鵜来島遠征 2009
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第二日目

  4時起床の予定が、3時には目が覚めてしまった。8時間はタップリ寝たもんね。まっちゃんも起きだしたが、3人は高鼾。全員起きたところで仕度を済ませ、コンビニで朝食を買出しし乗船。昨日、濡れたブーツが気持ち悪い。(しばらくすると慣れたけど)この日の磯割りは姫島周り。船は姫島に向かって一直線。45分ほどで到着。最初にまっちゃんとTKさんが“四人バエ”に渡礁。次に向かった“千畳”にTDさん・SGさんと上礁。“千畳”のポイントは船着と一山超えた沖向きがあるとのことで、沖向きに入ることにした。客を降ろし終わった船が戻ってきて“サメ”避けの“サメの死骸”を海にドボン。(へー。でしょ)船長ありがと!竿を伸ばして、撒餌を入れると餌盗りがワンサカ集まってきた。仕掛けを入れても刺餌はすぐにズタボロ。たまにアタリがあっても“オヤビッチャ”とか“カゴカキダイ”とか。TDさん・SGさんは撒餌に寄ってきた“ウスバハギ”を狙っている。TDさんが“四人バエ”に携帯で連絡を取ると「“グレ”爆釣や言うてるで」とのこと。岬を回っただけでどうしてそれだけの差が出るのかが不思議。SGさんに磯際で強烈なアタリがあったそうだが、あえなくバラシてしまったとのこと。そんな中、少し手ごたえのある引きを味わわせてくれたのは“ナンヨウカイワリ”の40cm。以後はまた餌盗りと遊んで二日目終了。撤収船に“四人バエ”の2人が意気揚々と引き上げてきて、興奮の体で口々に爆釣の様子を伝えてくれた。沖向きでは喰わずに本島との水道で連発したようで、「“サメ”に追われて魚が溜まってたのではないか」ということで全員一応納得。港に戻ってクーラーを覗くと35〜45cmまでの“口太グレ”が17枚。他魚も一杯。バラシも各々数回あったんだってさー。そらエエわなー。



第三日目

  この日の磯割りは“鵜来島”の本島周り。TDさんSGさんのコンビが最初に渡礁。(磯名不明)次にまっちゃんが“三ツバエ”のハナレ、最後にTKさんと“三ツバエ”に上礁。ハナレとは会話可能。TKさんが沖向きに釣り座をとり、筆者は“スベリ”向かいに竿を出す。数投目でアタリがあったが鈎外れでバラシ。その後は、“マツカサ”などの餌盗りが大活躍。 “スベリ”“白岩”といったA級磯も大型を上げている様子はない。そうこうしているうちに波風がドンドン強くなり弁当船で磯替することになった。TD・SG組も非難となり、風裏に移動。まっちゃん今度は断崖絶壁にある幅2m・奥行き50cmほどのマニアックなポイントに渡された。我々2人は、“1番の地”に上礁。TDさんたちは“ドンタク”方面に向かっていった。ここ、“1番の地”前回初日にSGさんと乗って“アオチビキ”に竿を折られた因縁のポイント。リベンジじゃー。船長から「ハリス落としてやってみてください」とのアドバイスがあったので2.5号にダウン。ウキは0でオモリ無しの仕掛けで沈め釣り。潮が潜っているのか案外早くウキが沈んで行く。餌盗りの姿は見えるが付餌は残ってくることもあり、活性は低い様子。「何もこんなー」と思い始めたそのときいきなり竿先が引き込まれた。すさまじいスピードで右に走る。ドラグがすべる音を聞きながら「青物?」と思っていると、最初の激走が止まった。ゆっくり寄せにかかると今度は潜りだした。かなりの重量感だが最初のスピードはない。ジワジワ浮かせた魚体は口が尖がっている。“タマミ(フエフキダイ)”53cmだった。 「よおハリス2.5号で上がったなー」と自画自賛。またしばらくして竿を一気に持って行くアタリ。今度は真下に潜ろうとする。少しずつ意図を巻き上げ浮かした魚はこいつ 言わずと知れた“サンチャン”50cm。このクラスになると大変。息が切れる。次のアタリはどうにも太刀打ちできず、一気にドラグを滑らせ根擦れで勝負あり。この後ハリスを3号にアップしたが、喰いが悪くなり、“カンムリベラ”“オジサン”“ヘダイ”でタイムアップ。TKさんは“イトフエフキ”の小型1枚で嘆くことしきり。最初ハリス5号でやっていたそうで、ソレハ・・・。

  3日間の実釣終了。今回は“グレ”はマルボウズだったが、50cmクラスの引きを6回楽しめた。バラシも7回ほどあり、さすがは“鵜来島”という醍醐味を堪能でき満足できた。



エピローグ

  宿毛に戻り今回の釣果を全員で別け別け。おかげで“グレ”もお土産にできありがたや。帰りもSGさんは一人で運転。途中で温泉に寄り、汗を流して大阪に向かう。吹田の駐車場でまっちゃんの車に乗り換え、ここで3人とお別れ。まっちゃんに自宅近くまで送ってもらって無事帰宅。チャンチャン。

  心配していた天候も、多少吹かれたがおおむね良好で大満足の遠征釣行となった。
皆さんまた次回よろしくネ。



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