Last update March 18, 2021

キーワードで探す英語の格言――「成功」



 A chain is no stronger than its weakest link (A chain is only as strong as its weakest link).
一番弱い鎖が強さを決める。鎖全体の強さは、もっとも弱い鎖の強さである。それぞれのメンバーが良い働きをしなければチームは成功しないというたとえ。

 A good beginning makes a good ending.
始めよければ終わりよし。しっかりと準備をととのえ、最初にしっかりやっておくことで、よい結果をもたらすということ。→ 始めよければ終わりよし

 All's well that ends well.
終りよければすべて良し。途中でうまくいかないことがあっても、終わりがよい状態であれば、全体として「うまくいった」と言えるということ。『終わりよければ全てよし』というシェイクスピア (Shakespeare) の戯曲の題名から。

 Great (big) oaks from little acorns grow. / Mighty oaks from little acorns grow.
オークの大木も小さなどんぐりから。大きなオークの木も小さなどんぐりが成長したものということで、どんな大きなものも最初は小さなものからはじまったということ。あるいは、小さな悪い行いもいずれは大きな悪行につながるという戒め。

 He who hesitates is lost.
ためらうものは負ける。即断即決できない者はチャンスを逃し、結局は勝負に負けるということ。

 Hitch your wagon to a star.
星まで馬車を走らせろ。望みは大きく持て。大きな目標を立てろということ。ラルフ・ワルド・エマーソン (Ralph Waldo Emerson) のエッセイから。

 No pain, no gain.
苦労なくして獲得なし。何かを達成・獲得しようと思えば、苦しいと感じるほどの努力が不可欠だということ。→ 虎穴に入らずんば虎子を得ず

 None but the brave deserve the fair.
勇者こそ最上に相応しい。勇敢な者こそが美しい女性にふさわしい、成功にふさわしい。あるいは、最上のものは最上がふさわしいという意味。

 Nothing succeeds like success.
成功ほど成功するものはない。一度成功すると、その経験やリソースを活かして、今後も引きつづき成功できる状況を醸成できるということ。





 Nothing ventured, nothing gained.
冒険なくして獲得なし。何かを達成・獲得しようと思えば、それに付随するリスクをとらねばならない、多少の冒険も必要である。→ 虎穴に入らずんば虎子を得ず

 As one door closes, another one opens.
1つのドアが閉じても別のドアが開く。失敗しても次の機会が訪れる。

 Success depends on your backbone, not your wishbone.
成功はウィッシュボーンではなくバックボーンから。成功を実現するには希望的思考や願うだけでなく、気骨や努力が必要だということ。
backbone は「背骨、気骨」という意味で、wishbone とは、鳥類の二またになっている部分の骨で、食事のときこの骨の両端を2人で引き合い、長い方を取ると願いごとがかなうという骨。

 Success has many fathers, failure is an orphan.
成功には多くの父がいるが、失敗は孤児である。成功に対しては多くの人が自分のてがら(関わり)を主張するが、失敗に対してはその責任を持とうとする者はいない(逃げようとする)。

 Well begun is half done.
最初が良ければ半分完成。はじまりがよくできていれば、あとの工程や作業がスムーズに進む、半分完成したも同様だということ。→ 始めよければ終わりよし

 win the battle, but lose the war
闘いに勝って戦に負ける。小さな成功や勝利をおさめたが、(そのために)大きな成功や勝利を逃すこと。この逆の win the war, but lose the battle もある。

 You win some, you lose some.
勝つ時もあれば負ける時もある。いつも成功するとはかぎらないという、失敗したときのなぐさめの表現。