていた事なので「来週は日曜日に釣行するわ」と告げておいた。土曜日2時過ぎS−ダンナから「どやった?」電話が入った。「今日は仕事で明日行くつもり」ダンナも仕事だそうで「ほな、明日な」ということで電話を切った。その後3時前に誠丸に予約電話を入ると、「峠道雪残ってるらしいで。チョット待ってや、マッチャンいるし」と電話を変わる気配「もしもし」とマッチャン登場。この日は満足できる釣果を上げられなかった様子。雪の情報を聞いた後で「このまま泊まろうかな」などと呟き電話が切れた。夕方HI氏から電話。「明日ご一緒させてください」とのことで、二つ返事でOK。その直後マッチャンから電話「今、HI氏から電話あったでしょう?すみませんがカイロを買ってきてください」ですと。HI氏宅で11時の待ち合わせ。10時半に1190号で向かう。HI氏の新車に乗り換え梶賀へ向かう。1190号はお留守番。峠には雪が多少残ってはいたが問題なく頼まれたカイロも買って3時に梶賀着。車中で仮眠を取った。5時過ぎに目を覚ますとニコニコ顔のマッチャンが「ドウモドウモ」といいながら居残りの言い訳をひとしきり。3連休の中日とあって客は多く「何所上がれるやろ」と心配しながら乗船。他渡船が梶賀の磯へ走ったので三木里磯が独占状態。ダンナ・HI氏と3人で先週と同じ“カガリの西”に上礁。マッチャンは1人で船長秘蔵のポイントへ。ダンナが高場、HI氏は“ナカドマル向かい”に釣り座を取ったので、船着で竿を出す。ウキには全く反応ないまま、着け餌だけが盗られる。本日終了。って、早!いやいや、ホントにアタリはまったく盗れずに1日終ってしまった。ダンナは朝のうちに2匹、HI氏も1匹“グレを釣っていたが型は小さい。

  撤収船で磯を回わっていると、“オベラの三角”の横にマッチャン発見。「どうやった?」と聞くと「まったくダメ!」とのこと。この日、“カガリの南”で51.5cmが釣られており、“ナカドマル”でも48cmが上がっていた。“寒グレ”らしく深い棚で単発だが、当ればでかい。船長に「何でマッチャンあそこ行かんかったん?」と聞くと「行くか?聞いたらいやそうな顔したし」とのこと。確かに日陰で寒いが一発がありそうなポイントなので「次週からはチャレンジするわ」とマッチャン。帰りは2台連なって梶賀を後にした。

2011年1月3日(月)
  あけましておめでとうございます。本年も当「釣りバカサイト」をよろしくお願いします。

  昨年の釣り納めに、「来年の釣り始めは3日ネ」ということで打ち合わせた通り、2日夕方にマッチャンから電話。(実はマッチャン29日に「泣きの1回釣行」を試み“真鯛” 45 cmを釣っていた)「おめでとうございます。明日は?」とマッチャン。「もちろん行くで」ということでHI氏と3人での初釣行決定。誠丸に電話を入れ、新年のご挨拶をして予約を入れる。HI氏は正月2日だというのに仕事だそうで、出撃時刻は10時となった。テレビを見るなどして時間を潰し、10時に1190号スタート。30分でHI氏宅に到着。ここで年末納車されたばかりのHI氏号に乗り換え。1190号はここでお留守番。新車の匂いプンプンの車で羽曳野に向かう。峠には雪が残っているとのことでスタッドレスを履いているマッチャン号に乗り換え(どうもHI氏号のお披露目だったみたい)。3人でワイワイ言いながら走っていると金剛山越えで早くも雪がチラホラ。吉野を抜けるころには周りが真っ白に。スリップ事故車も目撃し、びびってしまいノロノロ運転で何とか前に進む。大台のトンネルを抜けたところで雪が無くなり拍子抜け。その後はペースも普段通りに戻り、3時に梶賀着。

  車中で仮眠。5時に目覚め、S−ダンナに新年のご挨拶。船長が到着してご挨拶。一通り挨拶を済ませて事務所で談笑。この日は予想通り客が多く30人ほど。何処に上がれるかは他渡船次第とその動向を覗うと、全部梶賀側の磯に向かっていった。ラッキー。ライバルのいなくなった誠丸はゆっくり磯渡し開始。我々は、3人で“カガリの西”に上礁。仕掛け準備前に、まずは、コンビニで買ってきたパック酒を海に撒いて安全祈願。(決して豊漁祈願ではない)拍手パンパン。後ろを振り返るとHI氏もパンパンして「便乗させてもらいました」ですと。マッチャン“高場”、HI氏が“船着”に釣り座を取り、筆者は“ナカドマル”向かいの釣り座に入った。棚3尋半(竿1本)から足元を探っていく。1本半まで落としたところで餌を齧られるようになり、ポイントを替えて打ち返す。ふと気配がして振り返るとHI氏が竿を曲げ、タモを入れている。釣り上げたのは30cmチョイの“グレ”。初釣りボウズ逃れオメデトウサン。しばらくしてウキがスウッと沈んでアタリ。あわせると大きくはないが本命の引き。竿の曲がりを楽しんで浮かせたのは、32cmの“グレ”。とりあえず初物が釣れてホッと一息。その後は“タカベ”が2匹釣れたところで下げ潮に変わり、付け餌が盗られなくなってしまった。期待していた昼過ぎも反応無く初釣り終了。

  寂しい釣果ではあったが、初物を釣った2人はニコニコ。マルボウズだったマッチャンはぼやくことしきりの初釣りだった。“小杉”に上っていたダンナは43cmを頭に10匹ほど釣り上げ「今日はワシの勝ちや」と高笑い。49cmが1枚上がっていたが他は43cmまでと中型までの釣果だった。事務所でゆで卵や焼きイカさらに焼きウツボ?をご馳走になり、梶賀を後にした。帰りの車中は往路とはうって変わり(眠気もあって)静かなもの。次週からは尾鷲釣り大会もあるので頑張ろうと約束して解散した。

それでは初釣り吉例の1句

お神酒撒き 願掛け豊漁 神頼み ご利益あるのは いつのことやら


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