Last update March 18, 2021

キーワードで探す英語の格言――「食べる」



 An army marches on its stomach.
軍隊は胃袋で行進する。戦い続けるには継続的な食料の供給が必須であるという意味。→ 腹が減っては戦ができぬ

 Bite off more than one can chew.
噛めないほど頬ばるな。噛めないほどの量を口にいれるということで、自分の能力・裁量以上のことをやろうとすること。身の程知らず。→ 鵜の真似をする烏

 Dog does not eat dog.
犬は共食いしない。悪い人間は同じ悪い人間を餌食にすることはない(良い人間を餌食にする)。





 An empty sack cannot stand upright.
空袋は立たない。空っぽの袋は立てて置くことができないように、空腹や貧困の状態にある人間は役に立たない(機能しない)。→ 腹が減っては戦ができぬ

 Eat to live, not live to eat.
生きるために食べ、食べるために生きるな。食道楽になるなという戒め。つまり、「食べる」ことを趣味にしてはいけない、健康のために食べよということ。

 You can't have your cake and eat it.
ケーキは食べればなくなる。ケーキを食べると同時にそのケーキを残しておくことはできないように、相反する都合のよい状態を2つとも維持することはできない。

 Half a loaf is better than none.
半分でもないよりはまし。パン半斤でもまったくないよりはいいという意味で、欲しいものが一部しか手に入らなくても、まったく手に入らないよりはましだということ。

 Hunger is the best sauce. / Hunger is a good sauce.
空腹は最上のソースである。空腹であれば「食べたい」という欲求がさきに立つので、何でもおいしく食べられる。→ 空き腹にまずい物なし

 A hungry man is an angry man.
空腹は立腹。空腹な人間や基本的な欲求が満たされていない人は落ち着かず、いら立ち、うっぷんがたまるものだ。

 Man does not live by bread alone.
人はパンだけでは生きられない。人間が生存していくには、食物や住居という基本的な(物理的な)ものだけでなく、満足感や愛情といった精神的なものも必要だということ。

 One man's meat is another man's poison.
人によっては肉も毒。ある人にとって「食べ物」になるものも別の人にとっては「毒」になるということで、人の好みや考え方は説明できないということ。→ 蓼食う虫も好き好き

 The proof of the pudding is in the eating.
食べなきゃ味はわからない。プディングの味は食べてみなければわからないということで、物事の本質を知るには、それを実際に経験してみなければわからない、あるいは、最終的な結果が出ないとわからないということ。→ 論より証拠

 Too many cooks spoil the broth.
料理人多くしてスープまずくなる。多くの人がそれぞれに口をはさみ、仕切ろうとすると結局よいものはできないということ。→ 船頭多くして船、山に登る

 Way to a man's heart is through his stomach.
心をつかむならまず胃袋から。相手の愛情を勝ち取るには美味しい料理を食べさせよ。→ 花より団子