Last update August 31, 2022

英語の冠詞テスト (1)

冠詞テスト 1

脈絡:今やっている仕事よりもっと良い仕事を探したいと思っている。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

I'm looking for [    ] better job.
a) None
b) the
c) a
正解は c)。「もっといい仕事」がどんな仕事であるかは(現時点では)特定されていないため定冠詞は使えない。また、job という単語は加算名詞でもあることから無冠詞で済ませるわけにはいかない。よって不定冠詞がつく。


冠詞テスト 2

脈絡:脅しより愛のほうが良い方法だと思う。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

Sometimes love may not be as effective as fear, but it's still [    ] better way.
a) None
b) the
c) a
正解は b)。2つの具体的な選択肢を比較して、どちらがいいかは特定されているため定冠詞。


冠詞テスト 3

脈絡:悲しそうな顔をしている相手に質問する。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

Hey, why [    ] sad face?
a) None
b) the
c) a
正解は b)。相手の顔のことを指しているため、不特定の顔ではなく特定されているので定冠詞。


冠詞テスト 4

脈絡:歯が痛くなったので歯医者に行かなければならない。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

I need to go to [    ] dentist.
a) None
b) the
c) a
正解は b)。「歯医者に行く」と言えば「かかりつけの歯医者」があるはずなので、「話者の歯医者」となり特定できるので定冠詞。引っ越してきた場合などで「新しい歯医者を探してから治療に行かなければならない」といった特殊な脈絡では a dentist もあるが、普通は the dentist となる。もしくは、銀行や郵便局と同様に、具体的な「歯医者」というよりはその役割や機能を問題にしているため、「~に行く」という脈絡では定冠詞を使うという考え方もできる。


冠詞テスト 5

脈絡:新しい街に引っ越してきたばかりで歯医者を探さなければならない。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

I'm looking for [    ] dentist.
a) None
b) the
c) a
正解は c)。ここでは、新しく歯医者を探しているという意味であるから、どの歯医者を指すかは特定できないため不定冠詞。


冠詞テスト 6

脈絡:標識を無視している相手に「標識が見えないのか」と言う。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

Hey, man, can't you read [    ] sign?
a) None
b) the
c) a
正解は b)。「表示が見えないのか」と言っているくらいだから、当然相手には表示が見えるはず(どれを指しているかわかるはず)だと判断している。よって定冠詞。


冠詞テスト 7

脈絡:その質問をした二人目の学生だった。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

He was [    ] second student who asked the question.
a) None
b) the
c) a
正解は b)。二番目にその質問をした学生は一人しかいないはずで自ずと特定されるため定冠詞。


冠詞テスト 8

脈絡:「第二の選択肢を紹介しよう」という場合。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

I'll show you [    ] second option.
a) None
b) the
c) a
正解は c)。第二の選択肢が何であるかが話者にとっては特定されているが、聞き手にとっては特定されていないため不定冠詞。


冠詞テスト 9

脈絡:彼らはその絵を一般公開しないだろう。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

They won't display the painting in [    ] public.
a) None
b) the
c) a
正解は a)in public で「公然と、人前で」という意味の成句であるためそのまま使う。よって無冠詞。脈絡に関係なく決まっている用例の一つ。


冠詞テスト 10

脈絡:彼女はピアノが弾ける。
次の文章のカッコ内に最適な冠詞を選んでください。

She can play [    ] piano.
a) None
b) the
c) a
正解は b)play the + [楽器の名前] で「楽器を弾く」という意味の成句になっているため定冠詞。脈絡に関係なく決まっている用例の一つで、楽器そのものを物理的に指すというより、「楽器を演奏する能力」といった抽象的なニュアンスが入る。ただし、最近では、特にオーケストラなどでその楽器を演奏している場合などで、She plays piano という表現も見られる。しかし、それはアメリカ英語の傾向であり文法的には認められないとする意見もある。