2012年1月3日(火)〜 5月26日(土)

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2012年5月26日(土)
  このところ絶好調の筆者。次の釣行が待ち遠しい。やっと来ました週末。マッチャンからの電話を待っているとリーーン(とは言わずプルプル)。「行かはります?」とマッチャン。「行く行く。朝からにしよか」ということで、朝釣で誠丸に予約を入れた。11時半に 1190 号出撃。羽曳野でマッチャンを拾って、梶賀に GO! 3 週間ぶりなので積もる話は尽きない。交代で運転して 4 時前に梶賀着。駐車場の最後の 1 台分に滑り込みセーフ。船長が来るまで、車中で仮眠。事務所が開いたので挨拶に行くと、船長は難しい顔で携帯とにらめっこ。顔を上げた船長「台風出来とるで、心配やのう。出てみんとわからんけど、いつまで出来るかわからんで」とのこと。 "カガリ" に上がりたかったが望み薄になってきた。船に乗り込んでダンナを交えて談笑。MM 君はルアー竿をセットして "ヒラ" 狙い 1本。

  出港した誠丸は、沖磯を目指す。途中 "カガリ" や "大黒" の前を通過するが、どの磯もかなり波を被っている。最初に着けたのは "ダンゾ" 。KI 君ご一行 4人が渡礁したが、もたもたしていると「早よ渡れ、荷物は渡してもろたらええんや!」と久々に船長が大声で怒鳴る。何とか渡し終え、 "ソコブ" にダンナ他 2名、"ダンゾの地" にマッチャン他 2名を下ろして沖磯を後にした。次は梶賀磯に向かい "ドンビ" に 4人組を下ろし船内に残ったのは 3人。「どうする? "オベラの奥" 行くか?」と船長から声がかかり。「うん」でまたまた U ターン。ところがすでに他渡船に取られていて、またまた U ターン「湾内入るで。こんな日は "竜宮" がええかもな」と船長。「うん」ということで "竜宮" に上礁。最後の 2人は "オボレ" に向かったようだ。

  釣座を先端にとり、実釣開始。撒餌が効いてくると 20cm ほどの "グレ" がアタってくる。5 匹ほど釣ったところへ誠丸が「2人乗せたって」と戻ってきた。2人は 2 番向かいに並んで釣座を取った。相変わらず "コッパ" のアタリが続く中、「また "コッパ" か」とあわせるといきなり鋭い引き。ちょっとあわてたが体制を建て直しやり取りするも、ウキが見えたところで鉤外れ。40cm クラスの引きだっただけに残念。動いていた潮がとまり餌盗りさえ口を使わない状況になってしまった。そこへ、またまた、誠丸。沖磯に乗った全員が避難してきた。KI 君ともう1人が上礁。3 番にも 2人降ろして誠丸は去って行った。合計 5人になった "竜宮 1番" 。竿がずらりと並ぶかと思えばさにあらず。通し釣の方々は釣れないこともあって午後に備えてお昼寝。最後まで頑張っていたのは筆者一人だった。"ガシラ" 2 匹と "ベラ" が遊んでくれたが、潮が止まってからは "コッパ" 君達は冷たかった。と言うことで終わってみれば久々のボウズ。まっしゃーないな。

  お迎え船に乗り込むと "ドンビ" 方面に向かう。"ドンビ" の裏側に上がっていたダンナは「"コッパ" ばっかりや」とのこと。マッチャンは "船見の壁" で○サイン。事務所に戻って見てみると、ナント 49cm を釣っていた。写真撮影も終わり、船長に挨拶して梶賀を後にした。


2012年5月19日(土)
  先週の10年に 1度の大物賞に気を良くして、今週も行く気満々。天気も問題ないので朝からか、半夜にするか迷うところ。マッチャンのご機嫌伺いに電話を掛けてみる。「今週は?」と聞くと「先週、ええのん釣ってはりますやん。行きたいんですけど、毎週土曜に仕事が入ってるんですわ」とのこと。1人なので半夜で予約を入れた。翌日、5 時半に 1190 号で出撃。山道でノロノロ車に引っかかり少々イラついたが、時間的には余裕があると言い聞かせてのんびりドライブに切り替える。10 時半には梶賀に到着。早く着きすぎたので湾内堤防で "アオリイカ" のヤエン釣りを見学。「今日は "アオリ" は休みや」と地元の釣師。見学を早々に切り上げ港に向かう。事務所の駐車場は満杯。仮眠所前の坂道に駐車し仕度をして事務所へ。「"石鯛" どうやった?美味かったやろ」と船長。「そらもう美味かったわ。そやけど量が多すぎて、まだ冷凍庫に残ってるわ」と談笑。「ダンナは?」と聞くと「先週と同じで "ソコブの奥" におるで」とのこと。沖磯は "サバッコ" が沸いているようなので、"カガリ" を希望。

  半夜の客は他に 1 組。梶賀は 2 回目とのことで、出港前、船長に「細い仕掛けやとブチブチ切られるで」と脅されていた。出港して、 "カガリ" に向かう。朝釣は皆沖磯にのったようで "カガリ" には誰もいない。"東" に上礁。2人組みは "南" に降りた。竿をセットして饅頭岩に釣座を取って表を流してみる。ゆっくりと右に流れる良い潮で期待が膨らむが、一向に魚の気配が無い。1 時過ぎ、沖磯の方角からダンナを載せた誠丸が通過。裏に降りて "オベラ" 向きに釣座を移動。ここでも全くアタリなし。こういう時にはいつものパターンでズボ釣を試してみる。まずは裏のテラスから狙ってみたが不発。3 時過ぎに奥のワンドにまたまた移動。ここでも餌が残る。「だめかな」と諦めかけたそのとき、コンッ!と竿先にアタリ。アワセを入れるとズシッとした手応え。あまり引かないので「何かな?」と思いながらリールを巻いていると浮いてきたのは本命の "グレ" 。そこそこデカイ。無事タモに納まったのは 45cm だった。とりあえず写真をパチリ。気を良くして打ち返していると暫くしてまたガツン。46cm。この "グレ" も左右に走るが潜っていかなかった。水深があまり無いため潜れないようだ。"ガシラ" を挟んで 3 連発。こんどは、47cm。これはさすがに良く引いた。その後、アタリがぱったり無くなった。ワンドに入っていた "グレ" は 3 匹だったようだ。夕マズメ、表で一発を狙ってみたが不発。でこの日は終了。

  この日、沖磯はかなりの苦戦。40cm オーバーは 3 枚ほどだった。"南" に乗っていた 2人組は、細ハリスで 5、6 回バラシたとのこと。「一回り太い仕掛けで出直します」と言い残して帰っていった。帰りがけにマッチャンから電話。「どうでした?」「47cm 頭に3 枚」と告げると「ええですね。明日何とか休めるんで半夜で行きますわ」とのこと。やはり我慢の限界だったようだ。このところ、鵜来島遠征を挟んで、梶賀では 3 連荘で良い思いをしている。さてこの絶好調いつまで続いてくれるやら。


2012年5月12日(土)
  鵜来島釣行の後、残りの GW はのんびり過ごした。そして、平常に戻って 1週間、早くも禁断症状が現れた。土曜の天気は問題なし。前日、誠丸に電話を入れる。「一応半夜でお願いします。マッチャンから電話があったら朝釣になるかも」ということで予約完了。結局マッチャンからのお誘いは無く、半夜になった。

  朝 5 時、自然に目が覚めた。シャワーを浴び、朝食もしっかり摂って、6 時に 1190号で梶賀に向かう。夜間の走行と比べると車が多く、峠のくねくね道を観光バスに塞がれて結構時間がかかってしまった。それでも 11 時には梶賀に到着。このところの好調のためか予想より客が多く、駐車場は満杯。港に駐車する。少し遅れてタケチャン到着。先着していた TT 氏を交えて立ち話。7日に MD 君が釣った57.5cm の "グレ" 話で盛り上がる。そこに見回りから帰ってきた船長登場。「結構客多いやん」と言うと「今週始めはむちゃくちゃ釣れたからなー。あれやったら誰でも釣れるわ。昨日から水温下がってちょっと(喰いが)渋なってるけどな」とのこと。「ダンナは?」「"ソコブ" の奥や。釣れてる言うてたし、後入るか?」「そうするわ」ということで早々に磯も決まってしまった。

  正午、半夜便出船。沖磯に向かう。"オベラ" 周りは空きがあるが "大黒" 周辺は満杯。最初にタケチャンともう 1人が "マッサン" に降り、次に着けた "ソコブ" の奥に渡礁。ダンナが迎えてくれた。「どう?」と聞くと、「朝方良かたんやけど、弁当船の後、喰わんようになったわ」と寂しいご返事。クーラーを覗いて見るといろんな魚で満杯。「表で釣ってる TT 君に貰った "グレ" も入ってるけどな」とダンナ。ともあれ、ここに上がると一度は試してみたい "奥のワンド" 。ズボ釣り仕掛けをセットして奥に向かう。撒餌をして仕掛けを落とし込むと 1投目からアタリ。20cm ほどの "ガシラ" 。ダンナのお土産にキープ。その後は餌盗りの "ミナミハタンポ" のみ。 "グレ" は入っていないと見て切り上げた。船着に戻ってダンナに "ガシラ" を進呈。お迎え船が来てダンナは帰っていった。ウキ釣りの仕掛けをセットし、実釣開始。ダンナのおっしゃるとおり餌盗の活性も鈍く、アタリが出ない。棚を 5 尋まで落としてやっとアタリ。 "グレ" 32cm。ボウズは何とか免れた。その後ぱったりアタリ無し。ウキを沈めて深棚を探ってみたが "カワハギ" が掛かってきただけで夕方を迎えた。

  5 時少し前。やけくそで余っている撒餌をドカ撒き。棚 6 尋を流していると、スパッとウキが消し込んだ。反射的にアワセを入れると強烈な締め込み。引き摺られるように、一段下に下りてやり取り。スピードは無いが重量感のある引きで、思わずブレーキレバーを緩めて糸を出す。3 回糸を出したところで突進が止まり、綱引き状態。竿尻を下腹に当てリールシートを両手で掴み、祈るような体制で引きに耐える。少し引きが弱まってきたので、魚を怒らせないようゆっくり元の釣り座に戻る。少し竿を煽ってはズルズルとリールを巻き少しずつ浮かせにかかる。"グレ" の引きではない。"イスズミ" でもないような気がする。「何やろ?顔だけでも見てみたい」。ズルズル。ウキが見えてきたズルズル。魚体がユラユラ。大きいがなにやら汚らしいズルズル。ポッコリ浮いた魚は、縞が消えたでっかい "石鯛" 。もう、もがく体力も無い様子で、余裕のタモ入れ。うれしい重さ。安全なところまで運んで、しばし眺める。写真を撮って、バッカンにお入りいただき、本日終了。

  この日は、朝釣りに分があったようで、釣果のほとんどが弁当船前に上がっていたとのこと。その中で、半夜で "カガリの東" に上がったTT氏が 52cm の "グレ" を釣っていた。流石!筆者の "石鯛" は、測ってもらうと 60cm、4.7kg あり今シーズン初物ということで結構盛り上がった。釣果写真を撮ってもらい、気分良く梶賀を後にした。

  翌日、実家に持って行ったが、捌くのに一苦労。お造り・しゃぶしゃぶで美味しくいただいた。半身を持って帰り、翌日も翌々日も "石鯛" 尽くし。美味しいのだが、流石に食傷気味。贅沢な話ではある。


2012年4月21日(土)
  天気予報では、朝のうち曇りのち弱雨。行こうかどうしようか迷っていると夕方マッチャンから電話。「明日どうしはります?」「いや、迷ってんねん。行くの?」と聞くと「ヒジヤン行くんやったら」とのこと。最終的には「ほな行こか」との結論に達した。  1時にマッチャン宅までお迎え。1190号で梶賀を目指す。道中雨はショボショボ降り続き止んでくれそうもない。4時前に梶賀着。先着の車は3台。雨の予報に客は少ないと踏んでいたが予想に反して出船前には駐車場は満杯。ダンナやTB氏、MM君など常連は雨なんてなんのその。4時15分の定刻に出船。船内でMM君はルアー竿をセット。"ヒラ" 狙いに燃えている。

  "カガリの西" にダンナとMM君 "東" にTBしご一行を下ろした後で声がかかる。"ナカドマル" マッチャンと上礁。船長が「"ヒラ" 狙うんやったら、先端で見えてるらしいで」と言い残して去っていった。さっそくルアー竿をセット何投かしてみたが不発。あきらめて "グレ" 狙いにチェンジ。マッチャンが "マルイシ6" 向かい、筆者は船着に釣座をとった。水温が低下したのか、魚っ気があまりない。やっと喰ってきたのは15cm ほどの "メバル"。次にウキに反応があったのは "サバッコ" だった。近頃噂の "サバッコ" に、「やばい」と思ったが、その1匹を最後にえさを取られなくなった。マッチャンの様子を見に裏のワンドへ。"メバル" "カサゴ" を結構釣っている。根魚でもと横で竿を出しているとマッチャンが竿を大きく曲げた。かなりやり取りしていたが、残念ながらバラシ。「"ウツボ" ですわ」と悔し紛れに無茶苦茶な言い訳。下に向かって突っ込んでいく "ウツボ" なんて見たことない。

  弁当を食べた後、"オクドマル" との中間にあるポイントに移動。"カガリ" の真裏の水道を流してみる。左向きはゴロタになっていてこの時期期待が持てそう。まずは、"メバル" を連チャン。打ち返していると浮きがゆっくり沈んだ。アワセを入れるが動かない。根掛りかと思ったが、竿を立てるとグングンと魚の引き。手前に寄せたところで猛然と潜りだした。思っていたより強烈な引きで一瞬あわてたが、落ち着いて耐えていると次第に浮いてきた。海面に浮いた魚体は本命。50cm近い。タモに納まった瞬間ガッツポーズ。今年に入って初めての40cmオーバーに喜びもひとしお。船着に戻ってマッチャンに「出たで」と声をかけ、ブクブクバッカンにお入りいただく。その後は、"黒ソイ" 30cm 2匹を追加して納竿。

  雨は断続的に降り続いたが幸い小雨程度だったのであまり苦にはならなかった。MM君は狙い通り "ヒラスズキ" を2枚ゲット。"竜宮" では "真鯛" が釣れていた。久しぶりに釣果写真を撮ってもらい。至極満足な1日だった。が、納まらないのはマッチャン。GWに予定している "鵜来島" 遠征釣行でのリベンジを宣言。いかがなりますことやら。

2012年4月13日(金)
  13日の金曜日、なぜか得意先の会社が休業日。土曜日にはまた荒れてくる天気予報もあって、これ幸いと休みを取って平日釣行。10時に1190号で梶賀に向けて出撃。2時過ぎに梶賀に着いた。仮眠所の布団に潜り込んで一休み。4時過ぎに騒がしくなってきたので起きだし支度をして事務所へ。この日の客は4人。平日とあって知った顔は1人だけだった。5時15分出船。まずは"ドンビ"に着け、"カガリ"に向かう。うねりが入っていて"南"は高場の釣座近くまで被っている。"東の裏"に1人"ナカドマル"に1人降ろして最後に残っていると「どこ行く?」と船長。「"オボレ"どやろ」と聞くと「波あるしな。あかんかったら弁当船で"竜宮"に変わってもええで」ということで決定。

  数年ぶりに"オボレ"に上礁。まずは沖向きに竿を出す。棚3尋で1投目からアタリ。30cmの"グレ"にまずはホット一息。続けてほぼ入れ喰い状態で同型がヒットする。サイズアップを狙って少し棚を深くしてみても、喰ってくるのは同型。外道でたまに"ベラ"が掛かってくる。型が変わらないので裏の水道に場所替え。ここは、同型のグレに混じって"アカジャコ"がちらほら。しばらく攻めてみたが表の方が期待がもてそうなのでまた戻る。弁当船が来て"ナカドマル"に乗っていた客が磯替えついでに弁当配り。「どうです?」と聞かれて「コッパやけど入れ喰いですわ」と言うと「"ナカドマル"は"サバッコ"で釣りになりません」とのこと。船長が「どうする?」と聞いてきたが、「ここで」と合図すると去っていった。

  その後もポツポツ "コッパ" が喰ってくるが同じサイズばかりで飽きてきた。島を一周してポイント探し。"コムケ"向かいのゴロタ場に移動。ここも入れ喰い。少しマシな引きでこの日一番の34cmがヒットした。最後まで喰いは落ちず退屈はしなかったが満足感はないまま終了。ま、これまでボウズ続きだったことを思えば贅沢な話ですわ。

  この日、"カガリの東"の裏は"尾長グレ" 45cm、"口太" 48cm、"真鯛" 55cmと大爆釣。ドンビでも"真鯛"が2匹上がっていた。帰りはのんびり半分散った桜を眺めながらのドライブ。次週に期待!

2012年4月7日(土)
  このところ毎週土曜日に天気が崩れ、大荒れに。先週も週半ばから天気予報を見てあきらめムード。1週空いて、久しぶりに釣り日和の土曜日。仕事が終わるやいなや誠丸に予約電話を入れた。7時を回ってマッチャンから電話。「明日、行かはります?」「行くよ。HI氏は?」「引越し準備がまだ出来てなくてアカンみたいです」とのこと。12時に1190号で出撃。マッチャンを拾って梶賀に向かう。吉野を過ぎたあたりから雪がチラホラ。「4月やで。桜も咲いてるのに」などと言いながら登っていくと次第に吹雪いてきて、大台の手前では積りだしていた。トンネルを抜けると雪は納まり、新しくできたトンネルが開通していてペースが上がる。4時半には梶賀に着いた。4月だというのに結構客が多く、駐車場は満杯。仮眠所前に車を止めた。

  事務所が開いて、HI氏のことなど談笑していると不吉な影。久しぶりの嵐を呼ぶ男マッサン。あの雪はどうもこの男のせい?定刻に出船。"ドンビ"から降ろしていき、次は"カガリ"に向かう。ダンナは"ナカドナル"に上礁。"西"に着けたあと、マッサンと連れが"南"に、MM君たちが"東"に上礁。最後まで残った2人に「どこ行く?」と船長。"カガリの中"が空いているので、「"中"」と指差すと、「"オベラの高場"もあるで」と選択をせまられたが、"ヒラスズキ"も試してみたかったので"中"に上礁。まずは、ルアーロッドを取り出し、さらしにキャスト。反応なし。30分ほどあっちこっちに投げてみたがノーバイトだった。その後は、ふかせつりに切り替えたが、終了まで全くアタリなしのPB(パーフェクトボウズ)で終了。

  この日"カガリ"は、"東"で朝のうちアタリがあったものの、その後はどこもPB状態。対して"ドンビ"は"真鯛""グレ"ともにそこそこの釣果で皆さんニコニコ。マッチャンは前回に続き"見張りの奥"に上がったそうで、バラシありの35cm 2匹という釣果だった。帰りは、下北山の桜は満開。「今日は花見に来たんや」と悔し紛れにつぶやいていると、大台手前でまたまた吹雪。嵐及ぶ男恐るべし!

2012年3月24日(土)
  前日の夕方マッチャンから電話。「明日、行かはります?」「いくよ」といつものトークで始まったのだが、突然「HI氏が転勤ですわ!」と衝撃の一言。詳しい話は道中でと電話を置いた。1時半にマッチャンと合流。もう雪の心配はなかろうと1190号で梶賀にGO!「このところ、"アズキマス""真鯛"とツキすぎてたから何んかあるて言うてたら、転勤でしたわ。福岡なんで釣にはええからその点は喜んでましたわ」とマッチャン。4月10日には引越しだそうで、梶賀へは後1度行けるかどうかだそう。釣友が遠くに離れていくのは寂しいものである。ともあれ無事に梶賀着。

  事務所でダンナを交えてHI氏のことなどを肴に談笑。ダンナも残念がっていた。ダンナはこの日久しぶりに奥さんと店(奥さんの居酒屋さん)の客を4人連れて来ていた。奥さんのリクエストで"オボレ"に上がるそうな。定刻が来て出船。"ドンビ""カガリ"周りに降ろしてマッチャンと2人が残った。「"見張り"行こか」と船長。新エンジンを吹かして全速力。エンジンの音は静かになったようだ。先端は、他渡船に取られていたので、マッチャンは奥のテラスに、筆者は2番に上礁。長らく梶賀に通っているがこのポイントは初めて。船長が「遠投でやって」とマイクで指示。遠投用の仕掛けをセットしてスタート。ガンガン遠投で攻めてはみたが一向にアタリなし。隣の1番では大物を掛けてやり取りしていたが、寄せたところでバラしていた。遠投をあきらめ、張り出した根の先を流してみる。竿1本の棚を沈め気味に探っていると、アタリ。型はともかくうれしい"グレチャン"32cm。久々にボウズを免れた。昼前に35cmを追加して本日終了。

  この日、"カガリ"は絶不調だったが対照的に"ドンビ"で良型が上がっていた。"オボレ"のダンナは絶好調で、40cmオーバーの"グレ"や"イガミ"など大量だったようで、連れてきたお客さんにも面目躍如といったところ。隣で釣っていたマッチャンは35cmまでを3匹お持ち帰りと似たような釣果だった。

2012年3月18日(土)
  先週は誠丸がエンジン載せ替えということで1週間お休み。他の渡船区にでも行ってみようかとも思ったがどなたからもお声がかからず天気も良くなかったのでお休みすることにした。ところが今週も土曜日大荒れ。船は出そうにない。日曜日に行こうかどうしようかと迷った末、誠丸にお伺い。「どこまで波が落ちるかね〜。"竜宮"やと思てきてや」とのこと。予約を入れてしばらくして携帯に着信。S−ダンナだった。「明日どうするん?」「さっき誠丸に予約入れたで」「ほなワシも行こう」で電話が切れた。

  仮眠をして1時過ぎに1190号で出撃。途中、狸にも出くわさず快調にドライブ。5時に梶賀着。ダンナはすでに駐車場に車を停めていた。

  この日、上がった磯は予告とおり"竜宮"1番は他渡船の先客がいたので2番にダンナと上礁。3番にも誠丸がお客さんを上げていた。3番向かいにダンナが入り、沖向きで竿を出す。弁当船まで2番の2人には、お魚さんの反応は全く無し。ところが、お隣の3番さんは、"チヌ"と"アズキマス"(キジハタ)50cmをGETしていた。横目で見ながら「なんでやねん」と2人でブツブツ。やっとのことで掛けたのは、"ボラ"だった。ダンナも"ボラ"と遊ぶのがせいぜいで、"コッパ"のアタリすらない。最後に3番さんに2匹目の"チヌ"を釣上げられて、グーの音も出ずギブアップ。

2012年3月3日(土)
  先週は雨の上に波が高いということで釣行は取り止め。今週も週末は波が高そうな予報。とりあえず誠丸にお伺い「波高い?」と聞くと「そやね。明日どこまで落ちるかやね」とのこと。天気は大丈夫なようなので予約を入れた。しばらくしてマッチャンから電話「明日、HI氏も行きますんで」とのこと。1時半に待ち合わせを約した。12時過ぎに1190号で自宅を出発。HI氏宅でHI号に乗り換え、マッチャンを拾って梶賀にGO!後部座席でほとんど寝ているうちに梶賀に到着。楽チンである。波が高いとの予報のわりに客が多く駐車場は満杯。仮眠所のスロープに止めていたダンナが詰めてくれたので、無事駐車場確保。支度をして乗船。港から見た限りではさほど波は高くなかった。出港すると船は右にかじを切り、船長がマッチャンを呼び出す。「"見張り下"だそうです」ということで急いで準備。最初に着けた"見張り下"に3人で上礁。

  筆者が船着の釣座へ、2人は沖向きの高場で竿を出す。竿を伸ばして数投した頃、なにやら高場が騒がしい。見上げるとHI氏の竿が満月ポン。マッチャンが「こりゃあ"真鯛"ですね。大きいっすよ」とはしゃいでいる。当のHI氏はポーカーフェイスながら慎重にやり取り。数分のやり取りの後、マッチャンの差し出したタモに納まったのは70cmのきれいな"真鯛"だった。大仕事をやってのけたHI氏は興奮冷めやらず、「ああしてこうして・・・」とヒットまでの行程を語っていた。「この潮やったらまだくるで」と後の2人も「柳の下」を狙ってみたが、しばらくして潮が変わり「トラタヌ」となってしまった。

  弁当船が海上を駆け回るころ、やっとアタリ。30cmにちょっと足りずボウズ脱出ならず。何とかサイズアップをとがんばるも、そのままタイムアップ。

  またしてもボウズ記録を更新してしまった。今回はHI氏の一人舞台。満面の笑みで記念撮影。帰りの運転ももちろん一人舞台だったとさ。

2012年2月18日(土)
  今週末は、寒気団が降りてきて寒くなるという予報。日本海側では大雪になるとのことで峠の雪も心配。釣行前日どうしようかなと思っているとHI氏から電話。「どうします?」「うーん。北回りでいこうか」ということで決定。誠丸に予約を入れ、餌の解凍もお願いする。1時にHI氏宅でHI号に乗り換え、梶賀にGO!奈良市街を通り抜けたところから雪が降り出した。あれよあれよと言う間に一面の銀世界。HI号は4WDなので安心して運転を任せていたがちょっと道に迷ったこともあり次第にあせりだす。何とか名阪国道にたどり着いてほっと一安心。しかし、名阪国道も吹雪状態。雪は尾鷲まで降り続いた。梶賀は、気温は低いが星空が広がり「あの雪何んだったの?」と拍子抜け。

  出港すると海上はベタ凪。"カガリの東"に上礁。HI氏がワレに筆者は饅頭岩に釣り座を取って釣り開始。潮はゆっくり右に流れて良い感じ。しかし、魚の気配はなくつけえさもとられない状態。2人で「あかんな〜」とぼやいているうちに終了。またもボウズ記録を更新してしまった。

2012年2月11日(土)
  2月に入っても16度台と高かった水温が、今週やっと15度台に落ちた様子。「やっと"寒グレ"本番か?」と期待して誠丸に予約を入れた。マッチャンは仕事でアウトと聞いていたのでHI氏に確認の電話を入れると「マッチャン、行く言うてますよ」とのこと。「鬼の居ぬ間作戦」は合えなくボツ。12時過ぎに1190号で出撃。途中でHI氏を拾って、羽曳野でマッチャン号に乗り換え、梶賀に向かう。会社の送別会をノンアルコールで切り抜け釣行にこぎつけたマッチャン「尾鷲釣り大会も最終日やし、がんばりました」ですと。今週も峠越えは問題なし。5時前に梶賀着。来るはずのないマッチャンを目にした船長も「今週アカン言うてたのに。好きやのう」と一言。

  定刻10分前に乗船。船長が近寄ってきて「3人バラバラで行くか?ヒジヤンどうする?」「バラバラでええよ。修行場、試してみたいし」と回答。マッチャンはいつもの"東の裏"を希望。出港した船は、"カガリ"に向かって一直線。"南"にダンナとHI氏を降ろし、"南""中""東"と着けていく。"オベラ"方面を渡し終わって最後に"修行場"に渡礁。垂直に切り立った崖がそのまま海面下に続くドン深の磯。その磯際を流していくが、なかなか反応は無い。たまに餌を盗られるが、餌盗りがかじっているようだ。ようやくアタリが出て、魚を掛けたが、20cmほどの"マアジ"。「何でこの時期に"アジ"なんや」とぼやきながら竿を振り続ける。底スレスレまで落として、喰わせたが浮かせてみると色が違う。30cmほどの"アカハタ"だった。その後、"アジ"を1匹追加したところで、餌盗りも口を使わなくなってしまい、そのまま終了。

  この日は3人とも玉砕。ダンナも連敗脱出ならず。

2012年2月4日(土)
  ボウズを脱出できないまま2月を迎えてしまった。先日の3時頃、誠丸に問い合わせ。「明日行きたいけど、山の雪はどう?」「山は真っ白やけど、今日来た客はスタッドレスやったら大丈夫や言うてたで」とのこと。節分なので「鬼(ボウズ)は外、福は内」と何とか連敗を脱しようと神頼み。恵方巻きも食べていざ出撃。HI氏はこの日も仕事ということで、マッチャンと2人で1時に出発。竹ノ内街道で奈良に向かう途中から雪が舞いだした。「これは峠ヤバイんとちゃう」と心配しながら走行。ところが、吉野あたりからは雪は上がり、峠付近に残雪があったものの、そこからは路面も乾いていてスイスイ。4時半には梶賀に到着。予想より客は多く、すでに駐車場は満杯。仮眠所前のスロープに駐車してしばし仮眠。船長が到着して事務所で談笑。ダンナは駐車場にあぶれて港に車を停めているそうな。

  定刻に出船。この日も梶賀側の磯から上げていく。"ドンビ"に3人降ろして、"カガリ"に向かう。"南"にナッチャン・ニッシーカップルを降ろした後、"東"に上礁。マッチャンが例によって船着に釣り座を取ったので、マンジュウ岩から竿を出す。潮は左から右へ良い方向へ流れているが、少し早すぎる。竿1本の棚から徐々に落として探っていく。数投目でアタリ。32cmほどの本命。6連続ボウズ阻止となる嬉しい1匹。サイズアップを狙って同じ棚を流してみるが単発で終ってしまった。徐々に棚を深くして探ってみるが沈黙の海。弁当船にはダンナが手伝いで配り役。「どや?」と聞かれて「小さいの1匹。そっちは?」「"西"もあかんワ」とのこと。「昨日は、ワレで釣れてたで」と船長がマイクで言い残して去っていった。弁当を食べた後、お薦めのワレに移動。しかし、釣れたのは、"カワハギ"1匹だけ。ふと横を振り返るとマンジュウ岩でマッチャンがやり取りしている。40cmクラスの"グレ"をGET!ワレを諦めて、船着に移動。直後またまたマッチャンヒット。40cmクラスの"尾長グレ"。続けて"口太"を釣り上げ笑いが止まらないマッチャン。「観音周りで釣りましょか」と嬉しいお言葉に「ほいほい」と便乗させてもらった。同じ流れに乗せて流していくのだが、ヒットするのはマッチャンばかり。"サンノジ"45cmの後、バラシがあって、アタリが遠のいてしまった。筆者は粘って、何とか"サンノジ"を釣ったが、そこで無念の時間切れ。

  この日、ドンビではMM君が49cmを釣りあげ、"南"のナッチャンニッシーも"チヌ""グレ"をそれなりに釣っていた。ダンナは付き合いよく不調街道一緒に歩んでくれている。2月に入り、やっとのことでボウズを逃れ、魚の引きも味わえた。次週は仕事でマッチャンはお休み。鬼の居ぬ間のナンチャラといきましょか。

2012年1月28日(土)
  今年は、正月から比較的暖かい日が続き、そのせいか紀東の海水温がなかなか下がらない。今週は寒波が日本列島を襲い、水温も低下して"寒グレ"盛期突入を期待してマッチャンと釣行。峠の雪を心配していたが、予約を入れると「今日来た客が無い言うてたで」と船長。1時に待ち合わせて梶賀に向かう。ほとんど雪を見かけることもなく、大台を越えて上北山村に到着。道の駅で運転を交代し、マッチャン号のハンドルを握る。代わってすぐに前方を横切る動物が・・・。見たくは無かったがフサフサの尻尾をフリフリ"お狸様"のお通り。「あかん。もう釣れる気がせん。帰ろか?」というと「僕は気になりません」と冷たいマッチャン。モリモトで餌を仕入れていると、タケチャン・ハマチャンコンビが顔を見せる。森本氏はマスク姿で「インフルエンザ貰てしもた。長居せんほうがええよ」とおっしゃるのでさっさと店を後にした。5時前に梶賀着。遅れてダンナも到着。事務所で談笑後、港に降りる。

  出港すると船は"見張り"を目指す。タケチャン・ハマチャンとKI氏を"先端"に降ろし、もう1人を"奥のテラス"に降ろした後、"カガリ"へと取って返す。"東"の前でマッチャンにお声がかかり、「一緒に行くか?」と聞かれたが、なんとなく「"南"」と答えてしまった。"東"にもう1人下ろした後、"南"に上礁。ダンナは"コスギ"に行ったようだ。"ちょっと高いとこ"に釣り座をとり、3尋半の棚から探り始める。水温は先週と比べて多少下がってはいるがまだ餌盗りが多く、付餌が持たない。仕掛けを重くしてドンドン棚を深くするが、竿2本まで落としても餌盗りの猛攻にあう。"低いとこ"や"高いとこ"からも竿を出してみるが、状況は変わらない。「ならば」と日頃は手を出さない"西"との間のワンドを試してみる。数投目にスウッとウキが沈んだ。が、15cmほどの"ミニグレ"。「贅沢は言わんからもうちょっとサイズアップして」と打ち返すがその後は反応なし。弁当配りを手伝いながら情報収集。"東"の裏で竿を出すマッチャンは「あきません。表で"尾長"が釣れたみたい」とのこと。"オベラ"の釣り人もお手上げとのこと。船長に釣況を伝えると「棚、浅いから"尾長"が喰うんよ。段シズ、バンバン打って沈めてみ」とのこと。アドバイスにしたがって段シズバンバン仕掛けで遠投を試みるが、根掛かり多発。

  スルーっと時は流れて、早昼過ぎ。遠投遠投で腕が痛くなってきた。もう一度、浅い棚から探り直していくと1本半の棚でウキが沈んだ。ドヨーンとした引きはあるが、魚であることには間違いない。で、上がってきたのは35cmほどの"イガミ君"。ちょっと嬉しい。続けて"グレちゃん"28cm。30cmには満たないが、かなり嬉しい。「サイズアップサイズアップ」と呪文を唱えながら打ち返すが、非情のタイムアップ。PBは何とか逃れたが、ボウズはボウズ。

  この日、好調だったのは"見張り下"。KI氏が48cmをしとめており、タケチャンも50cm近い"真鯛"と40前後の本命を釣っていた。ハマチャン1人が"コッパ"しか釣れなかったとのことでややふてくされ気味。気持ちは良ーーーーくわかる。マッチャンはやはり昼の一時だけ"コッパ"が来たと言い、"コスギ"にのっていたダンナも「あかんかったわー」とのこと。タヌキのジンクスはいまだ健在。どこまで続くボウズ街道。あーあ。

2012年1月21日(土)
  前日、波浪注意報が出ていて、波4mの予報。先週、HI氏と釣行を約束していたので、誠丸にお伺いをたててみる。おそるおそる「波高そうやね」と聞くと「高いけど湾内やったら今でもいけるで。明日何処まで落ちるかやね」とのこと、「ほなとりあえず2人でお願いします」と予約を入れた。マッチャンも出撃OKとのことで、3人で梶賀に向かう。この時期としては気温が高く、峠にも雪はなくスイスイ。

  大荒れの天気予報でも駐車場にはすでに3台止まっている。波の音がかなり大きく駐車場まで響いてくる。先着していたダンナに「こんな日よう来るわ」などと他愛もない会話を交わしていると船長登場。「思たほど、波落ちんかったな」と前途不安な一言。「ま、なんとかなるでしょ」と乗船。湾内に向かうかと思ったら"カガリ"方面に梶を切る。"カガリ"はかなり上まで波に洗われていてとても落ち着いて釣ができる状態ではない。「ヒジヤン裏行くか?」と聞かれたが首を横に振る。するとマッチャンが手を挙げ特攻志願。上下する船首から無事着地成功。"丸石"に1組降ろして湾内に向かう。"竜宮"はすでに他渡船が1人上げていたが、「ヒジヤン・HI氏行くで」と"1番"に上礁。ダンナは隣の"2番"に渡礁した。

  HI氏が右よりの"ハナレ向い"に釣り座をとり、先端の他渡船客を挟むように船着に釣り座を構えた。足元の磯際や竿2本ほど沖の根際を探っていくが、餌盗りの猛攻になすすべなし。ダンナも「餌もたんわ」とお嘆きモード。弁当船が来て、HI氏に配達すると"ソーダガツオ"がバッカンに入っている。「何でこの時期に釣れたんでしょ」とHI氏も困惑気味。魚っ気が出てきたかと、打ち返すがやはり餌盗りの反応だけ。人の気配に振り返ると「小さいですけど」と"チヌ"を持ったHI氏。35cmほどだが羨ましい。時は流れて終了間際。「こんなん来ました」とHI氏。見れば45・6cmの"アズキマス"(キジハタ)。絶句。最後まで粘ってはみたがPBで終了。 マッチャンはウネリの中でがんばって、30cm後半の"グレ"を3匹ものにしていた。HI氏とマッチャンの記念撮影をダンナと肩を並べて見物。年が改まって以来4連敗。今年はどうなってしまうんやろ?

2012年1月14日(土)
  金曜の夕方、帰宅途中にHI氏から電話が入った。「明日、行かはるんでしたら一緒させてもらいます」「マッチャンは?」と聞くと「明日、夜の現場で無理みたいです」とのこと。誠丸に2人で予約を入れた。12時過ぎに1190号で出撃。とはいってもHI氏宅でHI号に乗り換え、1190号はお留守番。往路はずーっと運転はお任せでラクチン。4時半には梶賀に着いた。S−ダンナの横に車を止めて、しばし仮眠。車の音に目が覚め、見回すとすでに事務所が開いていた。船長に挨拶し、談笑。この日は前日から泊まりのOZ師匠と、お久しぶりのM君もいて賑やか。「水温急に上がって、あんまり良うないで」と船長。にわかに暗雲がたれこめた。

  定刻となり港に降りる。「"見張り"行くか?」と船長に聞かれ「うーん。"ナカドマル"でええし、あっち(三木里)方面」と回答。港を出て、"見張り下"に向かう。ここでMM君を含む3人を降ろし"カガリ"に向かってまっしぐら。OZ師匠とM君を"南"に降ろし、"東"でお声がかかった。ダンナにも「一緒に降りたら」と声をかけて3人で上礁。HI氏がワレに入りダンナが船着。マンジュウ岩に釣り座をとった。水温上礁のせいで餌盗りが元気。付け餌は毎回盗られるがアタリは出ない。しばらく粘ってみたが、見切りをつけ裏のテラスに移動。右には船着から竿を出すダンナがいる。しばらくしてダンナの竿に強烈なアタリ。ドラグが滑り、竿先が海面に突き刺さっている。何とか竿を起こそうとしているが、魚が先手を取って走り回りラインブレーク。「ごっつかったなー」というと「止まらんかったわ。"真鯛"やろな」とダンナ。筆者にもアタリがきたが、30cmに満たない"グレ"でボウズ脱出ならず。裏でしばらく粘ったが「潮右に動き出したし、表でやりや」というダンナの勧めで再び表に移動。しかし、その後も泣かず飛ばずで終了。

  この日、"カガリの中"では、40cm前後が数枚釣れており、"東"がダメだったのはなぜなのかは謎である(腕に決まってるやん)。断った"見張り"でも小型ながら数は出ていて、何やら後手後手に回っているような。今年に入って怒涛の3連敗。いつになったら連敗脱出できるのか、請うご期待!!

2012年1月7日(土)
  マッチャンとHI氏は昨日から"鵜来島"に行っている。一応お誘いはあったが、仕事の都合で参戦できずで「うらめしい!いや、うらやましい!」。ま、こればっかりは仕方がないと、梶賀に単独釣行。(行けるだけ幸せかと)2代目1190号とは初の長距離ドライブで、それはそれで楽しみではある。3時間ほど仮眠をし、1190号に乗り込む。万一を考えて伊勢道回りで梶賀へGO!。凍結を心配しないで高速道路をドライブするのはストレスがかからず予想以上に快適。峠のクネクネもなく、紀勢自動車道が大内山まで伸びたこともあり峠越えとほぼ変わらない所要時間で梶賀に着いた。

  事務所横の駐車場は満杯で、仮眠所の横スペースに駐車。朝食のパンを齧っていると船長が車で通りかかり「車、替えたんか?」「うん」と立ち話。予約しておいたボイルオキアミを受け取り、このところ絶好調のK弟氏や久しぶりのOZ師匠を交えて事務所で談笑。定刻になり出船。この日も最初は梶賀磯に向かう。"チェーン"にK弟氏を降ろしただけで"カガリ"に向かってUターン。"東"にOZ師匠と上礁。先週、調子の良かった船着に釣り座をとって際を探っていく。OZ師匠はワレで竿を出している。潮は右に当て気味にゆっくり流れている。餌は付いたままだったり、餌盗りらしき齧り痕があったりで本命の気配は薄い。それでも根気よく流していると、ゆっくりウキが入っていった。少し加速したところで合わせを入れる。「ん?」根掛りしたように、魚が動かない。竿をあおるとグングンと大型魚が抵抗する手応えは伝わってくる。どうも根に張り付かれたようだ。強引に竿を立てたところでハリスが根に触れたようでプッツン。今年の初バラシをやってしまった。しばらくして、潮が逆に流れ出して、付餌もとられない状態に。OZ師匠の御機嫌伺いに行ってみると、「当て潮が強うて釣りにならんわ」とのこと。

  弁当船の後、潮が止まってしまい沈黙の時間帯。なーんも反応なし。表を試したり遠投してみたが、全部ハズレ。昼過ぎ、反応のない仕掛けを回収しようとリールを巻くと、根掛かり・・・かと思っていると、グングンと魚の手応え。朝方の一発と同じ手応えで、壁に張り付いたまま居食いしていたようだ。ともかく壁から離すため竿を立てて巻きにかかる。竿をあおると魚が浮いたようで、リールが巻ける。「よし!出た」と気合を入れてもう一度巻いたところで竿先の重量感がなくなった。「ばれた!!」ガビョーン。頭にきて「クッソー!」と(小声で)叫んで、竿を海面に叩きつけた。(竿先をちょっとだけ)仕掛けを回収して見てみると、鈎外れ。喰いが浅かったようだ。これにて本日終了。2週続けてのPBとなってしまった。

  OZ師匠もアタリのないまま終了。ただ、師匠とじっくり今の梶賀の状況など、釣りの話ができたのは大きな収穫だった。この日、水温が下がったとのことで、本命の40cmオーバーは顔を見せていなかった。帰り道は峠越え。途中、休憩がてらマッチャンに電話を入れると、「"グレ"は40cm半ばやったけど、"フエフキ"の60cmが釣れましたよ」と楽しんだ様子。次回の釣行で詳しい土産話が聞けそうだ。

2012年1月3日(火)
  明けましておめでとうございます。つたないHPですが本年もお付き合いのほどよろしくお願いします。 大晦日はボクシング、元旦はサッカー天皇杯決勝のTV観戦で暇を潰し、年末のお約束通り3日初釣ということで電話を待っているとHI氏から着信。H「アケオメ。明日、行きますよね?」ひ「アケオメ。予定通りやけど?」H「マッチャン年末、ギックリ腰でダメみたいです」とのこと。「年明けそうそう大変やな」と言いながら1時半に合流を約束。

  誠丸にも「2人で行きます。マッチャンは新年そうそうギックリ腰でアウトらしいわ」と予約を入れた。1時前に1190号で出撃。HI氏の自宅前で改めて新年のご挨拶。荷物をHI号に載せ替えて梶賀に向けてGO!「マッチャン行くそうですよ」とHI氏「マジ?」。などといいつつマッチャン宅へ。家の前には釣道具が並んでお待ちかね。ヨタヨタと出てきたマッチャンに「アケオメ、大丈夫なん?」と聞くと「痛い痛い言うてたら嫁に『釣行ったら治るやろ!』と言われました。鎮痛剤飲んだから今は楽です」ですと。ともあれ、改めて梶賀に出撃。R169の雪は、心配したほどでもなく峠に少し残っていただけ。モリモトで「アケオメ」。梶賀には5時に到着。先着の車は4台と以外に少ない。朝食にパンを食べていると船長登場。またまた「アケオメ」。ギックリ腰のマッチャン登場に船長も目が点。支度を終えて出船。「"ドンビ"先着けるし。"カガリ"は後で行くから後ろの席に座ってて」と船長。"ドンビ"の後"松の下"に着けたところで前がなにやら騒がしい。覗いてみると誰かが海に落ちたらしい。ソフトクーラーバックを抱えて磯際にプカプカしている知らない顔のオジサン。船長の「荷物放して泳いで来い」という呼びかけに応えず、磯によじ登ろうとする。何度目かのチャレンジでやっと磯に這い上がった。船を着けられない場所なので、「そこにおれよ」とマイクで怒鳴り、やっと"カガリ"に向かう。"西""南"と降ろしたが"東"は他渡船に盗られており、3人が船着に固まっている。「ヒジヤン、ワレ空いてるし行け」と強引に船着け。仕方なく上礁した。"中"にHI氏を渡し、マッチャンを裏のテラスへと3人を包囲してしまった。

  さて新春第1投の前にやることがある。コンビニで買ってきた日本酒を取り出し開封。海に注ぎ、拍手パンパン。安全祈願(決して大漁祈願ではない)を終えて第1投。潮はゆっくり右に流れている。「ええ潮やん」と期待が膨らむ。と、ウキが消し込んだ。反射的に合わせを入れるが、コンと竿先に抵抗を感じたもののすぐに軽くなってしまった。仕掛けを回収するとチモト切れ。?何なんでしょ?。気を取り直して打ち返すがその後は何の反応も無しで初釣終了。(ちょっと端折りすぎかと思うが、本当に全くアタリ無し)新年そうそうPB(パーフェクトボウズ)を喰らってしまった。

  マッチャンは、朝のうちに45cm、昼過ぎに43cmと40オーバーを2匹も釣って大満足。HI氏も35cm前後の"グレ"2匹に"イサキ"を釣り上げご満悦。一人蚊帳の外で新年早々落ち込んでしまった。

  初釣吉例(どこが)の一句

初釣や ギックリ ポッチャン 丸坊主 めでたくもあり めでたくもなし

こんなもんでかんべんして!


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