Last update March 23, 2021

キーワードで探す英語の格言――「その他」



 Bad news travels fast.
悪い知らせは速く伝わる。不幸なニュースやトラブルに関する情報は、よい知らせよりも速く伝わるものである。→ 悪事、千里を走る





 Blood is thicker than water.
血は水よりも濃し。家族は何よりも大切である。人は他人よりも血縁関係のある人間に対して責任を感じるものだ。→ 血は水よりも濃い

 Cleanliness is next to godliness.
清潔は敬虔に通じる。身の清潔は心の清潔でもあるから、常に清潔にしておくことが大切だということ。

 Cross the stream where it is shallowest.
川を渡るなら浅瀬を狙え。川を渡るなら最も浅いところを渡れということから、物事はいちばん簡単な方法で行え、物事は難しく考えるなという意味。

 An elephant never forgets.
象は決して忘れない。象は記憶力がいいと言われていることから、人は何でも覚えているものであるという意味。

 Honesty is the best policy.
正直は最善の策。嘘をついたほうが楽な場合や便利な場合であっても、本当のことを言うのがいちばんいいという意味。

 If ifs and ands were pots and pans (there'd be no work for tinkers' hands).
「もし~」や「~なら」がやかんや鍋なら修理屋は要らない。どうにもならないことや馬鹿げたことを願っても意味がない。「もし~だったら」と願望を述べる相手に対して使う。
ちなみに、この ifs の部分は「もし」ということなので意味が通じるが、なぜ ands なのかと言うと、13世紀から16世紀ごろまでは、and には if と同じように、「~であれば」といった条件を述べるための用法があった。

 make a mountain out of a molehill
モグラ塚が山になる。モグラの盛り土(=些細なこと)が誇張されたり、大騒ぎされて「山」のようになってしまうたとえ。

 It never rains but it pours.
降れば必ずどしゃぶり。よいことも悪いことも、起こるときは立て続けに起きる。あるいは、その程度が大きすぎたりはなだしいこと。→ 降れば必ず土砂降り

 A (The) liar is not believed when he tells the truth.
ウソつきは真実を言っても信じてもらえない。ウソをつく者は、たとえ本当のことを言っているときでも信じてもらえないということ。

 Lookers-on see most of the game.
見物人が一番良く知っている。当事者よりも第三者のほうが事のなり行きをよく知っているという意味で、16世紀ごろから使われるようになった表現。→ 岡目八目

 Out of sight, out of mind.
視界の外は頭の外。姿が見えなくなると、考えなくなる(頭からいなくなる)ということで、視界に入らなくなった人や物は次第に忘れられるということ。→ 去る者は日々に踈し

 The customer is always right.
客は常に正しい。「お客さまは神さまです」ということで、ビジネスにおいて顧客のニーズに応えるには、どんなに理不尽であっても、顧客の声に耳をかたむけ、意見を尊重せよということ。

 The grass is always greener (on the other side of the fence).
垣根の向こうの芝生はいつも青い。とかく他人の状況は自分よりもよく見えるものである。省略して The grass is always greener だけでも使われる。→ 隣の花は赤い

 (There is) no rose without a thorn.
どんな薔薇にもトゲがある。どんな良いことにもかならずといっていいほど、好ましくない部分があるというたとえ。15世紀ごろから使われていた表現。