Last update March 22, 2022

スコットランド英語

文法が違う!

文章の作り方にもスコットランド英語ならではの特徴があり、日本の学校で学んだ英文法が当てはまらない場合が往々にしてあるようです。以下、スコットランド英語の文法の違いについてまとめてみました。




 スコットランド人は「進行形」が好き?
他の英語圏に比べてだんぜん使用頻度が多いのが「進行形」。「あなたは来ますね」という推測の文章も "you will come" ではなく "you'll be coming" と未来進行形になり、さらには、「私は水が欲しい」という状態を表す動詞も進行形にして "I'm wanting water" となります。単に「水が欲しい」だけでなく「今まさに欲しているんだ!」という強調や臨場感を表現したいのかどうかは知りませんが、(日本の)英語の試験では「×」になりそうな用法ですね。

 完了形も be 動詞と前置詞 after でカンタン表現
スコットランド・ゲール語の影響で、「have + 過去分詞」で表す「完了形」を「be 動詞+ after-ing 形」でさらっと言いのけてしまう地域もあるようです。たとえば、"He has gone" 「彼は行ってしまった」というのも、このルールに従えば、"He is after going" つまり「行った後」というわけで、"I'm after eating""I'm after telling you" など英作文もラクラク、英語の苦手な人にはうれしいかもしれません。しかし、これも、学校の試験では「×」になるでしょう。

 その他、学校の英語ではNGの例
以下のとおり、まだまだあります(※くれぐれも学校の試験では真似しないようにご注意ください)。

スコットランド英語 一般的な英語 意味・解説
I've got the cold. I've got cold. 「風邪をひいてしまいました。」 一般英語では定冠詞の the は不要。
I go to the school everyday. I go to school everyday. 「私は毎日学校に行く。」 一般英語では定冠詞の the は不要。
My hair is needing washed.
(My hair needs washed.)
My hair needs washing.
(My hair needs to be washed.)
「髪を洗わなければならない。」 一般的な英文法では進行形は使わない。また、needs の後は名詞あるいは to be washed とするのが正しい。
Amn't I invited? Am I not invited? 「私は招待されないの?」 一般的な英文法では amn't は使用しない。
What age are you? How old are you? 「あなたは何歳ですか?」構文的に age = you (人間)となるため論理的に成り立たない。