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InformalFormal の違いはここだ (2)

はい、みなさん、次のページへようこそ。では、続きまして、インフォーマルとフォーマルで使う単語の違いなんてのもまとめてみましょう。日本語でもそうですね。時と場合、相手に応じて相応しい単語というものがありますからね。フォーマルに言うときは、それこそ、「私のおやじ、おふくろが」とか、くどいようですが、「私のお父さん、お母さん」とは言わないですね。「私の父、母」と言います。また、「朝食を取る」とか言う場合もね、マイクロさんのMMワードなんかで漢字変換すれば、「ちょうしょく」も「あさめし」も同じ漢字に変換されてきますけどね、「ちょうしょく」はフォーマルで、「あさめし」はインフォーマルになりますね。

 I  インフォーマル  F  フォーマル 意味
 I  about  F  approximately, roughly およそ、約
 I  ask for  F  request 依頼する
 I  bad  F  damaging, harmful, problematic, troublesome, undesirable, unhealthy, unpleasant, unwanted 悪い
 I  big  F  large, great, major 大きな
 I  a bit  F  somewhat 少し、いくぶん
 I  bring/give back  F  return 返す、返却する
 I  check  F  ascertain, confirm, verify 確認する
 I  come back  F  return 戻る
 I  come/go in  F  enter 入る
 I  come up with  F  arise, discover, produce 思いつく
 I  cute  F  adorable 可愛い
 I  deal with  F  manage 対処する
 I  do  F  carry out, perform, undertake 行う
 I  drink  F  beverage 飲み物
 I  enough  F  sufficient 十分な
 I  find out  F  discover 見つける
 I  get away  F  escape 脱出する
 I  give in  F  yield 屈服する、負ける
 I  give out  F  distribute 配る、配布する
 I  get rid of/take away  F  remove 取り除く、除去する
 I  give up  F  quit 諦める
 I  go away  F  leave/depart 去る、出発する
 I  go ahead  F  proceed 進める、進む
 I  good  F  appropriate, attractive, beneficial, desirable, effective, enjoyable, pleasant, suitable, virtuous 良い
 I  happen  F  occur 起こる
 I  hard  F  difficult, challenging 難しい
 I  keep, keep up  F  retain, maintain 保つ、維持する
 I  look into  F  investigate 調べる
 I  look like  F  resemble 似ている
 I  a lot  F  numerous, a substantial amount, a considerable sum たくさん、大量の
 I  movie  F  film 映画
 I  next  F  adjacent 隣の
 I  quite  F  completely 全くの
 I  pretty  F  significantly かなりの
 I  put up with  F  tolerate 我慢する
 I  rich  F  affluent, wealthy 裕福な
 I  same as  F  equivalent to 同じ
 I  speak to  F  address 話かける
 I  talk about  F  discuss 話し合う
 I  think about  F  consider 考える、考慮する
 I  think of  F  conceive 考える
 I  throw away  F  discard 捨てる
 I  throw out  F  eject 排出する
 I  wait for  F  await 待つ


とまあ、これはほんの一例ですが、こういう単語の使い分けができるんじゃないかということですな。ただし、ここでもね、この表でこの単語はインフォーマルになっているけど、実際にフォーマルで使われてたぞなんてこともありますからね。それぞれ何をライティングするのかという用途や内容によっても違ってくるということですね。ここを理解しておいてください。ということで、一般的に、以下のようなルールが成り立つようです。

1. 英語本来の単語よりも、ラテン語を語源とする単語のほうがフォーマルである
ラテン語源の単語というのは、フランス語などから入って来た単語のことで、たとえば、「難しい」という単語なら、hard は英語本来の単語ですが、difficult は元をたどれば実はフランス語から入ってきているんですね。ですから、この difficult はフォーマルな単語と言うことができますね。

2. 前置詞を伴う言い方よりも、1語ですむ単語のほうがフォーマルである
これはですね、じゃあ、前置詞を省こう!なんてことじゃないんですよ。上の内容にも関連していますが、英語本来の動詞は、前置詞を伴って表現するものが多いですからね。たとえば、「取り除く」という単語なら、get rid of、「見つける」なら find out などの言い方がありますね。これをフォーマルの単語に置き換えると、それぞれ remove や discover などになるわけですな。

これが絶対的にこうだ!というルールではないんですがね、だいたい、こういう傾向があるとご理解いただければいいと思いますよ。





では、具体的に文章をフォーマルにするにはどうしたらいいかですね。前ページでまとめましたが、これはですね、フォーマルなライティングの傾向に近づけるといいわけですな。また、人によって感じ方が違うということですね。ある人は、「これで十分フォーマルじゃないか」と感じる人もいれば、「いやまだまだインフォーマルだ」と思う人もいるんですよ。世の中、ほんと、いろんな人がいますからねえ。

だからですね、ここでは、ひとつ、「フォーマル化」と「フォーマル度」という言葉を使ってみようかと思いますよ。つまり、文章を「フォーマル化」することで、だんだん「フォーマル度」が高まるというふうに考えましょう。よって、最も「フォーマル度」が低い表現は「インフォーマル」だということになります。一番上にある例文が最もフォーマル度が高く、一番下が最も低いという意味ですのでね。

フォーマル度 例文

高い

低い
The accident obliged the traveller to return earlier than scheduled.
accident という人以外の対象を主語にした主体を感じさせない言い方。「戻る」という単語はラテン語源の return を使用。

The traveller was obliged to return earlier than planned due to the accident.
traveller という人を主語にした受動態。「戻る」という単語はラテン語源の return を使用。

The traveller had to go back sooner than planned because the accident happened.
traveller という人を主語にした能動態。「戻る」の単語も go back という英語固有の単語。


高い

低い
Essential measures should be performed at the earliest opportunity.
measures を主語にした受動態。動詞もラテン語源の perform を使用。「必要な」を表す単語も essential を使用。

One should undertake any necessary measures as soon as possible.
人を主語にした能動態だが、主語はより客観性の高い one を使用。

You should do whatever you have to as soon as you can.
You という二人称を主語にした能動態で相手をより意識。as soon as you can でも you を使用。


高い

低い
Please await instructions before transmitting the message.
命令文を使わず、please を使った表現を使用。「待つ」や「送る」などの動詞もより格式ばった単語を使用。

Please wait for instructions before sending the email.
命令文を使わず、please を使った表現を使用。「待つ」や「送る」などの動詞はより口語的な単語を使用。

Don't send the email until you're told to do so.
「〜するな」という命令文と you を使用することで、相手に直接的に語りかけている。


高い

低い
Prior to the Spanish colonization of the Americas, tomatoes were not consumed in Europe.
「〜の前」という単語は prior to というラテン語源の表現を使用した受動態。「食べる」は consume というより学術的な単語を使用。

Before the Spanish colonization of the Americas, tomatoes were not eaten in Europe.
「〜の前」はより一般的な before を使った受動態。「食べる」も一般的な単語を使用。

Before the Spanish colonized the Americas, Europeans didn't eat tomatoes.
before を使った重文だが、どちらの文も能動態で表現。



以上のようなことでね、これを図でまとめると、次のようなことになりますよ。



今回は、私も図なんかも作り、ページも奮発してみたりしてね(別にお金がかかるわけじゃありませんけど)。まあ、まとめとして言うとですね。この「フォーマル」というのは、人間で言いますと、できるだけ「お高くとまる」とか「遠い存在にする」ということなんですね。いや、実際の人間として、こういうお方とはちょっとお付き合いしづらいですけどね。また、できるだけ「ダイレクト」に言わないということでもありますね。ちょっと、こう、いますよね、こんなお方。直接モノを言ったりすると、非常に気にされたり、お気を悪くされるのでね。できるだけ「遠まわし」に「婉曲的」に言うということね。でも、「遠まわし」に言うと、相手も「あ、自分には関係ないや」と今度は言わなきゃならないことが伝わらないということもあったりしてね。フォーマルな英語表現もそうですが、世の中、何かと苦労しますなあ〜。

というわけで、最後に今日の説明をまとめまして「一句」。
それでは、みなさん、ごきげんよう!