2014年7月5日(土)〜 12月28日(日)

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2014年12月28日(日)
  2014年の釣り納めは単独釣行。マッチャンはHI氏と鵜来島へ遠征中。筆者は27日が仕事なのと、年の暮れに2日も遊んでると少し具合が悪いので泣く泣く断った。29日は天気が崩れるとの予報だったので、客が多いのを覚悟で予約を入れる。峠にも雪はないとのことで、1時に1190号出撃。道中まったく雪を見かけず5時前に梶賀着。客は案の定多く30人ほどか、港に駐車し出港を待つ。まだ暗い中乗船すると「ヒジヤン」と声が掛かり目をこらすと大仏産のようなシルエット。マッサンや〜〜!この時点で "グレ" の坊主は確定。

  出港した誠丸は、"ドンビ" に寄ってから "カガリ" に向かい順に下ろしていく。"オベラの三角" でお声が掛かり上礁。あまり得意とする磯ではないが、人気のあるポイントではある。「正面から左側を釣ってね」と言って誠丸は去って行った。ここではまじめにフカセ釣りをする以外ない。ゼロスルスル仕掛けをセット。撒餌を撒いて手前から探っていく。

  コツンときたアタリを合わせると "タカベ" が喰っていた。撒餌を撒いても姿は見えないがその後3連荘。ただ、付餌はタナまで落ちているようなので、通常のウキフカセ釣りにチェンジ。棚を落として探っていくとウキに変化が。合わせるがほとんど引かない。ヘロヘロと上がってきたのは "コガネスズメダイ"。グレ鈎8号がおちょぼ口にきっちりかかっている。次は "カゴカキダイ" これも普通は鈎掛りしないおちょぼ口。どないなっとんねん!昼を回っても状況が変わらないので、"真鯛" 狙いの遠投深タナ仕掛けに変更。打ち返すが反応はない。終了間際の1時半、「HPに "三角" はペケだったと書いちゃろ」などと考え事をしていると、ズボッとウキが沈んだ。「え?うそ」と思わず発して合わせを入れた。グワンと大型の手応えがあったが、次の瞬間高切れでバラシ。跳ね上がった竿先で道糸がヒラヒラ。ショックでしばし呆然。「ペケなのは釣り師の腕だった」チャンチャン。

  この日、"グレ" は中型がちらほらといったところ。T君が "真鯛" 65cm、K弟氏が歳なし "チヌ" を釣っていた。「良いお年を」と声をかけて梶賀を後にした。


2014年12月13日(土)
  今週も先週に引き続き風が強そうな尾鷲方面の天気予報。晴れだが気温は低いということで「おっしゃ行くぞ」とはならない。それでもマッチャンから「行かはります?」と電話が入れば「ほいほい」と乗ってしまう。今週もマッチャン号で梶賀に向かう。「先週よりは風が弱いと思うけど」などポジティブな会話が弾む。賀田インターを降りて、あと少しで梶賀というところで車の前に毛がフサフサの獣が!これだけもろに見たのは久しぶりの狸くん。そうでなくても釣れていない "グレ" なのに、これでボウズ確定。

  朝の時点で先週よりは風は弱く "カガリ" にも行けそうな雰囲気。目論見通りマッチャンと2人で "カガリの東" に上礁。裏のテラスに降りて仕掛けを準備。まずは "グレ" 狙いのフカセ釣り仕掛けからスタート。オベラ向きに釣り座をとり、撒餌をパラパラ。付餌をゆっくりそこまで沈めていくが、そのままで帰ってくる。たまに齧られるが "キタマクラ" の仕業のよう。表のマッチャンも同様の様子。フカセを中断してズボ釣りを試してみる。ズボでもアタリはすくないが、"ガシラ" "ベラ" が喰ってはくる。いきなり竿を曲げてあわてさせてくれたのは "アイゴ" 35cmだった。奥の手、"イガミ" 狙いのホンダワラ仕掛けもこの日は反応無し。

  水温が急に落ちたため魚の活性が悪かったこの日、どこの渡船のHPも大した釣果は載せていなかった。マッチャンは年内はこの日が最終日とのこと。筆者も次週は都合でちょっとお休み。最終週に釣り納めってとこかな?


2014年12月6日(土)
  12月に入っていきなり寒くなった今週。本格的な "寒グレ" シーズンに突入に「寒さなんてへっちゃらだい」と元気な釣りバカオヤジは行く気満々。そこへもう一人の釣りバカオヤジからお誘いの電話。2時に迎えに行くということでお約束成立。ところが餌の解凍をモリモトに頼んだところで「雪積ってるかも」との情報。急ぎマッチャンに連絡を取ってスタッドレスをはいているマッチャン号に変更。仮眠をとって1時に1190号で出撃。マッチャン号に乗り換えて、梶賀に向かう。吉野を越えたあたりから道路脇に雪が見え始め、橋の上などはツルツル状態。(実は寝ていてマッチャンから聞いた話)しかし上北山村の前で乾いた路面に替わっていた。5時に梶賀着。ここでマッチャン「磯靴忘れた!!」と一騒動。ダンナの予備を借りて一件落着。

  「風がきついし、風裏の梶賀磯行くで」と船長。出港すると "見張下" にまっしぐら。底物のニッシーと上物一人を1番に下し、3番にマッチャンが上礁。次に向かった "シノダバエ" でお声が掛り上礁。実はここではいい思いをしたことがない。まっ、ブツブツ言っていても仕方ないので、フカセ釣りの支度をする。潮は右から左に "見張" に向かって当て気味に流れている。潮に乗せて流していくが、すぐに餌を盗られてしまう。海中は餌盗だらけの様子。その上、潮が当て潮になり釣りにならなくなった。見回り船が来たら磯替えしようと竿を畳んで待っていると、ダンナを乗せた誠丸がやってきた。「風が強おてここが一番ましやし、ここにいたら」と船長。ダンナも「ほかのとこはひどい風や」とのことで思いとどまる。「裏のわれめで "ガシラ" をやってみ」と船長が言い残して去っていった。ズボ仕掛けをセットし裏の溝を探ってみるがノーバイト。潮はまた右から左に戻っている。できれば手を出したくなかったホンダワラ。奥の手を使用した。するとアタルアタルで10回ほどアタリがあり、6匹釣り上げた。同時にフカセ釣りもしていたが、餌盗にやられっぱなし。またまたホンダワラの威力を思い知らされた。

  マッチャンも同様にホンダワラに救われた様子。次回からはまじめに "グレ" 釣りにいそしむため、ホンダワラ禁止。なんちゃって〜。


2014年11月30日(日)
  土曜日は午前中雨の予報。金曜の他渡船のHPには「波高く湾内の釣り」と掲載されていた。恐らく翌日も残ると思われるので、土曜の釣行は回避に傾く。そこへマッチャンからのお誘い。マ:「明日、どうされます?」、ヒ:「明日、雨やし日曜日にしいひん?」、マ:「日曜ですか」、ヒ:「一回まことに電話してみたら」ということで一旦お預け。一時間後「明日は雨やしウネリも残るみたいですわ」とマッチャンから電話。日曜釣行に決定。翌日、11時ころダンナに電話を掛けてみる。ヒ:「どないでっか?」、ダ:「いつもんとこのってるわ、今、雨は止んでるけど "コッパ" ばっかや」とのこと。(実は良型 "グレ" "イガミ" を釣っていた)夕方予定通りマッチャンから電話。2時に待ち合わせをした。1時に1190号で出撃。マッチャンを乗せて梶賀へGO!道中アッチコッチで鹿を見かける。中には併走するやつもいるのでペースダウン。5時過ぎ梶賀着。

  マッチャンが「久しぶりに "見張下" に行ってみたいです」とのこと。出港前に船長に告げると、"カガリ" 周りを下し終えて "見張下" に向かってくれた。マッチャンを下した後「"ハナレ" 行こか」と船長。今一好きな所ではないがめったに乗ることも無いので上礁。低場でやろうと思ったら「上に上がらんと道具流されるで」とマイクで船長。「はいはい」と荷物を磯の横から高場に持ち上げて乗せる。そこまでは問題なかったが、50度ほどの角度がついた1.5mほどの斜面を上るのに一苦労。数年前には平気で上り下りしていたのだが、言いたくはないが歳ですわ。

  "ドンビ" との水道は、時折サラシで真っ白になる。こういう時に強いズボ釣り仕掛けをセット。1投目から何かがヒット。下へ下へと突っ込む引きに「オッ?」と期待をしたが、上がってきたのは "イスズミ" だった。"ベラ" "カワハギ" "コッパグレ" "キタマクラ" とアタリはあるがどれも今一。ここらで、一発を狙ってホンダワラ登場。"イガミ" の大型3発GET!磯が高いのでタモ網がギリギリで取り込みに大わらわ。お土産は確保できたので、"真鯛" でも狙ってみるかと、沖向きに深場狙いの遠投を試みる。しかし、喰ってきたのは小型の "ガシラ" と "キタマクラ"。終了間際、ズボ釣り仕掛けにホンダワラを付けて遊んでみると、これが意外に面白い。最初、竿先にコツコツとアタリが来てしばらくするとグイーンと持っていく。1枚追加して本日終了。

  マッチャンも "イガミ" 5枚。やはりホンダワラを手放せない今日この頃なのでした。

2014年11月22日(土)
  3連休はおおむね晴れの予報。初日に釣行を予定していたが、問題ないようなので誠丸に予約を入れた。直後マッチャンから同行の申し入れ。1時半の待ち合わせとした。仮眠をとって、0時半に1190号出撃。5時前に梶賀着。

  支度中、携帯電話を忘れたことが発覚。船長とダンナに「携帯忘れたし、電話かけても家で鳴るし」と告げる。出船すると沖向きは結構うなりが残っている。マッチャンは、底物師と一緒に "カガリの東" に上礁。"コナベ" "オオナベ" と下していって、「"南" 行くか」と船長からお声が掛る。波の高い中無事上礁。とりあえず、ルアーロッドを取り出し、"ヒラスズキ" のご機嫌伺い。アッチコッチにキャストを繰り返すがこの日はご機嫌斜めのよう。スルスル仕掛けに切り替える。しかし、スルスルでは仕掛けが馴染まずタナまで付けエサが入っていかない。重い仕掛けでドーンと沈めようとウキを物色。ガビーン!予備の道具が入ったウエストバックを車の中に忘れてきている。とりあえず1個だけあった1.5号のウキに1.5号の中通しオモリをつけて竿2本のタナを探ってみる。数投したが反応無し。手前を流して根掛りでウキロスト。これだけ波があるとホンダワラでの "イガミ" も釣り辛い。"南" ではズボもできんし・・・。磯替え!

  竿を畳んで、見回り船に「磯替え」を申し出ると「もったいないのう。誰か連れてくるわ」と "コナベ" から若いのを1人連れてきた。入れ替わりで船に乗り込む。「どこ行くの?」「"マンジュウ”でも」と言うと「うん」と船長。"マンジュウ" に上礁。さっそくホンダワラをつけて "イガミ" を狙うが、左に潮が速くてすぐに流されどうも "イガミ" には早すぎて喰いが悪いよう。フカセ仕掛けで流すが、やはり不発。仕方なく奥の手、ズボ釣りを試みる。水温はすでに20度を切っているのでどうかと思ったが、意外にアタリが多い。"カワハギ" "ベラ" "コッパグレ" に良型の "メバル" などが喰ってくる。突然ガツンとアタリが来て、なかなかの引きに思わず「やってもうたんチャウ?」とにやけ顔。しかし、姿を見せたのは "タカノハダイ" の大型40cmオーバー。その後は、ズボの喰いも悪くなり終了。

  携帯にウエストバックと忘れ物で楽しみ半減。とまではいかないが、やはり装備は万全で臨みたい。ダンナとマッチャンはそれぞれ "イガミ" などお土産満載。「お疲れさん」と梶賀を後にした。

2014年11月15日(土)
  天気は良さそう今週末、波は何か月ぶりかの凪のようだし行くしかないと、誠丸に予約電話。マッチャンからも同行の電話が入り、いつものとおり1時半に待ち合わせを約束。ところが、モリモトに餌の予約を入れたとき「トンネル工事の通行止めで、通れる時間が短いんよ」との情報。3時から30分の開通時間を狙うため、待ち合わせ時刻を12時半と変更した。11時半に1190号で出撃。マッチャンを拾って梶賀へ向かう。さほど急いだつもりはなかったが、2時半に下北山を通過、通行規制のトンネルまではもう少し。30分も待つのは退屈なので、迂回路に入る。少しの遠回りと、狭いクネクネ道を抜けると20分で五郷に着いた。時間を気にしなくて良いから、来週からは迂回路になりそう。4時前に梶賀着。仮眠所の布団に潜り込む。5時には目が覚めた。ダンナも到着し、談笑。乗船すると「マッチャン "東" 行こか」と船長。2人で "カガリの東" に上礁。海面は久しぶりのベタ凪。望みうすとは思いながらルアーをセットしキャストするもまったく反応なし。早々に切り上げて、フカセ仕掛けをセットする。"中" 寄りの釣り座から竿を出したが、やはり反応無し。裏のワンドでズボ釣りとホンダワラ以外は一通り試してみたがまったく釣果がない。見回り時に磯替えを頼んでみた。空いていた "オベラの波被り" に磯替え。

  上礁して、まずは "イガミ" 仕掛けを用意。"底物場" 向きに竿受けをセットし、ホンダワラを刺して投入。もう1本、スルスル仕掛けの竿をセット。沖向きのポイントに流していく。最初に釣れたのは何とこの時期に "メイチダイ"。15cmと小さいので写真を撮ってリリース。来年大きくなって会いに来てチョ。次は、竿先が引き込まれ、重くはないが中々の引きで "シマアジ" 25cmが上がってきた。次いで30cmの "アイゴ"。25cmの "グレ" とポツポツではあるが竿を曲げてくれる。10時を回って "イガミ" 仕掛けに反応が出始めた。ズルーーと沈むを待って合わせを入れるとかなりの手応え。"イガミ" も45cmほどになると引きも強烈。しばらくして同サイズを追加。終了間際、スルスルのボイルオキアミに "イガミ" がヒット。30cmほどだったので浮こうとして鈎外れ。で終了。

  マッチャンは "東" の裏で "イガミ" を5枚。「この時期 "イガミ" しか釣れんのかー」とご不満の様子。ダンナは "ドンビの裏" で五目釣り。水温も20度を切ってそろそろ "グレ" シーズンインちゃいまんのん。

2014年11月8日(土)
  ふらっとよろけたような台風が波風だけをたてていった今週半ば、週末は何とか収まりそう。そろそろ予約電話を入れようかと思っていたところへ携帯電話がピロピロ。「まだ、仕事中なんですけど、明日行かはりますよね」とマッチャン。1時半にお迎えに行くこととなった。誠丸とモリモトに予約を入れ仮眠。12時に起きだし12時半に1190号出撃。R169はすれ違う車も少ない。時折、鹿を見かけるのでゆっくり安全運転。モリモトでホンダワラを仕入れて、4時過ぎに梶賀着。しばし仮眠。5時にはダンナも到着し、事務所で談笑。今日は沖磯にも渡れそう。

  出港すると "カガリ" に向かう。落ちたとはいえ、大潮の満潮とあって波はかなり高い。「"東の裏" 行くか?」と船長。「あいよ」と底物2人に続いて降りる用意をしたが、2人降りたところで「(波高いし)やめときや」と船長。どうしても行きたいということも無かったので、気長に待つことにした。一通り下し終えて、船中はマッチャンと筆者のみ。「どこ行く?」という船長に「"東の裏"」とマッチャン。見に行ったがすでに他渡船にとられていた。「そんじゃ、"マル秘磯" 行ってみて」と筆者。空いていたのですんなり上礁。マッチャンは一つ手前の磯に上礁した。まずは、フカセ釣りからスタート。手前に撒餌を撒いて、少し沖をスルスル釣りでゆっくり落としていく。潮は左の湾奥に向かって流れている。3投目に竿先が引っ張られ、手の平サイズの "コッパグレ"。それから餌盗が多く、スルスルではアタリが取れないので、ズボに変更。潮の高いうちは高場から竿を出す。撒餌が効いてくると "ベラ" がちょっかいを出してきて、次に "アカハタ" の20cmが喰ってきた。小さいのでリリース。その後も結構活発にアタリがあり "イトフエフキ" "カワハギ" "アイゴ" "ガシラ" などが竿を曲げてくれる。"アカハタ" も次第にサイズアップ最終的に4匹キープ。マッチャンは見回りで磯替え。潮が引いてきたので、引く場へ移動。ピトンを打ってホンダワラの "イガミ" 仕掛けを置き竿にし、ズボと2刀流。しばらく "イガミ" の反応なし。ズボも "ウツボ" "キタマクラ" といった嫌われ者ばかりになってきた。10時を回ったころから "イガミ" 仕掛けに反応が出始めた。ウキがしもりだし、乗ってはこないまでもホンダワラが齧られている。"イガミ" に集中していると、ウキがゆらゆらと入っていった。合わせを入れるとゴンと乗り、そこそこの手応え。40cmGET!その後、4回当たって2枚GET。ズボにも最後小型の "タマミ" が喰ってきて、そこそこ満足で終了。

  マッチャンは "マルイシの裏" に 磯替えして "イガミ" を2匹。なんやかんやいっぱい釣っていたのはダンナ。"メバル" の大型が美味そうだった。

2014年11月1日(土)
  2014年も早残り2か月。秋も深まってきたが、海中はまだまだ残暑。海水温は20度を切っていない。"グレ" の季節には早すぎる。青物でも回ってくれば面白いが、そんな情報は上がってこない。「やっぱ "イガミ" っしょ」となってしまう今日この頃。迎えた3連休の初日は、曇りのち弱雨の予報。2日目3日目も芳しくないお天気。「どないしよ」と悩んだ結果、「誰かが誘って来れば行く」という何とも他人任せの決定方法。結論から言うとマッチャンとUD氏と同行となった。雨に備えてパラソルをロッドケースに忍ばせた。12時半に1190号で出撃。1時半待ち合わせ場所でマッチャン号に乗り換えて、梶賀へGO!道中ずっと小雨がぱらつきちょっと気が重くなる。モリモトでホンダワラを仕入れ、5時過ぎに梶賀着。雨は止んでいた。とは言え雨降り確実なので、レインウェアを着込む。「波が落ちんのよ」と船長は今週も同じセリフ。「無理して沖いかんでも、湾内でええで」と宣言して乗船。

  港を出て、梶賀側の磯は波柱でドッパンドッパン。これを見て全船三木里側に向かった。ここで、誠丸は左に折れて湾内に向かう。"竜宮" 前で「K弟氏、ヒジヤン行くで」とお声が掛り、船首に移動。そこへ他渡船が割り込んできた。K君は無事上礁。続けて降りようとしたところで「待った」と船長。言いざま船をバックさせた。降りるつもりだったので前にバランスを崩して落ちる格好になってしまった。が、1段下の磯に何とか軟着陸成功。ヒヤヒヤものの上礁となった。

  "竜宮1番" の左端に釣り座をとる。この日は "イガミ" 釣りメインということで、ホンダワラの仕掛けをセット。ピトンに竿掛けもセットし、置き竿の用意も万端。というところで雨が降り出した。かねて用意のパラソルを立てて、クーラーに座ってアタリを待つ。次第に雨が激しくなってきたが、パラソルのおかげで比較的快適。ウキが沈むと竿を持って合わせを入れる。"イガミ" の引きを楽しんで、クーラーに入れて、またウキを眺める。2匹目をタモ入れ失敗でバラした(50cmに近い大型だった)が、退屈しない程度に喰ってくる。ズボ釣りも試したが、"ベラ" のみ。左隣の "2番" で竿を出している他渡船の2人組が竿を曲げることはないなか、コンスタントに釣れ続き、終了時にはクーラーに10枚の "イガミ”が入っていた。

  撤収に順に磯を回る。UD氏は "オボレ" に、マッチャンは "タテイシ" にのっていた。マッチャンは、「"イガミ" で4発バラシました」と言って悔しがっていた。それでも、クーラーの中には10匹。帰りの車の中でもかなりバラシを引きずっていたマッチャンなのでした。

  今回、"イガミ" を "しゃぶしゃぶ" にして食べてみた。薄切にし、湯にくぐらせて、ポン酢でいただいたが、火の通し加減でいろいろな食味が楽しめてgood!お試しあれ。

2014年10月25日(土)
  晴れ、波の高さ1.5mの予報に「明日行きます」と誠丸に予約電話。そのあと予想通りマッチャンから同行の電話が入った。「やっと行けますわ」とすでに戦闘モード。1時半にお迎えに行くこととなった。少し仮眠をして、12時半に1190号出撃。マッチャンを拾って梶賀に向かう。UD氏は、仕事で出撃できず。お土産に「あれとこれ釣ってきて」とリクエストがあったそうな。久しぶりの釣行にマッチャンは躁状態。「どこに上がって何釣ろう・・・」とブツブツ言いながら運転。気持ちは判らんではない。モリモトで撒餌とホンダワラを入手。「まだ荒れてると思うけど」と森本氏。「ほんまかいな」と半信半疑の2人。

  5時前に梶賀着。確かに波の音が大きい。「波がなかなか減らんノンよ」と船長。出船するとなるほど東からの波が残っていて梶賀側の磯では波柱がドッパンドッパン。他渡船も全船 "オベラ" 方面に向かっている。壮絶な磯取合戦が始まった。誠丸は "カガリの東" の裏に着け、ニッシーを下して、"西" に向かった。底物2人に用意をするようマイクで告げたが、思ったより波が被っているので中止。いきなり「マッチャン、ヒジヤん行くで」と "ナカドマル" に方向転換。不意打ちを喰らってあたふたしていると「竿だけ持って降りんかい!」と久々の大喝。竿ケースだけ持ってあわてて渡礁。他渡船も全速で走り回って磯を確保している。「久しぶりにやられたなー」などとボヤイテいると誠丸が戻ってきて、常連のOK氏は "ナカドマル" の裏の右隣りという日頃乗せたことのないところへ上げていた。そのあとに、残りの道具を受け取る。

  マッチャン船着き、筆者は裏のワンドに釣り座をとった。裏のワンドもサラシで真っ白。"ヒラスズキ" が喰ってくるかもと期待してルアー竿を取り出す。波の注意しながら裏表とキャストを繰り返すがノーバイト。根魚に狙いを変更して深場まで落とし込んでると、船着き横でバイトしてきた。ゴンゴンと頭を振るような引き。とこが水道の中ほどで根に入られてしまい動かなくなった。しばらく様子を見ていたが出てこないので泣く泣く道糸をカット。ルアー1個ロスト。

  フカセ釣りでは仕掛けが踊って釣りにならないので、ズボ釣り仕掛けをセット。"キタマクラ" らしき餌盗の猛攻の中、"カワハギ" "ガシラ" がポツリポツリ喰ってくる。しかし、潮が下げてくるとアタリが遠のいた。仕掛けを "イガミ" 取りのホンダワラ仕掛けに変更。しかし、時折齧られるも喰いが悪く、喰いこまない。いろいろ試してみたが、底荒れがひどくこのまま終了。(言い訳やん)

  久々釣行のマッチャンはこの底荒れの中、"イガミ" を4匹釣っていたが、まだまだご不満の様子。次週がんばりましょう。

2014年10月18日(土)
  前回の釣行から約1か月。仕事や台風で釣行不可が続いた。日本海に浮気をしようかともチラリと頭を掠めたが、慣れないところは自信がなく面倒なのでやんぺ。おとなしく台風の通り過ぎるのを待った。週末、ご無沙汰の誠丸に電話 ヒ:「お久しぶり!明日お願い」、セ:「ほんまやノウ。一人か?マッチャンは?」、ヒ:「今のとこ電話かかってこんな」、セ:「弁当は年内無理やし買うてきてな」とのことで予約完。出撃準備をしてボチボチ仮眠しようかと思っていると携帯に着信。てっきりマッチャンかと思ってみてみるとUD氏だった。「明日、行かはります?ご一緒させてください」との申し入れ、「はいはい結構ですよ、じゃいつものところで1時に」ということで同行決定。マッチャンは、仕事でNGとのこと。仮眠をとって、0時に1190号出撃。

  UD氏と合流し、途中で餌とお弁当を仕入れて4時過ぎに梶賀着。しばし、車中で仮眠をとる。コンコンと窓を叩く音に目覚めて、船長に「お早うさん」。「15日も休んでたわ」とお嘆きの船長。釣り師も待かねていたと見え、いつもより多い。

  出船すると海はベタ凪。いつも通り "カガリ" から降ろしていく。"西" でお声がかかったダンナ、あわてて磯に降りて足を滑らせた。岩に縋り付いて何とか落下を免れているが自力では這い上がれない。同行者に何とか引き揚げてもらい無事上礁。次の "ナカドマル" でお声が掛り、さきほどのこともあって、UD氏と慎重に上礁。UD氏が "丸石" 向かいが良いとのことで、船着きに釣り座をとる。まずはフカセ釣りで様子見。何ーーんもアタリましぇん。餌の齧られかたからすると "キタマクラ" しかいないような・・・。"イガミ" 狙いのホンダワラ仕掛けにチェーーンジ!初めて数分でアタリが出始め、35〜40cmまでの "イガミ" を4連発。5発目は浮かせたところで鈎外れ。"イガミ" には満足したので、フカセ仕掛けに戻ってみたが、相変わらず反応なし。UD氏は1発大バラシがあったが、その後は沈黙とのこと。再び "イガミ”仕掛けを投入。しかし朝喰いの良かったホンダワラを齧りもしなくなっていた。昼前、マッチャンから電話「どうです?」、ヒ:「朝、"イガミ" 4つのあとさっぱりや」と回答。仕事が忙しくて行けないとボヤキを一くさり。その後はアタリなく終了。

  撤収船で「マッチャンから電話あったわ」とダンナに言うと「ワシにもあったわ」、UD氏も「掛ってきました」とのこと。釣果がよほど気になったと見える。安心していいよ、たいした釣果じゃございません。

2014年9月20日(土)
  釣行の前々日、マッチャンから電話。「やっと土曜日、行けそうですわ」と鼻息が荒い。「そりゃ、おめでとう。ほんじゃ、明日また電話頂戴」と切った。翌日、かかってきた電話は「明日、UD氏と二人、泊りでやりますワ」と予想外の展開。「そんじゃ一人で行くワ。誠丸にそう言うといて」と携帯電話を切った。長らく仕事で釣りに行けず相当フラストレーションが溜まっているようだ。方や、UD氏は10月に入ると仕事が目白押しで釣行できなくなると先週こぼしており、「釣り溜め」しておこうということのようだ。当日、5時起床。6時前に1190号出撃!したのだが、1190号のご機嫌が優れない。エンジンが1気筒死んでいるようだ。一旦道端で停車して、再始動してみると元気になった。ほっとして梶賀を目指す。下北山でトイレ休憩。エンジン再スタートでまたまた愚図りだす。止まって再スタートしているところでマッチャン一行に追い抜かれた。モリモトで2人と合流。その後、1190号のご機嫌は治らなかった。

  先着の車は2台だけ。その内1台はダンナの車。3人で談笑していると、船長登場。入院明けの奥様の笑顔に一安心。「医者が、動いた方がええて言うてるし」とのこと。UD氏はいつもの "ナカドマル"、筆者は "カガリの東" を希望。マッチャンは、終わったと思われている "マル秘磯" を選択し、それぞれ上礁。"東" には朝釣りでTD氏が底物竿を出していた。スカリを覗くと40cmほどの美味しそうな "イシガキダイ"。他にタイドプールに "イラ" が3匹入っていた。まずは、フカセ仕掛けで "ワレ" のポイントを探ってみる。撒餌をすると黒い小魚がワッと寄ってくる。少し沖に仕掛けを投入すると、2投目に足裏サイズの "グレ" が喰ってきた。餌盗は "コッパ" のようだ。次に喰ってきたのは同サイズの "イスズミ"。早々に表を諦めて、裏のワンドに移動。

  ズボ釣り仕掛けの竿を追加でセットし、ワンドで実釣再開。ここも、"コッパグレ" が多く、合間に "ガシラ" "ベラ" が喰ってくる。しばらく粘ってみたが、サイズアップしない。3時前に裏のテラスに移動。奥の手 "ホンダワラ" で "イガミ" を狙ってみる。"イガミ" 竿を置き竿にして、ズボ釣りもするという "ながら釣法"。しばらくしてアタリがあったのは "イガミ" 竿だった。ウキがゆっくり沈んでいくのを見ながら、ズボ竿を横に置き、合わせを入れる。しかし空振り。餌の大半を齧られていた。"イガミ" がいることは確認できたので、こちらに専念する。さらに一度素鈎を引き3度目のアタリでやっとこさGET!35cmほどの中型だった。その次は、45cmほどの大型でほっと一息。"イガミ" のアタリが遠くなったので再びズボを併用しているとズボにアタリ。「おっ?ごつそうやん・・・おわっ!止まらへん・・・そっちいったらあかん」ブチッ!大バラシ。「なんやねん」と打ち返していると再び「きた。今度は(糸は)出さん・・・出したらアカン・・・アッアッアッ」ブチッ!大バラシ2発目。ヒエーーンと大泣き。ひっくひっくしゃくりあげながら "イガミ" 竿を邪魔にならないように避けて、仕掛けを作り直してズボ再開。ほどなく、「またきたで、今度は釣るで・・・(伸されそうになり)オオーーウオウ・・・おっしゃ持ちこたえた・・・浮いてきたで・・黄色いやん・・ "コロ" や」久しぶりの大物。62cmの "コロダイ" が海面に浮いてきた。タモにはすんなり納まったが、引き上げが重くて大変。写真を撮ってクーラーBOXに何とか押し込んだ。喜びに浸る間もなく、引き続き狙う。すぐにガツンときたが、これは "サンノジ" 45cm。そしてまた「また来た、・・・こいつも捕ったる・・・あああ止まらん・・ちょっと待って」ブチッ!またやられてしまった。これで群れは去ったらしく、その後は "イサキ" "カワハギ" "タカノハダイ" で終了。

  この日は "コロダイ" デーだったようで、マッチャンは50cmと45cm。UD氏も40cmを釣っていた。それぞれバラシもあったそうな。今日は泊りの2人に「1日で満足やし、帰るワ」と言い残して梶賀を後にした。

PS
帰りも不機嫌だった1190号。翌日、主治医に診てもらおうとエンジンをかけると、嘘のように好調な回り具合。しばらく走らせたが、現象が再発しないので、ドック入りは中止。なんちゅうやっちゃ。

2014年9月13日(土)
  先週は、誠丸の奥様が入院のために休業ということで、1週お休み。UD氏から電話があったが事情を説明。手術は無事に終わったとのことなので、とりあえずUD氏を誘ってみると見事に入れ喰い。誠丸に2人半夜で予約を入れた。6時に1190号で出撃。羽曳野のスーパーでUD氏と合流し梶賀へGO!11時過ぎに梶賀着。船長から奥さんの病状を聞く。UD氏はいつもの "ナカドマル"、筆者は "マル秘磯" に上礁。

  最初からズボ釣り仕掛けをセット。のっけから "ベラ" "キタマクラ" "オジサン" などが餌を盗る。合間にルアーロッドをセットして餌木やルアーをキャストしてみたが、ルアーに "ガシラ" が喰ってきただけ。ズボに戻って打ち返す。"アカハタ" が8匹ほど喰ってきたがどれも25cm以下でリリース。"グレ" もコッパばかり。少し良い引きに「来た!」と喜んだのもつかの間、コンコン頭を振るのは35cmの "アイゴ"。"イトフエフキ" "サンノジ" "ウツボ" と喜べない10品目達成。で終了。

  UD氏も今一だったようだが、久しぶりの磯釣りにまあまあ満足のご様子。「"マル秘磯" ももう終わりやね」と船長。「そやね、来週は "カガリ" にでも行くわ、ほな、おおきに」と梶賀を後にした。

2014年8月30日(土)
  8月の最終週。今週も天候は微妙。晴れていても急に土砂降りというようにコロコロかわる。前日の夕方は1日中曇りという予報だったので釣行決定。誠丸に半夜で予約電話を入れる。マッチャンからの連絡は今週も無し。1190号に釣り道具一式を積み込んで、早めに就寝。5時過ぎに起きだし、ちゃちゃっと支度して1190号出撃。道中ずーっと曇り空。涼しさは秋になったようで快適。11時梶賀着。少し遅れてOZ師匠が到着。しばし立ち話。船長が到着し事務所で談笑。ダンナは釣友と "丸石の裏" に上がっているそうな。OZ師匠はダンナの後に入るとのこと。出港した誠丸は、"マル秘磯" に向かう。無事上礁。

  磯も8月だというのがウソのように涼しい。初っ端からズボ釣り仕掛けをセット。撒餌を撒いて戦闘開始。撒餌にゾクゾクと黄色や茶色の小魚が集まってくる。仕掛けを入れると、即餌盗にやられてしまう。セッセセッセと打ち返していると、"カゴカキダイ" ゲッチュ。よくこのオチョボ口で8号の鈎に掛ったものだ。"ベラ" "オジサン" "カワハギ" に "キタマクラ" と常連餌盗も元気。しばらくして、"コッパグレ" も顔を見せてくれるようになった。3時を回って、ガツンと良い引きの魚がかかったが、残念ながら "アイゴ"。先週は4時半過ぎが地合いだったので期待したが、32cmの "グレ" と同サイズの "アカハタ" をキープするのがやっと。最後にガツンとアタリが来たと思ったら "ボラ" で終了。

  OZ師匠はさすがの大物 "ヘダイ" 50cm。このサイズは初めて見た。"オベラの高場" で通し釣りのMN氏は、なんと "メイチ" を3枚。ほかにも "イガミ" "アカハタ" と美味しい魚をGETしていた。これで8月も終わり、「"メイチ" 狙いもまた来年か」と思いながら梶賀を後にした。

2014年8月23日(土)
  前回の釣行から早や1か月。今年は、パラソルも用意し、多少暑くても磯に立つ決心をしていたのだが、台風やお盆の帰省などで結局夏休みを取ったと同じ結果となってしまった。前日の尾鷲の天気予報は、「曇り」から「曇りのち雨」「曇り一時雨」とコロコロ変わりそのたびに一喜一憂。多少の雨は覚悟で出撃を決意した。マッチャンは仕事が忙しいと見えて連絡がない。早めに就寝し早朝5時半に起床。6時過ぎに1190号エンジンスタート。

  曇りの予報の割には青空が続く。「どこから曇ってくるんや?」と思っているうちに梶賀に着いてしまった。先着の車は4台。全て朝釣りの様子。ダンナに電話を掛けてみるが、呼び出し音だけで一向に出ない。船長に聞くと「"マンジュウ" 乗っ取るけど、電話に気つかへんのちゃうか」とのこと。一応 "マル秘磯" を希望して出港。港を出たところで携帯に着信。「(呼び出し音に)気付かへんかったわ。今、1発バラシタわ」とダンナ。「例のとこ行ってみて、あかんかったらそこ行くわ」と言って電話を切った。さてその "マル秘磯"。他渡船の客はおらず、すんなり上礁。

  パラソルをセットして、ズボ釣り開始。餌盗りは "キタマクラ"、"カワハギ" といったところのようで、竿には乗ってこない。たまにゴンと食い込むのは "ベラ"、"オジサン"。一時雨がパラパラしだしたが、すぐに上がってまた青空が覗くという忙しい天気。パラソルに入ったり畳んだりとこちらも忙しい。3時過ぎまで餌盗りが多く、なかなか喰ってこなかった "コッパグレ" が連荘で釣れるようになってきた。ちょっと良い引きだったが顔を見てがっかりの "アイゴ" も掛かってきた。4時半を回って、残り1時間半というところで、コンッというアタリ。小気味よい引きで、茶色っぽい魚体。抜きあげたのは25cmの "メイチダイ"。やっとこさの本命に「待っとったんよ」と声をかけてクーラーへ。次の一投にも同型。次も と入喰いになってきた。6匹釣った後でこれまでと比べて少し重量感のある引き。両型を期待したが30cmの "アカハタ"。1匹、抜き上げ時に落っことして、8匹目を釣り上げた後、パタリとアタリが無くなってしまった。時計を見ると5時。約30分の短い地合いだった。着餌も残るようになり、一発大物の可能性もあり気を抜かずに打ち返していたが、雨がポツリポツリ降り出し、次第に強くなってきた。ポンチョを被ってパラソルに隠れるようにしていたが、撤収時刻も近くなりボチボチと帰り支度。

  港に帰った直後、雷が鳴りだした。危ない危ない。型は小さかったが "メイチ" 7匹は満足できる釣果。船長に腸を出してもらって、「おおきに、ほなまた」と梶賀を後にした。

2014年7月26日(土)
  今年は少し遅い梅雨明け宣言。雨もいやだが、暑いのはもっとつらい。「なら、やめれば」と言われると「ごもっとも」と言うしかない。でも行っちゃうんだよなーこれが!「今年はパラソル買ったし」などと言いながら

  天気予報は晴れで最高気温32度。マッチャンは「来週は行けるかどうか判りません」とのことだったので、電話を待たずに誠丸に半夜で予約を入れた。その後マッチャンから同行のお知らせ。UD氏はお仕事とのこと。翌朝6時に1190号で出撃。この日は遅い車も少なく、順調にドライブ。道の駅で昼食もとって11時過ぎに梶賀着。海を見ていたマッチャン「えらいことになってますよ!」「?」で見てみると、海面近くに霧が起ちこめ、対岸が隠れている。「この時期になんちゅうこっちゃ」と呆然。船長に聞くと「6月くらいにおきるんやけど」とのこと。多少は涼しいだろうと期待して、乗船。"見張り" を希望したお客さんを先に渡して、"マル秘磯" に向う。霧の中はミスト効果があるのか少し涼しい。マッチャン高場、筆者は低場で竿を出す。"チッサイオジサン" がやたらと喰ってくる。他には、"ベラ" 、"コッパグレ"、"カゴカキダイ" などがポツポツ。ガツンと強烈なアタリは "サンノジ" だった。餌は毎回盗られる。"カワハギ" をキープした後小さいながら "メイチダイ" が喰ってきた。マッチャンはここでは珍しい "チヌ" を釣っており、"メイチ"、"アカハタ" なども掛けていた。"メイチ" を3匹釣ったあたりから、上げ潮にもかかわらず喰いが悪くなりだした。それでも打ち返していると、いきなりガツン・ギュンギュン・ギュギュギュイーーーン・ブチッ!大バラシ。根擦れのようでハリスがギザギザ。潮があげてきて低場は波が被るようになってきた。仕方なく湾奥へ移動。"ガシラ" が喰ってきたが顔を見たところで鈎外れ。これで本日終了。

  小さいながら "メイチ" 3枚にプチ満足。バラシた魚は何だったのか?次週に期待?

2014年7月19日(土)
  今週もマッチャン、UD氏と同行。半夜釣りということで、朝6時に1190号で出撃。羽曳野で合流し、マッチャン号に乗り換え。早朝とはいえ、車が思ったより多くノロノロ区間が続く。いつもの道の駅でのんびり昼食をとっている時間がとれず、コンビに弁当を買い込んで11時過ぎに梶賀着。弁当を食べて、支度をする。天気は曇り空。いつ降り出してもおかしくないような黒い雲。涼しくて良いが、できれば降ってはほしくない。

  UD氏は例によって "ナカドマル" へ、マッチャンが "マル秘磯" を希望したので "カガリの東" に上礁。朝釣りの底物師に「どうでっか?」と聞いたが「あきまへん」とのこと。表には見向きもせずに裏のワンドに釣り座を取る。撒餌を入れると相変わらず "サバッコ" が群れている。そこで、壁際に沿って仕掛けを入れていくと、"オジサン"、"イトフエフキ" などのちょっとましな外道がお見えになる。3時頃から雨がポツポツ。"コッパグレ" や "イガミ" なども喰ってきだした。この日初めてのガツンと来たアタリは "イスズミ" 40cm。"グレ" の38cmも竿を曲げてくれた。2発正体不明のチモト切れのバラシ。重量感があり、潜ろうとする引きだったので顔が見たかったが、残念!。撤収時刻が近くなって雨も上がった。最後まで集中していたが、3度目の強烈なアタリはこなかった。

  マッチャンは、"メイチダイ" を35cmの良型2匹を含めて5匹釣ってご機嫌さん。ほかにも "コロダイ"、"タマミ"、"グレ" の40cm弱を釣り上げていた。UD氏は5号のハリスを2発ぶちきられたそうで、ますます "ナカドマル" へのリベンジに燃えている今日この頃であった。

2014年7月12日(土)
  7月の台風では最強と鳴り物入りで登場した8号。意外に早く勢力が衰え、熱帯低気圧に変わってしまった。海の波風も思ったより早く治まり、土曜には出撃できそう。前日の夕方、マッチャンから携帯に電話が入っていたのだが暫く気付かず放置プレイ。あわてて連絡を取って、3人で朝釣り決定。11時に1190号で羽曳野に向う。久しぶりのUD氏に挨拶して、マッチャン号に乗り換え梶賀へGO!今週も鹿があちこちに出没。危なっかしくてのんびり運転もできない。3時半梶賀着。ダンナも少し遅れて今日は1人でやって来た。

  UD氏はお気に入りの "ナカドマル"、マッチャンは日陰で涼しい "マルイシの裏"、ダンナは "マルイシの表" を希望した。「んじゃ、"マル秘磯"」ということで決定。出船した誠丸は、最初に "マル秘磯" を目指す。台風のウネリがかなり残っていて "カガリ" はかなり上まで波を被っていた "マル秘磯" に上礁。大潮の満潮に近い時間帯なので、低場は波を被っているため、高場からの竿出し。夜明け直後の太陽は前方の岡に遮られ朝一の空気は涼しい。釣果のほうはなかなか上がらず、"キタマクラ"、"イトフエフキ"、"ベラ" といった連中が餌をつつく。日が昇り太陽がジリジリ照りつける。正面からなのでパラソルで遮ることができない。時折パラソルで休んでは釣りを続行。潮が引き始め、低場に移動。日陰が確保できるようになり、釣りに集中。"カワハギ" がポツポツ喰ってくる。相変わらず "イトフエフキ"、"ベラ" が多いが、"アカハタ"、"ガシラ"、"コッパグレ"、"オジサン" なども喰ってくるが、一回りサイズが小さい。"サンノジ"、 "アイゴ" がよく引いて楽しませてくれた。10時過ぎ、コンッというアタリに合わせると、キュンキュン良く引いてくれたのは "イシダイ" 38cm。やっと、お持ち帰りを釣り上げ一息ついた。その後は、相変わらずの餌盗り地獄で終了。

  UD氏はバラシ2回、マッチャンは「涼しかったけどあきません」の一言。ダンナは "マルイシ" から "ドンビの島" へ磯替えと釣果はあまり良くなかった。

2014年7月5日(土)
  今週末も天気予報は微妙。ま、梅雨だから仕方ないのだが「曇りのち小雨」で18時から雨マークになっている。マッチャンから電話があり「どうしゃはります?」と聞くので「予報から行くと朝釣りのほうがよさそうやね、船長に聞いてみよか」と船長に電話。「潮の具合は朝釣りのほうがええで」と船長。あまり雨のことは気にしていない様子。「朝のほうが良さそうやで」とマッチャンに再度電話し、朝釣りに決定。11時に1190号出撃。マッチャンを拾って梶賀にGO!道中、猫や鹿、そして狸のように見える獣が数多く見られ、気が抜けない。3時の梶賀到着寸前にも鹿がお出迎え。仮眠所で横になった。40分ほど寝て、支度する。ダンナはお仲間3人と "マル秘磯" に行くとのこと。「何処でもいいや」と乗船。

  出港すると "カガリ" に向う。沖磯は "アジ" が沸いて釣りにならないそうな。"ナカドマル" にOK氏、"カガリの西" にNK氏を降ろしたあと「"東”行くか?」と船長。頷いて上礁。朝釣りの "カガリ" とくればルアーでしょう。ということで、ルアー竿をセット。"中" との間のサラシを引いてみる。マンジュウ岩の沖から引いてきたルアーに引き上げる寸前黒い影が飛びついた。「ヒット!」と叫んではみたものの型は今一。元気に飛び跳ねはしたが簡単に抜き上げたのは "ヒラスズキ" 45cm。その後、"南" まで遠征してキャストを繰り返したがノーバイト。"東" に戻って、沖向きにフカセ仕掛けをキャスト。仕掛けがなじむ前に餌を引っ張られる。犯人は "サバッコ"。20cmほどの鉛筆のように細いやつ。何度投げても同じなので、ズボ釣りに切り替え、裏のワンドに場所替え。多少波が入ってくるが釣りが出来ないほどではない。ここにも "鉛筆サバ" は入っており、真ん中に餌を入れると、すぐに盗られる。壁際に沿って餌を落としていくと、 "オジサン"、"カワハギ"、"イトフエフキ"、"コッパグレ" など何やかんや喰ってくる。そして少し手ごたえあったのは "イガミ" 35cm。これは旨そう。鈎のチモトで切られるバラシも発生。楽しくなってきた。"サンノジ" 45cm、"ガシラ" も顔を見せる。気分転換に、"メイチ" を狙って裏のテラスでも竿を出してみたが、こちらでもガツンギューンブチッ!のバラシ1発。何なんでしょ?合間にルアーを投げてみると40cmほどの "ゴマサバ" がヒット。ちょっと迷ったがこれもキープ。裏のワンドに戻ってみると、"鉛筆サバ" はほとんどいなくなっていた。"イガミ" を追加し32cmの "グレ" はリリース。12時頃に雨が降り出し、あわててレインウェアを着込んで釣り続けたが、外道ばかりで終了。結構竿は曲がり、バラシも2回あって満足満足。

  マッチャンは "マンジュウ" で "チヌ" や "ヘダイ" を釣っていたが、型が今一ということでご不満のご様子。ダンナは "メイチ"、"アカハタ" などをポツポツという釣果。台風が発生しており、次週はどうなることやら。


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