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Japanese English
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あくじせんりをはしる
悪事、千里を走る
Bad news travels fast.
Bad news has wings.
辞書によっては、"Ill news files apace."といった表現をしているものもありますが、"apace"といった言葉は「文語」ですので現代人にはピンと来ないかもしれません。簡単に"travels fast"といった方がわかりやすいでしょう。

あくせんみにつかず
悪銭身に付かず
Ill got, ill spent.
Easy come, easy go.
「悪銭」のニュアンスがそのまま出ているのは最初の表現ですが、後の表現のほうがより一般的です。簡単に手に入るものはそれだけ出て行くのも早いという意味で使われます。「あぶく銭」を easy moneyといったりします。

あさめしまえ
朝飯前
A piece of cake
As easy as pie
注意したいのは"cake"や"pie"には卑俗な意味もあるということで、女性の前で連発するのはどうかと思います。"cheesecake"にも「ヌード」といった意味があります。

あすのひゃくよりきょうのごじゅう
明日の百より今日の五十
A bird in the hand is worth two in the bush.
"a bird in the hand"は「確実なもの」を表わし、"birds in the bush"は「不確実なもの」を指しています。"kill two birds with one stone"などのように英語の慣用句にはよく「鳥」が登場します。

あしたはあしたのかぜがふく
明日は明日の風が吹く
Tomorrow will take care of itself.
Tomorrow is another day.
日本語の「明日」も同じですが、"tomorrow"にも「未来」という意味があります。下の表現はどちらかというと「明日もあるじゃないか」というニュアンスが強いものです。逆の表現は Tomorrow never comes.

いうはやすくおこなうはかたし
言うは易く行うは難し
Easier said than done.
言動に関する格言はいろいろありますが、行動を重んじるのは洋の東西を問わず変わらないようです。"lip service"は「口ばかりで上手いことを言う」という意味になっています。

いしあるところにみちあり
意志あるところに道あり
Where there is a will, there is a way.
英語から輸入された格言です。"will"を使った別のことわざに The will is as good as the deed. (「何をするにも志が大切」)というのもあります。

いそがばまわれ
急がば回れ
More haste, less speed.
Make haste slowly.
どちらも「ゆっくり急げ」という「速度」を問題にしていますが、日本語は「手段」や「距離」を指しているようです。あまりポピュラーではないかもしれませんが、 Haste trips over its own heels. という表現もあります。

いちなんさってまたいちなん
一難去ってまた一難
Out of the frying pan into the fire.
「小難」を逃れて「大難」に陥るという意味です。"fire"を使った慣用句として go through fire and water「あらゆる危険を冒す」、日本語でも「たとえ火の中、水の中」と言いますが、あの感じです。また"Where's the fire"というと「火事はどこだ?」という文字どおりの意味もありますが、転じて「えらい騒ぎだなあ」というふうにも使います。

いっせきにちょう
一石二鳥
Kill two birds with one stone
慣用句によく出てくる「鳥」ですが、他にも"A little bird told me..."(ある人から聞いた)や"the bees and birds"で「おしべとめしべの話」(つまり子供のための「性」の知識)などがあります。

うそもほうべん
嘘も方便
A white lie
The end justifies the means.
"a white lie"で「罪のない嘘」という意。「嘘も方便」というニュアンスをさらに実質的に表わすと下の表現になります。つまり、目的のためならどんな手段も正当化されるということで、「嘘」も含まれるというわけです。

うわさをすればかげ
噂をすれば影
Talk of the devil and he is sure to appear.
前半の "Talk of the devil," と言っておいて"look who's here"などとつなげる場合が多いようです。 "devil" を使った慣用句も多く、 "between the devil and the deep (blue) sea" などと言うと「にっちもさっちも行かない」ことを意味します。

えにかいたもち
絵に描いた餅
Pie in the sky.
「餅」が「パイ」になっていますが、頭の中だけで考えたものは実際お腹がふくれないのは同じです。同様に「空中楼閣」 "build castles in the air (or in Spain)とも言います。

おなじあなのむじな
同じ穴の貉
Birds of a feather flock together.
どちらかといえば「類は友を呼ぶ」のほうに近い英語表現です。「同じ穴の貉」は、一見違うと見せかけて実は仲間だったという意味合いが強くなりますが、英語はただ単に「同類項が集まる」というニュアンスです。

おにのいぬまにせんたく
鬼の居ぬ間に洗濯
When the cat's away, the mice will play.
日本の昔話に出てくる「鬼」はどちらかというとコミカルなイメージがあります。英語になると「ネコ」と「ネズミ」になっています。どちらも「けむたい存在がいない間にのびのびしよう」という点では言いたいことは同じですね。

おぼれるものはわらをもつかむ
溺れる者は藁をもつかむ
A drowning man will grasp at a straw.
英語から輸入されたと言われています。ところでこの "straw" ですが、 "the last straw" で忍耐や我慢の限界を超えさせてしまう小さな付加といった意味があり、It's the last straw that breaks the camel's back (ラクダの背中を折ってしまう最後のワラ1本)という格言もあります。

おもいたったがきちじつ
思い立ったが吉日
There is no time like the present.
「善は急げ」という意味合いであれば、 Strike while the iron is hot.   Make hay while the sun shines. 、 What is worth doing is worth doing promptly. などと言うこともできます。

おやがおやならこもこ
親が親なら子も子
Like father, like son.
「カエルの子はカエル」とも言いますが、だいたい皮肉っぽく言う場合に使われるのは日英同じです。当然これが母と娘ならば Like mother, like daughter." となります。 "a chip off the old block; という表現もありますが、だいたい良い意味で使われるようです。

おやのななひかり
親の七光り
ride on father's coattails
親だけでなく「誰かの七光りで」という場合に使われます。ちなみに "coattail" というのは「燕尾服のすそ」という意味で、政界などで勢力のある人の服のすそにつかまって何かをするというところから来ています。

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がくもんにおうどうなし
学問に王道なし
There is no royal road to learning.
もともとはユークリッドがエジプト王に言ったといわれる言葉。努力なしに身につける簡単な方法などない、ということです。 "royal road" で「楽な方法、近道」という意味があります。

かてばかんぐん
勝てば官軍(負ければ賊軍)
Losers are always in the wrong.
「官軍」はImperial armyのことで勝ったほうが世の中の支配者となりルールとなるため、「正しい者」となるというわけです。 "Might is (makes) right." とも言い、might と right が語呂合わせになっています。

かねのきれめがえんのきれめ
金の切れ目が縁の切れ目
Money goes, love goes.
Out of money, out of mind.
英語には同様の表現は無いようです。下の表現は『日米口語辞典』からの引用です。 Out of sight, out of mind (去る者日々に疎し)のパロディーのようでおもしろく、ズバリと表現されています。男女間のことだけなら "When money goes, love also goes" などと言ってもいいですね。

かべにみみありしょうじにめあり
壁に耳あり障子に目あり
The walls have ears.
「障子に目あり」の部分は英語には見当たらないようです。耳に関連する慣用句として "be all ears."で「耳を澄ませて聞く」という表現があります。対応するものとして "be all eyes" 「目を皿のようにして」があります。

かれきもやまのにぎわい
枯れ木も山の賑わい
The more, the merrier.
Even a dead tree may serve as an ornament for a mountain.
上の表現はことわざとして存在するものですが、日本語の「枯れ木も」というニュアンスが不在です。あえて「枯れ木」を言うならば、下の表現のように説明するのも良いでしょう。

かわいいこにはたびをさせよ
かわいい子には旅をさせよ
Spare the rod and spoil the child.
昔は「旅」=「苦労」という意味があったのでしょうか。英語では "rod"(ムチ)を惜しめば子供を "spoil"(ダメに)するとなります。

かんにんぶくろのおがきれる
堪忍袋の緒が切れる
It is the last straw that breaks the camel's back.
My patience has run out.
英語にはピッタリのものがありませんが、上の表現を代用できそうです。"the last straw" は「今までさんざん我慢してきたが、最後にちょっとしたことで壊れてしまう」というときに使われます。下の表現や "That's the limit of my patience." は慣用句ではありませんが、わかりやすい表現です。

くさいものにふたをする
臭いものに蓋をする
Sweep the trouble under the carpet.
おエライ方たちの得意技ですが、英語ではカーペットの下に隠すようですね。"carpet" の代わりに "the rug" も使われます。「フタをする」の意の "put the lid on ..." も使われますが、「〜を台無しにする」という意味もあります。

くちはわざわいのもと
口は禍いの元
Out of the mouth comes evil.
口は災いの門ともいい、 The mouth is the gate of misfortune. という表現もあります。 "mouth" を使った慣用句で "have a big mouth" 「口が軽い」、 "He is all mouth and no action." 「口先だけで行動が伴わない」などがあります。

こういんやのごとし
光陰、矢の如し
Time flies (like an arrow).
"like an arrow" を略して使われることが多いようです。一般的に"Time flies." や "How time flies!" などと言います。"Time flies" はもともとはラテン語のtempus fugitから来ています。

ごうにいりてはごうにしたがえ
郷に入りては郷に従え
When in Rome, do as the Romans do.
「郷」は地方・田舎の意味で、住む土地の習慣や風俗に従えということです。「ローマ」を引き合いに出した格言は他にもいくつかあります。 Rome was not built in a day. (ローマは一日にして成らず)、 All roads lead to Rome. (すべての道はローマに通ず)など。

こうぼうもふでのあやまり
弘法も筆の誤り
Even Homer sometimes nods.
弘法とは弘法大師(空海)のことで書の名人だったことから、いかに優れた人物でも時には間違えることがあるというたとえ。ちなみに "Homer" は古代ギリシアの詩人ホメロスのことで、Iliad, Odyssey などの作品を残しています。

こけつにいらずんばこじをえず
虎穴に入らずんば虎子を得ず
Nothing ventured, nothing gained.
冒険をしないと何もなし得ないという意味です。「虎穴」は意味通りでは "tiger's den" ですが、「危険な場所」という決まり文句は "the lion's mouth" となります。

ごじゅっぽひゃっぽ
五十歩百歩
A miss is as good as a mile.
似たり寄ったりであることをいいます。他に the pot calling the kettle black (ポットがやかんを黒いと言う)、下品ですが日本語で言うところの「目くそ鼻くそ」がこれにあたります。

ころがるいしにこけははえぬ
転がる石には苔は生えぬ
A rolling stone gathers no moss.
本来はイギリスのことわざで、転職ばっかりしていると何も身につかないという戒めだったのですが、転じて行動的な人は錆付かないという意味に使われることが多いようです。

ころばぬさきのつえ
転ばぬ先の杖
Prevention is better than cure.
Look before you leap.
あらかじめの準備が大事だというたとえですが、他にも A stitch in time saves nine. 「タイミングの良い一針は後の九針を省く」、 Forewarned, forearmed.「事前の警告、事前の装備」などがあります。



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