鵜来島遠征 2009
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2009年12月13日(木)〜15日(土)

プロローグ

  昨年ドタキャンで迷惑を掛けた某社OBフィッシングクラブからのお誘いで“鵜来島”セカンドチャレンジの機会を得た。前週の土日に用具や着替えを用意し準備万端怠り無し。ところが季節外れの台風が発生し釣行可能かどうかが微妙な按配に・・・。前日までどうなるか判らなかったが現地と連絡を取ると納まる方向でOKが出たとのこと。いやいや、どうなることかと思ったやん。迎えに来てくれるまっちゃん(MB氏)と連絡を取り「行けるみたいやね」「そうですね。良かったですわ」と喜び合い、段取りを確認。

  出発当日(2日)ベル即で退社。しばしの別れに奥様とHUGして出撃(仲、良いっしょ)。8時に迎えに来たまっちゃんの車に乗り込み、京都滋賀組との待ち合わせ場所の吹田に向かう。すでに到着していたリーダーのTDさん・TKさん・SGさんと2年ぶりのご対面。まっちゃんの車を低料金の駐車場に車を預け、SGさんの車で四国に向けてGO!(今回の参加者は5人)

  山陽自動車道⇒瀬戸大橋⇒高松自動車道を一気に走り抜ける。今回もSKさんがハンドルを握っぱなし。タフな人である。車中は、当然釣りの話しで盛り上がり、気分はすでに“大グレ”GETT!!豊浜SAで軽く食事&トイレタイム。SAの軽食メニューは本場“讃岐うどん”が幅をきかせている。ラーメンはあるものの“そば”の文字は見つからなかった。“かき揚げうどん”をすすり、直ぐに乗車、高知自動車を南下する。地道を一時間ほど走って釣具屋に立ち寄り小物を補充。宿毛市内のコンビニで朝食を仕入れ港には3時頃到着。港の餌屋でボイルオキアミと氷を買って荷物を家中渡船に積み込んだ。船室で横になるが眠れる訳が無い。待つこと2時間、5時半に出船。“鵜来島”に向かってGOGOGO!



第一日目

  40分弱の船旅で着いたところは鵜来島本島地磯の“尾長グレ”の巣といわれている有名ポイント“スベリ”(家中渡船の民宿は休業中のため港に寄らず)。横にはこれまた有名な“白岩”がそそり立っている。ここに2名を降ろして次は“水島”に向かう。とりあえず5人全員で“水島2番”に上礁。船着の左にまっちゃん、右に筆者が釣り座を取り、3人は船着で竿を出す。 右がわの釣り座は本来、正面が一段低くなっているところから竿を出すそうだが、上礁時には波が被っていて竿出しできない。この日のタックルは、竿2号・道糸・ハリス3号。ウキは00でオモリ無し、鈎を尾長の8号とした。撒餌に入れる海水に手を水温は高そう。撒餌をパラパラ撒いて実釣開始。数投目、道糸が走り何やら魚が乗ってきた。“グレ”なら40cmクラスの引きだが前に出られず根ズレでバラシ。 こうなることは判っていたのに。次に掛けたら船着にすばやく移動してやり取りする算段をたてる。そしてまた喰ってきた、が!魚にスピード負けし、船着への道半ばでまたもやラインブレーク。挙句に高切れまでやらかし、意気消沈。 バラシはするが高切れはめったにないのに。まっちゃんも“グレ”らしき魚をバラシタとのことで、お仲間。直後“イトヒキアジ”を釣り上げていた。その後、アタリが無くなり地合いが去ったかと思っていたら磯際に黒い影が・・・。げげ!2m近い“サメ”がうろうろ。こりゃ釣れんわな。

9時の弁当船でまっちゃんと磯替えすることになり乗船。“水島1番”が空いていたので上礁。前回小さいながらも“グレ”を釣っている実績磯。まずは、腹ごしらえに弁当を開く。 外向きは風と波で竿出しは無理なので“2番”向きのワンドで2人並んで竿を出す。次第に波風が強まり仕掛けが馴染みにくくなってきたので、00ウキのスルスル仕掛けにG6のオモリを2個追加して沈めていく。しばらくして竿先にアタリ。合わせを入れたところで高切れ。なんでやねん。すぐにまたアタリ。これは良く引いたが海面に浮いた魚体にがっかり。45cmほどの“カンムリベラ”。 この頃から背後の岩に当った波の飛沫が宇和を越えて、頭上から降りかかるようになってきた。我慢をしながら打ち返していると、道糸が走ったと思ったら竿先が海中に突き刺さった。何とか竿を起こしたがかなりきつめのドラグが滑り出す。竿をあまり立てすぎないように気をつけながら引きに耐え、ドラグを少しづつ締めていく。 引きが弱くなったら巻き取る、また引き出されるを繰りかえし何とか浮かせた。茶色に点々。「“コロ”や」と確認したところで、まっちゃんがタモで掬ってくれた。50cmの“コロダイ”GETT!“コロダイ”を釣ったのは初めてで感激。気を良くして仕掛けを打ち返していると、またアタリ。これも良く引く。 「さて何かな?」と浮かせた魚体は黄色。50cmの“ヒブダイ”(別名:黄バンドウ・沖縄ではアーガイといい高級魚なのだそうな)。 そのときはとても美味しいとは思えなかったが取り合えずキープ。 このころから後ろからの波しぶきはバケツの水を頭上から落とされたような激しさになってきた。アタリが遠のいたので少し沖に投げてみると、アタリが出たが遣り取りするまもなく鈎外れ。 この日5回目。ま、この強烈なバラシを味わいに来てるようなものだからある意味本望。最後に“青ブダイ”50cm が竿を曲げてくれ鵜来釣行の初日終了。

  1番の3人はその後釣果に恵まれなかったようで「“サメ”のせいや」とぼやきまくり。40分の船旅で宿毛の港に到着。宿は皆と近くの焼肉屋。2階が民宿になっている。順番に入浴し。5時には夕食。メニューは当然“焼肉”。ビールで乾杯。釣りの話でワイワイガヤガヤ。6時過ぎに部屋に帰って全員バタンキュー。




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