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近代英語前期 (Early Modern English) |
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| 近代英語前期(1500〜1700) |
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中英語期に英語の言語構造などの骨組みが出来上がりましたが、近代英語期では、語彙を含め、内面・実質的な充実に焦点が当てられたと言えます。 この時代には、国家としての形も整い、これまでのような他民族による侵略などはありません。1534年にはヘンリー8世 (Henry VIII) が「英国国教会」 (the Church of England) を設立し、カトリック教と決別。また1558年に、ヘンリー8世と侍女アン・ブリン (Ann Boleyn) の子、エリザベス1世 (Elizabeth I) が女王に即位、1588年にはスペインの無敵艦隊 (the Spanish Armada) を破り、後に続く英国黄金時代の基礎を築きます。 大陸より約1世紀遅れて始まったルネッサンス (English Renaissance) により、古典語や古典文学への回帰思想が起こり、「新大陸発見」をはじめとする航海の発達と植民地の繁栄による異文化との接触により、新しい思想や考え方が輸入されました。同時にそれらの新しい概念を表現するために、ラテン語、ギリシア語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、アメリカインディアン語など50種類以上もの言語から、直接・間接的に新しい言葉が借入されています。 さて、新しい概念に対して、「外来語」をそのまま取り入れるか否かという点ではかなり議論がなされました。肯定派は、こういった新しい概念や思想を広く一般に紹介することを目標としており、英語で明確に表現する用語が無い場合、積極的に外来語を取り入れました。否定派は、外来語の使用が母国語の発達を阻害するものとし、当時はもはや使われなくなった古語や方言を持ち出し、無理にでも英語に置き換えようとする傾向も見られました。 科学や医学などの分野では、「英語はラテン語、ギリシア語の足元には遠く及ばない。先進の用語としてラテン語、ギリシア語をそのまま取り入れたほうが合理的」とする「肯定派」と、「自ら優れたものを持っていながら、安直に外国語を使用していくことが果たして良いのか?」という「否定派」との議論は結局「否定派」の意見が優勢となり、ローマ教会におけるラテン語の使用を除いて、一般的には17世紀中には英語中心の表現が定着しました。とはいえ、それでも外来語の流入を防ぐことはできなかったようです。 |
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ラテン語、ギリシア語からの借入例この時代にラテン語やギリシア語から入ってきた語彙です。
フランス語からの借入この時代にフランス語から入ってきた語彙です。
イタリア語からの借入この時代にイタリア語から入ってきた語彙です。
スペイン語・ポルトガル語からの借入この時代にスペイン語、ポルトガル語から入ってきた語彙です。
その他の借入その他の言語から借入された語彙です。
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