Last update May 1, 2008

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Last update May 1, 2008



世界中のヘンな英語

Engrish」と称して、日本人や英語を母国語としない人たちのヘンな英語。「Funny English」と検索してみると、英語のネイティブが集めた「笑えるヘンな英語集」のようなサイトが結構あります。しかし、ほとんどのサイトが、同一ソースをネタにしているようで、いまや「ヘンな英語」のスタンダードともいえる傑作(?)になりつつあります。さて、英語圏の人たちのあいだで「失笑」を分け合っている「ヘンな英語」とは? そのうちのいくつかを紹介してみます。ここは、「非英語圏をバカにするな!」などと怒ってみても仕方ないので、いっしょに笑い飛ばしながら、自分への戒めとしたいと思います。(実際、笑えるものがあります。)


Please leave your values at the front desk.
 たぶん言いたいこと 「貴重品はフロントに預けてください。」
 しかしこんな意味に…? 「お客さまの価値はフロントでお預かりします。」

とあるパリのホテルで見つけた掲示らしいです。確かに「貴重品」 (valuables) をフロントに預けるのは、賢いやり方なのですが、「あなたの価値」を預けてしまっては… 「価値」を預けて、人間の「中身」が軽くなった分だけ、身軽になって「旅の恥もかき捨て」か?



The flattening of underwear with pleasure is the job of the chambermaid.
 たぶん言いたいこと 「下着のアイロンがけはメイドにお申し付けください。」
 しかしこんな意味に…? 「喜んで下着を延ばす(平らにする)のはメイドの仕事です。」

ユーゴスラビアのとあるホテルの掲示。とくに、 underwear 「下着」と with pleasure 、そして chambermaid 「部屋係のメイドさん」の組み合わせがいけませんね。何か、 underwear をいじるのが趣味のような意味合いをかもし出しています。怪しい、ですね、これは。





You are invited to take advantage of the chambermaid.
 たぶん言いたいこと 「ご要望など何なりとメイドにお申し付けください。」
 しかしこんな意味に…? 「メイドは、つけこんだりして自由に利用してください。」

出ました、わが国日本のホテルでの掲示。やはり、この chambermaid 「部屋係のメイドさん」。 to take advantage 、人間相手に使うと、正直さにつけこんで利用するといった場合に使われます。 You are invited to ... ですから、もう、「好きにしていただいて結構です」なんてことに…



You are welcome to visit the cemetery where famous Russian and Soviet composers, artists and writers are buried daily except Thursday.
 たぶん言いたいこと 「ロシアやソビエトの有名作曲家、芸術家、作家たちの墓地。毎日訪問可能(だだし木曜日を除く)。」
 しかしこんな意味に…? 「ロシアやソビエトの有名作曲家、芸術家、作家が毎日埋葬される(だだし木曜日を除く)墓地を訪問することができます。」

ロシア教会を横切ったところのとあるホテルのロビー。う〜ん!すごい。有名なアーティストたちが毎日埋葬されるお墓だそうで、毎日のように亡くなるのか、それとも、毎日埋めては掘り起こし、掘り起こしては埋めて… ということなのか。それでも木曜日は休みらしい。



Our wines leave you nothing to hope for.
 たぶん言いたいこと 「これ以上のものはない、極上のワインです。」
 しかしこんな意味に…? 「(夢も)希望もなくなるワインです。」

とあるスイスのレストラン。気持は良くわかります。これ以上望むことはない境地ってことですね。でも、これじゃあ、希望というものが無くなるワイン。天国と地獄は、まさに紙一重。勉強させていただきました。



Ladies may have a fit upstairs.
 たぶん言いたいこと 「婦人用の試着室は二階です。」
 しかしこんな意味に…? 「婦人は二階で発作を起こすことができます。」

とあるホンコンのテイラーショップ。これも、気持はわかります。試着室が二階にあるということなんですが、 a fit というからには、やはり「発作」や「失神」。1階はかなり怖いのでしょうか、「ご婦人方、失神なさるときは2階へどうぞ」。



Drop your trousers here for best results.
 たぶん言いたいこと 「仕上がり最上。ズボンはここでお預かりします。」
 しかしこんな意味に…? 「ここでズボンを下げていただき、最高の結果をお楽しみください。」

バンコクのクリーニング屋さん。いくらベストな結果を期待してたって、こんなとこでズボン脱いでいただいては、やはり、困ると思うんです。「洗濯したいズボンをちょっと預けるだけで…」ということなんでしょうが、普通、 drop your trousers と言えば…。



Ladies, leave your clothes here and spend the afternoon having a good time.
 たぶん言いたいこと 「ご婦人のお召し物はここでお預かりしますので、午後はごゆっくりおくつろぎください。」
 しかしこんな意味に…? 「ご婦人はお召し物をここでお脱ぎいただき、お楽しみの午後をお過ごしください。」

ローマのクリーニング屋さん。上のバリエーションのご婦人版。お召し物をお○ぎになって、お楽しみの午後を(?)。上の例もそうですが、だいたい、ズボンとか服とか具体的に言うからというのもありますね。 laundry としておけば十分だと思います。



We take your bags and send them in all directions.
 たぶん言いたいこと 「お荷物はご要望の場所へお届けいたします。」
 しかしこんな意味に…? 「お荷物を四方八方にお送りします。」

コペンハーゲンの航空券販売窓口。意地悪い考え方をすれば、「荷物をぶん取って、あちこちにばらまいてやる」。いろんな方面に送り届けますという親切な申し出なんですが、いちおう、目的地は一ヶ所だけなんで…。



Please do not feed the animals. If you have any suitable food, give it to the guard on duty.
 たぶん言いたいこと 「動物に餌を与えないでください。ご持参の食物等は、当直の警備員がお預かりします。」
 しかしこんな意味に…? 「動物に餌を与えないでください。適当な食べ物があれば当直の警備員に与えてください。」

ブダペストの動物園。動物にエサをやっちゃいけないのはわかるんですが、適当な食べ物があれば警備員に与えましょう、というのがどうも…。そんなにお腹が空いている人たちなんでしょうか?



Ladies are requested not to have children in the bar.
 たぶん言いたいこと 「当バーでは、ご婦人方のお子さま同伴はお断りします。」
 しかしこんな意味に…? 「当バーで、ご婦人方は子供を産まないようお願いいたします。」

ノルウェーのカクテル・ラウンジ。ご婦人方、ここでお子様をお持ちになるのはご遠慮ください。う〜ん、ここで出産するのがいけないのか、それともここで作っちゃいけないのか… どちらも普通やらないと思うのですが。