Last update July 27, 2016




現在地→ | 英語雑貨屋トップ | 英語用語集 | 英語独学室/Oyajiのライティングコーナー:Formal vs Informal―その違いとは? | 英語資料室 | 英語なんてタコ |
             

Last update July 27, 2016


InformalFormal の違いはここだ (1)

みなさん、こんにちは。いやあ大変な時代になりましたね。今ほんとに問題になってますよ〜、「歩きスマホ」。危ないですよ〜、事故の原因にもなっていますからねえ。そうそう、ここしばらく話題になってたゲームがありましたね。あのゲームのおかげで、グローバルレベルで「歩きスマホ」や勤務中などに夢中になる「ながらスマホ」が広まってきているようですよ。なんでしたかね、ほれ、あのゲーム。どうも、年を取るといけませんな〜、物忘れがひどくなりますよ〜。特に人の名前とかね、物の名前が思い出せないというのが多いですね。家では、家内との会話も「指示代名詞」(Demonstratives) が増えてきましたよ。「ほれ、あれがあっただろう?」「ああ、あれね。そう言えば、あのとき、あそこに置いたわよねえ」とかで通じてしまいますからねえ。良くないですねえ。

あっと ゲームの名前でしたな。そうそう「バケモンGO」とかね。え?文字の間違いじゃないですよ。「ケモン」ね。このサイトではいちおう商品名などは架空にしていますからねえ。「ケモンGO]。なんでも、位置情報を使って、いろんなところで出没する「ケモン」を捜すんだそうですよ。いやあ、ちょっと怖いですよね。何が出るんでしょうね。ろくろっ首とかですかね。なんでも首が伸びるものと、首が抜け頭部が自由に飛行するものがあるようですよ。どっちが便利ですかねえ。後者のほうが遠くまで行けますけどね。でも、それよりも、私ももう年ですからね、将来ボケが入ったときなんかに捜してくれる「ケモンGO」のほうが

あっと、こりゃいけませんな、脱線してしまいました。今日の質問は

Re: Informal と Formal の違い

オヤジさま、こんにちは。

実は、先日、翻訳を依頼してきたクライアントさんから「フォーマル (Formal) な表現にして欲しい」というご要望をいただいたんですが、もうひとつ、英語のフォーマル、インフォーマルの表現の違いがわかりません。一体どこをどうすれば、インフォーマルがフォーマルになるのでしょうか?その違いはどこにあるんですか?

以上、よろしくお願いいたします。

なるほど。「インフォーマル」と「フォーマル」の違い、つまり、「くだけた」表現と「形式を重んじた」言い方の違いということですな。う〜ん これは個人の感じ方もありますからねえ。一概にどこからどこまでがインフォーマルで、どこからどこまでがフォーマルかと言われてもねえ。

たとえば、結婚式にお呼ばれする場合なんかですね、男性なら黒のフォーマル・スーツしか選択肢がないですから簡単でいいんですが、女性の方は大変ですねえ。「何を着て行こうかしらん?」とね、うちの家内もそうですが、いつも悩んでいたりしますよ。でね、たとえばね、 のようなお洋服ではねえ、ちょっと出席しないと思うんですよ〜。これは見るからにハイキングとかですからねえ。インフォーマルなお服ですので、もっとフォーマルにしなさいということになりますね。というわけで、 とかならね、まま、いいでしょうかねえ。ところが、 はどうですかね?まま、フォーマルと言えばフォーマルですけどねえ。このドレスで出席したりすると う〜ん、あまり考えたくないですね。エリザベス女王さんじゃないですからね、明らかに主役へのチャレンジになりますし、第一、椅子に座るにも場所を取りそうですよねえ。

というわけでね、まずね、「フォーマルとインフォーマルの心は?」ということについて考えてみましたよ。え?何のことかわからないですか?つまり、そもそも、なんで「フォーマル」だの「インフォーマル」だの、うるさく言うのかということですよ。面倒くさいですからね。一つの言い方しかなければ非常に簡単なんですけどね。日本語の敬語もそうですね。それはそうと、最近のお若い方々は、自分の両親のことを「父」とか「母」とかいう呼び方で呼ぶ人も少なくなってきましたねえ。テレビのインタビューなんか見ていましてもね、「お父さんが」とか「お母さんが」とか言っていますねよ。もう私の感覚も古いんですかね、「あれ?」と思ってしまうこともしばしばですな。いや、これは「敬語」というより「謙譲語」というんですけどね。

おっと、いけませんなあ。本題に戻しましょう。なぜ、「フォーマル」と「インフォーマル」とか、敬語とか言うかというとですね、それは、ズバリ「相応しさ」というだと私は考えるんですね。つまり、場合に応じて使い分けができるということは、それだけで「豊かさ」や「厚み」を感じるというもんですね。お洋服にしてもそうですね。一張羅(いっちょうら)しかないよりも、何枚も持っていたほうが豊かですからねえ。言語や文化としての「厚み」も大事ですよ〜。なぜ「厚いほうがいいのか?」なんて屁理屈こねちゃいけませんな。そりゃ、なんでも厚いほうがいいに決まってますからねえ。お財布も厚いほうがいいですし、ピザの一切れとかね、ステーキなんかも厚いほうが好きですな、私は。しかし、悲しいかな、成人病予防とかでね、なかなか、こってり厚いものとかが食べられなくなってきていますよ〜。ですからね、みなさん、食べられるうちに食べておいたほうがいいですよお。

ということで、また話が逸れないうちに、「インフォーマル」なスタイルと「フォーマル」なスタイルについて、まず、その対象と用途について考えてみましょう。

上でも述べましたけどね、「相応しさ」ということは、1)コミュニケーションする相手に応じてスタイルを変える。そして、2)何を書くかという用途に応じてスタイルを変えるということなんです。ちょっと、マトリックスなんか作ってみましたよ。 I  というのが「インフォーマル」で、 F  が「フォーマル」を表していますよ。

何をする 誰に メディア スタイル
伝える 家族 メール、手紙など  I 
友人 メール、手紙、オンライン通信など  I 
上司・同僚 メール、手紙、レポートなど  F 
特定の既知の対象 メール、手紙、レポート、通達文書など  F 
不特定多数 通達文書など  F 
オンライン通信など  I 
主張・説得する 家族 メール、手紙など  I 
友人 メール、手紙、オンライン通信など  I 
上司・同僚 メール、手紙など  F 
不特定多数 広告、オンライン通信、セールスレターなど  I 
特定の既知の対象 広告、オンライン通信、セールスレターなど  I 
楽しませる 家族 メール、手紙など  I 
友人 メール、手紙、オンライン通信など  I 
不特定多数 オンライン通信など  I 
特定の既知の対象 オンライン通信など  I 



いかがでしょうか。こういった一般的な傾向がありますということですね。だいたい日本語と同じだと思うんですがね、企業さんから出す情報なんかになりますと、会社案内や技術マニュアルなどは「お知らせ、お伝え」の部類に入りますからね、当然、フォーマルだと思うんですよ。ところが、「カタログ」とか「広告」になるとちょっと違うんですね。特に、一般消費者さんたちを対象にした商品がありますね。いわゆる電化商品というヤツですな。そういう商品のカタログとか広告は、まるで「お友達に商品を勧めるような感じ」で、インフォーマルな言い方になるのが普通ですな。

それと同時に、知らない人が相手でも、インターネットの書き込みとかはどうでしょうね。あまりフォーマルな言い方ではよそよそしいものがありますね。Facebook の書き込みやチャットなどでそんなことしてられませんね。第一、TV とか photo なんかをいちいち television とか photograph などとスペルアウトしていたら面倒くさくて仕方がありませんよね。

ということで、では実際に、お待ちかねの、インフォーマルとフォーマルではどう違うのか、それぞれどんな特徴があるのかをまとめてみましょう。言うまでもなく、日本語に訳すと「〜です、ます」というのがイコール「フォーマル」で、「〜だよ、だね」などが「インフォーマル」というわけではありません。ちょっとそういう単純な図式は外しておいたほうがいいですね。でも、実際、ありますよね。英語のCMなんかを日本語に訳すと、(英語の表現はインフォーマルなものになっていますからね)「〜だよ」とか「〜だね」とかの吹き替えになっている。なんでこう、この西洋人さんに「ため口」をたたかれなけりゃいけないのかな、なんて思ったりすることもしばしばですよ。あんなのは、「〜です、ます」でも「くだけた雰囲気」は十分に出せるはずですけどね。

おっと いけませんな。インフォーマルとフォーマルの特徴をまとめてみると、下の表のようになります。でも、これはあくまでも一般的な傾向ですよ。それぞれ何をライティングするのかという用途や内容によっても違ってくる場合がありますからね。

傾向  I  インフォーマル  F  フォーマル
主な用途  I  親しい間柄の私信、マスコミ関連の内容、広告、DM、一般向けノンフィクション書籍など  F  学術書、研究論文、技術文書、ビジネス用途の文書、会社案内・組織紹介
視点  I  よりパーソナルで主観的  F  より公的で客観的
正確さ  I  あいまいさがあってもよい  F  より正確さを求められる
感情 VS 理性  I  共感を示し感情に訴える  F  内容を的確、論理的に語る
書き手の人称  I  自由  F  三人称を用いる(ただし、レターなどの私信は例外)
読者に対する人称  I  二人称を使う(you)  F  二人称を避ける(one, the reader, the user)(ただし、レターなどの私信は例外)
専門知識  I  専門知識のない相手を対象  F  それなりの知識を持った相手を対象
ユーモア  I  使用できる  F  シリアスに語るため使わない
慣用句  I  スラングや慣用句が使える  F  スラングや慣用句は避ける
短縮形  I  使う→ I'm、can't、don't などを使用できる  F  使わない→ I am、cannot、do not などを使用
省略語  I  使う→ TV、photo などを使用できる  F  使わない→ television、photograph などを使用
文章構造  I  より単純  F  より複雑
1文の長さ  I  より短い  F  より長い
文頭の等位接続詞 (and, but, so, or)  I  使用できる  F  使わない(これらの語で文章を始めない)。また、also も同様
関係代名詞  I  省略できる場合は省略可  F  基本的に省略しない
受動態 VS 能動態  I  能動態が主流  F  より受動態を使用
動詞 VS 動詞派生の名詞  I  動詞を使用  F  動詞から派生した名詞(動名詞や To 不定詞)を使用
ラテン語源 VS 英語本来の単語  I  英語本来の単語をよく使う→ do, get, take, buy など  F  ラテン語源の単語をよく使う→ perform, attain, achieve, purchase など
命令文  I  使用できる  F  使わない。Please ... で表現する
文末の前置詞※1  I  前置詞で文章を終了できる  F  基本的に前置詞で文章を終了しない
ト書き風表現※2  I  使用できる  F  使わない(ただし、レターなどの私信では使う場合もある)
※1:関係代名詞を含む文章の場合、フォーマルでは、下記のように、前置詞の前に置きます。
 I  This is the book which I referred to.
 F  This is the book to which I referred.

※2: I am writing to you to ask you... 「〜のためにこれを書いています」/ This report is going to talk about how... 「このレポートでは、〜について語ります」などの表現。


そして、こういことを頭の中に置いて、イメージしてみると、こんな感じになろうかと思うわけなんです。つまり、この赤の部分が「インフォーマル」で、青が「フォーマル」を表していますよ。それぞれの表現の特徴をイメージすると、こういうことになるというご理解で宜しいかと思いますね。



あっと、これはいけませんなあ。これは、あまりおしゃべりしすぎたのか、長くなってしまいましたね。ここら辺でページを換えて、次のページで、インフォーマルとフォーマル、それぞれの具体的な表現例なんかを見てみたいと思いますからね、ちょっと下のリンクをクリックしてみてください。よろしいですかな?